| ５１. 高校生Ｓは、堅く勃起したペニスを揺らしながら、母のほうへと近づいていった。仰向けになっている母の両足の間にＳが入ろうとすると、母は、「Ｓ君、最後に・・・こっちでもする？」と悪戯っぽい表情でＳに尋ねた。 ベッドの脇で２人を見つめていた私には、母が何を言っているのか分からなかった。しかし、Ｓは、母の意図をすぐに理解した様子で、「あっ、はい。」と素直に返事をすると、母の体にまたがり、母の股間ではなく上半身にペニスを近づけていった。 母が「ふふ・・」という声が聞こえてきそうな笑みを浮かべながら、豊かな乳房を両手で両側から支えるようにすると、Ｓは母の腹の上に馬乗りになる体勢になった。その股間のペニスは勢いよく反り返り、天井を向いていた。 女としての妖艶さの中に、どこか母性を感じさせる表情を浮かべた母は、胸の谷間を作るように両手で乳房を寄せた。私は、この時初めて、母が乳房でＳのペニスを愛撫しようとしているのだと気がついた。 Ｓは、下腹部につきそうなほど反り返っているペニスの根元を押さえて、仰向けになっていても盛り上がっている２つの乳房の間に押し付けるようにした。母が両手で乳房を寄せると、Ｓの肉棒は白い柔肉に包まれて、根元の部分以外、私たちからは見えなくなった。 顎を引いて、肉棒の位置を確認していた母は、「どう？」と言いたげな表情を浮かべながらＳの顔を見上げた。母を見下ろしていたＳは、小さく頷くと、腰の角度を調節して、ゆっくりと腰を押し出すように前に動かした Ｓは、バランスがとりにくかったのか、ベッドのヘッドボードに両手をついて上半身を少し前に倒した体勢になった。両手で乳房を寄せている母も、体をわずかに移動させてＳが動きやすいように位置を調節した。 Ｓは、再び頷くと、腰を前後に動かして、母の豊かな乳房が作り出す谷間にペニスを出し入れし始めた。母を見下ろすＳの目はどこかギラギラしており、美しい乳房で愛撫されることに、女性器にペニスを挿入していた時とは違った興奮を覚えているようであった。 私も、多くの同年代の男性と同様、ＡＶなどの情報を通じて、女性の乳房で男性器を挟んで愛撫するパイズリという行為を知っていたが、実際にパイズリの様子を目の当たりにするのは、もちろん初めてのことであった。 ＡＶの中でパイズリが行なわれる場合、画面に大きく映し出されるのは女優の乳房であって、男優の存在を意識することはまずなかった。しかし、私の目の前のベッドの上では、爽やかな風貌とは似つかわしくない表情を浮かべたＳが、母の上半身に馬乗りになっていた。 母にまたがり、乳房にペニスを擦りつけるＳの様子は決して乱暴ではなかったものの、Ｓが自らの欲望を満足させるために母の体を用いているような印象を与えた。Ｓの荒い鼻息や、男性器と乳房の擦れる音というのも、ＡＶを見ていたときには伝わってこなかったものであり、目の前の行為の淫靡さを際立たせていた。 Ｓの横顔からは、Ｓが強い興奮と同時に、男性に備わっている支配欲が満たされる感覚を覚えているように見えた。対照的に、Ｓの顔を見上げ、その肉棒を柔肉で包み込む母の横顔からは、男性の荒々しい欲望でさえ優しく受け止める、女性の献身性や包容力が感じられた。 母のパイズリは数分間にわたって続いた。パイズリを経験したことのない私は、母の乳房がＳのペニスによって柔らかそうに形を変える様子を見つめながら、豊かな柔肉に肉棒を挟まれる感触やその時に感じる興奮はどれほどのものなのか、想像をめぐらすしかなかった。 母の芸術的なまでに美しい乳房を目にした男性であれば誰もが、母のパイズリを一度は経験してみたいと夢見るに違いなかったが、私は、一人の男性としての羨望とは異なった感情を抱きながらベッドの上の２人を見つめていた。 私にとって、母の乳房というのは、性的興奮を覚える対象である前に、何よりもまず、私を産み育ててくれた母性の象徴にほかならかなった。その乳房が、Ｓの若い欲望を満たす道具として扱われている状況に、私は強い屈辱感をも覚えていた。 しかし、Ｓは、私たちの存在など忘れたかのような様子で、母を見下ろしながら、その若々しい勃起を母の乳房に擦りつけていた。２人の様子からして、Ｓがこれまでに何度も母のパイズリを経験していることは明らかであり、ただ物欲しそうに見つめることしかできない自分との境遇の違いに、私の中の嫉妬と屈辱感は強くなる一方であった。 Ｓがさらに荒々しく腰を動かし始めると、少し驚いた様子の母は、Ｓの顔を見上げて「Ｓ君、だめよ、出しちゃったら」と言った。母は、悪戯っぽい笑みを浮かべていたが、その優しい表情からは、Ｓのことを愛しく思い、慈しむ気持ちが伝わってきた。 Ｓは、我に帰ったかのように、「あっ、はい・・」と返事をして、腰の動きを緩めた。母は、Ｓを諌めるような声で「今日は、ここで出したらだめ・・」と言った。Ｓが再び「はい」と返事をすると、母は、Ｓが自分の体に興奮してくれていることが嬉しくて仕方がないといった様子で小さく頷いた。 母は、乳房から両手を離すと、Ｓの腰を抱え込むようにして、Ｓの下半身を自分の顔に近づけるようにした。乳房による愛撫を受けて腹につきそうなほど反り返った勃起が顔の前に来ると、母は首をもたげて、肉棒を下から上へ舐め上げるように舌を這わせていった。 母の意図を理解したＳは、ペニスの根元付近を手で押さえて、仰向けになっている母が舐めやすいようにした。母は、両肘をついて軽く頭を持ち上げると、その形を確かめるように若いペニスを丁寧に舐めまわし、Ｓの睾丸にも舌を這わせていった。Ｓは、膝立ちの状態のまま、母の様子を見下ろしていた。 Ｓのペニスが再び母の唾液で覆われた状態になると、母は、目の前のペニスから口を離した。Ｓもペニスから手を離すと、若く逞しい勃起はバネでも入っているかのように勢いよく反り返った。母は、隆々とした勃起の向こうにあるＳの顔を見上げながら、「じゃあ、Ｓ君、来てくれる？」と言った。 Ｓが、小さな声ではあるものの、しっかりと「はい、分かりました」と返事をすると、母は右手でＳの睾丸を下から優しく撫でた。母は、Ｓの顔を見上げたまま「ごめんなさいね。Ｓ君みたいに若い子に我慢させちゃって・・」と言った。Ｓが「いえ・・」と呟くと、母は、「でも、今から、溜まってるのを全部、中で出してね・・」と言った。 そのやり取りからして、Ｓは、母に言われて、今日のためにしばらくの間、射精を我慢していたようであった。再び「はい」と返事をしたＳの顔は、強烈な興奮と、旺盛な射精欲をもうすぐ満足させることができるという期待にあふれていた。 それでも、Ｓは、すぐに母の女性器に挿入しようとすることはなく、同じ体勢で母を見下ろしていた。母は、Ｓから視線をそらすことなく、もう一度、Ｓのペニスの裏側に優しくキスをした。Ｓは、それが合図であるかのように、母の両足の間に移動していった。 Ｓが、母の両足の間に膝立ちになると、母は、仰向けの状態のまま、ベッドの脇に座っている私とＲのほうを向いた。私が、久しぶりに向けられた母の視線に戸惑いを覚えていると、母は、私たちのほうを見つめながら、「じゃあ、ゆう君と、Ｒちゃんも、ちゃんと見ていてくれる？」と言った。 私も、そして私の隣に座っているＲも、すぐに返事ができずにいると、母は、「これから、Ｓ君に・・・最後に、その・・さっき言ったみたいに、受精させてもらうの・・」と言葉を続けた。母が私たちのほうを見つめる中、私は、唾を飲み込んで、かろうじて小さな声で「うん・・」と返事をした。 Ｒも小さく頷くと、私たち２人の承諾を得た母は、綺麗な笑みを浮かべた。Ｓの方を向き直った母は、真剣な眼差しで「じゃあ、Ｓ君・・お願いね」と言った。Ｓに受精させてほしいと頼む母の表情は、Ｓに対する愛情とともに、一人の女性としての覚悟を感じさせるものであった。 Ｓも真剣な表情を浮かべて「はい」と返事をすると、母は、緊張を解そうかとするように、優しい笑みを浮かべて、少し茶化した口調で「大丈夫よ。Ｓ君、いつもすごく元気だから、普通にされたら、私、絶対に妊娠しちゃうもの・・」と言った。母の笑みにつられて、Ｓも微かに笑みを浮かべながら頷いた。 それでも、Ｓの表情はどこか強張って見えた。Ｓが緊張していることは確かであったが、母を見下ろすＳの表情は、緊張という言葉だけでは表現できないものであった。私には、爽やかに見えるＳの奥底にも、一匹の雄として、目の前の美しい雌を孕ませたいという本能が確かに備わっており、それが顔をのぞかせているように感じられた。 Ｓの顔を見つめながら、私は、自分の中に、母とＳのセックスを見る度に感じる興奮や嫉妬とは異なる感情が湧き上がってきていることに気がついた。それは、母とＳが互いの生殖子を受精させようとしていることに対する、強い恐怖心と喪失感のようであった。 私は、同じホテルで、Ｓの父親であるＴが母を孕ませた時のことを思い返した。確かに、その時も、私は母が奪われてしまうよう感情を覚えたが、どれだけ母がＴに身を委ねきっていても、社会的に成功を収めたＴが、その財力に物を言わせて、母を抱き、子供を身ごもらせたのだとどこかで自分に言い聞かせることができた。 しかし、今、私の目の前では、母が、私自身よりも年下の高校生に対して、自分から孕ませてほしいと懇願していた。純粋に男性として秀でたＳが、母の卵子を受精させようとしていることに対して、私の本能が危険だと叫んでいるように思えた。 ベッドの上のＳがその股間の勃起を母の女性器に近づけていくと、母は、いつもよりも大きくＭ字型に足を広げた。母が両手で太腿を持ち上げるようにしたため、愛液に濡れたピンク色の印肉までもが見える状態になった。Ｓが裸の亀頭が擦りつけると、小陰唇は大きく押し広げられた。 Ｓの肉棒は逞しくいきり立ち、赤黒い亀頭は大きく膨れ上がっていた。しかし、同じように母を孕ませた父親Ｔの男性器とは異なり、Ｓのペニスは凶暴さを感じさせるところがなかった。しかし、私には、素直に目の前の女性を孕ませたいと願う、健康的な生殖器だからこそ、むしろ危険であるように感じられた。 Ｓが上半身を起こした状態で腰をゆっくりと前後に動かしている間、母は、時おり体を小さくピクンと動かしながら、Ｓの顔を見上げていた。母は、今すぐにでもペニスを挿入して欲しそうに見えたが、Ｓが自らの意思で入ってきて欲しいと願っているのか、何も言わずに物欲しそうな吐息を漏らしていた。 腰の動きを止めたＳは、「じゃあ、百合子さん・・・最後に、必ず一つに・・」と言った。たどたどしい口調ではあったものの、Ｓも、Ｓなりに真剣に母の思いに答えようとしていることが伝わってきた。 嬉しそうな笑みを浮かべた母は、何も言葉を発することなく小さく頷いた。Ｓは、最後にもう一度だけ腰を前後させた後、右手でペニスの根元をもって角度を調節すると、はち切れそうに勃起したペニスを母の中へと沈めていった。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2015.4.4掲載 |