ずっと愛してます5


ずっと愛してます5 羅衣作
第36話　新たな「持つ者」　若い２組の夫婦は１度ボタンの掛け違いでセックスし始めると暴走し始める。　美桜は布団の上で夫ではない徹に正対座位で跨がりしがみ付いて夢中で腰をくねらせていた。　夫とは違って微妙にちょい奥にあたるから貪欲にそこに当ててしまうのだ。　その度にピンク色のなにかかが彼女の中で弾ける。　彼の肉棒は得体の知れない温かい波動があって、肢体にそれが広がっていく感覚が初めての経験でもはや夫のに見られていることなんて跳んでしまっていた。　自ら舌を絡めて更なる肉体的な繋がりを求めてしまうのだ。　肢体に点ったピンクの炎はもう消せない。　今抱きついているのは夫ではなくて徹なのだ。　初めて繋がったのに当たり前のように美桜の淫欲の鍵を次々と開けていく彼に為す術も無く身を委ねていくしかない自分に諦めがある。　ピンクの炎はあっという間に炎上して業火となって彼女を焼き尽くしていく。　敬子は露天風呂フロアの壁際でバックから圭太に突かれて逝かされまくって前後不覚に陥っていた。　微妙にいつもより太い肉棒がもたらす摩擦が絶妙な塩梅でＧスポットを擦られ圧迫してくるからヤバい。　次第に押し寄せてくる下腹部の圧迫感が決壊寸前であった。　彼は分かっていてそうしたのか分からないが、突然ピストンを止めて腰を上下に揺らして肉棒で蜜壺を掻き混ぜてくる。　その動きで敬子は決壊してしまう。　恥ずかしいくらいの潮噴きでバックの姿勢で噴かされたのは初めての経験だ。　　ガクッと脚の力が抜けて脱力する敬子を巧みに誘導して、背面座位に持ち込んでしまう圭太は只者ではない。　ただでさえ何度も逝かされまくって潮まで噴いて身体に広がる心地良い脱力感が収まる間もなく、再び逝かされそうになって慌ててしまう。　このペースで抱かれたら美桜が理性失ってアクメ依存症になってしまうのは当然だと実感した。　圭太にはなにか女が従ってしまうようなところがあって、拒否するどころかますます受け入れていってしまう自分に歯止めが効かないのだ。　狂ったように自ら腰をくねらす敬子ももはや夫のに見られていることなんて跳んでしまっていた。　自ら肉棒を求めてしまうただの雌に堕ちていった。　徹はずっとこの日を楽しみに待っていたのだ。　美桜を一目見た時から抱きたいと密かに思っていたのだが、独身の彼女に手を出したら再び事故案件になりかねない。　３人娘以外の「美あんず」に参加しない独身女性たちとはなんとか円満に距離を取ることに成功はしてはいたが、それはそれなりに彼は欲張りであり彼自身も辛かったのだ。　そこで彼は咄嗟に思いついた。　設計事務所に同期で入社した同僚に小泉圭太という、是非盟友として「会」に引き入れたい友人に美桜を紹介して２人を結婚に導いたら良いのではないかと企んだのだ。　圭太は徹が今まで出会った友人の中で初めて自分に匹敵する女性を愛するそして愛される存在と感じた逸材だった。　美桜は徹が出会った頃の敬子を彷彿とさせるくらいの美女で、男に愛される存在と感じた逸材だった。　この２人なら逢えば絶対に強烈に惹かれ合うと確信すらあったのだ。　逸材と逸材、お互いが男と女として求め合う理想像が全て合致するベストカップルなのだ。　とはいえそれは建前で、実は美桜とは継続的な関係を構築したいという彼自身の邪な願望達成が原動力だったのだ。　徹は無尽蔵に湧き出る精力を持て余していて複数の女性を常に必要としていたのだ。　敬子はそんな彼の欲望にいくらでも応えてくれる妻なのだが、「淫魔道士」に覚醒した彼はセックス回数ではなくどれだけたくさんの女性とセックスするかでしか満たされない救いようのない業に堕ちていたのだ。　救いはそんな彼を妻、敬子は理解してくれることで、だからこそ今回の件も協力してくれるのだ。　徹はここ最近自らの欲望との狭間で苦しんでいた。　郁美は妊娠中で、佳子とは遠隔地ということで微妙に距離があるし敬子と優貴との距離も密すぎて引き離したいから最近抑え気味にしている事情もある。　美羽たちはメンタル的に弱くて頻度をかなり加減しないと彼女たちの家庭崩壊をまねくし、３人娘と優花は別な意味で頻度を加減しないと駄目な存在だし、亜紀や里奈、麻輝、美帆らもいろいろと多忙で逢瀬の機会はかなり少ないのが実態なのだ。　手当たり次第に身近な女性を食べまくることは彼はいつでも可能なのだが、これは郁美と敬子から禁じられている行為だし、彼本人も数々の辛い経験があったから避けたいという思いは強いのだ。　そんな時に出会ったのが圭太と美桜だった。　圭太とは会ったときから意気投合し彼の資質に惚れ込んだ。　彼は自分と同じタイプの男だと思ったし、彼に相応しいパートナーに巡り会えば間違いなく自分に匹敵するくらい成長すると確信していたのだ。　彼はまだ自分にとっての郁美と敬子のような女性に出会ってないから伸び悩んでいるし、殻を破れないだけと感じていた。　敬子に美桜を紹介されて徹は衝撃を受けた。　妻に紹介された美桜を一目見た途端抱きたいと思ってしまった自分の感性を呆れつつ、彼女こそ圭太に相応しい女性だと直感したのだ。　圭太と美桜はあっという間に惹かれ合い、そして結婚まで一直線だった。　どんどん成長していく２人は眩しいほどで、覚醒していく才能は彼の見立てを上回るほどだった。　そして圭太が敬子に惹かれていることも気づいていたのだが、まさにそれは彼が自分と全く同じタイプの男であることの証しだ。　徹の思惑は早々に敬子にはバレていたが、敬子も圭太に惹かれていて、わたし達のパートナーカップルは２人しかいないねと同意見だったのだ。　妻敬子と思惑が合致したからこその今日この日を迎えられたのだ。　まさに吸い付くような柔肌、本性を丸出しにしたエロい仕草と濃厚な舌使い、絶妙な蜜壺の締まり具合も絶品だった。　それでいて敬子と違った抱き心地が絶妙で敬子の肢体が恋しくなる摩訶不思議な感覚で、ドス黒い願望が芽生えてくる怖さがある。　本能的に圭太も同じように感じていると直感した。　最高級の妻を持った夫同士だけに許されたエグゼクティブ感は魔界への誘いともいえる。　極めて不道徳で不謹慎で鬼畜な夫婦交換する夫が誰もが思い描く本心の願望。「妻と抱き比べたい」　徹は嬉々として美桜を正常位で組み敷くと、恐ろしいまでゆっくり粘質に肉棒を出し入れ繰り返し挿入感を吟味しつつ手に入れた女体にむしゃぶりついていった。　堂々と友人前で友人の愛妻を抱くことにもはや遠慮は必要ないし、彼女にまた自分としたいと思わさなければ友人に負けるだけなのだ。　結局、夫婦交換で良好な関係を築くにはお互いの妻が相手の夫にどういう感情を抱くかで決まるし、妻たちがどれだけ楽しんで満足させるかで今後の関係が決まるのだ。　今回は徹と敬子は、圭太と美桜とは友人の枠を超えて「会」におけるパートナーとなることを期待している関係なのだ。　ある意味、２プラス２の新たな形である夫婦関係を作り出したいのだ。　それは郁美の夢の実現でもあるのだ。　「会」という無数の妻と夫たちによる肉欲渦巻く世界において、どれだけ才能があるとか「魔性」だとか言われても所詮１人１人のただの男や女でしかない。　そして郁美の懸念は現実化する。　紗弥が理由はどうであれポセイドンの手に堕ちてしまう事態を誰も防げなかったのだ。　敬子は郁美も認める才女だが、やはり「魔性」持つ紗弥ですら肉欲の世界では１人の女でしかなかっただけに郁美は彼女を守りたいといろいろ模索し続けていた。　そのひとつが今回のパートナー構想だ。　可愛い徹を十分満たしてあげられないという郁美の複雑な思いとも合致しているのも大きな理由だった。　郁美は紗弥の元に何度も訪れている美桜を見ていて彼女の可能性に注目していたから、敬子から彼女との話が持ち上がったときに自らの構想を全て隠さず敬子に熱く語ったのだ。　敬子は瞬時に郁美の構想こそ自分が漠然と美桜に対して感じていたシンパシーの正体だと理解したのだ。　女同士で感じるこの手の朋友感は、極めて稀なものであり尊敬や共鳴、寵愛、師事とは全く異なるのだ。　敬子は初めてそのような存在に出会ったし、郁美にとっての亜紀が正にそのような存在だと言われて目からウロコだった。　そうなると彼女が誰を夫にするかで全て決まってしまうから、かつての郁美が亜紀と凌を結びつけた前例にならって敬子は暗躍し出すのだった。　敬子にとって最強の夫徹が認める男性があらゆる意味で最高の選択であった。　夫徹も盟友となりうる友人を都合の良いことに見つけていて、夫婦の利害は一致した。　敬子は大学院進学、夜はアルバイトホステス、そして多くの夫たちとの逢瀬をこなし若竹狩りにも忙しく多忙の極みにありながら着々と美桜と圭太を結びつけようと策謀の限りを尽くしたのだ。　その過程で誤算があった。　徹が絶賛する圭太はイイ男過ぎて、敬子自身が惹かれてしまったのだ。　敬子は徹が美桜に興味津々なのはとっくに気がついているし、既にイケナイ夫婦となっている敬子と徹の２人は後日の楽しみが日々の努力の糧になっていたのだ。　徹は肉棒に吸い付くような蜜壺に心を奪われて、夢中でゆっくり腰を振り肉棒の出し入れが止められなくなっていた。　肉棒が埋没していく時の肢体の反応も絶品だし、喘ぎ声が可愛くてどんどん心を奪われていく。　圭太が愛妻に夢中になってしまうのは納得だし、彼が正直羨ましいと思うほどだ。　子宮に絶妙に当たる感覚も絶品で遠慮せずに「愛の紋章」を美桜に打ち込んでいくのだった。　もはや彼にはそれすら明確なイメージが出来るのだ。　女体における愛の中核は子宮で、そこに肉棒に纏わした淫魔導師のオーラを打つこんでしまうのだ。　　圭太は憧れの敬子抱けて有頂天になっていた。　勝手に腰が生き物のように蠢いて新たに手に入れた女体を堪能する。　彼女はどんな体位でも受け入れてしまうくらい恐ろしくらい身体が柔らかくて、おっぱいとお尻も大きくて抱きごこち最高なのだ。　敬子とはタイプが違い美桜も最高なのだが、男は新しい女体がたまらなく好きなのだ。　もちろん後で妻も抱いて、妻の良さを再確認したいと思っているのだ。　その妻の妖しい喘ぎ声が室内から漏れている。　視線を向けると徹に妻は思いっきり嵌められて濃厚にベロチュウして狂わされている真っ最中だ。　とうとう妻の味を徹に知られてしまったのだ。　彼らの背景を知って友人関係を続けていたから、その日はいつか訪れると理解していたが思ったより早かったのは自分自身のせいだと自覚があったのだ。　美桜と出会ってから自分自身の中で芽生えたモノにずっと戸惑っていた。　美桜の肢体は素晴らしくて、その奥深さにどんどんのめり込んでいた。　以前の元カノや風俗嬢達では全く感じられなかった白く熱い迸るモノが激しい肉欲に駆り立てるのだ。　もう狂ったように時間が許す限り妻を抱いて抱きまくったが、それでも直ぐにまた抱きたくなってしまう欲望が抑えられず自分はセックス依存症になってしまったのかと悩み始める。　そんな彼に友人徹はそれは才能だと言い、我慢は必要ないからとにかく妻を抱きまくれと煽るのだ。　徹もそんな時期があり、解決策は妻の肢体しかないと断言してみせる姿に困惑しかない。　しかし欲望の矛先は確かに妻しかないから、もはや飢えた狼のように妻とセックスしまくるしかないのだ。　気がつけば妻は三度の飯よりセックスが大好きなエロい若妻に化けてしまった。　そして次第に貪欲になった妻に逆襲されて彼女の成長ぶりについていけなくなり焦り始める。　そして不意に自分も出会った頃の徹のようにエロくて眩しい妻を不安げな目をして追っていることに気づかされるのだ。　今になって徹が話していた言葉の意味が腑に落ちてくるのだ。　妻の進化は夫が思う以上に早く、そしてどんどん美し成るのだ。　夫は妻に見捨てられないように頑張るしかないのだ。　そんな段階にくると親友の妻である敬子が眩しくて仕方がない。　隣の芝がご馳走に見えて仕方がないのだ。　毎日毎晩妻を抱いているから言葉なんていらない。　妻は親友の夫が気になっているし、間違いなく惹かれているのだと伝わってくるのだ。　お互い親友たちはそういうことが有りの世界の住人と知っているだけに初めからそういう感情にタブー感が無かったのだ。　そしてお互いセックス、肉欲にどっぷりのめり込んだ結果、見えてきた世界に興味津々で彼らと同じ世界を見たいし一緒にしてみたいと思い始めていたのだった。　不思議と徹も現在の敬子の状態が気になっていると確信があった。　こんなに素敵な美しい妻が友人に抱かれて気にならないなんて考えられないし、彼がどんなにイケメンでモテモテ男だろうと１人の夫で過ぎないことには変わりないのだ。　自分が友人妻の味を堪能する代償に大切な妻は彼にタップリ味を楽しまれてしまっているのだ。　圭太の肢体にカーッと強い衝動が巻き起こる。　肉棒に熱い波動のようなものが纏い始める。　敬子は肢体内で起きている変化にビックリして逃げようと身をよじるが、彼にがっしり抱きつかれて逃げられない。　そして肉棒から広がる波動の正体に気がついてもう放心状態だった。　肢体が次第に広がった温かい波動が心地良すぎて飲み込まれていく。「うそぉ　圭太　あなたって　すごぉい」「徹　これが　これが　ごめん」「わたし　真剣に聞いてなかった　ひぃっいい」「打ち込まれちゃう　わたし・・・・・」　敬子は徹が圭太は自分に匹敵すると言っていた言葉の意味を身をもって知ることになるのだった。　圭太は新たな「持つ者」だったのだ。　　美桜は圭太とのセックスで謎の快感に目覚めてあっという間に魅了されて執着していたが、必死でそれを隠して彼からプロポーズされるように演技し続けた。　友人夫婦は最初から彼女の味方だった。　圭太を紹介してくれた徹には感謝しかなかったが、圭太とのセックスは彼女の元カレたちとは異次元なほどの気持ちよさだったのだ。　それまではセックスは嫌いでないし楽しむ感じだったのだが彼と出会って一変してセックス大好きになって夜も朝も何度も求めてしまうほどに成ってしまったのだ。　どんどん激しくなる肢体の渇望感。　有り余った性欲はアダルトビデオとディルド、バイブで解消する日々が続く。　次第にセックス依存症になってしまったのかと悩み始める。　そんな彼女に友人敬子はそれはオンナとして開花する前の過渡期だと言い、我慢は必要ないし恥ずかしがらないでとにかく夫におねだりしまくれと煽るのだ。　敬子もそんな時期があり、解決策はアクメの向こうにしか無いからと断言してみせる姿に困惑しかない。　しかし欲望の満たすのは確かに夫とのセックスしかないから、もはや盛りのついた雌犬のように夫とセックスしまくるしかないのだ。　気がつけば美桜はセックスを純粋楽しんで、それによって引きだされる自分自身における引き出しの多さに次第に病みつきになってイケナイ若妻に化けてしまったのだった。　徹と繋がって美桜は敬子が話していた言葉がふっと腑に落ちたのだ。　女がどう頑張っても嵌められたら太刀打ちできない男たちが稀にいて、それは徹という友人の夫そして自分の夫圭太なのだとの理解だった。　そう理解すると自分が圭太との夫婦生活にドップリ嵌まってセックス狂いになってしまった理由として納得感があるのだ。　夫と繋がるともう頭の中がピンク色一色になって、自分でも驚くぐらい淫乱になってしまうのだ。　そして彼の肉棒がないと肢体の疼きが抑えられなくなりつつあって、肢体の開発と性感帯の目覚めが急激すぎて戸惑いがあったのも事実だ。　そして肢体が活性化すると親友の夫である徹が眩しくて仕方がない。　隣の芝がご馳走に見えて仕方がないのだ。　そして遂に待ちに待った徹の肉棒を楽しむ機会を得たのだ。　美桜は初めて感じる肢体内に広がる優しい波動にあっという間に心奪われた。　子宮が熱くなって彼の肉棒をより深く受け入れたくて自ら両脚を限界まで拡げてしまう。　これこそ女に生まれよかったと思う究極の瞬間かもしれない。　圭太に注がれ十分に満たされた肢体なのに、憧れの徹の熱い分身が注がれる悦びが広がり抑制が効かない。「打ち込んでぇぇぇ　わたしの奥にぃ」「わたし　ほしいぃぃぃのぉ」「わたし　イケナイ妻なのかな・・・」　カッと子宮が熱くなった瞬間、彼女の意識は跳んだ。「あっ・・・・・・・・・す・・ごぉ・・・・・い」　美桜は自ら肢体を開門して徹の放つ「愛の紋章」をまともに受け止めたのだった。　敬子は毎日これでもかと徹の「愛の紋章」を受け入れているが、多くの男たちが肢体に残す余韻に影響されて彷徨ってしまうイケナイ若妻だ。　特に岩永健二が強引に上書きで打ち込んでくる刻印は正直ヤバい感じで、これ以上受け入れるのはお腹いっぱいだったのだが自ら勧誘した圭太にも予想だにしない刻印を深々と打ち込まれてミイラ取りがミイラになった様なものだった。「ヤバい　肢体の痙攣が止まらないよぉぉぉぉ」「逝っちゃう　あぁぁぁうはぁいっいぃぃぃいくぅ♡」つづく
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2024年9月21日掲載
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