14.

「あっはぁ〜〜！！　イイィィッ・・・！！！！」
　眠ったままの桜木のペニスを思う存分味わったヒトミは、作業を再開する男達を尻目に、射精にあわせ大きな叫び声を挙げた。
　縦運動をつづけるペニスから噴きだした精液を子宮口で受け止め、満足気に恍惚な笑みを浮かべたヒトミは、日焼けした豊満な裸体を仰向けのカラダから降ろした。

「だけど、ノエルが作ったアノ薬、凄い効き目よね〜・・・」
　宴の途中、桜木が飲んだアルコールにはノエルが独自に開発した興奮剤が入っていた。知らずに飲んだ桜木の股間は、その影響で精を放っても何度となく復活していたのだ。
　ノエル自身、慎重な実験の上に作りあげた薬だったが、副作用の有無までは完全に追求せずに調合した薬品は、ペニスの力を甦らせるだけでなく、それ以外の主要神経にも何らかの影響を及ぼしていた・・。
　宴の後半、桜木の意識が混沌としたのはその副作用の一種だろう・・・・。ノエルは密かにそう確信していた・・・。

　若き受付嬢の蜜に濡れた、意識を失せた男のペニスがヒクヒクと痙攣をつづけていたが、頭のバンドから伸びたコードがつながった機械からは、新たな映像が低い音量とともに流されていった・・。
　沙紀、多恵と桜木の意識下を刺激した映像のクライマックスは、桜木にとって最も深い繋がりを持った早苗の背徳だった・・。

　場面は早苗の大学進学から物語っていた。
　貧しいながらも厳格な家庭に生まれ育った早苗は、親の望むままに美しく、素直で優しい女性へと成長した。
　経済的に余裕のない両親の現状を良く理解し、勉学に励んだ早苗は見事、国立大学へ進学を果たす。
　地方にある実家から遠く離れ、東京の大学へと進学した早苗は小さなアパートを借り、一人暮らしを始めた。
　１８歳の春から始まった早苗のキャンパスライフは、大きな問題もなく淡々と時を経過させていった。

　しかし、早苗２０歳の春、実家の父親が急性クモ膜下出血で倒れ、そのまま寝たきりとなる・・・。
　大学を中退し、実家へ戻ると言った早苗に母親は、父親の世話は自分に任せて、早苗にはなんとか卒業まで頑張って欲しいと懇願した。
　母の必死な願いを苦渋の選択で受け入れた早苗だったが、田舎の地方都市である、女である母親の稼ぎは雀の涙ほどしかなく、必然と東京で暮らす早苗への仕送りは厳しいものとなった。
　それでも必死に遣り繰りをし、毎月僅かばかりの金を送金してくる母親の限界を悟った早苗は、仕送りをやめさせ学業を続けながら必要資金を稼ぐ決心をする。

　夏本番を迎え、周りの学友達が灼熱の太陽を謳歌していても、講義の合間を縫ってファミレスやコンビニでアルバイトに勤しんだ。
　しかし、勉強を疎かにしないよう気を配れば配るほど、思ったように資金を捻出できない・・・・。
　早苗の生活は日毎に追い込まれ、遂には家賃も滞るようになる・・・・。不動産屋からの再三の通告に苦しんだ早苗は、逃げるよう部屋を引き払うと、少数の友人に間借りを頼み込んだ。

　そのうちの一人、１歳下の短大生でコンビニのバイト仲間である千秋が早苗を快く迎え入れ、女子大生二人の共同生活が始まった。
　自分の懐具合から最大の金額を間借り賃として提示した早苗だったが、千秋はそれを受け取ろうとせずに、無償で部屋を提供してくれた。
　実際は１円たりとも無駄に出来ない早苗にとって、それは何物にも替え難い好意だった。

　千秋の生活環境は、自分とは全く違っていた・・。どこの令嬢でもない千秋の２ＬＤＫの部屋はアンティークな家具で彩られ、ブランド物のバッグに洋服、毎日の様に夜遊び・・・。
　時には深夜、男友達を連れ込んでは、早苗が眠る隣室で性行為に没頭する・・・・。千秋が挙げる甘い声と男の荒々しい唸り声は再三早苗を悩まし、朝まで布団をかぶる日が週に３日はあった・・。
　何より嫌だったのは、千秋を抱いた男と翌朝、バッタリ出くわしてしまうコトだった。男達はパジャマ姿の早苗を厭らしく眺めては、意味ありげな笑いを残していった。
　そんな現実にも早苗は強い意思を持ちつづけ、何とか共同生活を送っていった・・・。

　色々と問題はあったが、無償で提供してくれた恩に報いるため、早苗は孤軍奮闘した。
　千秋の居ない夜に部屋全てを掃除し洗濯を二人分こなし、そのあとコンビニへとアルバイトに出掛ける。
　千秋のバイトシフトは限りなく少なく、こんな働きぶりが何故、あれ程の生活を産むのか早苗には不思議で仕方なかった・・・。
　その答えは、ある日突然、早苗の前へと降ってきた。

　千秋にとって、バイトは暇つぶし程度のもので、生活資金の大半は援助交際で稼いでいると告げられた・・・。
　一回につき最低３万。気前の良いオヤジに当たれば５万以上は置いていく・・・。そんなセリフを悪びれずに言い放つ千秋・・・・。
　深夜に訪れる連中の中にも千秋の顧客がおり、ホテル代が浮いた分、多くの金を支払うのだという・・・・。
　その事実を知った早苗は心底驚愕した！
　朝方に出くわしたコトのある男が、自分をえらく気に入り、『援助相手に望んでいるから早苗さんもヤレば？』と、半笑いで誘ってくる千秋に嫌悪感さえおぼえ、１日も早くこの部屋を出なければと強く思った。
　だが、早苗に突きつけられていた現実はその考えを許さず、ずるずると千秋の元で生活を続けざるを得ない現況から逃げられない自分がいた・・・・。

　自分の誘いを断ったうえに、軽蔑の目を向けた早苗に憤慨していた千秋は、翌月から家賃の半分を払うよう、ある日突然要求してきた。
　ココを追い出されたら行く宛てのない早苗は、突然の要求に困惑しながらも受け入れ、今まで以上の労働に奔走する毎日を送った。
　だが、学費と生活費、この両立に早苗の精神はじょじょに圧迫され、とうとう今月分の家賃負担を補えないまでに追い込まれてしまった・・。
　恥を忍んで、その事実を告げた早苗に千秋は、強固な態度で家賃を待てないと迫ってきた！それでも懇願する早苗に千秋が出した提案は、予想されたとはいえ、援助交際への勧誘だった。
　三日三晩悩んだ早苗は、今月分を捻出する、ただ一回だけと言う約束のもと、千秋指導のまま援助交際を受け入れた・・・・。今月分を千秋に支払ったら、後のことは考えずに部屋を出ようと決めた早苗・・・２０歳の秋だった・・。

　援助交際の段取りは全て千秋が整え、決められた場所へ時間通りに行くだけの早苗・・。
　きっと脂ぎった中年男が自分を待っている・・・・・！そう覚悟しながら訪れた場所へ現れたのは、いつか千秋の部屋で見たことある、遊び人風の男だった・・・。

　喫茶店でお茶を飲みながら黙りこむ早苗に、３０代前半の男はアレコレと話しかけてきた。
　自分は早苗と会ったことがあり、その時にとても気に入ったこと・・・。スラリとした身長とカラダのバランスが素敵だと感じたことなど・・・。
　そんな言葉を投げかけられるたび、早苗のカラダは異様な震えを感じていた・・・・。
　あやふやな態度を続ける早苗に遂には豪を煮やしたのか、男は伝票を鷲掴みにするとココを出ようと促す・・・。
　８８０円・・・。今でも早苗はその時に男が払った金額を憶えている。嫌な記憶が住みついたと、後年、早苗が感じ続けたことだった・・。

　喫茶店から数分も歩くと、景色が大きく変わっていた。数棟のホテルが立ち並ぶ界隈をオドオドと歩く早苗は、入るホテルをキョロキョロと選ぶ男の仕草に背筋が冷たくなるのを感じた・・。
　やっとの事で男が選んだホテルへ手を引かれ、数個しか空いていない部屋をまたもや男が選び悩んでいるのが堪らなく嫌だった。
　男が選んだのは、空室の中でも一番料金が安い部屋だった・・。そんな所に眼が行ってしまう自分にも嫌気がさした早苗だった・・。
　
　鍵を差し込み、中へと導かれた部屋はシックで落ち着いていた。それが早苗に僅かばかりの安堵感を与えたが、突然背後から抱きついた男によって安堵感は消し飛んでしまう！
　無遠慮に両手をつかい服の上から胸を揉む男の息が首筋にかかり、早苗の全身は鳥肌でおおわれた。
『やっぱり、イイ胸をしてるな・・・。想像通りだっ！』
　千秋の部屋ですれ違った数秒に、自分をそんな風に見ていたんだ・・・！思い返すだけで喉の奥が痛くなった・・・！
　鼻息を吹きかけながら、当時Ｄカップに成りかけの双乳を荒々しく揉む男は、早苗の反応を確かめる様にアレコレと手捌きを変えてくる。
　しかし、男の思惑と反比例する早苗の反応は、いかにも乏しいままだった・・。
　
　田舎を出る前、交際していた先輩に処女は捧げてきた・・・・。しかしそれは只一回きりの性行為であり、それ以降早苗の肌を通った男はいない・・・。
　だが、性のイロハを知らない早苗だからこそ、この状況を呆然と受け入れたのかもしれない・・・。
　金を払ってまで女を抱くことに生き甲斐を感じる男とはどんなモノであり、それが自分のカラダに如何様に作用するのか、これから早苗は存分に知ることとなる。

　新たな責め具合を模索する遊び人の男は、女体への責めをじょじょにエスカレートさせていく。
　背後から双乳をマサぐる手がワンピースをズンズンと捲りあげ、その後をもう片方の手が肌をすべって這い登ってくる。
　首から上へと引きあげられたワンピースが早苗にバンザイの格好をとらせ、頭から脱がされると思っていた服が、顔を隠したままその場所で止められる・・。
　ワンピースによって目隠しされ、バンザイしたまま拘束された早苗は、布地を振動させながら抵抗を訴える！
　『このままでイイんだよっ！！大人しくしてろー！』
　ドスの利いた男の怒声に、早苗は動きを封じられた・・・。

　バンザイした両手の先とワンピースの裾が男のネクタイによって結び合わされる・・・・。まるで巾着に包まれた格好で立たされる早苗の顔は、恐怖で引き攣っていた・・！
　しかも、巾着状態なのは首から上だけであり、下側はブラジャーとパンティーのみで男の目に晒されている・・・。
　留められたままの首元のボタンが顎下に引っ掛かり、どうもがこうと顔と両手を包むワンピースを脱ぐことが出来ない。
　焦りの色が濃くなる早苗のカラダが一瞬宙に浮き、その直後、柔らかいスプリング上で仰向けに跳ねた！
　くぐもった声で訴える早苗を無視したまま、遊び人風の男が木目細やかな肌へと覆い被さってくる・・・。
　半分は処女といっても許される経験の皆無な女子大生の肌を、女を抱く生き甲斐に燃える男の性欲が滑りだしていく。

　処女を捧げた先輩が褒めて止まなかった釣鐘型の乳房が、ブラジャーと共に男の手に握られ形を変えていく。
　ブラジャー越に胸の感触を確かめた手が背中に差し込まれ、ホックを外された砦が白い膨らみから取り払われると、仰向けでもまったく型崩れしない若き美乳に男の口から感嘆が漏れる・・・！
『へへへ〜、ナマ乳も最高の味だな・・・』
　直接の揉み応えを両手で堪能する男の唇が美乳へムシャブリつき、唾液を含んだ舌腹が容赦なく小さな突起を舐め挙げる！
『あんっっ！・・・・・！』
　早苗のカラダに電気が走った！小さな痙攣に気を良くした男の舌先が、隣の突起も同じ様に舐め挙げていく。
『あっ・・・！　やあぁっ・・・・・！』
　右の乳首を舌先が、左の突起を荒れた指が摩りあげると、早苗のカラダはピクピクと反応を示し、ワンピースで覆われた口からは小さな喘ぎが続け様に漏れ出していく・・・。

『オッパイの形が最高の女は、感度がイイっていうけど本当だな〜っ』
　自分の援助暦で最高と言っても過言じゃない美乳の持ち主に昂ぶる男は、良い感度を露にする乳房を執拗に責めまくる！
　その都度、可憐な吐息に時折、大きめの喘ぎを混ぜる早苗の小さかった乳首は最大まで隆起し、男の舌と指に若々しい反発をみせる。
　《ああ・・・・・っ！　なんでぇ・・・・なんで、会ったばかりの男性なのにぃぃ・・・・・・！》
　自分が秘めた女性本能に気付く由のない早苗は、見ず知らずの男が繰り出す愛撫に堪らず反応してしまうカラダを制御できなかった・・・。
　モジモジと擦り合わせる両足のつけ根が下着をこすり、その場所が生ぬるく濡れているのが凄く不快だった。
　先輩とのＳＥＸでも、こんな風に感じた記憶が無かった・・・・。ただ慌しく、それに愛情を乗せただけの初体験は、僅かな痛みと温かな思い出を残し終了しただけだった・・・。
　でも今は、明らかに違った感覚が自分の全身を厚い膜で包み込み、ジワジワと溢れてくる得たいの知れない体感に胸の底が激しく燃えて止められない！
　美乳の双方を執拗に責めていた男の手が、モジモジと合わさる太腿へ割って入ると、早苗の唇からは自然と大きな喘ぎが発せられた！

　生ぬるい蜜液で湿った下着の一部を男の指でイジられ、早苗は恥かしさのあまり両手を顔にのせた。
　顔はワンピースで包まれたままだったが、それだけでは熱くなった顔面を隠すには頼りなく感じた早苗は、思わずそんな行動をとったのだった・・・。
　男の指は、充分に潤った蜜を下着ごとすくう様に厭らしく割れ目の上を往復し、その都度、ワンピースに覆われた早苗の口からは熱の篭った息が吐き出される。
『感じちまって辛いのか？』
　心待ちにした早苗の反応に、男は厭らしい口調で見えない顔に言葉を浴びせた。
『・・・・・・・・っ・・・・・・・・・んんっ』
　男の問いに顔が一層熱くなる早苗は、悶える我が身を悟られまいと必死に息を殺した。
　経験が皆無なオンナの心理など、経験豊富な男にすれば読むに容易いものである・・・。素直な返事をしない早苗を苦しめるように、男の指は動きの激しさをアップさせ本能の叫びを引き出そうとする！

『ううンンンーーっっ！！　ハアアアアアッッー！！』
　悲しい程の乙女の抵抗は虚しく突き崩され、迸った嬌声にワンピースの裏地が細かく振動した！

『取って欲しいか？どうだ・・・・』
　荒々しかった口調から、極端に猫なで声へと変わった男の言葉に、早苗は喘ぎを止めないまま頭を何度も振った。
　頭頂部からワンピースが取り除かれると、天井のライトが煌々と自分を照らしていた・・・。冷えた酸素を吸い込みながら、同時に脱がされた下着で守られていた秘部で動く指に眉間をよせ喘いだ！
　新鮮で若い愛蜜は次から次へと男の指に絡みつき、ユルユルと挿入された中指の抽送に早苗の裸体は何度もベットから跳ねアガる！
　厳格な家庭でスクスクと育ち、只の一度だけ愛する者と肌を交わした女子大生は、すいも甘いも知り尽くした男によって急速に開発されていく・・・。

　割れ目の上部から飛び出す新芽に舌先があてられ、強弱をつけて数回刺激されると、何万ボルトもの電流が早苗の全身を貫き、一気にアクメへと押し流していく！！
『ふああああああああぁぁあアアアあああああアアアァァァああああああああああああ！！！！！！！！！！』
　大人しい性格の早苗を襲った初めてのアクメが、人生で一番大きな叫びを細い唇から挙げさせた！・・。

　ビクビクと痙攣する早苗を見詰めながら、男は裏を持った笑いを見せた・・・。
　それは一時だけだったが、この一見遊び人風の男の厭らしさが垣間見えた瞬間だった・・・。
　身も心も男に支配されつつある早苗は、切れ長の瞳を弱々しく開くと、上から覗き込む異性の視線に胸が高鳴った・・・！
　もう抵抗する意識など沸いてこない・・・・。だたこの力強い男に、今日この身を奪われる事実を享受するしか術がない・・・・。
　追い詰められた乙女の裸身は、そう観念すると見る間に赤味を濃くしていき、覆い被さった男の唇にすがり付くように口唇を合わせる。
　含まされた舌を従順に受け止め、流し込まれる唾液を素直に飲み干していく。
　その間も続けられる、乳首と割れ目への愛撫に刹那そうな吐息を漏らしながら、早苗の本能は目くるめく世界へと落とし込まれていった・・・・。

　指と舌の愛撫で、早くも２度目の絶頂を受け入れた早苗は、ベットで大の字のまま激しい呼吸を繰り返していた。
　息が整いだすと、目の前に肉で出来た棒を突きつけられる・・・・。初体験では直視しなかった異性の象徴に、早苗の呼吸が止まる・・。
『口で咥えるの、ヤッたことあるか？』
　優しい口調で問い掛ける男に顔を向けると、小さく首を振る早苗・・・。
『そうか・・・だったら今日が最初ってことで、頑張ってみるか・・・？』
　そう言った男の手が頭の後ろへ廻され、自分の股間へ乙女の顔を引き寄せていく。
　目と鼻の先に異性の臭いが感じられ、思わず眉をひそめた早苗だったが、力を弱めない男の腕によって、細い唇が竿の先端に触れてしまう。
『さあっ！　ここまで来たら恥かしがるなよ』
　上下の唇が合わさる部分へ膨らみの先が強く押し充てられ、その堅さに僅かにひらく赤いクチビル・・・。
　そうなってから侵入を拒む術など早苗には無かった・・。前歯の表面に肉の感触が宿り、止まらない侵入が綺麗に揃った歯をひらき切ると、大きな塊の全てが舌腹へ重量を乗せてくる！
　竿の円周に沿って拡がったクチビルは、異物の侵入に苦しげに閉じようと作用し、その締め上げに男の口から呻きが漏れる。

『最初だから上手にやろうなんて思わなくていい。自分がしたいようにすればイイんだから・・・・』
　引き寄せていた腕の力が弱まり、替わりに後頭部を優しく撫でてくる。早苗の気持ちは、撫でられた髪の心地よさに段々と落ちついてくる・・。
　切れ長の目を瞑り、口唇に触れる感覚だけに集中しながら、ゆるやかに幹にそってスライドをはじめる。
　クチビルを引けば、エラの切れ込みが下顎に引っ掛かり、じわじわと含んでいくと、舌の根元へ膨らみの先が乗っかる・・・・。
　同じ動きを何回も続けながら、早苗なりのコツが芽生えてくる。ただ前後に動かすだけじゃなく、途中に舌やクチビルを使うタイミングが見えてくる。
　自分なりの応用を効かせれば、頭上から男の呻きが聞こえてくる・・・。その音をもっと聞きたい・・・・・・。
　早苗の中で、ＳＥＸに対しての自然な欲望が激しく沸いたのだった・・・・！

　充分に堅くなった男のペニスが浮きぼりにする筋肉の固さが口唇に痺れを生む・・・。
　釣鐘の乳房がドクドクと騒ぎ出し、乙女の割れ線から熱い液体が流れだす。
《すごく・・・・ああっ！・・・ヘンな・・・・カンじ・・・・・っっ》
　口内で聳える異性の温もりと強靭さが、起き掛けた本能を激しく揺さぶる・・・！
　閉じていた目をあけてみると、自分の口と男の股間をつなぐ長いペニスが痙攣している・・・・。その姿に、早苗の全身はとてつもない餓えを感じ、制圧願望が止め処なく溢れてくる！

『はあああっっ〜！　もう・・・・・ダメ・・ですぅ・・・・っ』
　長い肉棒から口唇をはなし、赤く腫れたクチビルを震わせながら切ない声をあげる早苗に、男は途方もない欲望を憶える。
『どうして欲しい・・？』
　優しく髪を撫でながら聞くオトコを見上げた早苗は、目を一杯に潤ませて小さく答える・・・。
『この・・・・・この先を、お願い・・・・します・・・・』
『ふふふ・・・・・そうか、欲しいのかコレがっ』
　男の手がペニスの根元を握り、早苗の頬を亀頭で軽く叩く。
『あんんっ・・・・！　ほ、ほしい・・・・ですぅぅっ』
　逞しい象徴に制圧されたい気持ちが一層昂ぶり、頬をたたく亀頭を思わず掌でつつむ早苗・・・。
『そうか、そんなに挿れてほしいかっ！スケベな女子大生だな、オマエは』
　自分を卑しめようとするセリフも、今の早苗には一種の催淫効果でしかなかった！
　男の言葉に小さく唸った早苗は、手の中で脈動する膨らみに、愛しそうに頬をスリ付けていった・・・・。