息子のためなら
熟女ゲッター 作
第八章　夫の裏切り

　それはあまりに突然のことだった。
　別れたはずの矢崎から珍しくメールがきた。今になっていったい何なんだろうか？
　もしかして？抱きたくなった？　ちょっと久子は嬉しかった。

　とにかく会って詳しく話したい……。
　でも、いったい何だろうか？

「今さら何なのよ……」久子は美羽が留守という矢崎の自宅に呼ばれた。
　実は矢崎の自宅を訪れるのは初めてのこと。

「ヤバイんじゃないの？私のような過去の女が自宅までお邪魔したら……」
　含み笑いで玄関先に立つ。
「冗談言うなよ、美羽は出産準備で実家だよ、大丈夫だよ。それよりも大変なんだ！　見せたいものがある」

　リビングに通されるとソファに落ち着いた久子に矢崎はコーヒーを勧めた。
　いきなりテレビをオンにすると一枚のディスクをデッキに差し込んだ。

「いいか、落ち着いて観るんだよ」
「えっ、何なのよ……」

　画質はあまりよくない、素人の盗ったような画像にベッドが映し出されている。
「何……ここ？」
　どこかのラブホテルだと直感した。
「まあいいから観て」
　カメラの前を横切るように大写しで映し出された豊満な裸の女性の尻。
　大きな尻をユサユサさせて女はベッドに向かう。

「やだな、真昼間にこんなもの見せて〜　私とまたやり直したいの？」
「違うよ、黙って観てろよ」
　非常に肌の綺麗な豊満な女はそのままベッドに転ぶと向こうの誰かと会話をしているようだ。
　女の顔が見えそうで見えない。

「よく観てろよ……」
「う、うん……」　怪訝な表情で久子は画面を見続けた。

「えっ！うそ！」　久子は驚いた。
「奈美さん？」

「そうなんだよ、大槻奈美……大槻の母親だよ、問題はこのあとだよ」
　放つように矢崎は言った。
　音声があまり聞き取れないが「早く来てよ」のように聞こえる。

　素っ裸の大柄な豊満女が淫らにポーズを取る。
　今から始ろうとする肉宴を楽しみに楽しみに待っている、その表情が見て取れる。
「あの女、バカじゃないの！　なにしてんのよ！」

　するとバスタオルを下半身に巻いた男がベッドに向かった。
　カメラはなるべく顔を摂らないうにしているのか胸から下を撮っている。

　大槻奈美らしい女は待ってました！かのように飛びついてバスタオルを奪う。
　剥ぎ取られたバスタオル。いきなりの男根が元気よく起立している。

　奈美はそれを愛おしそうに手のひらで撫で包み込む、もう一方の手のひらは睾丸をすくいあげ揉む。
「むふぅぅぅ……」
　たまらず男が小さく呻く。
　男が仁王立ち、奈美は起立した男根を丁寧に口に含み縦横に首を振る。
　男は立っていられなくなったのか、そのままベッドに腰掛ける。
　奈美もそのまま男根を咥え離さずフェラに没頭している。

「わ、わからないか……？」
「えっ？」
　矢崎が久子を覗き込むように訊くが久子には何も理解できていない。

　カメラのアングルが変わった。
　どうやら第三者が撮影しているのも納得できるが……。
　そのときだった！
「えっ！キャ！　うそ！」　久子は驚きの声をあげた。
　画面に映し出されたのは、奈美のフェラに恍惚の表情を浮かべる夫、嘉夫の姿なのだ。

　それにしてもいったいなぜ？
「ど、どういうこと？これ何？」

「うん、こういうのあるんだよ、投稿動画なんだ」
「投稿って……そんなぁ」
　信じられない久子。

「俺も驚いたよ、大槻の母親と……。　ましてそれを動画サイトに投稿するなんてね」
　映し出されるセックスは肉のむさぼりあいになっていた。
　奈美の大股開きの股間に顔を埋めては蜜を啜る嘉夫。
　嘉夫の興奮した男根を咥えては離さない奈美。

　やがて奈美が嘉夫の男根に跨ると巨大な肉尻をグラインドさせた。
　ミッシミッシ〜とベッドのきしむ音。
　奈美の人並みレベルを超えた豊肉がブルルン、ブルルンと揺れ波を打つ。

　今度は嘉夫が後背位から巨尻の動きを楽しみながら突けば奈美の甲高い喘ぎが響く。
　２人はあらゆる体位を試しながら動画は１５分以上も続く。
　唖然として食い入るように観る久子の目には涙が光る。

　やがて嘉夫が再び仁王立ちになると奈美はひざまずき嬉しそうに何かをつぶやいた。
　爆発寸前の男根を口に含む。
　美味しそうにしゃぶっている。
　時おり睾丸を舐め性感を高める。

「大槻の母親も相当好きだな〜」
　冗談で矢崎がつぶやくと久子は激怒した。
「バカなこと言わないでよ！私の身にもなってよ」

「それはそうだけど、あんたも俺とそういう仲だったじゃないか、お互い様だよ」
「そ、それもそうだけどね……なんだか、大槻奈美だから悔しいのよ」

　大槻奈美、その息子は大槻信也、純一郎とは永遠のライバルであり、今も同じポジションで争うチームメイト。
　今では純一郎がトップチームに上がっているが、正直、大槻慎也は怖い存在だ。

　よりによって夫と関係を持つなんて、久子の怒りはメラメラと燃えた。
　それよりも、ライバルの母と関係を持つ夫の嘉夫。もう信じられない。

　動画は絶好調に達した２人を映し出す。
　嘉夫の全身がビクッと震えると奈美の口内に勢いよく射精した。
　歓喜の声がこだました。
　ムグッ！と咽ぶ奈美、にこやかに微笑むと口元から男根を離す。
　大量の精子が唇を流れた。
　最後の瞬間まで見届けて久子は言葉を失った。
　ふらつく体を矢崎に支えられる。

「いいのよ、好きにして……」
「いいのか？」
「うん……」
　もう久子の手には矢崎の興奮した男根が握られていた。

　久しぶりに矢崎に抱かれる久子。
　溜まりに溜まっていた肉欲は爆発した。
　矢崎もまた久しぶりに受ける久子の豪快な口技に早くも１回目の射精を口内へ放った。
「ふぅ〜！　しばらくぶり〜、美味しいわ」
　久しぶりに味わう男の精の味がますます久子の肉欲を増徴させた。

「やっぱりいい女だな、俺もうこんなになってるよ」
　若い男根は衰えを知らない。
「奥さんいないと寂しいよね、さあ、あなたが好きにして」
　矢崎の巧みな愛撫に熟体を任せる。

「それ！それっ！いいわ！」栗の皮をひん剥かれただけで久子は達した！
「おいおい、もうイッちゃったのか？」
「ふぅ〜ん……だって、ホントに久しぶりなのよ、いじられるの」
　さらに激しさを要求する久子。
「徳山さんとはどうなんだ？続いてるんだろ？」
「うん……でもね、何もないのよ、ただ、マッサージで出しちゃうだけの関係なの……」
「なんだよそりゃ！　抱いてこないのか？」
「そうよ、寂しいわ、体がカラカラよ」
「そうか、今日は満足させてやるよ」

　矢崎はありとあらゆるテクを駆使して久子の性感帯を開いた。
　唾液が枯れるほどに久子の体を舐めまくった。
　ありとあらゆる体位でドッキングを繰り返した。

「すごいよ！すごいよ！　矢崎君の、とてもいいわ！」
「おっ！俺、イクよぉ！」
「いいわ、いっぱいね！　いっぱい出して〜！　顔にかけたいんでしょ、いっぱいブッカケてぇ〜！」
　正常位から大きくグラインドして矢崎は呻き男根を引き抜いた。
「ぐぅ！出るよ！」
　途端に鈴口から勢いよく白濁液が宙を舞う。
「あっ、あっ、ちょうだぃ〜」
　久子は顔で飛沫を受けた。
　勢いのよい白濁の飛沫は久子の頬に直撃した。
　ドロドロとネバネバと久子の顔面はものすごい惨状と化した。
「これ、好きっ……大好き……」
　粘りを指で絡め、絡めた指を吸う。味わう、陶酔する。
　久子の満悦な表情に矢崎は引いてしまった。
「なんてすごい女なんだよ」
「ふふっ、ここまで好きモノにしたのも、あなたも原因なんだからね」
「そっか……もう１度俺とやり直すか？　悪かったよな、俺も父親になるからなんて偉そうなこと言ったけど、楽しめるセックスは最高だよ」

　矢崎は久子を強く抱きしめた。
「そうね、楽しまないとね……でもね、その前に復讐がしたいのよ、いいこと考えたの、大槻さんに復讐したい」
「復讐？？」

「うん、このままでは引き下がらないわ、信也君の連絡先わかる？」
　矢崎は驚いた。信也にいったい何をしようとしているのか？
「もちろんわかるけど……どうしようっていうんだ？」
「ふふふふっ……いいの、あなたは黙ってて……」
　久子の穏やかな顔が悪魔の表情に変わっていった。
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2015年11月2日掲載
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