眞由美
so-ji 作
眞由美（35）

「あぁ〜あなた！いぃ！ああぁ！ああぁ！」
　寝室のベッドの上で四つん這いになった美雪の腰を両手で掴み、健二は浅く深く腰を上げ突き入れる。
「ああぁ、もっと！もっと！ああぁ〜逝く！逝っちゃう！ああぁ〜！」
　帰国して１週間、毎晩健二は美雪を相手に性欲を満たしていた。
　元々、夜の営みは人並み以上だとは思っていたが、帰国してからの美雪の反応は今まで以上に積極的で健二を喜ばせていた。
「ねぇ、今度は下から突いて…」
　そう言って美雪は健二を仰臥させると大きく股を開き、愛液で濡れそぼる肉棒に手を添え腰を下ろしていく。
「んん…あぁ！ああぁ！いぃ！あぁ！ああぁ！」
　大きく腰をくねらせ乳房を揺らす姿を見上げるながら、健二はタイミングを合わせて時折腰を突き上げる。
「おぉ〜！それいい！あなた〜ああぁ〜〜！」
　嬌声をあげる妻の痴態に健二はニンマリとしながら揺れる乳房に手を伸ばす。
「ああぁ！オッパイ駄目〜〜！ああぁ〜！」
　妻のどこをどう触れば感じるか熟知している健二は的確に責め、美雪を再び絶頂へと導いていく。
「あぁ！ああぁ！いぃ！あぁ！あなた〜ああぁ〜〜ダメェ〜〜！」
「俺もそろそろ」
　急速に込み上げてくる射精感に健二の腰の動きも速くなっていく。
「ああぁ〜きてぇ〜〜！あなた〜そのまま中に頂戴〜〜！あああぁ〜〜逝くぅ〜〜！」

　ドピュドピュドピュドピュドピュ

　美雪の尻を鷲掴みにして思い切り突き上げると、栓を解き放ち奥深くに精を吐き出していく。

「あぁ…熱い！熱いのがいっぱい来るぅ〜」
　美雪は身体を震わせながら今日１番の絶頂を迎え、やがて健二の胸になだれ落ちるように上体を倒していく。
「ふふふ、美雪…随分と激しいな」
　妻の心地良い重みを感じ健二は満足そうに髪を撫ぜる。
「そんなに声を出したら美咲に聞こえるぞ」
「だって…我慢できないんですもの…ねぇそれよりもう一回…」
　美雪は健二の首筋に唇を這わせながら上目遣いにねだる。
「おいおい、そんなすぐには無理だよ」
　流石にそんなにすぐには回復しないと呆れ顔になる健二を尻目に、美雪は身体を起こし柔らかくなった肉棒を口にする。
「んん…」
　愛液と精液に塗れて汚れた肉棒を、丹念にしゃぶり綺麗にしていく。その姿は性欲に取り憑かれた雌そのもので、健二はかつてない妻の姿に再び欲情していく。
（美雪のやつ、いったいどうしたんだ？随分と積極的だな…こんなに助平だったか？）
　そんなことを思いながらも下半身から込み上げてくる欲情に、健二の思考は目の前の女体を陵辱する事に向けられていく。
「そんなに欲しいのか？」
　健二は起き上がると少し乱暴に美雪を押し倒す。
「欲しいの…あなたのおちんちん欲しいの…」
　美雪は両脚を大きく開き、健二に向かって手を広げる。
「よーし、それじゃあもういいと言うまでくれてやる！」
「ああぁ〜あなたぁ〜〜！嬉しい、いっぱい頂戴！あぁ！ああぁ！」
　健二は狙いを定めると一気に奥まで突き入れ、激しく腰を振り続けた。

「いいなぁ…ママあんなに嬉しそう…私も欲しい…」
　Ｗｅｂカメラで映された両親の姿をパソコンモニターで見ながら、美咲は自室で自慰に耽っていた。
「うわぁ〜パパったら激しい…んん…たまんない…」
　母の両腿を肩に担ぐようにして激しく送り込む父の姿に、美咲は自分が犯されているような気持ちになる。
「あぁ！いぃ！パパ〜ああぁ〜〜！」
　両親の寝室には数カ所にＷｅｂカメラが設置されており、そのカメラを切り替えながら美咲はバイブを股に突っ込み出し入れをしていた。
「あぁん！んん！ああぁ！」
　全裸でベッドに仰臥し、右手でバイブを使いながら左手で乳房を揉みしだく。
「あぁ！んん！ああぁ！ああぁ！」
　股間からグチュグチュと音を立てながら美咲は、両親の交わりから目を離さず快楽の頂きを目指す。
「んん！ああぁ！あぁ！ああぁ！」
　美咲は頭とつま先でブリッジをするように弓なりに背中を反らせながら、胎内に納めたバイブに振動を与えていく。
「ああぁ〜〜パパ〜〜！逝くぅ〜！逝っちゃう〜〜！ああぁ〜〜！」

「あふぅ…あぁ…ああぁ…美咲さんったら…ああぁ…美雪さんも…」
「ホントに２人ともエッチだよねぇ〜ヒトの事言えないけどねぇ〜」
　翔太は四つん這いになった眞由美の豊かな乳房の重みを確かめるように揉みながら、器用に腰を動かしていた。
　ベッドの上の母子の視線の先には大きなモニターがあり、そこには健二と美雪夫婦の交わる姿とそれを見ながら自慰に耽る美咲の姿が映し出されていた。
「おじさんもなかなか激しいね。それにしても美咲、わざとこっちに見えるようにしてるよね〜」
「あぁ…そうね…見られて興奮するなんて本当にいやらしい娘…」
　美咲の部屋にもＷｅｂカメラが設置してあり、それに向かって両脚を大きく開いてバイブを出し入れしている姿がバッチリ見えていた。
　カメラがある事を知らないのは健二だけである。母娘揃って視られる事でより興奮する嗜好に合わせ、こういった関係になるとすぐに取付けたものだった。
「あぁん！翔ちゃん…もっときつく…あぁ！そう！そうよ！ああぁ！」
　母親の要望に応え翔太は腰を振る速度を上げ、揺れ動く乳房の先端を捻るように摘むと眞由美の口から大きな喘ぎ声が聞こえてくる。

　パンパンパンパンパンパン

　眞由美の喘ぎ声に腰を打ち付ける音が混じる。
「ああぁ！ああぁ！いいぃ！」
「ママも相当いやらしいよねぇ。でもそんなママが大好きだよ」
「ああぁ、翔ちゃん！ママもよ！ああぁ〜いぃ！もっと、もっと突いて！あぁん！あああぁ〜〜！」
　翔太はモニターに映る痴態を眺めながら腰の動きを速めていく。
「ママ…そろそろ逝くよ！」
「ああぁ！ママも逝くわ！あぁ！くる！くるわ！翔ちゃんのが大きくなってる！あぁ、いぃ！ああぁ！逝く！逝っちゃう！ああぁ〜！」
　大きく張り出した腰を掴み音をたてながら翔太はラストスパートをかけ、最後に強く突き入れると母親の胎内奥深くに精を放つ。

　ドピュドピュドピュドピュドピュ

「おおぉ〜熱い！翔ちゃんの熱いのがくる〜！ああぁ〜」
　眞由美は息子の熱い精液を膣で感じながら、より深いオーガズムを感じたのだった。

「じゃあ、あなた行ってきます。美咲、パパをお願いね」
「パパの事はまかしといて。ママこそ気を付けてね〜」
　健二と腕を組むようにして身体を密着させ、美咲は笑顔を見せる。
「おいおい、お願いするのが逆じゃないのか？美咲をお願い、だろ？」
　中学生の娘に世話にならなければならない程、健二は何も出来ない男ではない。料理も洗濯も１人で充分こなせるので、健二は不服そうな表情をしている。
「あら、パパは私にお世話されるのがイヤなの？」
「いや、そんな事はないけど…」
　娘に甘い父親としては美咲にそう言われると言葉が返せない。
「ママ、そろそろ行かないと」
　分が悪くなったと話題を変えるように健二は美雪に話をふる。
「はいはい、それじゃあ行ってきます。それじゃあ留守の間お願いしますね」
　美雪はそう言うと意味ありげな視線を美咲に向け、心なしか頬を上気させ出かけて行った。
「ママ行っちゃったね。パパ寂しくない？」
　美雪が出て行き２人きりになると急に健二は腕に密着する娘の身体を意識する。
　美咲は胸の膨らみを押し付けるようにしていて、その温もりが腕に伝わってくる。
「お仕事だからね。仕方ないよ」
　健二が帰国して１週間、入れ替わるように美雪が出張で３日ほど家を開けることになったのだ。
（美咲も大きくなったなぁ…それにしても…）
　健二はＴシャツを押し上げる娘の肉体に欲情を覚えそうになる。
「さぁて、シャワー浴びてこようっと」
　そんなよこしまな思いに気付かないように、美咲は身体を離し踵を返して浴室へと歩いて行く。
（いい身体になってきたな…）
　Ｔシャツにショートパンツという軽装から長い手脚が伸びている。張り付く程にぴっちりとしたショートパンツが形の良い尻を包み、娘の後ろ姿に見惚れていると不意に美咲が振り返る。
「パパも一緒に入らない？」
　一瞬何を言われたのか分からなかったが、言葉の意味を理解し慌てて首を振る。
「馬鹿、もうそんな歳でもないだろう」
「なんで？小さい時はいつも一緒に入ってたじゃない」
　馬鹿と言われた事が心外だと美咲は頬を膨らませる。
「ね？一緒に入ろうよ」
　美咲は健二の手を取ると上目遣いに覗き込むように見上げてくる。
　娘の視線を避けるように下にやるとＴシャツを押し上げる膨らみの先端がさらに突き上げられているのが目にとまる。
（ノーブラなのか？）
　おもわずゴクリと喉を鳴らし、視線をあげると微笑を浮かべる美咲と目が合う。
「パ、パパはちょっとしないといけない事があるから」
「ふーん…じゃあ仕方ないね」
　健二の視線を見透かしたような微笑を浮かべながら美咲は身体を離し浴室へと歩いていった。
（ふぅ…ちょっと惜しかったかな？）
　娘の提案を断った事を少し後悔しながら、これから３日間の娘と２人きりの生活にトキメキにも似た感情を覚える。
（娘相手に何を考えてるんだ）
　苦笑しながらも美咲の肉体的な成長に、雄として反応してしまいそうになったのは今日が初めてではない。帰国してから毎夜の美雪との交わりは激しく、その声は美咲の部屋にも届いているはずだった。顔を合わせるとたまに意味ありげな微笑を浮かべるが、両親の仲の良さをからかう事はあっても嫌悪を示すこともなく、むしろ以前より健二にまとわりつくように身体を寄せてきていた。
　その事に親としての喜びの他に、雄としての喜びを感じていた。
　遠くから聞こえてくるシャワーの音を聞きながら、健二はソファに座るとノートパソコンを起動させる。あるファイルを開くと、映し出された画像を次々と切り替えながら懐かしそうに眺める。
「ヌーン…」
　そこに映る少女のあられもない姿を見ていると、自然に下半身に血が集まっていく。
　タイにいる時に関係を持った少女との甘美な時間が健二を遣る瀬無くさせる。
「クッ！」
　無意識のうちにジャージの中に手を突っ込み、いきり勃った肉棒を握り締める。
　ヌーンとその母親ナムプン、その他多くの関係を持った女達との記憶が蘇ってくる。
（もうこんな事は出来ないよな…）
　欲望の赴くままに複数の女性を相手に性欲を満たし、特に娘と変わらない年頃のヌーンとの情事は健二の心を捕らえて離さなかった。帰国して１週間、娘の美咲を見るたびにヌーンの伸びやかな肢体を思い出し、その叶えられない欲望を妻の美雪との情事にぶつけていた。
　もう少しで射精しそうになったその時、不意に聞こえてきた声にドキリとし慌てて手を離し画面を閉じる。
「パパ〜お昼ごはんどうする？」
　声の方を見ると美咲がパンティ１枚で濡れた髪をバスタオルで拭きながらリビングに入ってくる。
「なんて格好してるんだ」
　自分がしていた行為がバレなかったかという思いよりも、娘の思いがけない姿に驚きを隠せなかった。
　セミロングの濡れた髪を両手でかきあげるようにしてバスタオルで拭いているため、何もつけてないない乳房は丸見えで腕の動きに合わせて揺れ動いている。
「お昼ごはん食べに行こうよ」
　健二の言葉が聞こえないように美咲はその態勢のまま言葉を続ける。
「ふ、服を着なさい」
　健二は視線を外し吃りながら父親として当たり前の事を口にする。
「恥ずかしくないのか？いいから早く何か着なさい」
「なんで？家族なんだからいいじゃない」
　美咲は気にするどころか逆に、健二に見せつけるように胸を突き出す。
「それとも…パパはえっちな気分になっちゃう？」
　そう言って美咲はくるりと回って腰に手を当てポーズをとってみせる。
「どう？」
　パンティ１枚で見せつけるようにして真っ直ぐこちらを見つめてくる娘に健二は戸惑いながらも目が離せない。
　妻の美雪より少し背が高くなりスリーサイズも見たところ妻とほとんど変わらない程に成長した娘の身体に、欲情してしまいそうになる自分を押さえ込み絞り出すように声を出す。
「馬鹿…出かけるなら服を着てきなさい」
「…はーい、パパも用意しといてね」
　美咲はクスリと笑うと踵を返してリビングを出て行った。
「ふぅ…」
　あけすけな娘の態度に戸惑いながらも、しっかりと目に焼き付いた娘の身体を思い出す。あれ以上あのままでいたら娘に手を出していたかもしれない、それ程に美咲の身体は魅力的だった。
　今日から妻がいない３日間、どうやって性欲を抑えるか考えていた健二は新たな問題を抱えたような気分だった。

「ねぇ、何処行く？」
　健二は駅の方に向かう道を歩いていると、通り過ぎて行く人達の視線を感じていた。
　美少女と仲睦まじく歩く中年男への嫉妬と羨望の眼差しに、健二は照れながらも美しく育った我が娘を誇らしく思っていた。
「あら、美咲さん」
「あ！おばさま、こんにちわ」
　声をかけてきた眞由美に美咲は笑顔を見せお辞儀をする。
「美咲、こちらは？」
　突然現れた眞由美に、健二は軽く会釈しながら美咲に尋ねる。
「パパ、こちらはママの会社の社長さんよ」
　そう言われ健二は慌てて頭を下げる。
「妻がいつもお世話になっております。お話はかねがね伺っております」
「いえいえ、こちらこそ美雪さんにはいつもお世話になっております」
　微笑みながら礼を返す眞由美の美貌とスタイルの良さに健二は驚きを隠せなかった。
（話には聞いていたが…これほどの美人とは…それに…なんてスタイルだ…）
　身体のラインを強調するようにウエストが絞り込まれたスーツの下には胸元が大きく開いたブラウス、その襟口からはちきれそうな胸の谷間が見えている。
　仕立ての良いスーツを身にまとった眞由美は上品でありながら、なんとも言えないエロティシズムを醸し出していた。
「ご帰国されたばかりとお聞きしていますが、そんな時に奥様を出張させて申し訳ありません」
　頭を下げる眞由美の胸元が大きく開いて谷間がみえる。健二は思わず覗き込んでしまいそうになり、慌てて視線を逸らす。
「いえいえ、仕事ですから。いつも良くして頂いているとかねがねお聞きしております」
　当たり障りのない受け応えをしながらも、健二の視線は眞由美の身体を舐めるように見ていた。
「何か…？」
　眞由美が覗き込むようにして首を傾げてそう口にするまで健二は見惚れていたらしい。
「あ、いえ…とてもお綺麗なので…」
　慌てて取り繕うようにそう口にする健二に眞由美はクスリと微笑を浮かべる。
「ありがとうございます。あ、そうだ、美咲さん、明日お時間ある？」
　眞由美は美咲へと視線を移し言葉を続けた。
「明日またお友だちが家に来るのだけど来ない？」
「え？いいんですか？喜んで伺います」
　美咲は喜色を浮かべ、小躍りするように返事をする。
「宜しければお父様もご一緒にいかがですか？」
　再び眞由美の視線を受け健二は戸惑う。
「明日、私の友人達が家に来てホームパーティを開くんです。ホームパーティと言ってもささやかなものですが…」
　そう言って眞由美は微笑を浮かべて健二を見つめてくる。
「あ、いや…」
　突然の誘いに言葉を詰まらせる健二に美咲が口添えする。
「折角そう言ってくださってるんだからパパも一緒に行こうよ。ママも行ったことあるんだよ」
「そうなのか？」
　娘の言葉にようやく言葉が出てきた健二は眞由美を見ると微笑を浮かべ頷いている。
「そんなに肩肘張った集まりでもありませんし是非」
「ありがとうございます。それではお言葉に甘えて」
　眞由美は嬉しそうに健二の手を取り最上級の笑顔を見せ、
「お待ちしておりますわ。それじゃあ美咲さん、また後で連絡するわね」
　そう行って踵を返し車に向かい歩いて行った。
（ふふふ、健二さん楽しみだわ…）
　健二の視線を感じながらわざと腰を振り歩く眞由美の目は妖しく光っていた。
（それにしても大きな胸だったな…いったい何カップあるんだ？…腰は細くて尻はボリュームあって…背後から思い切り揉みながら突いてみたいもんだ）
　どちらかと言うと細身の体型が好みの味健二だったが、眞由美の日本人離れしたプロポーションに、雄としての本能が妻の上司という立場を超えてムラムラと鎌首をもたげていた。
　眞由美の後ろ姿に見惚れている健二を見る美咲の眼も、眞由美同様妖しく光り花芯を熱く濡らしているのだった。
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2017年3月4日掲載
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