ずっと愛してます２　羅衣 作
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第33話　郁美と玲奈１


　今の時代はインターネット社会である。
　連絡や情報発信も、リアルタイムでインターネットを通じて行うのが普通である。
　「会」においても、遠隔地の会員との連携や情報伝達には、インターネットは欠かせないツールとなりつつあった。
　活動内容、参加者の情報など、郵便物、書面で扱うのはリスクが高すぎて配布するわけにはいかず、インターネットが無ければ、直接の連絡方法が主体とならざるを得なかった。
　インターネット、ＰＣデータも、ちゃんとした知識がないと、漏洩のリスクは郵便物、書面より高いともいえるのだが、やはりまだ現物のリスクの方が大きく、また多少のことならアダルトサイトを隠れ蓑にすることが可能なので、利便性が優先しているとの理由で活用されていた。

　「会」関東本部では、ＰＣ関連企業に在籍する会員技術者の協力で、独自サーバを立ち上げて、会員しかログインできないＷｅｂサイトを開設していた。
　サーバなどは外部委託が一般的であるが、「会」の場合は内容が秘匿性が高いため、独自にサーバを立ち上げる必要があった。
　表面上は、普通のアダルトサイトを装っており、本格的な会員ログインには、ＩＣカードの認証、定期的に発行変更されるＩＤおよびパスワードが必要というものであった。

　「会」関西支部でも、きめ細かいサービスを行うには、単独で独自のサーバとＷｅｂサイトの開設が必須であったが、運営できる人材がいなかった。
　素人の延長、マニア程度知識ではリスクが高すぎて任すことは出来ないし、やはりプロで実績と経験を有する信頼できる人材が必要であった。
　「会」の場合は、更にその関係者、会員であるという条件があり、人捜しは困難を極めた。
　更に、関西地区在住者もしくは転居可能な者という条件が加わると、皆無に等しかった。

　とりあえずは、「会」関東本部サイトに子サイトとして1ページ貸し与えられるという対応にならざるをえないが、本部にも負けない支部にするには独自サーバ、Ｗｅｂサイト開設は必須であった。
　尾崎拓海、金子瑛翔、篠原和輝の３人は、期待通りの勤勉さで実務をこなしていて、この人材捜しも精力的に調査していった。
　最終的には、ヘッドハンティングも考えざるをえない状況ではあったが、候補者の性癖など調査するにはかなりの時間を必要とすると思われた。

　そんなある日、篠原が「会」の休眠会員で関西在住と思われる候補者が１名だけいると、健二に報告してきた。
　その報告書、プロフィールを見て、健二に驚きが走った。
「れっ玲奈！！」

　健二が、三好玲奈と初めて出会ったのは、弁護士資格を取得して「会」に復帰した直後の６年程前であった。
　親子代々「会」ＶＩＰ会員である三好拓也の新妻として、「会」に連れてこられた女性だった。
　私立大学名門の早○田大学そしてテニス部出身で、身長166㎝　Bアンダー75のＤカップ，W59，H86という引き締まったボディお持ちながら、芸能人で言うと竹○結子似の美人で逸材であった。
　健二が幹部会より指示を受けて三好玲奈の入会ガイダンスを受け持ったのだが、男に奉仕できる女に調教してくれという三好からの要望を受けて、良家の子女であり奥手の彼女に手をかけ、オンナの悦びを初めて教え、そしてソープ嬢に匹敵するテクニックを教え込んだのだった。

　健二も次第に魅惑的な肢体に惹かれて、いよいよ本格的に肉奴隷として調教しようとした矢先、三好拓也が仕事で海外赴任して休眠会員となり、それと共に繋がりを失ってしまった女性であった。
　健二と幹部会は、魅惑的な資質を持つ玲奈を諦めきれず、特別に「会」のスタッフ待遇での単独参加継続を再三の誘いかけたが、理性的で利発な彼女を口説くことが出来なかった。
　健二の手に墜ちながら、その手から見事に逃げ去った唯一の女、それが玲奈であった。

　当時は玲奈の肢体に夢中で気がつきもしなかったが、玲奈の経歴は実に興味深いものであった。
　大学卒業後、日本で一番大きな大手損保会社に勤めていたが、父が亡くなった関係で、その大手損保会社を退社して実家近くのパソコン教室の先生になった。
　パソコン検定公認試験官資格、情報処理資格など取得していて、教室のサーバ管理などを通して、ネットワークセキュリティ資格も取得していた。
　彼女の特徴は、ソフト関係に留まらず、ハードウェア関係にも強く、大企業のネットワークセキュリティコンサルタントや中小企業相手のサーバ管理などのアドバイザーなどをこなして、かなりの実績を上げていた。

　そしてなにより健二を釘付けにした情報が、３年後、三好拓也と突然離婚して、翌年関西ゼネコンの跡取り息子で８歳年下の杉本健一と再婚し、現在は兵庫県芦屋市在住との情報であった。
「このゼネコンは　田原さんが懇意にしている会社だったはずだ」
「玲奈　あの美しい彼女が　　こんなに凄い人材だったなんて」
「頭が良いだけでない　　理性が彼女の魅力のうちだったのだ」
「あれほどの肢体　あの敏感な性感　どれをとっても一流のオンナだった」
「しかし芽生えた淫欲を内に秘めていたはずだが　遂に抑えきれなかったのだろう」
「数年も海外赴任の夫　三好を待った挙げ句に離婚して」
「今度は８歳も年下の男と再婚するなんて」
「三好では　　結局　玲奈は満足させることは出来なかったってことかな」
「あの頃は　俺の妻にしたいなとど考えたこともあった　　あの玲奈が」

健二　「篠原さん　これは素晴らしい情報です　よく見つけましたね」
篠原　「休眠会員の情報は　集めるのは困難でしたが」
　　　　「少しでも繋がりがあるルートがベストかと思い調べてみたら」
　　　　「１名だけヒットしたので　急いで持ってきた次第です」
健二　「Ｇｏｏｄ　Ｊｏｂ！！　彼女とは面識あります　すごい美人の才女です」
篠原　「えっえぇぇぇ　ご存じの方なんですか？」
健二　「はい　確か私と同じ歳です　ぜひアポ取って会えるように手配よろしくお願い致します」
篠原　「お任せ下さい」
健二　「近況の情報は入っているのですか？」
篠原　「はい　現在も　夫　健一のサポートを兼ねて　関連企業のネットワークセキュリティ関連顧問をやっているようです」
　　　　「現代は　企業にとってネットワークセキュリティって最大の関心事ですからね」
　　　　「評判は高くて　兵庫県や大阪府の公共機関からも相談を受けているようです」
　　　　「つまり我々にとっては、　まさに現役で　望むとおりの人材です」
健二　「うぅぅぅむ　凄い」

　健二の手には、６年前に楽しんだ玲奈の肢体の感触が蘇っていた。
　６年ぶりの再会で玲奈はどういう反応を見せるのか心配ではあったが、同時に楽しみでもあった。
「出来ることなら　また抱きたい」
「この想い　郁美に話しておかねばなるまい　郁美は俺の妻だ」
「そして協力して貰うしかない」


　その夜、健二は郁美に事の次第の全てを隠さずに話した。
　郁美は、健二の真意を直ぐに察して、玲奈という女性に嫉妬した。

郁美　「ふぅぅぅん　わたしに正直に話すということは」
　　　　「結局　それだけ玲奈さんに惚れているってことなのね」
　　　　「そして玲奈を取り戻すために　わたしに協力しろって　言いたいのね」
健二　「ああ否定しない　これも俺の　　過去の清算だ」
　　　　「郁美を一番愛している　これは誓うし　今後も死ぬまで変えないことも誓う」
　　　　「だから全てを話すし　郁美には知る権利がある」
郁美　「うふふ　　わたしは健二の妻だから　　協力するわ」
　　　　「もう　健二には勝てないわ　　そんな風に言われて駄目なんて言えないでしょ」
　　　　「そもそも　わたし達　浮気ってなにって関係からスタートしているから」
健二　「まあな　それに玲奈は　　きっと郁美も　そう亜紀も気に入ると思うよ」
郁美　「そうねぇ　健二が妻にしても良いって思った女性　わたしも会ってみたいわ」

　健二は、改めて妻、郁美の懐の深さに満足を覚えていた。
「うむ　俺の目に狂いはなかった　郁美を妻にして俺は幸せ者だ」
　郁美は、仕事を辞めた後、亜紀に感化されて突然勉強に目覚めて、亜紀と一緒に弁護士を目指すと言い出していた。
　学生時代には１度読破するとその全てを記憶する秀才であった資質は健在で、既に六法全書を丸ごと記憶する凄まじさを見せていた。
　知識の正確さは、既に健二すら舌を巻くほどで、後は応用力を身につければ、一流の法曹界女傑になるのは時間の問題であった。
「郁美は　まさに生けるハードディスクだ　　法律も性技も性感も　瞬く間に記憶する」



　健二は、篠原のアポの取り方に感心していた。
　安易に健二の名前を出してしまうことをせず、堅実に田原氏経由のルートを活用したのだ。
　あえて健二は篠原に指示は出さなかったが、篠原がアポのために健二の名を出せば、恐らく玲奈は警戒して接触の機会を失ったかもしれなかった。
　ある意味、健二は篠原を試したのだった。
　その結果は、健二を満足させる完璧なものだった。
　その見事な仕事ぶりに応えて、話を成立させる義務は健二に託されることになった。


　玲奈には岩永の名は伝えられたが、苗字だけであり、それが「岩永健二」とは夢にも思っていなかった。
　そして、義父から大切な顧客からの相談に乗ってくれと依頼されての面談であったので、断ることは出来ないものであった。
　６年前、玲奈は身も心も健二に奪われかけていた。
　当時の夫、三好拓也を喜ばせたい一心で、夫の望むまま「会」の世界に踏み込んだ。
　そこで経験、見たものは、それまでの人生観、価値観を一変させるものであり、肢体も日に日に敏感になりオンナとしての悦びが華開き淫欲が膨れあがっていった。
　玲奈を変えた男は、夫、三好拓也ではなく、「会」で出会った岩永健二であった。
　健二の刻印は、玲奈の心と身体に深く刻まれていった。
　玲奈がもう後戻り出来ないと思った時に、突然、夫、三好拓也が海外に単身赴任して、「会」に定期的に行く機会が喪失した。

　それを機会に、貞操を守るという言い訳を自らに課して芽生えた淫欲を封じ込め、「会」からの再三にわたる誘いを断り続けて、健二から、「会」の魔の手から逃げたのだ。
　２年ほどは貞操という名の下に、溢れ出る淫欲を自身で慰める日々を送っていた玲奈であったが、年下で若い杉本健一に出会った途端に、頑なに守っていた貞操は崩壊してしまった。
　健一の若い情熱、物腰、しゃべり方、そして身体からの匂いの全てが、玲奈が求めていた全てを満たしてくれたのだった。
　運命の出会いだったと玲奈は思っていた。
　セックスの相性も、玲奈の期待通り素晴らしいもので、実は玲奈の方が健一に夢中になっていたのだが、年上の玲奈は健一を上手く誘導して寝取りした男に仕立て、彼の妻に納まったのだった。

　８歳も年上でバツイチの女性ということで、当初は結婚を強く反対していた健一の両親も玲奈が良家の出身であり、更に仕事上で抜群の才覚を持っていて抜群の容姿も備えていたこともあり、ほどなく結婚を容認した。
　夫婦となった杉本健一と玲奈は、直ぐに子宝に恵まれ男の子と女の子の双子を設け健一の両親を狂喜させた。
　時代は玲奈の才覚を必要として専業主婦の座を許さず、健一の母親の全面的な支援を受けて玲奈は多忙な日々を送っていた。
　関西有数のゼネコン総帥たる健一の父にとって、息子が連れて来た年上の嫁は天使であった。
　世の中が不景気になってくると、情報の重要度が日に日に高まり、仕事の獲得率にも情報戦が苛烈を極めつつあり、スパイ合戦も横行していたのだ。

　大手ゼネコンと太いパイプを持つ企業といえども、ウカウカしていられない状況であった。
　玲奈は、その義父の不安を一掃したばかりではなく、逆にライバル企業の情報を丸裸にする辣腕ぶりを発揮して、ライバルを圧倒する原動力となった。
　次々不況でライバル企業が倒産していく中で、唯一の黒字企業としてのし上がっていった。
　それと共に玲奈の名は広く知られるようになり、今では大手ゼネコンからも相談が持ちかけられるようになり、その引き替えに仕事落札率は上がる一方であった。
　田原の亡き父とは懇意にしていた関係で、今でも田原グループの建設物は杉本家の率いるゼネコンが独占していた。
　田原グループは業績が順調で、毎年のように大きなプロジェクトを立ち上げる第一級の顧客であり、収益の４割近くを占める程であり、その関係の維持は最優先事項であった。

　田原グループの総帥が、息子の凌の代に変わりして、その関係にいつ変化が起きてもおかしくない情勢でもあり、田原グループからの要請には、やや過剰とも思えるほど敏感に反応する状態になっていた。
　突然の、玲奈への名指しによる要請に、義父はなんの疑いもなく応じて、玲奈に依頼してきたのだった。
　玲奈にとってＰＣ関係のことは趣味の延長であり、奥様の小遣い稼ぎくらいにしか考えていなかったが、本人が気がつかないところで高額な金銭が動くビックビジネスに拡大していたのだった。
　なのでなんの警戒心もなく、義父の依頼で顧客の相談に応えれば良いのだというだけの気楽なつもりで、久々に訪れる神戸市を闊歩して歩いていた。

　神戸三宮から徒歩で打ち合わせ面談予定の神戸メリケンパークオリエンタルホテルまで向かっていたが、それでも午後の面談まで何時間も早くまだ早朝であった。
　実は面談相手の岩永氏の妻、郁美という女性から、早めに合流して、ホテル施設のアロマテラピーサロンを一緒に楽しまないかと誘われたのだった。
　玲奈はボディケアには熱心であり、３５歳で２人の子供産んでいたが、ボディラインは２０歳代の頃のもの取り戻して維持しており、義父ですらその魅力で惑わし続けていた。
　相手は女性でもあったので、そういう誘いには抵抗感無く受け入れてしまった。
　色々と多忙の中、自宅での自身の努力が主体であり、エステに通うなど希なことであり、楽しみで待ちきれず、その郁美との合流時間より大幅に早く着いてしまい時間を持て余していた。
「あはっ性格よね　また先走り　まあホテル見物でもしようかな」

　ホテルに着くと、まだ郁美との待ち合わせ予定時間より２時間も早かった。
　郁美にランチも誘われていたので、とりあえず時間潰しにお茶程度でもしようかとホテル内を散策し始めていた。
　しばらくすると、直ぐに強い視線を感じて立ち止まった。
「なに？　綺麗な人ね　誰だっけ女優さんに似ている　なんでわたしを見ているの？」
「あっまさか　あれが郁美さん？　そうね　間違いない」


　郁美は、その日玲奈との面談以外は丸々１日自由な時間となっていたので、久しく楽しんでいなかったネイルのお手入れをホテル内施設「ビューティーサロン」で行うつもりで２時間も早く訪れていた。
　すると目の前から健二から聞かされた容姿そのものの女性が歩いてくるのに気がついて、目線が釘付けとなった。
「あっあの人が　玲奈さんだわ　間違いない」
　女同士の直感は的中していたが、しばしお互いに立ち止まり１０メートルほどの距離で見つめ合った。
　郁美は意を決して歩み寄っていった。


郁美　「あのう失礼ですが　　　杉本玲奈さんですか？」
玲奈　「はい　ということは岩永郁美さんですか？」
郁美　「失礼しました　はい　わたくしが　岩永郁美です」
　　　　「お呼びだてして　申し訳ありません」
玲奈　「いえ　素敵なお誘い　ありがとうございます　楽しみで２時間も早く来ちゃいました」
郁美　「あらら　そうしましたら　ネイルサロン　ご一緒しませんか？」
玲奈　「えっネイルですか？　わたし　ネイルサロンは経験無いんです」
郁美　「おやおや　仕事しすぎじゃないですか？　気分転換になって良いですよ」
玲奈　「そうですね　せっかくですから　ご一緒します」

　２人は、郁美２４歳、玲奈３５歳とほぼ一回り年の離れた女同士であったが、波長が合い話が弾んだ。
　郁美の年齢を聞いて、これから面談する岩永ディレクターは若い男性なんだと推察した玲奈は、途端に艶っぽくなっていた。
　もちろん萎えることを知らない精力的な若い夫、健一は、毎晩、毎朝のように求めてきて、玲奈の性生活はとても充実しており、なんの不満もなく浮気すらしたことがなかった。
　それがますます彼女の色っぽさを加速させていたのだが、もはや無意識に男、特に若い男を惑わすフェロモンが溢れ出ていたのだった。
　その上で、仕事が有能な彼女は、男達から羨望のまなざしを一心に集めていた。
　さすがに次期社長となると目される健一の愛妻に手を出す愚か者は社内にはいなかったが、夢中になった義父が息子に隠れて何度か関係を迫るということは発生していた。
　玲奈は大人なので、そんな義父を諫めてかわし続けて表沙汰にはしなかった。

　郁美は、敏感に玲奈の変化を感じ取っていた。
「うふふ　この人有能だけど　　成熟したオンナそのものね」
「無意識でしょうね　　女のわたしでもクラクラする魅力が溢れて出ているわ」
「徹だったら　一目で夢中になっちゃうかも　美人だし　肢体も凄いわ」
「わたしも　子供産んでも　見習って努力しなきゃ」
「それにしても玲奈さん　幸せなのね」
「旦那さん　健一さんに毎日いっぱい愛されているのが分かる」
「わたし　健二さんへの愛　忙しさで疎かにしてる　　なんて馬鹿なの　わたし」
「あっはぁ　玲奈さんに教えられちゃった」
　郁美は、この日のために２パターン、オーダーメードのネイルチップを手配していて、そのうちの１つを玲奈にプレゼントした。

玲奈　「うわぁぁぁ素敵ね　女には、こんな楽しみ方ってあったんだね」
　　　　「でも高いでしょ　悪いわ」
郁美　「あっはぁ　気にしないで下さい　どっちにせよ　もう一方は無駄になるところでしたから」
玲奈　「分かりました　これもワイロよね　うふふ　仕事断れなくなっちゃう」
郁美　「断らないで欲しいわ　でも断るときも　これは気にしないで下さいね」
　　　　「仕事　関係無しに　友人として　たまにお会いしたいです　わたし」
　　　　「なんかお姉さんと話しているみたいで　楽しいんです」
玲奈　「うふふ　ありがとう　わたしも　こんなにプライベートで話したの　学生時代以来かも」

　指先を磨き上げられて美しく装飾されたオンナ２人は、途端に物腰が艶っぽくなり、いつしか手を繋いでアロマテラピーサロンに移動していった。
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2014年7月26日掲載
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