龍 晃一 作
| 第７章 平穏な日々と露出の日々 奈々子は子供達が学校に行き、夫も仕事に行くと残された家で２週間に渡り、セックスを続けてきた肉体が疼いてきていた。連日連夜犯され続けた子宮が悶えている。気にしない様にと思えば、思うほど悶えてくる。 月曜日は何とかその切なさに耐えた。火曜日になると肉体の疼きに耐えられなくなり、自らの指で懸命にクリストスを刺戟した。それで歓喜に満足するが何か物足りなさを感じていた。 奈々子の悶えがピークになったときを見過ごしたように宮本からの携帯が鳴った。 「奈々子、そろそろ我慢できなくなってきたのではないか」 「そんなことないです。大丈夫です」 と言葉では、強がりを言ったが、宮本の声を聴くと条件反射のように愛液が溢れてきた。 「奈々子を満足させてやろうと思っていたのにいいのか----」 「--------お願いです。してください」 「何をして欲しいのか解らない」 「意地悪------オチンチン欲しいの----」 「最初からそう言えばよいのに------１１時に○○公園の時計台の下のベンチで待っていてくれ----それと下着は付けないこと-----判ったか」 「ハイ-----」 昼間の公園に下着を付けないで行くことは恐ろしかった。電車に２駅間乗らなければならない。今１０時である。 ２階に慌てて駆け上がった。水色のミニ スカートに水色のジュケットを羽織った。新しい下着に変えたが脱いでバッグに入れた。 マンションを出て、駅まで８分、股間がスースー感じがしている。駅に行き切符を買って電車を待った。座ると股間を見られる可能性があるので立ったままでいた。駅に着き公園まで歩いて７分位費やした。時計台の下に着いたときは、１１時２分になっていた。 「奈々子、遅刻だね-----」 「そんな---家を飛び出してきたのよ----」 「約束を守っているかチェックする。スカートを持上げて-----」 「ハイ-----」 「もっと、持ち上げて-----」 宮本はお尻を丸出しにするまで持ち上げさせた。陰毛がそよ風に揺れている。奈々子は観られているのではないかと気が気でなかった。そんな破廉恥なことをすることで、股間を濡らせている。ミニスカートを持ち上げたままで、フェラを命じられた。奈々子は早く入れて欲しい一心で懸命にフェラをする。フェラをすると股間から愛液がポタポタと垂れてくる。 「愛液を垂れているのか。奈々子はフェラするのが好きなのだ」 「精液を飲み干したらスカートを戻して、ホテルで入れてやる」 その言葉を聞くと必死で右手で睾丸を刺戟しながら左手で幹を扱き、鈴口を懸命に吸い出した。１５分後には大量に噴火する宮本のスペルマを飲み干していた。 それから奈々子と宮本は、ホテルに行きアヌスを丹念に舐めさせて、膣の中に精液を放出していた。奈々子は焦らされ焦らされて子宮に精液を浴びると痙攣しながら失神していった。奈々子には、焦らせることが最高の効果があると宮本に察知されてしまった。「焦らされる」ことで感情が高まり快感が上昇していった。快感を高めることの奈々子に、「奈々子の中に肉棒を入れてください」 と言わせることで、奈々子は自暴的になりながらも女の弱さを暴露していく。失神したまましばらくは動くこともできないほど悶えていた。このことが病み付きになってくることを宮本は分かって行っていた。 究極の至福と言うものは、ノーマルな状態ではなくて、アブノーマルの状況下で起こりうる。欲しいことを焦らされ焦らされて行うことが最短の方法かも知れない。宮本は、奈々子にこの最高の至福ということを体で教えていた。奈々子も痙攣しながら失神していく過程を肉体が覚えている。 平凡な日常生活、その平凡な生活に満足する者、その日常の平凡さに耐えきれなくて遊びのつもりが本気になって堕落していく人妻も多々いる。若い時のセックスで得る快感と３０代、４０代で得る快感は異なってくる。同じ快感であっても肉体が感じる度合いは異なってくる。 男には、浮気を好むタイプと浮気をしたくないタイプがいる。その浮気をするタイプで、自分は浮気をするが妻には許せないタイプと妻が浮気をしても許せるタイプがある。けれど、このように言われてきたことも過去のことになりつつある。今は女が結婚していても不倫を好むタイプとしないタイプがある。不倫を好むタイプの中に、夫がすると許せないタイプと許せるタイプになるという。 女も男も結婚して２０数年間一穴主義を貫いた人が、ふとしたきっかけで不倫すると制御が効かなくなり、離婚に発展することが多くなっていると週刊誌に書かれていた。ある程度の免疫力を備えておくことが肝要なのである。すなわち、浮気することも完全に悪いとは言えない。 女は男によって調教される。深い快感を何度も得ることで男の魔の手から逃れることが出来なくなる。子供が生まれ、子供が成長すると奈々子のように女を磨くことも大切なことである。人間の臓器や器官は、使用しなければ退化してしまう、新しい男が使用することで臓器や器官が活性化する。そして、締りも愛液の量も感度も増してくる。 奈々子は宮本によって、露出行為で感性が磨かれてきた。露出することで子宮が悶え、燃え上がってくる。女が悶えて入ることが男にも至福の行為となる。人の集まる公園での露出は危険なことであるが、覗かれて刺激を受ける者達もいる。 男と女の愛の行為は、複雑で深度の深いものとなる。宮本によって感性が敏感になった奈々子は、深くて悩ましい究極のセックスをすることになる。 出産をした女は、膣の内壁が敏感になっている。これまで逝くことの少なかった奈々子は毎回、激しく痙攣しながら失神するようになった。失神から覚めると子宮の疼きに更なる疼きを求めてきた。出産で感度が良くなり、露出体験で全身が敏感になっていた。それが露出効果と言えるものなのだ。 出産を経験した３０代の女は、子宮の疼きに耐えられなくなる。男は会社で仕事をすることでストレス漬けになっている。 ストレスが性欲を減退させている。女は夫以外の男に肉体を癒して貰いたくなるのが不倫になっている。不倫と言うことは禁断の果実なのだ。「してはならない」義務感が崩れるとその肉欲に溺れる人妻になる。奈々子はそんな女に成り果てていた。肉欲さえ満足すれば、誰でも良かった。 |
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| 2014.1.25掲載 |
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