なごり雪 『新・ＳＭ小説書庫２』二次元世界の調教師 作
１４．性奴隷に仕上がっていく従順な恋人（１）（２９９１字） 　美里は結局、貞操帯を嵌められたまま、比較的近所だと言う、女子寮に帰って行った。処女を破られたばかりなのに、セックスの快感を覚え、アクメに昇り詰めた美里。俺も有頂天になり、求められるまま、夜通しヤリ続けた。初め準備不足で拒絶されたのに、少しのアドバイスで、こんな大戦果を納める事が出来たのだ。おばさんと正志さんには、いくら感謝しても仕切れない。 　美里が帰ってから、この変態夫婦さんは、彼女をどう調教するか、と言う話題で持ち切りだった。いや、美里は俺の彼女なんですけど。 「すみません。もう立ち会って貰わなくても結構です」 「あら、残念ね」 「じゃ、これで撮影してくれ」 　性調教に立ち合わせろ、と言われる前に、先手を打つ。流石に遠慮して欲しい。美里はともかく、俺が恥ずかしい。すると、正志さんは、何だか物々しい大きなカメラを出して来た。 「ポラロイドって言うんだ。写真屋に出さないでも、すぐ現像出来る」 「隣の部屋でエッチしてるから、時々報告してくれたら嬉しいわ」 「アドバイスもしてやれるしな」 「……監視されてるような、もんじゃないですか」 「あのな、浩平。マゾな女は、見られると興奮するんだ」 「やっぱり見ててあげようか。美里ちゃん、かわいいもの。私の好みだわ」 「わかりましたよ」 　降参だ。ガン見されないだけでも、良しとしなくては。そして一方で、恋人の恥ずかしい性調教写真を撮る事に、アブノーマルな興奮を予感する俺もいた。きっと美里は、どんな淫らな写真を撮られても、嫌と言えないだろう。貞操帯を嵌められて、言われもしないのに「ご主人様」と、美里が口にしたのは、今もしっかり耳に残っている。 　そして、正志さんは、奇妙な道具を持って来た。 「コイツは、ディルド、つまりチンポ型を自作するキットだ」 「はあ」 「何を気の抜けた返事をするんだ。浩平、お前のチンポで作るんだよ」 「......」 「一人じゃ無理だ。手伝ってやる必要があるんだけど、どうする？　俺か真理を選べ」 「…...おばさんにお願いします」 「だよな。俺だって嫌だぜ」 　おばさんにさせるのも、夫としてどうか、と思うのだが、やはりおばさんの筆下ろしも、正志さんは了承してるようだ。変態夫婦の考える事は、もう俺には付いていけない。真理おばさんは優しく微笑んで、俺に迫って来る。 「さ、浩平君。ズボンを脱いで、オチンチンを出してね〜」 「いや、ちょっと待って下さい」 「安心しな。俺は席を外すから」 「すみません」 　実際に見たくもないのだろう。夫が去って、おばさんは、俺の至近距離ににじり寄って来た。そしてまだダラリとしたままのチンポを?み出す。俺は綺麗なおばさんの手に掴まれただけで、ムクムクと硬度を増し始めるのを感じていた。 「さ、固く勃起させましょうね〜」 　チンポ扱いに慣れたおばさんが、軽くしごいただけで、痛いくらい猛烈に勃起していた。そして、そのチンポを、透明なプラスティックのボトルに入れ、型取り用ゲル状液を入れると、急速に固まっていった。確かに１人では難しそうだったが、おばさんが手伝ってくれたおかげで、小一時間後、俺のチンポ型は無事完成していた。 「試してあげる…...なかなか具合がいいいわね。きっと、美里ちゃんも気に入ってくれるわ」 　 　まさかと思ったが、おばさんは自分のパンツの中に持って行き、女性器に入れて試していた。更に実際の使い方を教えてもらい、俺は美里がやって来る土曜を待ったのである。 「美里ちゃん、来たわよー」 　半ドンで仕事を切り上げた頃、修理工場におばさんが呼びに来た。 「美里ちゃんの恰好見て、笑っちゃ駄目よお。私が電話でリクエストしたんだからね」 　不穏な事を言うおばさん。正志さんまで、俺の不安を煽るように言った。 「浩平悪いな。真理は変態だから」 「どういう意味ですか！」 「まあ、見りゃわかる」 　俺は不安に駆られながら、正志さんと一緒に、玄関をガラリと開ける。そして、おばさんと一緒に立っている美里の恰好に、目がテンになった。 「こんにちはー......やっぱり変かな？」 　俺は、見慣れた美里の恰好なのに、とても新鮮に見えて、ドキドキしていた。正志さんも言う。 「お嬢ちゃん、完璧なジョシコーセーじゃねえか。こりゃあ、いい！　な、浩平」 「私、なるべくエッチな服装で来て、って言ったのよ。ボディコンとか、ミニスカとかね。持ってないって言うから、高校時代の制服をリクエストしたの」 「恥ずかしいです。そんなに、見ないで」 　美里は、セーラー服を着ていたが、明らかに着こなしが普通と違う。ノーブラなのか、胸元がバンと張り出し、大きな乳房が存在を主張していた。さらにスカートをガッと上げて、下着が見えそうなんである。 「ちゃんと、下着は着けないって、お約束を守って来たのね、いい子だわ。ホラ見て！　貞操帯よお」 「……止めて下さい」 　おばさんに、ミニスカをペロンとめくられ、極小パンツみたいな貞操帯を露出してしまう美里。が、そんな狼藉に抗議する声は、随分と弱弱しい。正志さんが、ボソリと俺に向かってつぶやく。 「お前の彼女、完璧なマゾだな」 「そうですか」 「心配しないでも、立派に仕上げてやるからな。お前専用の性奴隷によ」 「えっ？！」 　言い付け通り、ノー下着で高校時代のセーラー服を、気崩してやって来た美里。今スカートをめくって貞操帯を確かめられても、強く抗議も出来ない。正志さんに言われるまでもなく、美里は従順で、イジメられて歓ぶマゾなんだろう。「性奴隷」と言う言葉に驚いていると、さっそく順番が回って来た。 「おい真理！　例の部屋で浩平と２人切りにしてやりな」 「そうね。じゃ行きましょ、美里ちゃん」 「浩平、カメラ渡しとくからな。頼んだぞ」 　こうして俺は、美里と２人、部屋に入って調教を始める事になった。まずは今回の仕込みである。 「両手を背中に回してくれ」 「はい……ご主人様」 　一度もそんな事を要求した覚えはないのに、自然に「ご主人様」と呼ばれ、俺の方が動揺していた。俺は震える手で手錠を掛けながら、美里に尋ねる。 「どこでそんな言葉を覚えたんだ？」 「わかんない」 「俺がご主人様なら、お前は何なんだ？」 「……メイドさん、とか？」 「違う。お前は、奴隷になるんだ。それでもいいのか？　美里」 「…...浩平が望むなら、いいよ」 　俺は感激し、立ったまま美里を抱き寄せると、黙って唇を合わせる。彼女の健気な決意が伝わり、俺も決意を新たにしていた、 ーー美里。お前を絶対幸せにしてやるからな 　そして、さっそく美里に命令。 「布団に横になってくれ」 「はい、ご主人様」 　俺がセーラー服を乱暴に脱がせると、大きな乳房がプルンとこぼれる。そしてプりプリの両乳首に、ローターを貼ると、セーラー服を元に戻した。 「透けて見えてるぜ。どこから見ても、立派な変態だな」 「イヤッ！　恥ずかしいよお」 　血管が見える程色白の顔を、真っ赤に火照らせ、恥ずかしがる美里。だけど俺は確信していた。コイツは恥ずかしがって興奮する、正真正銘のマゾなのだ。この程度でひるんではいけない。 「アシをパカッと大きく開け。毛を剃ってやろう」 「そんな！」 「文句があるのか？」 「いえ。わかりました、ご主人様」　　 　こんなやり取りにも、大分慣れて来た。こうして、美里の調教は、順調に滑り出したのである。
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
二次元世界の調教師さんの作品集→
小説提供サイト
新・ＳＭ小説書庫２
2025年5月6日掲載
Copyright (c) 2024-2025 二次元世界の調教師 All rights reserved.

▲