眞由美
so-ji 作
眞由美 （29）

　もう何度絶頂を迎えたのか分からなくなった朦朧とした意識の中、美雪は再び絶頂を迎えようとしていた。
「あぁ…あぁ！ああぁ！逝く！逝っちゃう！ああぁ〜！」
　既に四肢に力は入らずグッタリとしていたが、それでも身体は反応し何度も繰り返し快楽の頂きに達していた。
「あぁ…ママ…」
　ペニスバンドを装着し腰を振っているのは娘の美咲だった。
　ペニスバンドの内側には装着する側にも刺激を与えられるように、外側と同じ大きさの疑似ペニスが付いている。そして１番敏感な部分を刺激するように突起があり相手に刺激を与えようとすればする程、装着した側にも刺激を与えるようになっていた。
　自らも頂を目指し、美咲は激しく腰を振っている。自分の勤める会社の女社長に犯され、その息子で娘の恋人である少年に犯され、そして娘に犯され美雪の身体と精神は完全に肉欲に支配されていた。
「あぁ…もうやめて…美咲ダメよ…逝ったばかりなのにそんなにしたら…ああぁ！いや！ダメ！ああぁ〜！」
　そう言いながらも美雪は娘の腰に手を回し、しっかりと下半身を密着させ更なる性の頂きをめざし、美咲も自らの快楽の為に腰を振り続ける。
「ああぁ！美咲やめて！ダメ！死んじゃう！ママ死んじゃう！ああぁ！ああぁ〜！」
「あぁ！逝くっ！逝っちゃう！ああぁ！」
　母である美雪が再び絶頂を迎えたあと、美咲も激しく身体を震わせながら絶頂を迎えた。
　美しい母娘が互いの快楽を貪るように激しいレズプレイを繰り広げている横で、仰臥した翔太に跨り眞由美はゆっくりと腰を揺らしていた。
「あぁ…翔ちゃん…なんて素敵なの…ママをこんなに夢中にさせて…悪い子ね…あぁ！いぃ！ああぁ！」
　母親の尻を両手で掴み相手に好きなようにさせながら翔太は、動きに合わせて揺れる乳房を眺めている。
「ママが僕のママで本当に良かった。ママは最高だよ！」
　翔太の手が尻から腰へと撫ぜるように上がっていく。
「あぁ…翔ちゃん…ママもよ！翔ちゃんがママの子供で本当に良かった…あぁ！いぃ！」
　翔太は下からすくい上げるように揺れる乳房を掴むと、腰を突き上げるように動かし始める。
「あぁ！いぃ！ああぁ！あぁ！あぁ！」
　母親である眞由美を相手に筆下ろしをして約１ヶ月が過ぎ、既に幾人かの女性と交わっている翔太だが眞由美の身体は特別なものだった。
（何度やってもスグやりたくなるんだよな。ママの子供で本当に良かったよ。こんなママ、他にはいないよ）
　両手に余るゆれる乳房の量感を楽しみながら、下から腰を突き上げ翔太はそんな事を思っていた。
　社会的地位もあり街に出れば一際目を引く容貌の大人の女を、好きな時に好きなだけ自由に抱いていいのだ。
　持て余す程に有り余った性欲の全てを受け止めて、世の中の男達が想像はしても叶うことのない性の世界へと導いてくれる。しかも、それが自分を産んだ母親だという事が誇らしく、禁忌を犯しているという事により興奮する。
「あぁ…翔ちゃん、逝っていい？ママ逝きそう！あぁ！ああぁ！」
「ママの好きな時に逝って！僕もまた逝くよ！」
「ああぁ〜！翔ちゃん！出して！ママの中に出して！あぁ！逝く！ああぁー！」
　翔太の上で白く美しい喉を仰け反らせ、眞由美は全身を震わせながら絶頂を迎える。
　ほぼ同時に翔太も、母親の奥深くに突き入れた肉棒の栓を開封し精を放つ。もっとも朝からぶっ通しで3人を相手にしているので出るものは無かったが、それでもビクビクと収縮を繰り返す肉棒はまだ衰える気配はなかった。
「あぁ…翔ちゃん…」
　愛おしげに眞由美は両手で翔太の頬を挟み唇を重ねる。
　隣では美雪と美咲母娘が、激しい情交の余韻を楽しむように唇を重ねている。
　驚くことに胎内に収めた息子の肉棒は、何度も精を吐き出しているにも関わらず硬度を保っている。
（本当に翔ちゃんったら凄いわ…この子のおちんちんどうなってるのかしら…美雪さんや美咲さんも相手にしてくれてるから良いけど、私１人だったらとても身体がもたないわ…）
　翔太は少年らしい貪欲さと性に対する探究心で経験を重ねていく毎に、性技とスタミナを増していっていた。倶楽部でも自他共に好色を認めている眞由美だが、息子の翔太はすでに眞由美１人では相手が出来ない程に成長していた。
（血は争えないわね…）
　倶楽部を作った亡き夫、聡も相当タフであったが翔太はすでにそれ以上になっているのではないか。聡と眞由美の遺伝子を受け継いだ翔太の成長は凄まじかった。
　これからさらに経験を重ねていくとどうなることか、少年の性への興味と持続力に眞由美は期待と不安の両方を感じざるを得ない。
（まぁいいわ。翔ちゃんがやりたい事をとことんまでさせてあげる…）
　世間で認められる事のない肉欲の世界に眞由美を導いた、聡の忘形見である翔太を眞由美は心底から愛していた。
（翔ちゃんの為なら何だってしてあげる）
　眞由美は改めて覚悟を決めたかのように、決意を込めて翔太を優しく抱き締め耳元で囁く。
「翔ちゃん…ママは翔ちゃんのものよ…好きな時に好きなだけしていいのよ…」
「ママ…」
　翔太は眞由美の背中に回した腕に力を込める。
「いつでも、何処でも、翔ちゃんがしたい時に、したいだけしていいわ…翔ちゃんが素裸で街を歩けと言うなら歩いてあげる…道の真ん中で四つん這いになれと言われればなってあげる…ママは翔ちゃんのものよ…愛してるわ…」
　眞由美の告白に翔太は、ここまで言ってくれる母親に愛おしさが込み上げる。
「ママ…ありがとう…僕も愛してるよ」
　母と息子は下半身で繋がったまま、しっかりと抱き合い唇を重ねる。
　２人のやりとりは美咲達には聞こえていなかったが、２人の絆が固く結ばれている事だけは分かった。
「翔太ったら…おばさまに夢中ね…妬けるけど仕方ないわ…でも私の事も忘れちゃイヤよ」
　美咲が美雪と繋がったまま諦めた様に呟く。
「美咲さん、大丈夫よ…翔ちゃんは美咲さんの事、大好きよ。だから、これからも翔ちゃんの彼女でいて頂戴ね…」
　慈愛の表情を浮かべた眞由美は、美咲に優しく話しかける。
「おばさま…」
「翔ちゃんが美咲さんを泣かすような事があったらすぐに言ってちょうだい。たっぷりとお仕置きしてあげるから」
　眞由美の言葉に美咲は感激し声を詰まらせる。
「ママ酷いなぁ〜。僕そんな事しないよ」
　翔太は拗ねたように口を尖らせる。
「美咲さん、それに美雪さん、本当にありがとう。これからも私達と仲良くしてね」
　眞由美は突然、翔太から身体を離すとベットの上に正座して頭を下げる。
「社長…そんな…頭を上げてください」
　突然の眞由美の行動に驚いた美雪は、美咲の下から身体を抜くと慌てて眞由美の手を取る。
「美雪さん…こんな私達だけど許して…」
　眞由美は自分達の性欲を満たす為に、世間では許されるはずのない性愛の世界に母娘を引き摺り込んだ事を詫びた。
　股間にペニスバンドを装着した全裸の少女と、肉棒を固くした全裸の少年に挟まれ、全裸の女が２人手を取り合っている。
　はたから見れば滑稽とも思える光景だが、そこにいる４人の表情は真剣そのものだった。
「社長…許すも何も…むしろお礼を言わないといけないくらいですわ…普通ならこんな体験出来ませんもの…」
　顔を赤らめながら美雪は言葉を続ける。
「初めは驚きましたが…もう以前の生活には戻れません…ねぇ、美咲もでしょ？」
　もうすっかり普通なら異常とも思える行為を受け入れた美雪は、眞由美の手を取りながら娘の方を見る。
　元々素質があったのか最初の行為から眞由美に心酔している美咲にとって、この関係は普通だとさえ思えていた。
「もちろん。これからももっといっぱい…」
　そこまで口にして美咲は顔を赤らめ下を向く。
「これからもいっぱい？なに？」
　眞由美がやさしく尋ねると、すかさず翔太が身体を起こす。
「これが欲しいに決まってるよね」
　翔太は起立したままの肉棒を見せつけるように美咲の側に行く。
「あぁ…」
　美咲の口から溜息のような喘ぎが漏れる。
「でしょ？」
　少年の身体に似つかわしくない程に赤黒く起立した肉棒が脈打っている。
「欲しい…」
　自分の欲望を素直に口にすることが、より快楽の高みに到達することを知った美咲は臆面もなくそう口にする。
　翔太が微笑み近づくと美咲は自ら腰に装着されていたペニスバンドを引き抜き、両脚を開いて翔太を迎え入れる。
　ずぶずぶと音を立てるように、少年の肉棒が少女の中に収められていく。
「ああぁ〜いぃ…そう！そうよ！おちんちんいっぱい欲しいの！」
　少ししんみりとした空気をかき消すように、翔太の動きに合わせて美咲の喘ぎ声が部屋に響く。
「あぁ！いぃ！翔太のおちんちん気持ちいい！あぁ！あぁ！あぁ！」
　母親達が見ている目の前で再び交わり、嬌声をあげる子供たちを前に眞由美と美雪は顔を見合わせ、どちらからともなく微笑み顔を寄せる。
「美雪さん…」
「社長…こういう事ですから気になさらずに…私達母娘は楽しんでますから」
　ある種の覚悟をきめたように美雪は微笑み、眞由美と唇を合わせ身体を寄せる。
「これからもよろしくお願いします」
「あぁ…美雪さん…」
（健二さん、ごめんなさい…私もう戻れない…）
　美雪は心の中で夫に詫びながらも、若い子供達が倦む事なく交わるその隣で再び快楽の海へと身を沈めていった。

「あぁ！いやん！あぁ！いぃ！ああぁ！」
　美咲を真中に左右に眞由美と美雪を四つん這いにさせ、翔太は美咲を背後から貫いている。
「ああぁ！翔ちゃん…あぁ…いぃ！ああぁ！」
「あぁ…翔太さん…あぁ！いや…あぁ！いぃ！ああぁ！」
　美咲を肉棒で責めながら翔太は、眞由美と美雪の秘所を指で掻き回している。
　体位を変え相手を変え倦むことなく４人は交り続け、窓から射し込む光は赤みを帯びてきていた。
（いい眺め）
　女性３人を四つん這いにさせ、背後から責めながら翔太はニヤついている。
（でも流石に…ちょっと疲れてきたな…）
　朝からもう何回出したか分からないくらい腰を振り続け、ようやく翔太は疲れを覚え始めていた。
（お腹も空いたし…そう言えば『おちんちんいっぱい』ってママ言ってたけどどうするんだろう？）
　翔太は先日、加納治五郎に見せられた眞由美が５人のオトコを相手にしていたビデオを思い出す。前後の穴と口に肉棒を咥えこみ、両手で別々の肉棒を扱きながら歓喜の表情を浮かべた眞由美は快楽を貪る雌そのものだった。
（美咲や美雪おばさんもママみたいになるのかな？）
　幾人ものオトコたちが入れ替わり立ち替わり美咲と美雪を抱いている姿を想像してみる。
（見てみたいな）
　美しい母娘に群がるオトコたちを想像して、翔太は疲れを忘れて興奮する。
「あぁ！翔太凄い！あぁ！あぁ！」
　眼下では美咲が肉棒を秘所に咥え込み、その両脇で眞由美と美雪が秘所を翔太に弄られながら喘いでいる。
（会長さんは間違いなく来るよな。他は誰だろう？でもママの事だからいっぱいエッチなこと考えてるに違いないね。ホント、ママの子供で良かったよ）
　加納が来るならその秘書である冴木亜由美も来るだろう。ひょっとしたら如月麗華も来るかもしれない。
（おちんちんって事は男だよな。亜由美さんも麗華さんも女の人だからなぁ…でも亜由美さんとまた出来るかな？あと麗華さんとも…綾乃おばさんも来たらいいのにな。あ、雅彦兄ちゃんも来たら…）
　この１ヶ月ほどの間に関係を持った女性を思い浮かべながら、美咲が雅彦に抱かれている姿を想像してみる。見知らぬオトコではなく、子供の頃から仲の良い雅彦に抱かれて喘いでいる。
　よく知っているオトコとの想像は先ほど迄の見知らぬオトコとは違い、よりリアルに想像できた。それは心に重く苦しい気持ちを抱かせるとともに、言い知れないほどの興奮を感じさせた。
　自分の腰の動きに合わせて喘いでいる美咲が、他人棒でどのような痴態を見せるのか？
（早く見てみたいな）
　翔太は知らず知らずのうちに腰の動きを早めていく。
「美咲はホントえっちだよね。僕のおちんちん食べながら、他のおちんちんも欲しいって思ってるんでしょ？」
「翔太のいじわる！ああん！いや！」
　翔太は腰の動きを止め、左右の眞由美と美雪を責める指の動きを早める。
「あぁ！翔ちゃん！そんなに激しくしちゃダメ〜」
「ああぁ！そんな…あぁ！いや、ああぁ！」
　眞由美と美雪の喘ぎが大きくなる。
「ほら、正直に言わないとおちんちん抜いちゃうよ」
　翔太はニヤニヤしながら腰を引く素振りをみせると、美咲は抜けないように自ら腰を突き出す。
「抜いちゃダメ〜！おちんちん、おちんちん欲しいの！いっぱいいっぱい欲しいの！」
　美咲は肉棒を離すまいと腰を突き出し、声をあげる。その姿は学校で見せる快活な美少女ではなく、肉欲に取り憑かれた若い雌でしかなかった。
「ホント、美咲はえっちだなぁ」
　翔太は笑いながら腰の動きを再開させる。
「あぁん！いや！あぁ！ああぁ！いぃ！翔太、おちんちん気持ちいい！あぁ！あぁ！」
　美咲の喘ぎが大きくなるとともに、眞由美と美雪の声も大きくなっていく。
「あぁ！翔ちゃん！そんなに掻き回しちゃダメ〜！あぁ！ああぁ！」
「あぁん！いや！だめ！あぁ！ああぁ！」
「あぁ！逝く！翔太逝くよ！ああぁ〜〜！」
　美咲がひときわ大きな声をあげて絶頂を迎えると翔太は肉棒を引抜き、素早く隣の美雪の尻をを抱えるとそのまま一気に突き入れる。
「あぁ！凄い！あぁ！いぃ！あぁ！ああぁ！」
　いきなり熱い肉棒を突き入れられた美雪は、シーツを鷲掴み背中を弓なりに反らせる。
「美雪おばさんもでしょ？おちんちんいっぱい欲しいんだよね」
　翔太は腰を密着させてゆっくりと動かしながら両手を前に伸ばし、背後から乳房を覆うとその頂上の硬く尖った乳首を摘む。
「ああぁ〜！いや！ダメ！ああぁ！」
　グリグリと腰を動かしながら乳首を責められ、美雪は大きな喘ぎ声をあげる。
「あぁん…意地悪なこと言って…そうよ！おちんちん欲しいの！いっぱい欲しいの！あぁ！」
　喘ぐ美雪に一心不乱に腰を打ち付ける翔太と、その隣で尻を高くかかげたまま上半身をベッドに投げ出している美咲を、同じように尻を高くかかげたまま眞由美は見ている。
（翔ちゃんったらあんなに激しく…きっと美咲さんが他の男に抱かれている姿を想像しているんだわ…）
　翔太の表情から眞由美は、考えていることが手に取るように分かっていた。
（翔ちゃん、もうすぐよ）
　その時がもう間もなく訪れる事を想像し、眞由美は舌舐めずりし淫靡な笑みを浮かべる。
　眞由美は３人を残してゆっくり起き上がると、ベッドサイドに置いたスマートフォンに手を伸ばそうとして一瞬バランスを崩してしまう。
（お楽しみはこれからなのにフラフラだわ…）
　苦笑しながら画面を見るとメールが来ている。
（ふふふ…もうすぐね）
　美雪の尻を背後から抱えて激しく腰を振り続ける翔太と、だらしなく尻をかかげたまま荒い息をしている美咲を振り返り眞由美は淫靡な笑みを浮かべた。
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2016年7月2日掲載
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