禁断

秋水 作
59.


「禁断」の関係というのは至る所にある。

　不倫、近親相姦、教師と生徒、未成年者との淫交、セクハラ、パワハラ、この罪を犯していない人を探すほうが難しい。


　相田 真奈は幼くして両親を失い、遠縁の家に引き取られた。

　明るかった性格は極端に暗くなり、言葉さえも失ってしまったかのように独りだった。

　遠縁の青木家に引き取られた当時の真奈は５歳、主人の功は38歳、妻の由香里は36歳、息子の遼は８歳で、幼い女の子の真奈を３人とも歓迎したのだが、真奈は失語症のように無口で自分の殻に閉じ篭っていた。

「可哀想に・・・・本当の家族のようにしてあげよう」
　塞いだ真奈に青木家の３人は明るく接していたが、真奈は１年経っても２年経っても変わらなかった。

　５年が過ぎた頃、真奈は10歳になり小学校に通っていたが、その存在感は希薄だった。


「あれ！？・・・・真奈ちゃん、今日は学校早く終わったの？」
　中学生になった遼が机に向かって本を読んでいた真奈を見つけた。

　真奈は黙って頷き本を読み続けていた。

「そうなんだ・・・・」
　同級生が話す女の子とのエッチ話に興味を持った遼は、両親が家に居ないことと真奈が無口なことで淫猥な気持ちになった。

（真奈ちゃんのアソコってどうなってるのかな？）
　真奈の椅子に腰掛けてる傍で真奈の下半身を見つめていた遼は、毎日しているマスターベーションをしたくなった。

「真奈ちゃん、オトコのオチ●チ●が大きくなるって知ってる？」
　遼は真奈の太腿に手を置いて真奈の反応を見た。

　当然、真奈は知っていた。
　小学校５年生の同級生にはエッチな経験をしている子や、校内で男の子とキスをして騒ぐ子も居て、真奈は無関心だったが知識はあった。

　身長が150cmを超え、生理の始まった子も多かったが、真奈はまだだった。

「真奈ちゃんのアソコ、もう毛が生えてるの？」
　反応の無い真奈に遼はさらに淫猥なことを聞き、太腿に置いた手を真奈の股間の方に動かしていた。

　遼の話しに無反応の真奈だったが、本を読む真奈の横顔が少し紅潮しているように見えた。

「真奈ちゃんの同級生もいろいろ経験してる話し聞いてるんじゃない？」
　遼の手は真奈のスカートの中の太腿の付け根に這い、パンティの上から淫部を這い始めていた。

　真奈はジッとしたまま膝頭を合わせ脚を強く閉じていた。

「真奈ちゃんのオッパイ、乳首が勃って尖がってるよ」
　少し膨らみ始めた真奈の乳房はＴシャツで隠されていたが、まだブラジャーをするほどではなかった。

（エッ！！・・・・）
　遼の言葉にさすがに真奈も視線を本から自分の胸に向けた。

（ホントだ！・・・・こういうのって・・・・）
　真奈は自分が淫らな興奮をしてるのだと思った。

「恥ずかしがらなくてもいいよ！僕に触られてエッチな気持ちになってるのは当り前だよ。この家には僕と真奈ちゃんしか今は居ないのだから・・・・」
　遼は真奈がジッとしていることをいいことに、真奈のＴシャツの裾を捲りあげた。

「真奈ちゃん、いつも静かだからイイ子かと思ってたけど、まだ小さなオッパイなのに乳首を勃起させてエッチだな〜」
　遼は真奈の未発達な乳房を擦り乳首を弄った。

「はぁっ・・・・」
　閉じていた真奈の口から淫声が洩れた。

「エッチな自分も隠して静かにしてたんだ。真奈ちゃんの乳首、僕のオチ●チ●と同じで、勃起して興奮してるんだ」
　遼は真奈の小さな乳房や乳首を触って興奮し、経験してみたかったことを真奈にしようと乳首を舐め回した。

「ぅぅぅぁ、ぁぁ・・・・」
　真奈は遼から何をされてるか分かったが抵抗できず、Ｔシャツを捲られ見えない中での淫猥なことに妙な興奮を覚えた。

　遼は真奈の小さな膨らみの乳房を揉んだり擦ったりしながら尖がった乳首を舐め、少し欲求が満たされると真奈のＴシャツを脱がした。

「真奈ちゃん、これからどどんどんオッパイ大きくなるし、キレイに形良くなっていくとイイね！ほら、自分で見て・・・・こんなに乳首が興奮してるよ」
　真奈は遼に言われるがままに自分の胸を見て驚いた。

（こんなに堅く尖がってるの、初めて見た・・・・）
　真奈はそれがどういうことか分かっていた。


「真奈ちゃんのオッパイ、キレイだね！僕のオチ●チ●、こんなになっちゃてるよ」
　遼は下半身を剥き出しにし真奈に昂った肉棒を見せた。

「ぅゎっ！！・・・・」
　真奈は遼の大きく勃起した肉棒に驚き、その異様な姿が信じられなかった。

（どうしてあんなに大きくなるの！？セックスがどういうことかは聞いて知ってるけど、あんな大きなモノがアソコに挿入るなんて・・・・信じられないよ！）
　真奈は遼の異様な肉棒を見ながら同級生の経験話を思い出していた。

（オトコの人のオチ●チ●、舐めてあげると死ぬほど悦ぶ・・・・挿入されると最初は痛いけど、何回もしてると気持ち良くなる・・・・本当の話しなんて？）
　信じられないモノを前にした真奈に、遼は自分で肉棒を扱き始めた。

「もう我慢出来ないよ・・・・」
　遼は近くにあったティッシュを手に、アッと言う間に勢い良く射精した。

（エッ！・・・・・・・・アレが精液・・・・）
　真奈は遼の自慰で射精し終えて少し萎えた肉棒を見ていた。

「ふぅぅぅぅ・・・・少し落ち着いたけど、まだ小さくならないよ！」
　遼は亀頭や精液の残りをティッシュで拭い溜息をついた。

　真奈はとんでもない状況になってる気がしたが、逃げ出すわけにもいかず、助けを呼ぶわけにもいかなかった。

「面白いだろ？出る少し前から出すまでが快感で・・・・真奈ちゃんの乳首だって異常に尖がってるし、多分、アソコもいっぱいエッチな液で濡れてるんじゃない？」
　遼は未知のオンナの淫部を見たい淫欲が沸き上がり、真奈のスカートを脱がし始めた。

「アアッ、ヤ、ヤメテ！」
　遼は初めて真奈の意思表示を聞いた気がした。

「真奈ちゃん、オッパイ舐められて気持ちが良かっただろ？それに・・・・ほら、僕の言ったとおり、濡れてる」
　遼は真奈の淫部を指でなぞりパンティが濡れてるのことを言った。

（ぁぁぁ、変な気持ち・・・・）
　オナニーも未経験の真奈にとって、遼のそれは初めての淫らな経験だった。

「恥ずかしがらなくてもいいよ。僕のだって見たんだ。真奈ちゃんも興味があるだろ？」
　遼は淫唇のワレメが透けて見えてる真奈のパンティの上から、何度も繰り返し擦っていた。

「・・・・でも・・・・」
　真奈は同級生たちがエッチな行為をしているのを見たり、体験話を聞いたりしても無関心だった。
　だが、自分が経験してるとなると、話しは違った。

「親父たちには黙ってれば分からないよ。血縁関係と言っても子どもを作るわけじゃないし、お互いの好奇心を満足させるだけだよ」
　遼は真奈のパンティを脱がし始めていた。

「・・・・・・・・」
　真奈は遼に抵抗できなかった。

（まだ生理も始まってない子どもなのに、こんなことして・・・・でも同級生には何人もセックスしてる子がいるのも事実・・・・）
　興味もあったが、それ以上に真奈は自分の存在を考えていた。

（わたしは自分を主張できる立場じゃない・・・・孤児のわたしは周囲の善意で存在してるのだから・・・・）
　10歳の真奈は幼いながらも自分の存在理由を考えていたのだ。

「真奈ちゃん、まだ生えていないんだ・・・・キレイだな・・・・」
　遼は真奈のワレメを目の前にし観察していた。

（あぁぁぁ、恥ずかしい！だけど我慢しないと、わたしの居場所が無くなる・・・・）
　真奈は恥辱を耐えジッとしていた。

「もう裸になってるんだから・・・・」
　遼は真奈をベッドの上に仰向けにした。


　遼は年齢に似合わず焦りは無かった。
　衝動的に襲いたくなる気持ちを抑え真奈の裸体を触り始めた。

「真奈ちゃん、僕もこういうこと初めてなんだ。触られるのイヤだったら言っても構わないよ！」
　遼は優しく真奈の小さな膨らみに指を這わせながら言った。

「ぁぁぁ・・・・」
　真奈は遼の言葉に安心感を抱き、感じるがままに任せた。

「オッパイ、これからもっと膨らんでいくんだネ・・・・」
　遼は真奈の小さな膨らみの乳房を擦り乳首を舐め回した。

　好きとか嫌いとかの恋愛感情はなく、オトコとかオンナという観念もなく、遼の淫交にたいする興味と淫欲から発した行為だった。

　思いもよらぬ事態になった真奈だったが、遼の言葉と行為に気持ちが開いていった。

「ハッ、ハッ、ハッ・・・・」
　身体は未だ幼かったが、両親を早く亡くした真奈の精神年齢は高かった。

　遼の落ち着いた愛撫も真奈を自然に快感の世界に導いていった。

「はぁ、はぁ、アハァッ・・・・」
　真奈の身体が熱く火照り白い肌が朱に染まっていった。

「真奈ちゃん、ここが何だか分かる？」
　遼は小さな真奈の淫核や淫壷の入口のザラザラした肉襞を観察し、どうしたら真奈が感じるのか指や舌で愛撫をしていた。

「はぁ、ぅぅ・・・・」
　真奈は頷きながらお尻を持ち上げ両脚を突っ張っていた。

（何か・・・・足の指まで痺れるような・・・・これって感じてるってこと？）
　真奈は乳房や乳首、太腿やお尻、そして淫部を舐められ指を這わされ、今までに感じたことのない気持ち良さに浸っていた。

「真奈ちゃん、出来たら僕のモノもして欲しいけど・・・・」
　遼は痛いぐらいに昂った肉棒を真奈に示した。

（エッ、あ、そうか・・・・わたし、気持ち良くて、遼さんのオチ●チ●のこと忘れてた。舐めて欲しいんだよネ・・・・わたしのもイッパイ舐めてもらったし）
　真奈は少し伏せ目がちに頷き遼の肉棒に手を伸ばした。

　掴んでみると、それは他に例えようの無い感触だった。

「分からないと思うけど、真奈ちゃんの思うようにしてみて・・・・」
　遼は仰向けのまま目を閉じ真奈に好きにさせようと思った。


（堅いけど、柔らかい・・・・ここからオシッコも出るし精液も・・・・先っぽが濡れてるのはアソコに挿入れやすくするための潤滑液・・・・遼さんが自分で扱いていたみたいに口や手で扱けば・・・・）

　真奈はアレコレ考えて掴んだ肉棒をゆっくり扱き始めた。

（舐めてあげれば悦ぶってのは聞いてるけど、口の中に咥えるのは大変そう・・・・それで扱くのは顎が疲れるかな？）
　真奈は遼の肉棒を咥えられるかどうかなど思いながら、遼の反応を見ていた。

　同級生の話しを聞いていたのでフェラをすることに抵抗は無かった。
　それよりも本当に肉棒を舐めるだけで悦ぶのか疑問だった。

　だが自分の淫部を舐められ気持ち良くなった真奈は、遼に悦んでもらいたいと思い同級生の話しを思い出しながら、亀頭を舐め回し口の中に咥えて口唇と舌で扱き続けた。

（真奈ちゃん、一生懸命にやって可愛いな！）
　遼は真奈の下半身を引き寄せシックスナインの形で再び真奈の淫部を舐め小さなクリトリスを擦り淫壷の入口を擦った。

「ぅっ、ぁはっ・・・・ふぁぁぁ、はぁぁ、遼さん、舐められない・・・・」
　真奈は堪え切れない気持ち良さを感じて遼の肉棒を口から出し、肉茎を掴んで扱きながら淫部に感じる気持ち良さに震えた。


　しばらく淫部を愛撫しあった後、遼は身体を起こして真奈の両脚を抱えた。

「やっぱり今日は挿入れるのは止めるよ」
　遼は真奈には堪えきれないと思った。

「・・・・・・・・遼さん、挿入れてもイイよ・・・・ここまでしちゃったら最後までしたいでしょ？それに、初潮も未だだから、中に出しても心配ないから・・・・」
　真奈は珍しく微笑んで遼を見ていた。

　遼は大きく深呼吸をして頷き真奈の淫壷に亀頭を圧しあて、ゆっくりと挿入していった。

「ゥアアアッ！・・・・・・・・」
　ミシッと断裂音が聞こえた気がした。

　亀頭が挿入ると遼は肉棒を根元までグッと挿入した。

（痛みは早くしたほうが・・・・）
　遼は真奈のキツクシ締まった淫壷の感触を感じジッとした。

「涙が出てる・・・・痛ければ痛いって叫べばいいのに・・・・まだ動かさないほうがいい？」
　遼は呼吸を止めて痛みを堪え涙を流す真奈の頬を拭った。

「遼さん、力いっぱい抱き締めたまま動かしてイッて・・・・」
　真奈に言われ遼は真奈に覆いかぶさるようにして抱き寄せ、腰を動かし始めた・・・・。


　５歳で孤児となり、10歳で処女を喪失した真奈の人生はどうなったのか・・・・？
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2013.1.14掲載
59話（2013．1/14時点）
　【59】　　
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