個人授業で・・・

31．

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！どうしょう？」

　数時間ほど、泥のように眠っていましたが、玲奈さんの悲鳴にも似た声に、一気に目が覚めます。

　玲奈さんを見ると、背を向けて、ベット上でうずくまっています。
　上半身を起こし、後ろから玲奈さんを抱きしめつつ、耳元で、話しかけました。

「玲奈。。。。。どうしたの？」
「どうしょう・・・シーツ汚しちゃった。こんなの初めて・・・・。」
「うっうん？？？。。。。。。。。。。。。」

　玲奈さんの視線の先のシーツに目をやります。
　すると、シーツに新聞紙半面程度の黒々したシミが広がっています。
　なんじゃ、こりゃって思い、飛び起きて、部屋の電気を付けようとします。

「健ちゃん、嫌、つけないで！！」

　その声も間に合わず、パチッと電気をつけてしまいました。

「いや～、恥ずかしい・・・・、電気消してっ・・・・・・・・」

　玲奈さんは身体で隠そうとしますが、シミは大洪水の後でした。
　黄褐色を含んだ濡れた感じのシミが広大に広がっていました。
　思わず、その濡れた面を触り、匂いを嗅ぎ始めました。
　精液と、玲奈さんの秘部の匂いなど色々微妙に入り交じった淫臭です。
　黄褐色の濃い部分は生臭いような匂いです。
　玲奈さんは、真っ赤になって、手で顔を覆い、恥ずかしそうにしています。

「健ちゃん、止めて、恥ずかしいから、お願い・・・、止めて。。。。。。。。。。」

　玲奈さんが泣き出しそうな声を上げたので、これは直ぐ洗った方が、と言い、シーツを布団から引き剥がし始めました。
　玲奈さんも素直に従います。下の敷き布団も、相当湿っているようです。
　僕はシーツを丸め、洗濯機に持っていきました。
　その時に時計を見たところ、まだ午前4時30分過ぎでした。
　寝室に戻ると、濡れタオルで、敷き布団を必死に掃除している全裸の玲奈さんがいました。

「あ～ん、こんなに汚したの初めて。。。。。。どうしょう・・・。」
「そんなに気にしなくても。。。。。、僕とのセックスがそんなに良かったなんて、僕嬉しいよ」
「あぁぁぁぁぁぁぁん、顔から火が出そう。。。。。。。はぁはぁはぁ。。。。。」
「僕は、また興奮してきたぞ」

　そういいながら、再び玲奈さんにのし掛かっていきました。

「健ちゃん、あ～ん、嘘でしょ。。。。。。。。」
「まだ出社するまでには時間十分あるよ、お風呂に一緒に入る前に、もう1回しよう？いいだろ？」
「えっでも～、それなら先にシャワー浴びようよ」
「駄目ぇ～、ふっふふふ」

　玲奈さんを強引に組み伏し、首筋から、舌を這わせ出しました。

　玲奈さんに対して、今まで感じたことのない、身体の高まりを感じていました。
　人妻との関係という背徳感がそうさせる、興奮させると思っていたのだが、従来とは全く違う高まりを実感し始めていました。

　女の匂い、唇の味、吐息、秘部の匂い、味、肌と肌の感触、全てが、他の女性では感じたことが無いほど、混じり合い、とろけるように、僕の身体に染み込んでくる感触・・・・・、身体の相性とも言うべき出逢いなのかもしれません。

　土曜日、日曜日と、よく分からず、異常な興奮に包まれていましたが、２日経った今、何か、身体の奥底で、ざわめきにも似た思いを感じます。

　恐らく、玲奈さんも、似たように感じたのではないかと思います。
　戸惑いを隠せなかった濡れ方、洪水は、身体の変化を表していたように感じます。

　玲奈さんは、再び、布団が汚れることを気にして、集中できない様子だったので、バスタオルを5枚ほど、持ってきて、下に敷くことにしました。
　玲奈さんは、僕の様子を黙って、恥ずかしそうに、見ていました。

　玲奈さんは8歳年上の姉さんで、仕事でもテキパキして、リーダー的、そして男勝りの性格で、みんなから姉さんとして慕われるタイプなのに、ベットでは、まるで年下の可愛い女の子に変貌してしてしまうギャップに、僕は正直驚いていました。

　バスタオルを敷くと、玲奈さんを直ぐ組み伏せていた。

「大丈夫かな・・・・。」
「バスタオル二重敷きにしたから、大丈夫だよ。玲奈が失禁しない限り（笑）」
「いじわるぅ・・・・、うっん。。。。。。。あぁぁぁぁぁぁん」

　続けて喋ろうとする玲奈さんの可愛い唇を、口で奪い塞いでいました。

つづく

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2011.1.26掲載

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ライさんの他作品（2011.1.26現在）
『ずっと愛しています』