妻、禮子ものがたり

龍 晃一 作
第３章　禮子の悶え

　私の肉棒が信じられないほどに勃起して、禮子の膣を貫いていた。
「私が犯されるとパパもこんなに興奮してくれるのですね-----嬉しいです」

「これからも沢山沢山愛してください。禮子は槙田さんに愛され、パパにも愛されて幸せです」
　禮子の本心と思われた。禮子は私と結婚した時は、処女ではなかった。結婚して以来私の妻として尽くしてくれた。
　禮子が身も心も喜んでいるのであれば仕方ないと思えた。

　槙田が禮子の貫いた膣に私も貫いた。禮子は私のものだという証を禮子に残しておきたかった。禮子の左の乳房に槙田のキスマークが残されている。そんな禮子を嫉妬心で懸命に愛し続けた。禮子は私の肉棒を更に深く受け止めようと股間を強く押し付けてきている。スリムなボディに餅肌の白い肌、禮子の肌に触れるだけで指先がスベスベして指先まで心地よかった。

　槙田と交わっただけで禮子は敏感になっている。溢れる愛液の量が半端でなくなっている。当に洪水である。槙田に吸われたクリストスは勃起したままの状態であった。そのクリストスを吸いながら少し噛んだだけで身体を震わせて失神してしまった。これまで眠っていた快感のポイントが更に敏感になり、肉棒を差し込み、子宮口を刺激することでも失神してしまった。

「禮子、凄い------」
「二人の男でこんなに敏感な肉体になってしまった。でも---きもちいいの----とってもしあわせなの」
　女は逝かされることでその男に靡いている。来週、お泊りで槙田に愛されると更に敏感に改造されるのではないかと不安が走るが槙田は誠実な男である。その顛末を報告するであろうが槙田は禮子に惚れており、厳しいことはしないと思えるが禮子を愛し続けると思われた。

　２人の娘を出産しているので膣道は丈夫だと信じている。赤ちゃんが膣道を通過することで敏感になっていた。２人目を出産して初めてセックスした時、潮を噴き上げた。持ってきていたバスタオルがビショビショになった。槙田にも禮子が潮を吹く秘骨裏のスポットをやがて探り当てるだろうと思えた。私は禮子のスポットを槙田に教えることはないが槙田は、やがて禮子のスポットを探り当てることは明白である。スポットを知られることで禮子は槙田の指示に更に服従するようになると思われる。

　禮子はこれまで私が求めて行って拒否することはなかった。何度か生理の時も交わったことがある。バスタオルを敷きバスタオルを真赤に染めながら悶え狂った禮子を知っている。生理前、生理中は女の肉体が機敏になっている。アヌスで交わったことはないが槙田にアヌスでの交わりを期待しているようであった。

　寝る前に一度交わり、夜中に２回目の交わりを行った。眠っていた禮子であるが身体が熱くて燃え上がったままの肉体を抱いた。口付けをしながら私の腰に両手を巻きつけて抱きつく禮子がいた。禮子の膣の中に精液を放出した肉棒を禮子の口に持って行った。私の肉棒にうっとりと唇を被せ、尿管に残っている精液まで吸い出してくれ嚥下し、汚れを口で清めてくれた。これまで清めのフェラは拒否されていた。

　５２歳の男に惚れたことで槙田が望むことを望むように尽くしたと聞かされている。もっと、槙田にこれから調教されても構わない心境になっていた。夫婦ではお互いがマンネリ化している。若い時の様に禮子の肉体を調べたいという気持ちが無くなっていた。クリストスを２時間くらいかけて吸い、噛み、指で摘まんだりして、どのときが一番反応するかと試したことがあった。膣の中もどこを刺激すると悶えるのかと探求していたときがあった。

　禮子は恥ずかしいと口では拒否するが、態度としては決して拒否しなかった。こんなことを行いながら禮子の性感帯を調べ尽くしたと思っていたが、漏れていたところもあったような気がしている。そんな時代が夫婦にとって新鮮であり、性別の相違の謎を禮子も知りたがっていた頃であった。

　禮子も睾丸を口に含んだり、蟻の渡しを舐め、アヌスも舐めてくれた。男の感じるスポットを見つけてくれた。禮子がどうしてもエッチをしたい時は、私のアヌスを舐めることが催促することであった。

　禮子が結婚して以来、初めて私以外の男の精液を飲み、子宮に精液を注がれたことで禮子の意識が変貌した。女は男によって男の好む様に変貌すると聞いたことがあるが、逝かされると女は弱い。逝かされたことで更により深い満足と快感を求めるのが人妻なのである。性に目覚めた人妻はセックスをより大胆に、より密度を深く求めてくる。槙田の言葉の奥に禮子の人妻としての魅力と槇田の妻の面影を禮子に見い出していた。禮子に惚れ、禮子を愛していると思われる。

　禮子が槙田のマンションに泊まりに行く日が来た。
　禮子も仕事を持っている。出社は９時に行き、１６時で退社する。それが禮子の日課である。私が出勤するとき、
「今夜、宜しくお願いします。槙田様の奥様になってきます」

　禮子のスカートを捲った。黒のショーツが観えた。同色のブラをしていると思えた。ガーターでストッキングを吊っていた。勝負下着を身に付けて、槙田のマンションに行くものと思われた。禮子から長い口付けを求められた。今日は長い１日になると思えた。禮子が槙田に抱かれると思っただけで肉棒がギンギンになってきて、スラックスにテントを張らせている。
　嫉妬しながらも禮子が槙田から何度も逝かさせることを望んでいる私がいた。

　今夕から明日の１５時頃まで槙田誠二の妻になるのだ。誠二とはこの間結ばれている。今回はお互いに緊張感をなくして、存分に結ばれると思えた。私は嫉妬心に渦巻きながらも禮子が戻ってくることを待たなければならなかった。長い夜になると思えた。一回は携帯を鳴らしてくれると約束をしてくれている。どんなシーンで携帯が鳴るのかが楽しみである。楽しみと嫉妬が交差しながら何回も右手で自らを慰めなければならないのかと思えてくる。

　禮子を槙田に貸し出したことで私達の夫婦の生活も新しい局面を迎えることになった。マンネリ化していた夫婦生活に嫉妬することで新鮮さと禮子がいることのありがたみを痛感できた。禮子の肉体の素晴らしさを槙田に教えられて再認識することもある。槙田の真摯さに感心しながら槙田であれば禮子を優しく妻として迎えてくれていることに半ば感謝し半ば嫉妬する私がいた。
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2014.5.24掲載
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