眞由美


眞由美 so-ji 作
眞由美（34）「ただいま」　伊藤健二は長い単身赴任を終え、ようやくタイから帰国してきた。「ふぅ…」　エアコンのスイッチを入れ、荷物を床に置くとソファに腰掛けネクタイをゆるめる。　時計は１５時を回ったところで、金曜日の家には誰も居ない。娘の美咲が学校から帰るにはまだ時間がある。「とりあえずシャワーでも浴びるか…」　独り言のように口にすると立ち上がり、着ているものを脱ぎ捨て風呂場へと向かう。　明るい風呂場でシャワーを浴び汗を流すと自然に溜息が漏れる。（良い気持ちだ…これで美雪が居ればなぁ…）　学生時代は陸上部で鍛えた肉体は４０歳にしては引き締まっており、男盛りの性欲はいまだ衰える事をしらない。　帰宅したばかりなのに美雪の白くすべやかな身体を思い浮かべると、自然に股間にチカラが漲ってくる。　シャワー浴びながら自然に右手が股間へと向かい、ムックリと勃ち上がり始めた肉棒を扱くように握る。　肉棒を握った姿を鏡に映しゆっくりと扱くと、刺激を受けた肉棒はますます硬く反り返る。（まだまだイケるな）　淫水焼けした肉棒は大きく傘が張り太さも標準以上で、初めて健二の肉棒を見た者は口を揃えて大きいと褒め称えた。　その裏筋に黒子が見える。性器に黒子があるのは強壮の証しという説があるが、それもあながち嘘ではないと健二は思っている。　若い頃から性欲は強いと思っていたが４０歳を超えてもそれは衰えず、タイに単身赴任してからはますます強くなっていた。赴任して暫くは自分で処理をして我慢していたが、ある日得意先の接待で商売女を抱いてからその我慢の糸が切れてしまった。　とうとうある日、欲望のおもむくままに通いのメイドに手を付けてしまったのだ。メイドのナムプンはムッチリとした男好きのする身体をしていた。　３２歳のシングルマザーの身体は適度に肉が付いて抱き心地が良く、最初こそ抵抗を見せたが途中からはむしろ積極的になり、それ以降は家に来る度に家事以外に下半身の世話も行い健二を悦ばせた。　暫くするとナムプンから、１人娘の事で相談があるので会ってやってくれないかと持ちかけられた。日本でいう中学校である前期中等学校を来年卒業するが、成績が優秀で日本の学校に進学したいがその為には金がいるという事だった。　初めて聞いた時、正直なところ（やはり金が欲しいのか）とうんざりしたのだが、ナムプンの身体は気に入っていたし取り敢えず会うだけ会ってみようと返事をした。　そして１５歳になるヌーンと初めて会った時、歳相応の幼さと不思議な大人びたエキゾチックな雰囲気にゾクリした。ナムプンは日本人相手のメイドをしている為、ある程度日本語が話せたが、ヌーンはそれよりも流暢な日本語で挨拶をした。　健二は堪能な日本語に驚き、何よりその容姿に驚きを隠せなかった。　ヌーンの父親はアメリカ人らしいがＴシャツとショートパンツからのぞく手脚は細く長く、服の上からでもハッキリ分かるほど乳も尻も大きく張り１５歳にはとても見えないプロポーションをしていた。　まだ幼さの残る顔立ちに、成人女性顔負けのプロポーションのアンバランスさが男の欲情を誘う。　そしてヌーンの口から出た言葉に、健二は我が耳を疑った。「私、日本に行くお金が欲しいの。その代わり私の身体を自由にしていいわ」　その場には母親のナムプンも同席していたが、ヌーンは気にせずそのまま言葉を続けた。「私の身体、試してみて」　そう言うなり着ているものを脱ぎ捨て全裸になると、腰に手を当て真っ直ぐに健二の方に向かって立った。　１５歳の少女の裸体はどんな男でもむしゃぶりつきたくなるほど魅力に溢れていたが、飛びつきそうになる衝動を理性で押し留める。「おいおい…」　困惑しながら母親のことナムプンの方を見るとしっかりと頷いてみせ、どうぞと言わんばかりだ。「遠慮しないで」　そう言ってナムプンは健二の脚元に跪きベルトを緩め、ズボンを脱がせた。　ここまでされては我慢しきれず、健二はその場でヌーンを床の上に押し倒した。母親の目の前で少女と交わることに興奮し、健二は初めて女体に触れた少年のようにあっという間に精を放ってしまった。　しかし健二は自分でも驚く程の回復力で何度も何度も繰り返しヌーンを犯し続け、気がつくと母のナムプンも交え夜が明けるまで快楽を貪り続けた。　母娘の身体が気に入った健二は通いのメイドから住込みへと契約を変更し、夜毎に母娘の身体を貪った。　そんなある日ナムプンの提案で白人男性を交え、初めてswinger partyを開いた。　家に訪れたマイクと名乗る男は、人懐こい笑顔のアメリカ人だった。１９０ｃｍを超える大男で体格も素晴らしく良かったが、何より男の股間には今まで見たことのない立派なモノがぶら下がっていた。　洋物のＡＶなどで知識としては知ってはいたが、初めて見た白人の肉棒に健二は圧倒されてしまった。　初めて他の男と一緒に同部屋でセックスをする体験に恥ずかしさと緊張を覚えたが、ナムプンもヌーンも慣れているかのように服を脱ぎ捨て最初はヌーンがマイクと、ナムプンが健二を相手に交わった。　しかしマイクの長大な肉棒が少女の中に収まり腰の動きに合わせ喘ぎ声をあげる頃には、健二もナムプンの中に肉棒を収めこの状況を楽しめるようになっていた。　床に仰臥した男達の上にそれぞれ跨り、腰を振る母娘の姿は健二を今までになく興奮させた。「あぁ～パパ～いぃ～～パパぁ～～」　ヌーンの口から発せられた言葉に健二は驚き、動きを止めヌーンとマイクの方を見た。「パパ～逝くぅ～～！ああぁ～！」　全身を震わせながら絶頂を迎えるヌーンを見ている健二に、ナムプンは繋がったまま覆い被さり耳元で囁いた。「マイクはヌーンの父親なの」　思いがけない言葉に、健二は腰の動きを止めたままナムプンを見る。それによるとマイクは別れた夫で、初めてヌーンに手をつけた時はまだ離婚する前だったらしい。父親が大好きだったヌーンは嫌がることなく父を受け入れ、やがて母娘でマイクを奪い合うように愛し合い、離婚後も定期的にこうして会っては身体を重ねているらしい。　それでは何故離婚したのかを尋ねるとナムプンは、「そんなの簡単よ。お互い気兼ねなく自由に色んな人としたかったから」　笑いながらさも当然というように言い放った。　近親相姦という父親と実の娘がまぐわう、眼の前で行われている眩暈を起こしそうな甘美な光景は健二の中にあった性愛の常識を覆すに充分だった。　狂ったようにナムプンを犯し、ヌーンを犯し、そしてマイクと２人がかりでナムプンを犯し健二は倒錯した性の世界の虜になってしまった。　それからは夜毎の母娘との交わりに加え、月に数度マイクを加えswinger partyを開き、マイクの紹介で色々な女を抱いた。　健二の好色とタフさは有名になり同好の士の間でも『好き者』と囁かれるようになった。「健二の奥さんも抱いてみたいね」　時折そう言ったマイクの言葉がよみがえる。　美雪が自分以外の男に抱かれる、その姿を想像すると嫉妬に狂いそうになるが、その一方で妻がどのような痴態を見せるのか？その事に抑えきれないほどの興味と興奮を覚えてしまう。「そんなこと出来るわけないよなぁ…」　日本でもそういった行為が行われている事はネットなどで知ってはいたが、元来慎重で真面目な性格の健二には敷居が高過ぎた。　求めれば応えてくれる妻の美雪に対しても、そんな事を打ち明けられる筈もなく健二は帰国を心から喜ぶ事が出来ずにいた。　それにもうひとつ問題なのは美咲だった。「これ健二のお嬢さんだよね？ちょっと私に似てるね」　ある日ヌーンがリビングに飾ってあった家族写真を見てそう口にした。　そう言われてみれば、切れ長の瞳に黒髪が何処となく似ている気がした。「パパ～」　そう言ってヌーンは身体を近付けてきた。「ねぇパパ、抱いて…」「馬鹿な事言うな」　そう言って抱きついてきたヌーンに口ではそう言いながら、内心異常なまでに興奮している自分がいた。「ねぇ、抱いて…」　ヌーンは健二に抱きズボンの上から股間を弄ってきた。　健二はヌーンの若い身体の魅力に対抗できるはずもなく、着ているものを剥ぎ取るように脱がせるといきり勃った肉棒を押し込んだ。　ガムシャラに腰を振り、乳を揉み、唇を貪る。「おぉ～パパ～～逝く～～逝っちゃう～～」　健二は今までにないほどの興奮に眩暈をおこしそうだった。　絶頂を迎えるヌーンに娘の美咲が重なる。　ドピュドピュドピュドピュ「美咲…」　健二はぼんやりと、風呂場の壁にまで飛び散った白濁した精液を眺める。「何を考えてるんだ俺は…」　実の娘を思いながら射精してしまった事に健二は罪悪感を感じたが、それは今に始まった事ではなくタイにいる間は毎日のように父娘プレイともいえる行為に熱中していた。　美咲のほんのり赤く上気した身体を想像し、禁忌を犯す事への興奮と恐怖に健二の肉体はぶるっと震える。　正月に一時帰国した時に見た美咲は美しく成長しており、たまにしか会えない分その成長がよく分かった。　いつの間にか背も母親を越し、胸も大きく膨らんで服を押し上げ、尻の肉付きも良くなっていた。　おもわず触れてしまいたくなる程に女性らしくなっていた事にドキドキしたものだった。　その姿にヌーンの欲情に染まった姿が重なる。（そんな事、出来るわけないだろ）　健二は苦笑しながらシャワーで汚れを流し、己の欲望の痕跡を消していった。
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2017年2月11日掲載
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