息子のためなら
熟女ゲッター 作
第二章　賄賂はカラダでね

　久子はさっそく行動に移った。

　先日、セレクション場のグランドで数名のチームスタッフに囲まれていたのが新監督に就任した矢崎というのはわかっていた。

　遠巻きにしか見ていないが若いというのが印象だった。
　現役時代はイケメン選手で人気もあったようだが、あまり活躍することなく現役を引退、リーダーシップ、その指導力を買われてライセンス取得、指導者としての道を切り開きはじめたのだ。

　うん……いいんじゃない、なかなかイケてるね♪

　ユースチームの会報冊子に矢崎のプロフィールと新監督としての抱負などが書かれていた。

　やっちゃうしかないな……。

　純一郎から半ば奪い取った名刺、その携帯電話の番号をプッシュした。



　翌日、クラブハウスを訊ねた久子。
　ブランド物のジャージ上下に身を包んだ矢崎が併設されたトレーニングルームなどを案内して回っている。

「とても素晴らしい環境ですわ、こんなところで純がサッカーできたら、それはもう親としても光栄ですわ〜」

「そう言ってもらえるとこちらもやりがいがあります」
　先ほどから矢崎は緊張していた。

　渡部純一郎、いい選手だ。最終選考まで残したのも彼のセンスに注目している。
　ただ、大神信也も捨てがたい。彼のスピードは素晴らしい。
　上層部からは１人の枠でしか獲れない、と口うるさく言われている。
　矢崎は苦悩していた。

　渡部純一郎の母親がこんなに妖艶な美女とは……。
　急ぎ足で先を歩く久子、そのあまりにも艶やかなフェロモンたっぷりの後姿に先ほどから興奮しているのである。

　妻の美羽は広告モデル出身でスタイルは抜群。今でも見た目は美しく綺麗で文句のつけようのない体をしている。
　結婚して３年目、まだまだ新婚気分、もちろん週に一度二度は営みをおこなっている。
　どちらかが誘うわけでもなく自然に夫婦は抱き合っていた。

　子供が欲しくないという美羽、なぜかといえば出産で体型が崩れるから。

　男の子を産んでもらってその子にサッカーを教えたい矢崎の考えと少しずれている。

　そんな、体型なんてどうでもいいじゃないか……。
　崩れる、無駄な肉がつく、けっして悪いことじゃない、醜いことではないと思っている。
　最近でこそ逆に女を見るときにスレンダー美女よりはグラマーなボディ、こればかり目で追っている自分に気がついた。
　つい先日も妻の目を盗みＡＶを観ながらオナニーをしてしまったが、どういうわけか美羽とは似ても似つかない正反対の肉付きのいい熟女がオカズとなっていた。
　ＡＶのラストシーン、男優が呻きながら爆発寸前のモノを差し出すと熟女は手でしごき口に含んだ。
「おおおっ！」男優が射精すると矢崎も果てていた。
　微笑む熟女の唇に浮かぶ白濁エキス。このシーンは忘れられない。

　そんな熟女が目の前にいるんだから、今しっかり見ておこう。瞼に焼きつけて今夜、美羽を抱こう。そしてフィニッシュには焼きつけたフラッシュバックで！妄想は駆け巡った。

「監督さん！　監督さん！」呼ぶ声でふと我に戻った矢崎。
「あっ！　すいません……」　「どうかなさいました？」
「いえいえ、ちょっと考え事を……」
　つい目の前にいる渡部の母親を浮かべては妄想していた。

　あっ！いけねぇ！トランクスの中で肉棒は興奮している。
　慌てて目をそらし体を捻るように背を向けた。

　久子はそれを見逃さなかった。
　引っかかりそうね……

　久子は唐突に訊いた。　「監督さんのお部屋ってございますの？」

　いきなりの言葉に矢崎はうろたえた。
「監督室ですか？　ええ……でも、関係者以外はちょっと……」

　久子は残念な表情を浮かべながら「そうですの……純がお世話になろうとしてるクラブチームですから、監督さんのお部屋も見ておきたいと思いまして……」

「渡部君はまだ決まったわけじゃないんですから……こうしてお母様とお話しすることも本当はいけないんですよ……スタッフに見られたらマズイんですよ……」

　そこで久子は攻勢に出た。
「マズイんですか？　前監督さんの賄賂の件もあって？」

「ご存知なんですか？」

　巷では少しニュースになった前監督の収賄の件。
　父兄からの賄賂で決まった選手を使っていた。
　前監督はそれが原因で辞任、急遽若いクリーンなイメージの矢崎が抜擢されたわけだ。

「知ってますよ、賄賂で選手を使っていたんですよね？　お話聞きたいんです、私たち保護者は親として何がいけないことで、何がいいことなのか？」

「そうですね、わかりました、今日は幸いにスタッフは来ません、どうぞ入ってください、特別にお母様だけ……ですよ」

　矢崎の困惑した顔が笑顔に戻った気がした。


「まぁ〜いっぱいトロフィーが〜」
　誇らしげに飾られたカップやトロフィー、当クラブチーム出身のＫ選手Ｈ選手の当時の写真が大きく引き伸ばされて部屋を囲っていた。

　久子はそれを嘗め回すように見ながら感心している。

「渡部君も彼らのようなプレーヤーになってもらえば」

「それなんですよ、だから監督さんにお願いしたいの、監督さんの指導で純を一流選手にしていただきたいんです」
　立ち止まって大きく頭を下げた。

　ちょっと潤んでみたりもした……もちろんお芝居だ。

　矢崎はソファーに腰を下ろしている。
　つかつかと側に歩み寄りもう一度頭を下げた。

「お願いします、賄賂はいけませんわよね」
「も、もちろんですよ、そういうのは論外です」
「そんなつもりはございませんのよ……失礼しますね」

　久子は何を思ったのか矢崎の隣に腰掛けた。

　シーンとした空気に包まれたが、それでも１メートル近く距離は空いている。
「賄賂なんて我が家はそんな余裕もございませんし」
「は、はい……」
「純はサッカーの技で頑張って合格を目指しています、私も母親として頑張ってみたいんです」
　何を言い出すのか？？　矢崎は多いに困惑した表情を見せた。

「お母様はただ息子さんを見守っていただければ」
「いえ、そうもいきませんのよ、母親の技で……」

　ここからの瞬間は早かった。躊躇なく久子は矢崎の真横に滑り込んだ。
　勢いあまってスカートの裾が少しめくれたままだが、そんなこと気にしない。
母親は必死だ。

「お母さん！ちょっと！」
　矢崎の太腿をジャージの上から撫で回す。

「鍛えられた筋肉なんですね」
「ちょっと！　これはマズイですよお母さん！」

　少しずつ久子の手のひらが中心へ……。
　サラリと軽くジャージの膨らみが撫でられた。

「お母さん！」
「あらまあ！たくましい！　筋肉ですか？」
　ちょっとおどけてみせた。

　ムグッ！と筋肉らしきものを握ってみた。
　その手ごたえは素晴らしい。

「むふぅ！い、いけません」

「監督……筋肉じゃないのね……これなに？」
　おどけた母親が妖艶な女に変わった。

「見せていただけますぅ〜？」

「えっ！　ええっ！」


「こういうのも賄賂に当たるんですか？」

「お母さん……これホントにマズイんですよ」
　既に矢崎のジャージ上下はソファに乱雑に脱ぎ捨てられている。

　久子の卑猥な舌先が矢崎の耳元、首筋、硬くなった乳首、へそ……何度も往復するかのように這い回っている。

「ぐぅっ！　あああっ！」確実に矢崎は感じている。

　見事に作戦は成功した。その満足感も手伝って久子は乗りに乗った。
　自らも一枚一枚を脱ぎ始めたのだ。

「誰も来ないっておっしゃいましたよね？」

　ブラをためらいなく外すと豊満な乳房が矢崎の鼻先で揺れる。
　興奮した荒い吐息が乳首に感じる。

「監督さん、いいのよ、興奮してくだされば、母親の技をおみせしますから」

「技？ですか？？」

「フフフフッ、脱がせますよ、苦しそうだから解放してあげましょう」

　トランクスは勢いよく引きおろされると、バネ仕掛けのようにたくましい筋肉の塊棒が撥ねた。

「あらら！　お若い人はね……元気……夫はこうもいきませんのよ」

　矢崎は丸裸に剥かれた。

　久子もいつの間にか丸裸になっていた。

　改めて筋肉棒を握りしめ上下にシコシコ。

　ググッ！これだけでも矢崎には相当に応えるようだ。

　目の前には憧れた熟体が！

「恥ずかしいですわ〜　こんなに崩れてしまって」
「いえ、そんなことないです、お母さん！　エッチすぎますよ」
「そうなの？　うれしいわ、さわってもいいのよ監督さん」

　矢崎は遠慮していた手を伸ばした。まずは卑猥な腰に、なんてなめまかしいんだ。
　お尻に手のひらを回してみると肉の塊だ。暖かい、柔らかい、そして優しい丸いお肉。
　お肉が食べたくなった。

「いいのよ、お尻が好き？　いいよ、いっぱい舐めて〜」
「う、うん、いいんですかお母さん」
　矢崎はもう夢中になっていた。

　自然に互いの性器を舐めあっていた。
　クンニリングス、フェラチオ。男女の技の競い合いだ。

　矢崎もかなり卓越した舌技を持っていた。
　やや大きめ？の花びらを広げらた舌はテカテカと潤う蕾を捉えた。

　ムチュウ〜！ヌッチャ〜！　ツーッと糸を引く。

　久子は耐えた。ここでイッてはならないのだ。

　先に矢崎に降参の印を出させねばと、とにかく知っている限りの口技を披露した。

　咥えこむ、深く浅く、激しく緩く、唇をすぼめる、舌先を駆使する。
　時には軽く歯をあてがう。
　矢崎の筋肉棒はそこそこのサイズかと思う。さほど経験人数のない久子にはもったいないモノかも。

　夫より硬い、当然なのかもしれない。

　特に王冠部分、つまり亀頭が丸くて硬い気がした。
　段差の部分、つまりカリ首は誰もが敏感、もちろん矢崎の反応も大きかった。

「お母さん、そんなにしちゃ〜　俺っ！」
　大きな尻を抱きかかえ矢崎は込み上げるマグマを何とかごまかそうと必死だ。
　大きな尻。美羽とは比べ物にならないほど大きくて丸くて柔らかくて暖かい。
　これが完成された熟尻というものなのか……。

「も、もう……ダメだ」

「イク？　イクのね？　いいよ、さあ！」
　口の中で発射されるのはマズイ、慌てて咥えていた筋肉棒を離すと右手を添えて再びしごいた。

　左手も遊ばせてはならないか、かるく睾丸にタッチした。

　ヒクヒク、ヒクヒク、睾丸が縮むといよいよだ！

「あっ！も、もう！」
「うん、きて、きて！」

　キューンと筋肉棒が更に硬直した。
　次の瞬間、手のひらに激震が、同時に鈴口から勢いよく白い飛沫が！

「うぉ！うぉ！あああぁぁ〜」
　乳房をあてがい飛沫を受けた。暖かい飛沫がビュッ！ビュッ！立て続けに乳房を乳首を汚す。
「すっごい！」思わず言ってしまった。ホントにすごい勢い。
　これも若さなのか？

　精子を受けることってほとんどなかったもの……。
　夫とは必ずコンドーム着用。神経質な夫からの要望でもあるが、久しぶりに男の飛沫をながめて興奮してしまった。

　口の中、手のひらを伝わる噴火前の予兆、あの断末魔のような雄叫び、男を天国に導いた達成感、それは悦び。

「どう？気持ちよかった？？」
「う、うん……これで拭けば」
　矢崎は寝転がったまま手を伸ばし側にあったスポーツタオルを手渡した。

　久子は体制を変えて振り返ると乳房に飛び散った飛沫を見せた。
「こんなに！すごかったね」

「あまりにも気持ちよすぎて」矢崎が恥ずかしそうに言った。

　スポーツタオルで飛沫を拭いとると今度は出し終えて休息状態に入ったモノをつまんで拭いた。

「ふ〜〜〜、それにしてもお母さん、これってマズイですよ」
「こうなったんだから仕方ないじゃないの」
「う、うん……」
「秘密に……秘密にしていればいいじゃない、だからお願いしましたよ、純一郎を改めてよろしくお願いします」

　女から再び母親の顔に戻った久子。
　全裸のまま矢崎に頭を下げた。



　数日後、純一郎が大喜びで帰宅してきた。

「母さん、やったよ、俺、合格だよ」
「そうなの、よかったわね、純ちゃん頑張ったからよ、お母さんも頑張ったもの〜」
　母と息子は抱き合って喜んだ。

　その夜、嘉夫も早めに帰宅して夕飯は豪勢な祝賀会になった。

　嘉夫も嬉しさ余ってアルコールが進む。
「あなた、ほどほどにね……」とか言いながらビールを注ぐ。

　心の中で……あなた、ごめんなさい……とつぶやいた。

　嘉夫は案の定いつもより早く寝た。

　久子はメールを打つ。
『この度はお世話になりました。おかげさまで純一郎はチームにはいることになりました。矢崎さんの指導の下でプレーできること家族一同喜んでおります。ありがとうございました』
　そのまま送信ボタンを押そうかと迷ったが、さらに付け加えていた。

『お礼がしたいの、また会っていただけますか？』

　高いびきかきながら寝ている嘉夫の寝顔に一度二度振り返り意を決して送信ボタンを押した。
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2015年10月10日掲載
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