眞由美


眞由美 so-ji 作
眞由美（33）　美雪から夫の健二が単身赴任先のタイから帰国すると耳にして２週間が経ったある日、眞由美が社長室でパソコンのモニターに向かっているとドアをノックする音が聞こえた。「どうぞ」「失礼します。お呼びでしょうか？」　そう言いながら部屋に入ってきたのは美雪だった。　どちらかと言うとマニッシュなイメージだった美雪だが、白いタイトなブラウスを第３ボタンまで外し深くＶ字に胸元を開け、黒い細身のタイトなパンツ姿は眞由美達と関係を結んでから得も言えぬ色香を醸し出していた。「美雪さん、こちらに来て」　眞由美は笑顔を浮かべながら席を立ち、自分が座っていたチェアーに美雪を誘う。　言われるままに腰をおろした美雪の背後から眞由美は、覆い被さるようにブラウスの中に手を胸に滑り込ませる。「あぁ…社長…いけません…」　眞由美と関係を結んでからこういった事は珍しくもなく、初めのうちは戸惑いもあったが最近は様々な場所での情事を楽しむようになっていた。　現に拒否の言葉を口にし眞由美の手をブラウスの上から抑えるが、その手に力はなくただ添えられているだけだ。「ふふふ美雪さん、２人の時は名前で呼んでって言ってるでしょ」　もう互いに知らぬところはない程までに深い関係を結んでいても、上司と部下という関係からか美雪は中々眞由美を名前で呼ぶことができずにいた。　眞由美はもう片方の手で美雪の頬に手を添え、顔を自分の方に向けさせると唇を重ねる。「んん…」　眞由美の手はあっという間にブラジャーの中に侵入し、柔らかく乳房を揉みながら舌を絡めあう。「あぁ…眞由美…さん…あぁん！」　美雪は押し寄せる官能の波に身体を包まれながら、目の端でパソコンのモニターを捉える。そこには数人の男女のあられもない姿が映し出されていた。「うふふ、面白いものを見つけたので美雪さんにも見てもらおうと思って…」　それは明らかにswinger partyの様子を撮影したもので、画像はスライドショーのように数秒毎に切り替わっていく。　モニターに映し出される女達は肌が浅黒く顔立ちから東南アジア系と思われたが、男の方は色々な人種が混じっておりアジア系も入れば白人もいた。　１人の女に３人の男が口と前後の穴に肉棒を挿れている画、１人の男の肉棒に２人の女が左右から舌を這わせている画、女同士で乳房を弄りあっている画など、少し前までの美雪ならとても正視出来ない程淫らな画像が出次々に映し出されていく。　白人のモノは長大で太さも並外れてあり、咥えてる女の顎が外れそうなほど大きく開かれている。　しかし映し出される男女は誰もが恍惚の表情を浮かべ、性の快楽に身を任せきっているように見えた。「あぁ…凄い…」　娘の前で黒木竜二の太い肉棒に貫かれながら菊門に加納治五郎を受け入れ、両側に立つ翔太と雅彦の両少年の若い肉棒を交互に口で味わったあの日の事が美雪の身体に蘇る。　あれから毎日のように娘の美咲を相手に身体の渇きを癒し、時に翔太や眞由美を交え倒錯した性の快楽を味わってはいたが、あの強烈な体験は美雪の身体を捕らえて離さなかった。（あんなに太いのを…前にも後ろにも…あぁ…口いっぱいに咥えてる…）　次々に切り替わる画像は、あの日からずっと美雪の身体の奥ににくすぶり続ける官能の焔に油を注いでいく。（この娘…まだ美咲と同じ位かしら？凄いわ…）　まだ１０代半ばもいっていないと思われる少女が、２人の男を相手にしている。横臥した男の腰に跨りながら、側に立つ別の男の肉棒を口いっぱい頬張っている。（私も欲しい…）　一週間ほど前に翔太の肉棒を味わって以来、本物の肉棒を食べいていない美雪は次々映し出される男たちのモノを見て飢餓感にも似た感覚を覚える。（今日は翔太さんに抱いてもらえるかな…）　夫の健二がいない今、いちばん身近な男といえば娘のボーイフレンドである翔太しか思い浮かばない。　性欲の塊のような翔太の若い肉体を思い浮かべながら、今日はたっぷりと本物を楽しもうと心に決め美雪は眞由美に身を任せモニターを見続ける。　少女を中心とした画像が次々に映し出されていくその中に、少女が咥えている肉棒の裏筋に特徴ある黒子を発見する。（あら…？）　その後も画像は次々に切り替わっていき、やがてその男が少女に覆い被さりまだ幼さの残る秘所に肉棒を押し込む。少女が喜悦の表情を浮かべているのが男の子背中越しに見える。「この娘、美咲さんと同い年くらいかしら？美咲さんに負けず劣らずって感じね」　耳元で囁くような眞由美の声が美雪の身体の芯を痺れさせる。「あぁ…」「それにこの娘、顔も美咲さんに少し前似てるわね」　そう言われてみれば肌の色こそ違うが伸びやかな肢体と艶のある黒髪に切れ長の瞳が、どことなく娘の美咲に似ているように思えてくる。　思い返せば、翔太と美咲のセックスを覗き見した事から美雪の生活は一変した。　夫の単身赴任で長い間ひとり身をみずから慰めていた身体の飢えに負け、娘に勧められるまま目の前で翔太と交わり、上司である眞由美とも関係を持った。あっという間に複数の男女と、貪るように快楽を共有する体験もした。　表向きには今までと変わらない日常を送っているように見えるが、ひとたび内に入ればその身に秘めた欲望をさらけ出し貪り合う。　今も勤務時間だというのに明るい部屋の中で乱交画像を見ながら、眞由美に身体を愛撫され花芯を濡らしている。　そんな生活を送っている中に夫である健二が戻ってくる。その事に不安と不満、嬉しさが入り混じった感情が美雪の中でとぐろを巻いている。　眞由美が言ったように、夫に今の生活を見せて受け入れてくれたら全ては解決するようにも思える。あれから美雪は健二の性癖と性分をずっと考え続けていた。　真面目なサラリーマンだが性欲は強い方で、単身赴任中でも一時帰国した時は美咲の目を盗むようにして美雪を求めてくる。　それ程性欲が強い健二だが、それとこれは話の次元が違う気もする一方で案外喜んでのってきそうな気もする。（ああぁ…もうどうでもいいわ…）　じんわりと責めてくる眞由美の愛撫に美雪の思考回路は働かなくなり、とにかく今は早く絶頂を迎えたくて仕方なくなってきている。　いつの間にかブラウスは大きく開かれブラのホックも外され、小振りだが形の良い乳房が露わになっている。「ああぁ！」　その乳房を眞由美に弄られ乳房の頂を摘まれると、思わず大きな声が漏れてしまう。「あらあら、大きな声を出すと外に聞こえてしまうわよ」　淫靡な笑みを浮かべながら眞由美が耳元で囁く。「あぁ…でも…ああぁ…」　声を出すのを我慢しようとすればするほどに、美雪の性感は高まり快楽の波が押し寄せてくる。「あまり大きな声を出されると困るからやめましょうか」　眞由美は意地悪く微笑む。「意地悪しないで…逝かせて…」「ふふふ、仕方ないわね。逝きたければ自分でしてもいいのよ」　そう言って乳房を愛撫する手を止めると身体を離し、窓際にもたれながら腕を組む。　相変わらずモニターには先ほどの少女を犯し続ける男が映し出されている。　男を受け入れながら、別の男の肉棒を美味しそうに咥える少女の顔が娘の美咲と重なる。　昨夜もペニスバンドで互いを責めあい、快楽を貪った記憶が蘇る。　眞由美に言われるまま美雪は左手で乳房を揉みながら右手でパンツのベルトを緩め、直接秘所に触れ中指を花芯に埋め込む。「ああぁ！」　クチュクチュと音をたてながら美雪は一気に快楽の頂へと登りつめていく。「あぁ、あぁ、いぃ…ああぁ！逝ってもいい？…逝ってもいい？ああぁ…」　明るいオフィスの中で、無心に自らの快楽に没頭していく様はなんとも淫靡な光景だった。「うふふ、美雪さんって本当にいやらしいんだから…いいわよ、逝くところ見ててあげるわ」　自慰に耽る美雪を眞由美の眼は妖しく光り見つめている。「くぅ…あぁ！ダメ…逝っちゃう！逝っちゃいます！ああぁ～！」　声を押し殺しながら全身を震わせ絶頂を迎えた次の瞬間、少女と交わる男の顔が映し出され美雪は驚愕する。「ね？面白いでしょう？」　眞由美は再び美雪の背後から両手を乳房に重ね、耳元で囁きながら柔らかく揉み上げる。「楽しくなりそうね」　美雪は快楽の絶頂に身体を震わせながら、モニターに映る男の顔から目を離せずにいた。
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2017年1月28日掲載
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