妻・奈々子の冒険

龍 晃一 作
第６章　　奈々子恋しい異国の空


　宮本先輩に預けてしまった奈々子が気が気でなかったが遠き異国の空の下でいる。
「奈々子-----奈々子-----」
　と叫んだところで私の胸の苦しみを明かすこともできなかった。昼間の仕事中、交渉事が英語のために意識を集中していなければ意味が理解できなくなるので、奈々子のことは忘れていたがホテルに戻り、一人になると意識は、奈々子のことが気が気でなかった。

　時差があり日本時間とアラビア時間が１０時間位ずれている。夜中に何回か携帯するが奈々子と繋がらなかった。
　日本時間では朝の８時頃と思っていた。１週間目に初めて奈々子の声が聴けた。
「身体は大丈夫か-----」
「大丈夫ですから心配しないで----あなたこそ----」
　元気のない声の様に思えた。
「何度も携帯して貰っていたのですが掛けれなくてごめんなさい」
「そのまま、携帯してくれれれば繋がるから----明日は携帯しますね」

　奈々子は毎日裸で生活させられていた。前半の１週間は先輩の求められるままに口や膣に精液を注がれていた。
　料理や掃除をするときにはエプロン姿で行った。天気の良い日は、裸のまま庭園の散策に連れて行かれた。首には首輪をロープで繋がれて歩いた。芝生に来ると犬の様に４つ足で歩かされる。お尻を持ち上げて歩くことは、苦痛であった。そんな奈々子の破廉恥な姿を次々とカメラやビデオに撮影された。最後は庭の石畳の上で排尿をすることが毎日の日課になっていた。室内で、野外で撮影される枚数が増加していく。

　室内ならばなんとか辛抱できたが、初めて庭に連れ出されるときには抵抗した。誰もいないと分かっていても見られるという意識が身体を熱くした。芝のところに来たときには、愛液が踝まで流れている。手足を洗って座敷に着くと先輩の奉仕が待っていた。

　まずはキスを何回か繰り返すと身体を舌で舐めながら乳首、お臍から肉棒に来る。肉棒を何度も咥えながら陰嚢から蟻の渡りまで舐める。今日は言われるままに男の毛むじゃらな肛門を舐めてしまった。舌にピリーという感覚が走り、ウンチの匂いが残る肛門を舐めながら何度もゲロをしそうになったが耐えることが出来た。

　夫にもしたことがないことを宮本先輩は求めてくる。夫に申し訳ないという思いに悩まされながら麻痺していく奈々子がいる。ここで２週間も一緒に生活すると宮本色に染められてしまう恐れが湧き出てくる。早く帰りたいという思い、娘達は、夫はと気にかかる。３日目、４日目になってくると肉棒に串刺して欲しくて愛液が溢れてくる。
　肉体は疲労しているが子宮は肉棒が欲しくてウズウズしていた。

　肉棒が欲しくて仕方なくなってくると膣に肉棒が挿入された時の快感が堪らなく身体を痙攣させ、痺れせてくる。
　子宮が燃え上がり、失神するほど逝かされると肉体は宮本先輩に焦がれるようになる。肉体が靡いてしまうと心まで宮本先輩に靡きかねなくなっていたい。奈々子は牝になる寸前まで追い込まれていた。考えることは、肉棒で逝かされ、快感に狂うことが唯一幸せになれると思考まで狂わされそうになっていた。

　逝かされても家庭に戻り、娘を顔を見、夫の顔を見ていると意識は現実に引き戻されていた。連泊させられると心のゆとりまで奪われていた。２週間も連泊すると身も心も先輩に馴染まされてしまう。口移しで食事し、口移しでお茶まで飲まなければならない。身も心も完全に支配されてしまう。先輩の奴隷妻として尽くすことは構わないが奈々子の全てを支配されたくないと思っていた。

　ところが８日目からは、先輩の仲間がやってきた。奈々子も大学で見覚えのする顔であった。
「ミス　キャンバスの奈々子を抱けるなんて-----」

　一人は応援団長の田宮であった。夏でも学団を着て闊歩する田宮であった。この男を嫌っていた。もう一人がゴルフ部にいた猪熊であった。奈々子の嫌いな男が二人も来たことで戦慄が走り、身震いしていた。

　奈々子は、朝から上半身に亀甲縛りで緊縛されている。股間には股縄が掛けられ大きな結び目が造られていた。
　キッチンの奥で震えていた。
「御願いです。行かせないで下さい。怖い------」
「何も怖がることはない」

　幾ら足で踏ん張っても縛られている身では何も抵抗できなかった。
「お前たちが会いたがっていた奈々子だ」
「綺麗になっている」
「キスしてもいいか」
「縄は解くなよ----」
　セックスはするなを意味していた。縄尻を貰うと田宮が唇にキスして、舌を啜りだした。猪熊も負けじと乳房に吸い付き、乳首を吸っている。

「憧れの奈々子の味はどうだ」
「股間も吸わせてくれ----たのむよ」
「仕方ないか」
　宮本が割れ目に食い込んでいる股間の縦縄を解くと愛液をたっぷりと含んだ縄がドタッと床に落ちた。

　両脚を開脚すると猪熊が愛液が溢れている股間に吸い付いた。音を立てて愛液を啜りだした。
「この愛液は、美味いぞ----ペニスが元気になる」

後半の１週間は、連日緊縛されて３穴攻めが行われてた。老練なマニアに来る日も来る日も犯され続けていた。奈々子の調教と称して、浣腸され、３穴を肉棒で塞がれ、失神の果てに精液を毎回注がれていた。特に、口では零すことを禁じられている。一滴でも零すと吊り攻めにして犯すと脅かされていた。

　吊り攻めにはされたくない一心で懸命に３人のスペルマを飲み干していた。３穴に肉棒を挿入して犯され続けられたことで妖艶で淫乱な牝に変えられようとしていた。元の奈々子に戻れないのではないかと思えた。奈々子の心配することなど誰も気に留める者はいない。最初の１週間を１ケ月も監禁されているように思えた。全裸でいるので逃げ出すこともできない。
　首には、首輪が付けられている。

　奈々子は人間ではなく、牡を悦ばせる牝ペットにされていた。牡を悦ばせるフェラのテクニック、女上位で１時間以上も牡を悦ばせる為に腰を振り続け、膣を締め付ける訓練をさせられていた。奈々子はフラフラになりながらも男を満足させる為に頑張った。それでも男が正射しなければ、乳房にロウソクの蝋を流され、鞭で叩かれることが何度もあった。

　男が奈々子の膣に精液を吐き出させると解放してくれた。そんなときは死んだように寝るしかなかった。寝ることが体力を回復させてくれる最高の手段であった。
　目が覚めると朝のミルク飲みと言われ、２人にフェラをして口の中に吐き出された精液を飲み干した。飲み干したことでお風呂に入って、身体を洗い、膣の中を洗浄して歯磨きを行い、化粧をすることを許された。化粧を終わらせるとコーヒーとフルーツを飲み食べる時間が与えられた。この時が生きていることを実感できる瞬間であった。

　その後は、緊縛されて吊るされて浣腸されたり、吊られた状態で放置されることもあった。吊られて状態で何度も失禁したことがあった。そんな恥ずかしい奈々子の痴態をビデオカメラが克明に録画していた。
　
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2014.1.18掲載
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