龍 晃一 作
| 第９章 奈々子と清水宗治との恋 宮本先輩に預けていたことが、清水になったに過ぎないが私には大きな違いを感じていた。宮本先輩は、奈々子のスポンサーを探していたこと知っていたので嫌気がしていた。清水とは１年契約になっている。 １年が過ぎたので簡単に解除しましょうとは言わない気がしていたが、契約書に契約者当人以外とは決してセックスをさせないという一文を追加した。 清水の言う私の妻であり、清水宅に行ったときは清水の妻になることを容認した。清水は奥さんが他界して３年になっていた。一人暮らしは寂しいこともあるし、妻の面影があって誰でも良いという訳には行かなかった。前妻の面影を持っている人を探していた。それが奈々子だった。 宮本先輩にも清水氏と契約している期間中は奈々子に絶対に会わないことを約束させた。宮本には数人の女がいてスポンサーを探していることもあり、奈々子に手を出すことは難しいと思われた。清水氏から紹介料と言うことで１００万円渡す契約をした時に奈々子には手を出さないことの一筆を追加したと聞いた。 清水社長は奈々子と契約できたことをことのほか喜んでいた。宮本が帰ると２人をスナックに誘ってくれた。スナックで何曲か奈々子とディエット曲を歌い、私が歌っているときに奈々子と踊っていた。私は仕方なく、 「今夜は奈々子と過ごしてください。明日は午前中に帰宅させてください」 とお願いした。 「本当に宜しいのですか。ありがとうございます」 私は奈々子を残して帰宅した。 後悔することもあったが諦めた。これから毎週、清水に抱かれに行くのだからという気持ちになっていた。 翌日の１２時前にタクシーで戻ってきた。大きな紙袋を７個も持って帰ってきた。プレゼントして貰ったと行って喜んでいる奈々子を見た。ブランドのバッグやネックレスやスーツを買ってもらってご満悦であった。 これが男が女を飼いならせるテクニックなのだとは言えなかったが奈々子の気持ちは清水に傾注して行くだろうと予測できた。 このことには一切触れなかった。金曜日に子供が学校に行き、私が出勤するとき、 「今夜はお願いします。これから毎週金曜日には、清水様の妻になってきます」 「判った-----」 玄関で奈々子とキスを交わして家を出た。 奈々子は洗濯物と掃除をすると昼前には清水社長のマンションに行くものと思っていた。 奈々子は洗濯ものを干すと下着まで取り替えた。清水にプレゼントされた真赤なスキャンティとブラのセットを来て、プレゼントされたスーツをきた。駅前まで歩いて行きタクシーに乗った。 マンションに到着するとテーブルの上に１０万円を置いてあった。それを持って近くのスーパーで今夜の献立の買い物をした。１５時には戻ると書いてあった。１４時５０分になると慌てて着ているものを脱いだ。 「全裸でエブロン姿で待っていること」 と書かれていた。 玄関のドアが開いた。玄関に全裸のエプロン姿で待っていた。 「ご主人様、お帰りなさい」 ドアをロックすると、 「奈々子はいい娘だ。言われた通りで待っていたのだなぁ」 手で頭を撫でた。 「言いつけを守ったので褒美をあげる。おいで-----」 奈々子は四足で清水の跡に従った。ソファーの前でスラックスを脱いだ。 「奈々子が欲しかったものを咥えさせてあげる」 奈々子はパンツを腰から脱がせ、垂れている肉棒を左手で持ち上げて咥えた。右手で睾丸を刺戟しながら肉棒を吸い続けた。 肉棒が脈を打つ音が唇に伝わってくる。ドクドクという脈拍と歩を合せるように肉棒の硬度が増し、太さも長さも元気になってくる。勃起してしまうと口には亀頭しか咥えられなくなった。それでも睾丸を扱き、亀頭を強く弱く吸引を続けながら左手で幹を扱くことも忘れていなかった。 「奈々子は巧みだ-----出すぞ----全部飲み干すのだ-----ああああ----でるでる-----」 奈々子の口の中に清水は遠慮なく精液を吐き出して行った。奈々子は懸命に咽喉を鳴らして飲み干すが次から次にと吐き出される精液を零すまいと懸命に飲み干した。 尿道に残っている精液を飲み干して、やっと肉棒から口を離した。 「奈々子、俺のミルクは美味しいだろう」 「美味しいです」 冗談でも美味しいものではないが素直に美味しいと応えている。 そのまま奈々子をソファーに抱え上げて開脚させた。３０歳を越え、２人の娘を出産した女と思えないほどに花弁は黒ずんでいない。お腹の妊娠線も目立たなかった。乳首も子供に乳房を吸わせたことで淡いピンクを保っている。それが奈々子の魅力である。 そんな花弁とクリストスを舌で愛撫する。クリストスを強く吸われると頭の中が真っ白になりながら痙攣する。 そんな痙攣する奈々子が可愛くて仕方なかった。奈々子３２歳、清水宗治５２歳であった。２０歳も年の差がある奈々子は子供がいても子供よりも若いのだ。 亡き妻に面影が似ている。奈々子に己の子供を孕ませたいという思いが段々膨らんできていた。そう思えと勃起した肉棒を膣に挿入した。 「奈々子、俺たちの子供を孕んでくれ-----」 「---------------------」 「奈々子が好きだ、愛している----」 額から汗を流しながら懸命にピストンする宗治がいた。 こんな二人の生活が３ケ月が過ぎた。奈々子も感化されて宗治に心ならずも信頼感を抱き、肉体の満足が心の満足になり、宗治を愛していると奈々子は感じるようになっていた。そんな時に娘二人が部活の合宿で家を空けることを聞いた。宗治が望んでいた温泉旅行に行く機会だと思えた。 「あなた、清水さんが前々から行きたいと言われていたのですが娘がいるので駄目ですと断っていたのですが来週の水曜日から土曜日まで温泉に行っても良いですか」 「どこの温泉に行くの」 「宝川温泉とか---聞いています。３００坪を越える大きな露天風呂が幾つもあるとのことです」 「半年に一回となっていたのでいいよ」 「ありがとう-----」 この頃から私の精液も飲み干すようになっていた。 「愛している人の精液を飲み干すと歓んでくれると教えてくれました。宗治さんのは毎回飲んでいます。あなたのも飲み干さなければと思って-------」 奈々子は宗治の指示には忠実に守っているようであった。 いつの頃からか明白ではないが右手の薬指に宗治とのマリッジ リングが光っていた。５０歳を越えている清水氏が奈々子を満足させるだけの精力を持っていること驚きを感じていた。私は２０代のころと比べると極端にセックスする馬力が低下していた。心の中ではいつも焦っている。 宗治と肉体を重ねて戻ってきた夜は、全裸で私のベッドに来てくれ、尽くしてくれている。そんな奈々子に対してときどき勃起しない日があった。仕事していてストレスを感じた夜は、勃起しなくなっていた。裸の奈々子を抱きしめて眠れるだけで幸せであった。 |
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| 2014.3.1掲載 |
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