母の男


母の男しろくま作
53. 　私と女子高生Ｒが見つめる目の前で、高校生Ｓは、「あぁっ・・・ああっっ！」という声を断続的に漏らしながら、自分の子種で母の卵子を受精させようと射精を始めた。Ｓが、母の足をＭ字型に広げ、自らの上半身を起こした状態であったため、Ｓのペニスが母の女性器に突き刺さっている様子が、私たちからもよく見えた。　これまで私が目にした母のセックスでは、正常位で射精を迎える男性は皆、母に覆いかぶさるようにして射精をしていた。母を抱く男性たちは、全身を貫く快感の中、少しでも母の奥で射精をしようと夢中で母の中にペニスを突き立てていたため、母の中に精液が送り込まれる結合部が見えるのは新鮮であった。　女性の奥で射精しようとするのは雄としての本能に違いなかったが、ベッドの上のＳは、私とＲにこの瞬間を見せたいという母の願いをかなえようと、その欲望を押さえ込み、結合部を私たちに見えるようにしていた。それでもやはり、自分の意志とは関係なく本能がそうさせるのか、Ｓは何度か小刻みに腰を前に突き出した。　ベッドの脇の私は、母のクリトリスと小陰唇、そしてそのすぐ下の膣口にあるＳの逞しい肉棒を見つめていた。　母の女性器から顔を出したペニスの付け根は、一定の間隔をあけて何度もピクンと脈打った。若い肉棒が力強く脈動し、母の中に精子を注ぎ込む様子は、雄に備わった本来の欲求に沿った、健全で、健康的なものに見えた。　Ｓの射精は非常に長い間続いた。２分以上にわたって続いた射精の間、母の喘ぎ声がおさまって静かになったホテルの部屋の中に、Ｓの口から漏れる声と呼吸の音が響いた。最初は野太かったＳの声は、徐々にか細くなっていき、２分ほど経過した頃には息切れになった。　私が見つめていたペニスの脈動も、徐々に間隔が長くなっていった。最初は、１秒に何度か力強く脈動するのが分かったのに対して、脈動の間隔は次第に１秒ほどになり、最後には、まだ残っている精液を絞り出すかのように時間を空けてピクンと動くようになっていった。　Ｓのペニスが脈動する回数は、私の射精と比べるとけた違いに多かった。私は、以前に見た映像の中で、Ｓが母の顔に射精をした時、信じられないくらいの大量の精液が吐き出されたのを思い出していた。長期にわたって射精を我慢していた今日は、その時よりもさらに多くの精液が母の中に注ぎ込まれ、たった一つの母の卵子を受精させようと無数の精子が蠢いているに違いなかった。　Ｓがその子種を吐き出す間、母は、若い精液のほとばしりを感じ取ったかのように、時おり体をピクンと動かしながら、Ｓの子種を受け止めていた。私は、２人の結合部に目を奪われていたが、紅潮した母の顔に目を向けると、母は、女としての快感や喜びとともに、Ｓに対する母性を感じさせる穏やかで幸せそうな表情を浮かべながらＳを見上げていた。　Ｓの射精が徐々におさまり、Ｓが息を整えるように肩で呼吸をするようになると、母は、雄としての使命を終えたＳをいたわるように「大丈夫・・Ｓ君？」と声をかけた。　その優しく、穏やかな表情を見ていると、幼い私を見つめる母の愛情にあふれる顔がフラッシュバックしてくるように感じられた。　Ｓは、「あっ・・はい・・」と呟くと、母のほうを向いた。Ｓと目の合った母は、さらに明るい笑顔を浮かべて「やっぱり、Ｓ君、ほんとうにすごいわ・・」と言った。Ｓは、肩で呼吸をつづけながら、同じように「はい・・」と返事をした。　その後しばらくの間、母とＳは、互いに見つめ合いながらも会話を交わすことなく呼吸を整えていた。２人の姿を見つめていると、ベッドの上に流れる親密な空気が体を交えた男女に特有のものであって、Ｓに向けられた眼差しは、やはり、私に向けられていた母親としてのものとは、似て非なるものであることに気づかされた。　Ｓが母の膣内に射精する光景は、私が想像していたよりも穏やかであった。かつて同じホテルで、Ｓの父親であるＴが母の中に射精をする様子は、どこか乱暴に感じられ、力強い雄がその欲望に任せて雌を孕ませる行為のように見えたのに対して、今、私とＲが見つめる前で行われた行為は、もっと愛情と信頼にみちたものに感じられた。　Ｔとのセックスの時のような雰囲気を予期していた私が、ベッドの上に流れる穏やかな空気に戸惑いを覚えていると、母は小さな声で「Ｓ君・・・」と呟いた。Ｓが上半身を前に倒して顔を近づけていくと、母も軽く頭を上げてＳとキスを始めた。２人のキスは、前戯や挿入中のものよりもはるかに優しかった。　両手をＳの肩に回した母は、Ｓの口唇を優しく、ゆっくりと舐めまわすようにキスを続けた。母とＳのキスは、互いの快感や性的興奮を高めるためのキスと違うのはもちろんのこと、夫婦や恋人が互いの愛情を確かめるためにするキスともどこか違って感じられた。　それは、生殖子を受精させたいと思うほど互いの肉体を欲しているにもかかわらず、もう２度と会うことができない境遇にある２人が、最後のセックスを名残惜しむキスだからなのだろうと思った。　母とＳのキスは、おそらく５分近くにわたって続いた。男女が互いに貪り合うようなキスとは違い、これほど穏やかなキスが長い時間にわたって続けられるのを私は見たことがなかった。神聖な行為を邪魔してはいけないような気がして、私は息を殺してベッドの上の２人を見つめていた。　優しく、長い気キスを止めた母とＳは、互いの唇を離してからもしばらく見つめ合っていた。潤んだ眼をした母は、さらにキスを続けたいように見えたが、自分に言い聞かせるような表情を浮かべると、「綺麗しないと・・」と呟いた。　母の言っていることを理解したＳは、一呼吸置いた後、「そんなの、いいですよ・・」と返事をした。母は、Ｓを見つめたまま、小さく首を振ると、「だめ・・・男の人が気持ちよくなった後は、ちゃんとして差し上げないと・・」と言った。　少しおどけたような表情を浮かべた母は、私たちのほうを気にしているように見えた。私は、母が今の言葉をベッドの脇で見つめているＲに聞いて欲しかったのだと気がついた。Ｓと今後何度も体を交えることになるＲにも、自分がＳに教えてやった女性を抱く喜びを伝えたいという母の気持ちに、私は改めて複雑な感情を覚えた。　母の中に挿入したままであったＳは、「分かりました」といった表情で小さく頷くと、「はい・・」とだけ返事をした。Ｓは、上半身を起こすと、再び母の両足を広げて結合部に目をやった。そして、ゆっくりと腰を動かして、その男性器を母の中から引き抜いていった。　Ｓの長い竿が母の中から抜き出され、大きく張り出した亀頭が姿を現した。Ｓのペニスは、射精からかなりの時間が経っているにもかかわらず、依然として堅く勃起したままであり、跳ね上がってＳの下腹にあたった。大きな男性器が抜かれた母の膣口は、穴となって開いていた。　私は、Ｓの精液が注ぎ込まれたばかりの母の膣口を見た。Ｓのペニスが出入りしていた母の入口は、大きく開いたままであり、ピンクの膣肉が私にもよく見えた。私は、Ｓの精液が母の中からこぼれ落ちてくるものだと思っていたが、母の膣口付近には精液はなく、濡れたピンク色の肉穴がゆっくりと収縮するように動いていた。　母は、精液がこぼれてしまわないようにしているのか、両手で足を抱え込んで、腰を軽く持ち上げるようにした。母の膣肉は、たった今まで自身を貫いていた若い肉棒の余韻を確かめるかのように収縮を繰り返していた。　意思をもった生物のように膣口がゆっくりと動く様子はこの上なく淫靡であった。　母がＳに目配せをすると、Ｓは膝立ちの状態のまま母の顔のほうに近づいていった。Ｓの体が手の届くところまでくると、母は、仰向けの状態のまま左手をＳの腰に回して引き寄せるようにすると、目の前に来たペニスの下の部分を、舌を伸ばしてゆっくりと舐め上げていった。　射精前と比べてもほとんど堅さの変わらないＳの肉棒には、自身が放出した精液と母の愛液が入り混じって白く濁ったものがまとわりついていた。母は、竿と睾丸がつながる部分から亀頭まで、ゆっくりと若いペニスに舌を這わせて白い液体を舐め取っていった。　精液と愛液がなるなると、母はＳの顔を見上げてもう少し体を近づけるように催促した。膝立ちの状態のＳが少し前へ移動すると、母は、Ｓの腰を抱え込むようにして、そのペニスを先端から口に咥えた。　Ｓの長いペニスを全部を咥えることはできなかったものの、母は、先端部分を口に咥えて優しくペニスを吸い立てるようにしたり、肉棒全体を舐めまわすことを繰り返した。母を見下ろしていたＳは、部屋の天井を見上げて、大きく息を吐き出しながら「あぁぅ・・・」という気持ち良さそうな声を漏らした。　母は、仰向けの状態で両足を広げたまま、首を持ち上げるようにして優しいフェラチオを続けた。Ｓは、肩で呼吸をしながら、時おりピクンと体を動かして、敏感な状態になっているペニスに送り込まれる快感を味わっていた。　母の優しい愛撫は、ベッドの脇で見ているだけの私からしても、とても気持ち良さそうであった。ＡＶでお掃除フェラと呼ばれる行為は、映像などで見ている時には経験してみたいと思わせるものの、実際に射精した男性としてはペニスへの愛撫は刺激が強すぎると感じるものであった。　しかし、腰を引いてしまうこともなく、本当に気持ち良さそうに愛撫を受けるＳの様子を見ていると、母が、射精後のペニスが欲する微妙な刺激を見極めながらフェラチオをしているのだと想像できた。　そして、それは母が長い年月の中で身につけたものに違いなかった。父と離婚してから、巨額の金銭と引き換えに、その魅惑的な体を男性たちに自由にさせてきた母は、文字どおり、何百回も、自らの中で射精したペニスをフェラチオする中で、射精後の男性が欲する愛撫がどのようなものなのかを体得していったに違いなかった。　ペニスを口から出した母は、「Ｓ君も、こうして、後でお口でしてもらうのは好きよね」と言った。Ｓは、母を見下ろしたまま「あっ、はい・・」と返事をした。母は、そのやり取りを私の隣にいるＲに聞かせようとしているのが分かった。　私自身は、当然、お掃除フェラという行為をしてもらったことはなかったが、Ｓは、母と別れた後も、Ｒから同じ行為を受けることができるのかと思うと、同じ男として置かれた境遇の違いを改めて感じさせられた。　母は、膝立ちの状態のＳを見上げながら、亀頭の裏の部分に優しくキスをするとフェラチオを止めた。Ｓのペニスはまだ勃起したままであったが、さすがにこれまでと比べると、少し柔らかくなっているようであった。　Ｓとの最後のセックスの余韻をかみしめるかのように、母は仰向けのまましばらく動かずにいた。しばらくすると、母は、Ｓとのセックスは終わったのだと自分に言い聞かせるように小さく頷くと、腰を持ち上げるようにしたまま、少し体を回転させて自らの膣口が私たちに見える向きにした。　母が両手で足を下から抱え込み、両足をＭ字型にさらに大きく広げると、母の膣口が私の目の前にきた。母は、頭を少し持ち上げると、私とＲに視線を向けて「ゆう君・・Ｒちゃん・・・最後に、私とＳ君が一つになったのを見て・・・」と、小さいながらもはっきりとした口調で言った。　私は、なぜか母の行動にそれほど驚くことはなく、母が見届けさせたいと思った光景から目を離してはいけないような気がして、母の股間を凝視した。母の膣口から尻にかけて白い液体が流れ落ちた跡があったため、私は一瞬Ｓの放出した精液が流れ出しているのかと思ったが、その質感からして愛液のようであった。　私は、母の女性器から溢れ出した愛液の量に驚きながらも、Ｓの精液が思っていたほどの量でないことに、どこか安堵のような気持ちを覚えながら、若いペニスの余韻で広がったままの母の膣口を見つめていた。　母が肩で呼吸をするのに合わせるかのように、母の女性器の入口もゆっくりと収縮を繰り返していた。大きなペニスが出入りしたために、中に入ってしまった空気を吐き出そうとするかのように、母の膣肉は閉じたり、広がったりを繰り返していた。　母の呼吸が落ち着いてきて、母が肘をついて上半身を起こした時、母の膣はその中のものを押し出そうとするかのように、これまでよりも大きく収縮した。次の瞬間、文字どおりゴボッという音が聞こえそうな勢いで、母の膣口から大量の白濁液が溢れ出してきた。　母の膣口から出てくる精液は押し出されるところてんのようであり、液体がこのような勢いで溢れ出すとはにわかには信じられなかった。その量も、凄まじいものであり、たった今、溢れ出してきた白濁液だけでも、ワイングラスくらいの大きさの器であればすぐに充たされてしまうに違いなかった。　私は、信じられない量の精液が母の膣口から尻へと流れ落ちていく様子を見つめていた。母の顔を汚した映像を思い返しても、Ｓの精液の量は多いに違いなかったが、そうしたＳが、何日も射精を控え、溜まりに溜まった子種を母の中へと一気に注ぎ込んだのだという事実を私は改めて突きつけられていた。　若くて優秀で、雌を身ごもらせる能力にも長けた雄が、その子孫を残すために全力で引き金をひいたのであり、どんな女性であっても、避妊をしておかなければ妊娠は避けられないに違いなかった。　目の前のベッドで繰り広げられた光景は、Ｔの時と比べて、一見、穏やかで、愛情にあふれたものでありながら、実はまぎれもなく生殖行為なのだということを見せつけられ、衝撃を感じながら、私は母の股間をただ見つめていた。　私が呆然としていると、母の声が聞こえてきた。「ゆう君、、Ｒちゃん、今日は、ありがとうね・・」という声に、私は我にかえったように母の顔を見上げた。落ち着きを取り戻したかのように見える母は、「最後に、ゆう君と、Ｒちゃんも・・」と話を始めた。　母の声は確かに聞こえているものの、私はどのような話もすぐには頭に入ってくる状態ではなかった。久しぶりに隣に座っているＲのほうを見ると、Ｒも、ただ呆気にとられた様子でいた。母が「ゆう君、Ｒちゃん、あのね・・」と再び私たちの名前を呼んだので、母のほうを向くと、母はやはり足を広げたままであったが、上半身を少し起こして私たちを見つめていた。　母は、「今日は、本当にありがとうね」と言って、一度言葉を区切った。私とＲが聞いていることを確認した母は、ゆっくりとした口調で「あのね、、ゆう君も、Ｒちゃんも、今日は見守ってくれて嬉しかった・・・お礼じゃないけど、今日は２人にもね・・」と話し始めた。
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2016年4月9日掲載
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