眞由美


眞由美 so-ji 作
眞由美（３0）　窓から射し込む赤味を帯びた光がベッドの上を照らしている。　そこには少年を挟んで少女とその母親が、何ひとつ身につけず寝そべっている。乱れたシーツが激しい情交の名残りを示していた。　シャワーを浴びてきた眞由美は素肌にバスローブをまとい、その光景を同じく情交の名残りの潤んだ瞳で見ていた。（素質があるとは思っていたけど…まさか美雪さんがあそこまで言ってくれるとはね…）　自分たち母子の性欲を満たす為に世間では許されるはずのない性愛の世界に母娘を引き摺り込んだ事を詫びた眞由美に、美雪はもう以前の生活には戻れないと言い切ったのだ。（ふふふ、これで遠慮なく楽しめるわ…まだまだこれからよ…）　これから起こる事を想像し眞由美は無意識のうちに、バスローブを大きく盛り上げる豊かな乳房を左手で持ち上げるように揉みながら右手を下半身に這わせる。「あふぅ…」　溜息にも似た喘ぎが唇から漏れる。（私も好きね…）　朝から息子の翔太とその恋人である美咲、美咲の母であり自分の会社の部下でもある美雪を交えて激しく身体を重ね、数え切れないほど性の頂きを迎えていたにも関わらず眞由美の性欲はまだ盛んだった。　流石に身体は気怠さを覚えていたが、それでもこれから起こる事を想像すると新たな悦びを感じてしまう。　自嘲しながらも両腿の間に新たな湿り気を感じながら、眞由美は３人に声をかける。「そろそろ１度シャワーでも浴びてらっしゃい。もうすぐお客様が来られるわ」「お客様…？」　眞由美の言葉に真っ先に反応したのは翔太だった。「えぇそうよ。勿論そのままでもいいけど？」　眞由美は意味ありげな微笑を浮かべている。「それって…？」「お客様が来られるなら早く失礼しないと…」　激しい情交のあとの気怠さを振り払うように、美雪が少し慌てたように身体を起こす。　翔太は何か分かったような気がして美咲の方を見ると、美咲も何かを察したのか頬を赤らめている。「美雪さん、慌てなくても大丈夫よ。お客様は美雪さん達に紹介する為にお呼びしたの」「え？」　事態が飲み込めず美雪は首を傾げ、娘の方を見ると美咲は耳まで真っ赤にして呼吸も荒くなっていた。「美咲？」「ふふふ、美咲さんは分かったみたいね。さ、早く浴びてらっしゃい」　眞由美は微笑を浮かべながら、３人を急かすようにバスルームへと追い立てた。「あの…社長…それって…？」　ようやく何を言っているのか分かった美雪に、眞由美は淫靡な笑みを浮かべる。「簡単に汗を流すくらいでいいわよ。ふふふ…」　眞由美はそれだけを口にして３人をバスルームへと追い立てた。（どうせまたすぐに汗かくことになるから…）　眞由美の両腿の間は、既に汗とは違う湿り気を増していた。　３人はベッドルームにあるバスルームに入り、順番に汗と汚れを流していくが誰も口をきかない。　これから起こることへの期待と不安が混じり合ったような、濃密な空気がバスルームに満ちていく。　美雪は内心の動揺を隠しきれないまま、ガラス張りのバスルームから見えるベッドルームを見ている。　ベッドの上はシーツが乱れ、先程までの激しい情交の跡をみせている。（これこらどうなるのかしら…）　もう元の生活には戻れないと眞由美に言い切った美雪だが、少し冷静になった今その心はすこし揺らいでいた。しかし、あの快楽を味わってしまった身体は、もう普通のセックスで満足出来ないことも分かっていた。そんな美雪の白い肌は、シャワーの熱気だけではなく赤く染まっていた。「あん！」　美雪の背後から、乳房を鷲掴みにし翔太が抱きつく。「ねぇ美雪おばさん、おばさんもここ綺麗にしちゃおうよ」　翔太は左手は乳房を揉んだまま、右手を下へ這わせ両腿の付け根を覆うように手のひらを当てる。「皆んなないのに美雪おばさんだけだよ、あるの」　最初、翔太が何を言っているのか分からなかったが、アンダーヘアの事を指していると気付いて美雪は顔をを赤らめる。「そんな…恥ずかしいわ…」　仕事柄もあり美意識の高い美雪はキチンと手入れをして短く刈ってはいたが、全てを処理する迄には至っていなかった。「恥ずかしくなんかないよ。皆んなないのに美雪おばさんだけある方がおかしいと思うよ。ねぇ、美咲もそう思うでしょ？」「そうよ、ママも綺麗にしちゃおうよ。私達がしてあげる」　水泳部である翔太と美咲は元々薄い体毛も全て処理していたし、眞由美も全て処理している。　美咲の言葉に美雪は身体を強張らせる。「ちょっと待ってて」　翔太は美雪から身体を離すと一旦バスルームから出てＴ字剃刀を握って戻ってきた。「ほらママ、ここに座って」　美咲は有無を言わせず美雪を浴槽のふちに座らせる。「美雪おばさん、脚開いて」　翔太は美雪の脚元にしゃがみ込み、ボディソープを泡立てて股間に塗りつける。「あぁ…そんな…」　美雪は脚を閉じようとするが、美咲と翔太に動きを封じられ身動きできない。「おばさんいくよ。動いたら怪我しちゃうからね」　ジョリ「あぁ…」　有無を言わせずにあっという間に剃られていくアンダーヘアを眺めながら、美雪の唇から吐息のような喘ぎが漏れる。　普段なら絶対に人目に晒すことのない秘所を少年に奥まで覗かれるような感覚に、美雪はゾクゾクと震えるほどの快感を感じていた。　ほどなく綺麗に剃り上げられた恥丘が、シャワーで泡を流され露わになる。「皆んなお揃いだね」「あぁ…恥ずかしい…」　そう言いながら身をよじる美雪の秘所は再び熱く潤んでくる。「何してるの？そろそろ出てきなさい。あら？」　中々出てこない三人に眞由美がバスルームの扉を開けて声をかけ、翔太と美咲に挟まれた美雪の姿を見て微笑む。「美雪さん、素敵よ」　紫と黒の薄く透けるレース素材のベビードールを身にまとった眞由美が艶然と微笑む姿は、男だけでなく女が見てもゾクッとするほど美しい。「おばさま…ステキ…」　美咲はうっとりした表情を浮かべ、見慣れているはずの翔太もその姿を食い入るように見つめている。　丈の短いベビードールは両腿の付け根がようやく隠れるほどの長さしかない。「社長…」　美雪もうっとりとした表情を浮かべ、眞由美の姿に見惚れてしまう。「あなた達のも用意しておいたわ。早く出てらっしゃい」　そう言うと眞由美は踵を返し、短いベビードールの裾から丸い尻をチラチラとのぞかせながら、腰を振り部屋を出て行く。　３人は急いでバスルームから出ると、いつの間にか整えられたシーツのベッドの上に置いてあるものが目に入る。「これを着ろってことかな？」　そこにはかなりセクシーなデザインなナイトウェアが整然と並べてあった。「僕はこれだろうな」　１枚だけ他の２枚とは違う明らかに男物のデザインのものを手に取る。「じゃあ、私はこれにする。ママはこっちね」　美咲が自分の物を手に取ると残りの１枚を美雪に差し出す。　美咲が手に取ったものはほとんど透明な白いレースに淡いブルーで刺繍が施されたベビードールで、着ると身体のラインが透けて見え乳房の頂きまでもがハッキリとわかる。「丸見えだねぇ」　そう言われ翔太の姿を見ると、黒の短いガウンを羽織っているがその生地も透けて身体が見えている。「翔太だって見えてるじゃない」　美咲の視線は翔太の下半身に注がれていた。眞由美は羽織るものは用意していたが、下着は用意しておらず下半身が透けて見えている。「変な感じだけど、なんか興奮するね」　苦笑しながら美雪を見ると、手渡されたものを手に持ったまま困惑した表情を浮かべている。「ママも早く着たら？」　美咲に促され困惑した表情のまま、ゆっくりと脚を通していく。　それはワインカラーに同色の刺繍が施された、眞由美が着ていたものと同じデザインのベビードールだった。「恥ずかしい…」　ワインカラーの生地から白い肌が透けて見え、かろうじで股間を隠している短い丈を両手で押さえるようにして首をねじり背後を見る。「こんなに短かったらお尻見えちゃうじゃない」　これだけ透けているのにお尻が見えそうなことを気にして恥じらう美雪に、翔太と美咲から賞賛の声があがる。「ママ、とってもセクシーよ」「美雪おばさんのそんな姿みたら、僕また勃っちゃうよ」　２人はそう言いながら美雪を左右から挟むようにして抱きつき、交互に口付けながら身体を弄る。「もう…大人をからかわないの…あふぅ…」　少女と少年に身体を弄られ、美雪の唇から吐息のように喘ぎが漏れる。「あなた達、元気ねぇ。その様子なら今夜はたっぷり楽しめそうね。もう間もなくお客様が来られるわよ。翔ちゃん、玄関までお迎えしてちょうだい」　寝室に戻ってきた眞由美は、微笑を浮かべながらそう告げると翔太を玄関へと誘う。「美雪さん、美咲さん、あなた達もこちらに来てちょうだい」「あの…社長…」「美雪さん、大丈夫よ。私も初めての時は貴女と同じように怖かったわ。でも、それも初めだけ。美雪さんも美咲さんもきっと気に入ると思うわ」　眞由美は微笑みながら手招きする。　これから身に起きることを想像して躊躇する美雪を、美咲が背中を押すようにして歩き出す。「ママ、ほら。いきましょう」「うふふ、美咲さんは楽しみで仕方ないって感じね」　美咲の瞳はこれから起きる事への期待にキラキラと輝いている。眞由美と出会って開花した、少女の性の快楽への貪欲さは想像していた以上だった。（この娘は本当にいいわ。翔ちゃんのパートナーとして、この娘以上の娘はいないわね）　美咲をますます気に入った眞由美は、美咲の肩を抱くようにして２人をリビングへと誘った。　ほどなくして玄関の方で声がし、数人の男女がリビングへと入ってくる。　美雪は眞由美の背後に身を隠すようにして、顔を伏せ身体を固くしていたが、美咲は眞由美の隣に堂々と立ち来訪者を迎えた。「お忙しいところお呼びたてして申し訳ありません」「いやいや、こちらこそお招きありがとう」　先頭の加納治五郎が快活に笑いながら、手土産を眞由美に手渡す。「朝から励んでいたと聞いてな。腹も減っとるじゃろうと思ってつまめる物を見繕ってきたよ。それにしても、相変わらずセクシーじゃのう」　加納は眞由美の身体を、舐め回すように無遠慮に見る。「会長、ありがとうございます」　眞由美はそんな加納の視線を気にすることなく手土産を受け取りテーブルの上に置くと、美咲と美雪を来訪者に紹介する。「皆さん、お忙しい中ありがとうございます。こちらは伊藤美雪さん、私の会社で色々お手伝いしてもらってます。そして、そのお嬢さんの美咲さんです」「伊藤美咲です。よろしくお願いします」　きちんと頭を下げて挨拶をする美咲を、来訪者全員が好意を持って見ている。「ほら、ママ」　眞由美の背後で顔を伏せている美雪の手を取り、引っ張るようにして隣に並ぶ。「伊藤…美雪です」　美雪は白い肌を羞恥で真っ赤にしながら、消え入るような声で挨拶をする。来訪者全員の好奇の目が容赦なく、美咲と美雪の身体を舐めるように注がれる。（あぁ…見られてる…）　美雪は羞恥に震えながらも、身体の奥から溢れ出てくる悦楽への期待を感じざるをえない。　そしてそれは娘の美咲も同様だった。「まずは先に腹ごしらえしようかの。皆んなで食べようと思って儂らもまだなんじゃ。腹が減っては何とやらと言うしの」　そう言って加納がカラカラと笑うと、その場にいた全員が笑顔を見せる。「食べながらまずは自己紹介するとしようかの」　加納がそう言うと眞由美は、全員をリビングのソファーに案内する。「美雪さん、美咲さん、手伝ってちょうだい」　そう言って母娘と中央のテーブルに、加納が持ってきたケータリングと飲み物を用意していく。　きちんと服を着た来訪者の前を、ほとんど全裸に近い衣装に身を包んだ眞由美たちが動き回っている。　伸びやかな肢体を隠すことなく動く美咲だが、母親の美雪の方は視線が気になるのか下半身を手で隠すようにもそもそと動いている。それでも全てを隠しきれるはずもなく、その全ては来訪者全員に見られている。（あぁ…恥ずかしい…でも…）　美雪は見られる事に羞恥を感じながらも、身体の中心から溢れ出る興奮を抑えきれずにいた。　３人それぞれが乳房と尻を揺らしながら動く光景を見ながら、雅彦が翔太に耳打ちする。「美咲さんだっけ？翔ちゃんの彼女なんだろ？」「そうだよ」「僕と同い年って聞いてるけど、いい身体してるねぇ。あとお母さんの美雪さんもいいね」　翔太の耳元に口を寄せながらも、雅彦の視線は美咲と美雪を追いかけている。「朝からやってたんだって？羨ましいなぁ」「雅彦兄ちゃん、あとでたっぷりと、ね」　翔太はニヤリとしながら美咲と美雪を見る。「翔ちゃん、ホントにいいの？」　雅彦の息は荒くなり、股間はすでに大きくテントを張っていた。　美咲と美雪がどんな風に乱れるのか、それを想像しながら翔太も痛いほどに股間を固くしていた。
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2016年9月30日掲載
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