５０

　それからの僕らは、とても充実した日々を過ごしていった。
　改めて詫びを入れた大地を許した奈々子は、あの夜を境に全てに於いて奔放で明るい女性となった。
　今では男女５人。それぞれが思うままの相手と基本的なルールを守りながら交流を楽しんでいる！
　これ以上、何を望もうか・・・！皆が同じように感じ、そして謳歌していた・・・。


　季節は冬を迎え、そして年の瀬も近付いた・・・。
　一番初めに登場した「門田　和美さん」
　彼女との関係がここから始まる・・・。

　地域の行事を一緒に行った３４歳の主婦和美さんと、いつかの約束通り二人きりでのお疲れ会を開いた。
　最初に触れたように、切れなが瞳の美人顔で明るい性格。細身の体型の和美さんとの飲みは、時間の経過も忘れるほど楽しいものだった。
　お互い焼酎派だったので、芋焼酎を次々に酌み交わし・・・。
　待合わせてから２時間。時間は２１時を過ぎた頃、じょじょに大人の会話が始まり出して・・・。

『青木さんは職業柄、色々な出会いが有るでしょ？』
　酔った和美さんは、顔をほんのりと染めて聞いてきた。
「そうですね〜。其れなりに有りますね・・・」
　僕のロレツもチョット怪しい・・・。
『私なんて結婚してから殆ど出会いなんて無いなぁ〜・・・・』
「殆どってことは、少なからず有ったってことでしょ？」
『イヤな突っ込みねぇ〜！』
「ハハハ・・・失礼！」
　直後、和美さんは焼酎のグラスを見詰めたまま黙ってしまった・・。

「あの・・俺、何か気に障ることでも言いました・・？」
　美しい人妻が思いに更ける様子に胸がトキめいた・・。
（本当に綺麗な顔立だなぁ〜・・・・。薄化粧だし、派手さは無いけど妙に惹きつけられる・・・！）
　最初に出会った印象のまま変わらない和美さんが、とても愛しくなった・・。それと同時に、美しき人妻が無償に欲しくなった・・。
　咲子や美沙との関係を楽しみ、これ以上ナニを望もうか！・・と感じていたはずなのに、やはり節操ナシの営業マンである！
『ゴメンなさいね・・・・ちょっと考え事しちゃった！・・・』
　透通る笑顔を返した彼女の目は、微かな憂いを纏いキラキラと輝いていた・・！

「何か悩みがあるなら聞こうか？・・・」
　中身の少し減った彼女のグラスに焼酎を足しながら切れ長の目を見詰めた。
『・・・・そんな目で・・・・見詰めないで・・・・・』
　大人の欲望を晒した僕の目から逃れるように、顔を横に向ける和美さん・・。
「綺麗ですよ・・・・貴女は・・・」
　歯の浮くようなセリフを吐いてみて、自分で恥かしくなった・・・！
『・・・・・・嘘よ・・・・！』
　潤んだ瞳を細め、探るように僕を見詰める・・・。
「嘘じゃないよ・・・。最初に会ったときから気になってた・・！」
　そっと手を伸ばし、細く長い指に触れてみた・・。
『・・・・っっ・・・・・！！』
　一瞬引きかけた手を止め、掌を返し僕の指を柔らかく握る彼女・・。
「場所、替える・・・・？」
　僕の誘いに俯いたまま、髪をかき上げる和美さん。
「行こうよ・・・・！」
　連続した誘いの言葉に、無言のまま頷いた・・・・！

　清算を済ませ、２階から１階へ階段を下りる・・・。
　後ろに着いた和美さんは、黙ったまま足音だけで存在を知らしめている・・。
　繁華街を抜け、奥まった場所で光るラブホテルのネオン。
　振り返った僕は、１メートル後方で立ち竦む彼女の手をとると、そのまま自動ドアを通過した！


５１

「緊張してる？」
　部屋へ入り、辺りを見回す和美さんに聞いた。
『少し・・・・』
　恥かしそうに微笑んだまま動こうとしない彼女・・。
　そんな姿に欲情した僕は、背後から抱き締めると項に息を吹きかけた。
『・・・・あっ・・・・・あ・・・・っ』
　抱き締めた身体が堅くなるのを感じた・・・！だけど抵抗する意思は無いようだった。
　息を吹きかけた項に唇を這わせる・・。ショートカットの髪がそれを容易にしていた。
『うう・・・・んんっ・・・・！！』
　厚手のジャケットに包まれた細い身体が、数回小さく揺れた！
　その上着を、項に唇を這わせたまま脱がせていく・・・。
　スルリと腕から抜け落ちたジャケットがフローリング仕立の床へ広がり、それを踏み締めた彼女の身体が勢い良く反転する！
　向かい合い、瞬間僕を見詰めた和美さんだったが、迷いを振り切るように熱いクチビルを合わせてきた・・！

　貪るように動く人妻の舌先・・・。僕の口内を激しく舐めまわし、こちらの舌腹を吸い込んでくる！
　背中をキツク抱き締めながら、人妻の舌に応え、上顎や前歯の裏を何度も擦りあげていく。
『ふんっ・・・！はあ・・・・・あふうぅぅ・・・・！』
　鼻腔から吐いた空気をそのまま吸い込むように、荒れた呼吸を続ける和美さんの胸を、僕は優しく揉んだ・・・。
『んんっっ！！は・・ああ・・っっ・・！！』
　絡めた舌を離そうとせずに、胸の上で動く僕の手に腰を揺らす彼女・・。
　服の上から圧し込んだ親指が内部の突起に触れると、思わず身を反らした！

「可愛いよ・・・和美さん」
　腰に充てた手でスカートからシャツを引き抜く・・・・。
　パラリと垂れた上着の裾から両手を素肌に滑らせ、じょじょに上へと這い進めていく・・！
　指先で腰から脇腹、背骨のラインから肋骨の下側・・・・。虫が這うように登ってくる異性の戯れに途切れた呼吸を繰り返す人妻。
　指の腹に感じたブラジャーの感触を通り越し、包まれた生乳まで熱を伝えようと強く握り締める！
『ああっっ・・・・っっ・・・・！！』
　細身の身体に似合ったサイズの乳房が、僕の掌に柔和さを感じさせた・・・。

　そこからは、言葉なんて必要なアイテムじゃなかった・・・！
　視線とクチビルを交わしながら脱がした彼女の衣装・・・・。下着だけになった和美さんをベッドへ寝かす・・・。
　ブラジャーごと片側の乳房を掌握し、程好く締まった太腿に指を滑らせていく・・。
　時折跳ねる下着姿を楽しみながら、自らの服もじょじょに脱ぎ捨てていく。
　先に全裸となり、彼女に寄添った僕は首筋から舌を滑らせ、鎖骨の下で盛り上がる乳房の一端に唾液を塗していく。
『んん・・・・・んんんんっっ・・・・・』
　思考の隅に残る恥じらいからか、小刻みに震えながらも喘ぎを堪える和美さん・・。
　美しき人妻の乱れた声を聞きたくなった僕は、背中側のホックを弾くと裸の乳房に舌を押し充てた！
『ああっっ・・・・っっっ・・・あああ！！！！』
　途端に色付いた人妻の性・・・・。出産経験のある丸い乳首を吸い込み、先端を舌先でさすりあげる。
　人妻の背中が僅かに上がり、浴びせられる快楽に淡い従順さを見せ始める！
　太腿に這わせた指を下着へ差し入れ、触れた織毛をサラサラと愛撫する。
『ふううん・・・イャッ・・・んん！』
　堅く目を閉じたまま、半開きになったクチビルから喘ぎを漏らす和美さんは、僕の首に腕を巻きつけると、自分の方へと強く引き寄せた！
　大きく開いた口唇に舌を潜り込ませ、中から伸びてきた人妻の舌を鋭く吸引する！
　織毛をくすぐった指先を僅かに奥へ進め、熟れた蜜裂の頭頂部を爪先で引っ掻く・・！
『・・・・！！！！あああ！！いいぃぃ・・・・！！』
　異性を知り尽くした人妻の突起が身体に作用し、噴き出した愛蜜が陰唇を激しく濡らす！
　突起をクリクリと揺らし、身を制しきれない人妻の蜜裂の中心に指を立てる。
　そこは充分すぎる程に潤っており、動かす指に熱い粘液を絡ませてくる！

「凄く・・・熱いっ・・・・！」
　２本の指を蜜裂に添え、ゆるゆると愛撫を重ねる・・・。人妻の肉割れの熱さに素直な感想を漏らした・・。
『ああ・・イヤっ・・・・！ダメ・・・っっ・・・・！』
　引き攣る太腿を閉じ、指の動きを緩慢にした和美さんに、僕は小さな笑声をこぼした。
『なんで笑うの・・・・・？』
　潤んだ切れ長の目で僕を睨んだ和美さん。
「だって、凄く感じてるはずなのに太腿を閉じるから・・」
『だって・・・恥かしい・・・じゃない・・・』
「これでも？」
　中指を膣口に潜り込ませ、ゆっくりと出し入れをする・・・。
『んっ・・！！ああ！！・・・・イジワルぅぅ・・・！』
　閉じていた太腿が儚く開き、熱い蜜液を流出して悶える・・・。
「気持ちイイ？」
　深く挿入した中指を左右に廻し、内側のザラつきを押し潰すように愛撫する。
『んんっ・・・・・うん・・・・・気持ち・・・いい・・・よぉ・・・・！』
　泣いているのかと見間違うほど顔をクシャクシャにした和美さんは、鼻腔を大きく拡げ、２つの穴から激しく息を噴き出す・・！
「興奮するっ・・・！」
　快楽に呑まれていく普通の主婦が魅せた喘ぎ顔に僕の鼻息も荒くなる！
「本当に？・・・ううううっっ・・・・！」
　興奮すると言った僕の言葉を確かめたいのか、彼女の右手が僕の背中を強く摩ってくる。
「本当だよ・・・・証拠を見せよう・・・」
　背中を彷徨っていた右手を掴み、そのまま下方へと導いていく・・・。
　自分の手の行く先を認めた和美さんは、引かれる腕に僅かながらの抵抗を見せる・・。
「触ってごらん・・・・」
　本気でない抵抗を無視したまま引き下げた掌に、堅くなった分身を握らせた・・！
『ああ・・・・凄く・・・熱い・・・・！』
　触れた肉幹を慈しむように、５本の指を巻きつけゆっくり上下させる彼女。
「欲しいかい？」
　肉孔の激しい濡れ方に彼女の限界を感じた僕は、心の求めを言葉に変えさせたくなる・・・。
『うん・・・・欲しいぃぃ・・・・・！』
　ベッドに寝かせてから５分・・・。背徳の時間を受け入れた人妻は、潤みきった身体の塞ぎを熱く求めた！
「じゃあ、挿れるよ・・・・」
　身体をゆっくりと移動させた僕は、興奮に顔を染める人妻を優しく組み敷くと、両脚の狭間へと下半身を宛がった・・・。


５２

　押し開いた両脚の中心に、身体を密着させていく・・・。
　根元を掴んだペニスを蜜裂の真ん中に充て、軽く揺らしてみる・・。
『ううん・・・・イャァァ・・・！』
　男根の熱を熟れ身の中心で感じる彼女は、僕の肩に両手を掛けると、自分へとき寄せていく・・。
「ふふふ・・・我慢できないんだね・・？」
『・・・うん・・・でき・・ない・・・』
「ゆっくりいくからね・・・・」
　和美さんの反応から、久し振りのＳＥＸだと悟った僕は、腰に力を篭めるとゆっくりと前へ押し出していった。

『・・・・・っっ！！・・・・・・・！！！！』
　ヌップリと亀頭が入口を開いた瞬間、和美さんのアゴがカクン！と反り返った。
　その状態のまま、彼女のアゴが元の位置まで戻るのを待った・・・。
『はっ・・・・・・ああ・・・ああああ・・・・・・！』
　元に戻ったアゴの上で大きく拡げた口唇から、感極まった喘ぎを漏らす彼女・・・。
「もっと深く欲しい・・・・？」
　亀頭だけ挿入したまま、壺穴を小刻みに突く・・。
『んんああ・・・・・・！欲し・・いっ・・！』
　奮えるカラダを小さく揺すり、肉の満たしを切願する人妻！
「いくよ・・・・！」
　美麗な人妻の性を満たすべく、スローな速度を保ちながら肉棒を奥へと突き進める！
『・・・・・・・・！！！！！・・・・・・・・っっ・・・！！！！！』
　分身の全てを膣穴へと挿入すると、大きく息を吸い込んだまま動きを止めた彼女・・。
　彼女の呼吸が戻るまで、埋没させたペニスをそのままに美しい顔を眺めた・・。

『ああ・・・イイイイっっ・・・・！』
　肺に溜めた空気を一気に吐き出した和美さんは、表情を官能色に染めると僕の髪の毛を鷲掴む！
「たくさん感じて・・・・」
　一拍の間を置いた僕は、今度は強いストロークを人妻の蜜壷に浴びせた！

『はぁぁぁ・・・・・！！ううううぅぅぅ・・・・！！』
　引き抜く動きと挿し込む動きにリズムを与え、人妻の肉穴へ強張りの跡を刻んでいく！
　和美さんの細身が麗しく悶え、眉間に皺を寄せては途切れた喘ぎを漏らしつづける・・。
　正常位で組み敷く美しき人妻の背に両手を沈ませた僕は、強めの突きを数回送ったのち、反り返った背中を持ち上げると腰に乗せた。
『ああ・・・いやぁぁ・・・・んんんん・・・！！』
　男の腰に跨る形となり、恥かしさから目を明けた彼女のクチビルに激しく吸い付く！
　灼熱の吐息を吐き出す和美さんのブラジャーを細身からはがし、むき出しとなった双乳を自分の胸板に引き寄せながら激しく腰を揺りあげる！
『はんっ・・！アアアンンンっっ！！だめぇぇぇ〜〜っっっ・・・！！！』
　僕の背に廻した両手で必死に抱きつき、上下に揺すられるカラダを淫靡に奮わせる・・。
「ハア・・・！感じてるかい・・・・？ハア・・・もっと欲しいかい？」
　人妻の裸身を抱きすくめながら強く腰を迫り上げる僕の息も段々と荒れてくる！
『ああ・・・・・気持ち・・・・いい・・・！もう・・・・ダメ・・・っっ・・・！』
　首に廻した腕を強烈に引き絞った彼女は、ガタガタと上半身を痙攣させると、太腿で僕の脇腹を激しく締め付けた！
『・・・・！！・・・イッ・・・・！ちゃ・・う・・・イクっっっ！！』
　肉棒の先が蜜壷の奥を何度か叩き、それと同時に美麗の人妻は遠ざかっていた女の喜びに身も心も深く沈めたのだった・・・！


『ハアァ・・・・・ハア・・・・ハアァァァ〜・・・・・・』
　首の後ろで結んだ両手を支えにして、絶頂感に上半身を反らしたまま呼吸を荒げる彼女。
　お互いの胸部に出来た空間で呼吸に合わせて揺れる形良い乳房・・・。
　腰の動きを再開させぬまま、掌にスッポリ収まるバストをやんわりと揉んだ・・。
『んんう・・・！ああ・・・』
　上半身を後ろに傾けたまま、弄られる双乳に甘く悶える・・・。
「続けてもいいかな・・？」
　胡坐を組んだ両脚を軽く突き上げ、抽送の再開を確認すると、人妻は細めた瞳を向けて頷いた。
　
　離れてしまった綺麗な乳房をもう一度、自分の胸で押し潰し、ベッドから尻を激しく持ち上げる！
　陰茎の先が和美さんの膣奥を感じ、同じ深みを繰り返し抉っていく・・。
『アアア！！　イイ・・！イイっっ！！・・・・イイイイィィィーーーー！！！』
　首から落ちた腕が、激しく僕の背中を引っ掻きまわす！
　焦点の定まらない瞳をクルクルと回し、突きあがる男の腰に自らのヒップを擦りつける！
『・・・またぁっ・・・！いき・・・そう・・・・ううぅぅっっーー！！』
　感度良い我が身を呪うようにそう叫んだ彼女は、跨った下半身を前後に揺すり、より強い結合を求めた！
「降ろすよ！」
　結合を解かぬまま、抱え込んだ人妻の裸身をベッドへと降ろす・・・。僕の腰を締め付けていた太腿がガバリとひらき、そのまま圧し掛かった体重を細身のカラダで受け止める・・・。
「一気にイクよっ！！・・・」
『きて・・・・きてぇぇ〜！！』
　正常位というスタイルが、人妻とのクライマックスには最適だろう・・・。射精へ向けた鋭いスパートに乱れ悶える他人妻の背徳に富んだ表情をジックリ拝めるからだ！

　彼女の両膝に二の腕を絡め、そのまま持ち上げてカラダを二つ折りにすると、垂直方向へペニスを突き挿していく！
『はうんんんんっっ！！イイ・・・イイーーーーようぅぅぅ・・・・！！！』
　夫も子供も忘れ、一人のオンナとなって淫欲を受け入れていく和美さん・・！
『イクぅっっ！！　もうぅぅぅぅぅうううううう！！！イクぅよおおおおお！！！』
　愛液でグチャグチャになった膣を痙攣させ、男の強張りを締め上げては頂上まで駆け登る人妻！
「俺も・・・・・出すぞぉぉ・・・・・・・！！」
『出して・・ぇぇぇ〜！！ああ！！ダメ・・・・いく・・イク・・・・いくうううううう！！！！』
　和美さんが全身を震わせ、完全にイッたのを確認した僕は、引き抜いたペニスの先から贅肉の無い腹上へ白液を撒き散らしたのだった・・！



５３

　平常な状態へ戻った和美さんは、ベッドサイドに腰掛けると、咥えたタバコに火を点した・・・。
　人妻から吐き出された紫煙が、ゆらゆらと天井まで漂っていく・・。
　その後姿を仰向けのまま見詰めた僕は、白い背中へ指を這わせた・・。
『あんっ・・！ダメよぉ〜・・』
　２度目の紫煙を漂わせた和美さんは、左手の指にタバコを挟んだまま僕へ振り返った。
　
「なんで？綺麗な背中だから触りたくなったのに・・・」
　人妻の言葉を無視して、背骨のラインに指を滑らせる・・。
『あ・・・・！もうぅ・・・・イジワルなんだから・・・・』
「それがイイんでしょ？貴女は・・・」
　ライン沿いに下げてきた指先で、お尻の谷間をくすぐる・・・。
『ああ・・・・そこは・・・弱いの・・・ダメっ！』
　急いでタバコを揉み消した彼女は、ヒップの谷間に進んだ僕の手を掴むと、その場所から移動させた・・。

「和美さんって、３４歳とは思えないスタイルしてるね」
　太腿へと移動させられた手で、引き締まった脚を撫でる・・。
『そうかしら・・・？そんなこと、ないと思うけど・・』
　太腿を撫でる手を今度はそのままに、僕の顔を見下ろす和美さん。
「とても綺麗なカラダをしてる・・・。お世辞じゃないよ」
『そんな言葉、暫く言ってもらってなかったなぁ・・・・』
「そうだと思った・・・！」
『えっ！？　どうして？』
　僕の手が、太腿のつけ根まで移動し、乱れた陰毛を優しく引っ張る・・。
「だって、久し振り！っていう感じで乱れてたから・・・」
　陰毛から挿しいれた指先で、姿の見えない秘裂を探る・・。
『・・・・本当に意地の悪い人ね・・・青木さんは・・・』
「こんな男は嫌いかな？」
　奥まで挿しいれた指先で、辿り着いた肉芽の表皮を軽く叩く・・・。
『あ・・・っ・・・・イヤらしい・・・・人・・・・』
　ベッドサイドに腰掛けた裸身をピクリと揺らし、拗ねた顔で呟く彼女・・。
「嫌いなのかな？どうなのかな？・・・」
　僕の問いに僅かに開いた両方の太腿・・・。肉芽を叩いていた指が奥へと進み、潤んだ陰唇を二つに割っていく・・・。
『んんっ・・・・！好き・・・・かも・・・・』
　眉をヒソメ、開いた口唇から答えを述べる人妻。
「良かった・・・・。だって、こんなに濡れてるのに嫌いじゃ可笑しいもんね・・・・！」
　二つに割った陰唇の内側へ潜らせた指で、蜜の源泉をチャプチャプと掻き回す・・・！
『・・・・うんん・・・アア・・・イジ・・・ワル・・・ううぅぅ・・・・！！』
「こっちにおいで・・・・」
　座ったままの彼女の手を引き、自分の上へと引きあげる・・。
「キスをしよう・・・・」
　真上に来た彼女の後頭部に手を充て、自分の顔へと優しく引き寄せる・・。
『ああ・・・・！んんん・・・・』
　素直に降りてきた彼女の唇が僕のモノと重なり、割れた上下の唇から出してきた舌腹をコチラの舌で絡めとる・・！
　唾液を馴染ませ、激しく絡ませてきた舌が僕の口から離れ、アゴから首筋、肩を彷徨い乳首を舐める・・。
「気持ちいいよ・・・。もっとやって・・・・」
　男の要望に恥らいながらも頷いた人妻は、僕の身体から舌先を離さずにじょじょに下方へと進んでいく・・・。

　唾液を含んだ熱い舌先が、ヘソを通過すると陰毛付近をひたすらに彷徨う・・・。
「好きにしてイイんだよ・・・・」
　ペニスを前に躊躇う人妻を促すように声を掛ける・・・。
『・・・ああ・・・・ああああ・・・・・・・』
　恥じらいを振り払うように声を発した和美さんは、一気に脚の付け根まで舌を滑らすと、熱をもった強張りを口唇で含んだ！
「うう・・・・気持ちいい・・・！」
　迷いから開放された人妻の性は、とことん貪欲だった・・！まるで肉の塊を貪るように激しく舌を絡めては２つの唇で締め上げる！
　ジュルジュルと唾液を鳴らし、喉の奥まで咥え込んでは強く吸引する！
　タマ袋をグニグニと揉んで、アリの門渡りにまで舌を這わせる・・・！
「くうう・・・最高・・・・最高だよっ！！」
　性技に富んだ咲子とも、淫乱女子高生の美沙とも違う・・・。性に臆病だった奈々子と比べたら、その熱の入れようが全く異なる・・・！
　なんと表現したら良いか解らないが、一言で述べれば、満たされなかった性を只ひたすらに男根に向けている・・・そんな感じがした。

　最初に感じた、久し振りに男に抱かれる人妻・・。それが間違いでは無かったことを、肉僕に喰らい付く口唇が語っていた・・。
　夢中でペニスにムシャブリつく人妻の脚を引っ張り、自分の顔を跨がせる・・。
　そのスタイルに、一瞬の躊躇いをみせた彼女だったが、ガッシリと太腿を掴まれ、その狭間に舌を充てられると自然と馴染んだ形をとる・・・。
　咥えた陰茎を決して離さず、蜜裂に立ち登る刺激にくぐもった喘ぎを漏らし、男の口に蕩けた液を滲み出す人妻！
　今夜、この満たされていなかった他人の妻は、この先に何が起きようと淫靡に染まった身体で応えるだろう・・。
　上に乗せたカラダを降ろし、動物のスタイルを取らせてみても全く動じないのがその証・・・・。
　小さく引き締まったヒップを荒々しく握り、指を深く食い込ませながら挿された強張りに高らかに鳴いた人妻・・・！
　叩き付ける腰に何度も背中を反らせながら、叫び、泣き、喘ぎ、絶頂を訴えて淫欲に焼かれる姿・・！
　それを満喫しながら、ペニスが痛くなるまで突き捲くった僕・・・！
　人妻の遅い帰宅が許されるギリギリまでカラダを重ね、僕と和美さんの二人だけのお疲れ会は終了したのだった・・・。