堕（おと）された完熟桃
極楽とんぼ 作
第２５章　「他生の縁」を吹き込まれた夫人　　　

「鴨の入り首」は、固くて長い男根でないと巧く行かないので、夫人と交わったどの男もこの体位は選ばなかった。
　だが、固くて太く、長さが２３〜４センチもの男根なら、多彩な体位の「おめこ」が可能なことは、夫人も気付いていた。
　右足を持ち上げて後方に伸ばして男の尻に絡ませ、左足をやや前方に伸ばせば、男は多彩な角度からの突き込みが可能になる。
　空いている両手と口の３つが、同時に愛撫の武器として繰り出せる。
　略全ての性感のツボの中から、膣以外の３つを選び出せば、４処攻めも可能な体位だった。

「なぁ、“袖擦り合うも他生の縁”と言う話は、知っているよな！・・・」
「うん、聞いたことがある・・・」
「じゃぁ、他生の意味を知っているか？・・」
「多少ってことだから、多い、少ない、でしょう？・・・だったら、少しは縁が有るって事なのと違うの？・・・」
「やっぱり誤解しているんだ！・・・他生とは、他の人生という意味じゃ・・・直訳すれば、前世か更にその前の人生の縁で、今日、互いの袖が擦り合ったと言う意味じゃ・・・」
「出会いの元々の縁は、過去世に有るってこと？・・・」
「そう言うこと！・・・俺と由美さんの出会いだって、遠因は過去世に有るのかも知れんぞ！・・・偶然にしては出来過ぎだと思わんか？・・・隣同士に住むことになり、境の塀にはどちらからも通れる忍び扉が付いていて、互いの相性もぴったりだなんて！・・・由美さんに抱かれた時の心地良さは、遠い記憶の中にあったような感じがしたもん・・・」
「それは、私も感じたけど・・・自分が感じ易い体質だからだと思ったけど・・・」
　夫人の実感は、逞しい男根に憧れるようになり、妄想を重ねた末に現実になったのだと思っていた。
　薬を使われて覚え込まされた巨根の味は、夫人にとって強烈だったし、その快感は身体の奥深くに刻み込まれていたからだ。

「多分、前世か前々世で２人は結ばれなかった恋人じゃったのかも知れんぞ！・・・或いは、仲の良い友人だったとか・・・」
「結ばれなかったの？・・・そして、今度の人生も？・・・だったら、次だって同じかも・・・」
「でも、大分接近しているのは間違いないわ・・・塀一つ隔てて住んでいる訳じゃし、逢おうと思えば、今は逢えるじゃない！・・・」
「でも、日本に生まれるとは限らないんでしょう？・・・生まれる年だって随分違うかも知れないし・・・」
「まぁ、それはそうかも知れんが・・・自分の周りに由美さんのような感じや匂いの女性は居ないか、必死に探して見るわ・・・これだと確信したら、奪ってでも女房にするぞ！・・・その覚悟はしておけよ！・・・」
「ねぇ、私って、略奪されるの？・・・」
「嫌か？・・・どっちかと言えば、俺が由美さんに略奪されたいぐらいじゃ・・・」
「それって、同じように周りを探せ！ってこと？・・・女じゃぁ、そんなこと出来っこないじゃない！・・・」
「そうじゃな・・・抱かれた時に遠い記憶を呼び覚ます感じの男を探すとなると、エッチな女だと言われるもんな・・・良いよ！・・・探すのはこっちの役目じゃ！・・・」
　密通の最中に、来世では夫婦になろうと言う会話なのだったが、夫人の中には何の違和感もなかった。
　何時まで続けられるのかも覚束ない危うい密通なのだが、身体は言うに及ばず、心の方も、離れ難さを感じるようになっていた。

　それから、夫人の方は、雁の入首特有の愛撫に翻弄されることになった。
　男の右手と左手は、殆ど全ての性感スポットを刺激できる。
　唇と舌、そして口も、乳房から脇の下、首筋、喉元へと、自在に愛撫出来た。
　だが、男根にとっては、突き込みのピッチと、角度を付けるのには、十分とは言えない体位だった。
　だが、これらの特徴が、夫人には幸いした。
　ネットリ膣を捏ねられ、全身の性感のツボを幾つも同時に愛撫される交わりは、女体の深奥部から欲情のエネルギーを呼び覚まし、こんがりと焼かれた感じにされた。
「あっ！・・其処・・凄い！・・ねぇ、それ・されると・・呻きそう・・・乳首と、クリと・・同時にして・・ゆっくり捏ねるのも続けて・・・」

　この後、左の乳首が隠れるほど２人の混合液を塗られ、指先で抓まれる愛撫を受けた。
　ネトネトの混合液は、オスとメスの象徴だったし、強烈な刺激が電気の様に膣から子宮に走っていた。
　右の乳首は吸われていたし、クリも指先で転がされていて、更にズコズコ突き込まれ続けて、金切声を上げる程昂ぶらされていた。
　気を失いそうになりながら叫び、そして呻き、身体の芯から焙り上げられて、エクスタシーに突入していた。
　この経験を機に、夫人この４処攻めの秘儀に魅入られ、その後もこの愛撫を自分から求めるようになる。
　高度な性技が伴って初めてその妙味が味わえる鴨の入首の醍醐味を、由美夫人は１８歳の若者に覚えさせられた。

「ねぇ・・私・・貴方でないとダメ・・・あんまり間を空けたら嫌よ・・・」
　もう堕された女の言葉だったが、こうした本音を、恥ずかしがらずに口に出来るよう、密通の度に仕込まれるようになる。
「お寺で特別のことが無い限り、大丈夫じゃ・・・それより、１時間ぐらいしか時間が無い時でも、来てくれるか？・・・」
「１時間だったら、あれ、出来ないけど・・・呑むだけで、我慢出来る？・・・」
「あれとは“おめこ”だろう？・・・此の辺りの方言・隠語だと聞いたぞ！・・・これからは“おめこしたい”と言うぞ！・・・無理は禁物じゃから、呑んで欲しいだけの時は、“呑んで”と言えば、良いだろう？・・・」
　次の課題は、「おめこして・・」と言わせることだったので、雁の入首でメロメロにしたこの機に乗じて迫ってみた。

「呑んでは、言えるけど・・・あれ・・は・・」
「今してる、おめこが雁の入首だぞ！・・・このおめこなら、全身がジワジワ焦げる様な快感が味わえるじゃろう？・・・」
「乳首に２人のを塗られて抓まれると、凄いの！・・・右は吸われるし・・・あそこも捏ね捏ねしながら突き込んで来るんだもの！・・・感じる処を全部攻められたのよ！・・・　身体中が蕩けた感じ・・・雁の入首でして！・・では・・ダメ？・・・」
「どの体位でしたいか自分から言うと、約束するんだな！・・・」
「どれでしたいと聞いて呉れる？・・・だったら・・言えそう・・・自分から言わないと、ダメ？・・・」
“おめこ”あるいは“おめこして”と言わされるより、したい体位を自分から言う選択をした感じだった。

「じゃぁ、時間が無い時は、呑むだけにして、と言えよ・・・敏感じゃから、１５分程でいくじゃろう？・・・」
「うん、分った・・・もう少し上手にしてあげられたら、良いんだけど・・・」
「俺は、十分満足しているぞ！・・・さぁ、１０時を少し過ぎたから、シャワーを浴びるぞ！・・・」
　その日も怒張を突き込まれたまま、八つ橋スタイルで風呂場まで行き、互いに洗い合った。

「ねぇ、下着やナプキンを何組か脱衣場のケースに入れて於いて良い？・・・留美さん、掃除したり、点検したりはしないよね？・・・」
「ああ、それは無いから、心配しなくて良いよ・・・此処を使うのは、俺と由美さんだけじゃ・・・」
「じゃぁ、基礎化粧品も、少しなら置いても構わない？・・」
「勿論、ＯＫじゃ・・・」
　夫が留守の夜の密通なら少々の事は隠せるが、昼間の情事では、庭を通る際や家に帰って直ぐに来客が来る可能性もあるのだ。
　一応の身繕いは整え、奥様然として帰途に就く必要を感じたらしい。
　本人の意向は定かではないが、時間さえ取れたら、昼間の密通も考えているように思えた。

　夫人が帰って３０分程経った深夜の０時半、村田先輩から電話が入った。
「おい、天気が穏やかだったから、今夜もネットリやったのか？・・・」
「ええ、８時前に来て、さっき帰ったんです・・・実質３時間は、やりまくった事になります・・・」
「じゃぁ、抜かずの６発だな・・・ところで、夫人はどんな体位が好きなんじゃ・・・・」
「それより、先輩に教えて欲しい事が有るんですが、今で構いません？・・・」
　知恵を借りたいことが有ったから、村田の質問を遮って質問を返した。

「今は暇じゃから、構わんが・・・一体何じゃ？・・・」
「実は、次に逢うのは、２０日ほど先の５月の７日で、排卵日の次の日なんです・・・“あれはダメよ！”と念を押されました・・・どう対応したら良いです？・・・」
「７日が排卵日だと言う事は、近々生理なんだな！・・・生理と連休が連なるから、次の密会は連休明けの７日で、危険日だから、オ○ンコはダメと言う訳か？・・・ところで、岡山でもオ○ンコと言うのか？・・・」
「いや、“おめこ”と言うみたいです・・・約束を破って、コンドームを着けてやろうと、迫って良いですか？・・・」
「ちょっと、考えたいから、夫人とのオ○ンコ、否、おめこの様子を教えて呉れないか？・・・」
「先輩の方から聞きたい事を、質問して呉れません？・・・それの方が考える材料を仕入れ易いのと違います？・・・」
それから村田の質問が始まり、具体的な指南も混じった会話となった。

「最初に聞きたい事は、今でも、おめこの前に舐め合いをして、スペルマを呑ませ、愛液を吸っているのか？・・・そんなおめこのやり方は、夫人とだけじゃぁないのか？・・・」
「教師の芳恵と由美さんだけですね・・・２人とも、呑むのも、吸わせるのも好きみたいです・・・スペルマ呑みたいし、私のも呑んで欲しいと白状した位ですから・・・それと、何でオ○ンコじゃぁなく、おめこなんです？・・・」
「俗語や隠語の方が、卑猥さが際立ち、秘密めいた匂いがするだろう！・・・夫人が恥ずかしがる言葉を使え！・・・例えば、“ギュウギュウ締められて、気持ち良い、由美さんのおめこ凄い！・・”と、時々囁いてやれ！・・・おめこの前に呑み合いをするするようになったのは、理由があるのか？・・・」

「勉強部屋で、チンポを手で押さえさせて乳房を揉んだら、興奮してトランクスの中に手を入れて来たと、前に言ったでしょう？・・・これなら、ベッドに連れ込んで愛撫したら落せると思ったんですよ・・・」
「で、直ぐに落ちたのか？・・・」
「まぁ、抜身のチンポを直に握っていたと言う弱みが有るから、抵抗は少なかったです・・・乳首を吸いながら脇腹の性感ポイントを撫でるとメロメロになり、怒張を握らせたら、離さずに喘いでいました・・・愛液が凄かったので、しゃぶり付いたら呻きだしたんです・・・太腿を濡らす位溢れていたから、チンポを待つ用意は出来ていますと、身体が白状しているのと同じでしょう？・・・チンポで唇を突いたら、咥えましたから・・・」
「舐め廻して、啜って、エクスタシーに追い込んだんだな！・・・俊さんも夫人の口に迸らせたんだな！・・・」
「ええ、“エクスタシーの後の濃い愛液を呑むぞ！・・・それまで、俺のをしゃぶっていて呉れ！”と伝えて、５〜６分程啜り続けました・・・直後の愛液を呑まれたのが、恥ずかしかったらしく、“優しく犯すぞ！・・”と言ったら、観念して股を開いて迎える姿勢を取りましたよ・・・」

「夫人はどんな体位が好きなんじゃ？・・・好みを口にしたことは有るか？・・・」
「好きな体位かどうかは分りませんが、最初に犯した時の正上位が強烈に残っているらしく、どんな体位でしたいかと聞くと、決まって、“最初の時のあれ・・”と言います・・・今夜は、その次が女騎上位で、それから後背位、最後が鴨の入首で、これで３発やりました・・・最初は、行く時の表情を見られるから恥ずかしがっていたけど、この体位は好きみたいです・・・」

「鴨の入首は、太くて固くて大きいチンポでないと、醍醐味が分からんもんな！・・・それも、続けて２〜３発してくれる男は、そう多くは居ないと思うわ・・・４処攻めも可能だし、精力が旺盛な夫人なら、病み付きになるのと違うか？・・・」
「病み付きかどうかは、はっきりしませんが、気に入ったみたいです・・・それまでに３発放っていましたから、おめこはネトネトで、スペルマと愛液の混合液を乳首に塗ると、“抓みながら突いて！”と言ったぐらいだから・・・」
「何時、そんな技を教えたんじゃ？・・・」
「どれ位恥ずかしがるか見ようと思って、２回目の夜の３発目を入船本手でやったんですが、恥ずかしがりながらグリグリ腰を廻して応えてきましたよ・・・おめこから溢れている精液と愛液が目に入ったから、それを指で掬って乳首に塗り付けて抓みながら突き込むと、唸りながら腰をガクガク揺さぶってきたんです・・・身体中を電気が走るような快感に襲われ、自然に吼えて腰がガクガク反応するみたいです・・・」

「そうか・・・由美夫人とやらの性癖や精力の強さが、おぼろげながら分かってきたぞ！・・・俊さんの“抜か六”を２〜３回目から受け熟す女は珍しいわ・・・性欲も強いが、精力も相当なものだぞ！・・・今後増々、疼く身体を持て余すようになると思うぞ！・・・」
「と言う事は、迫れば直ぐにやらせますよね！・・・俺とのオ○ンコを思い出して濡れると白状していました！・・・」
「俊さん、夫人には、オ○ンコじゃぁなく、“おめこ”と言わせるようにした方が良いぞ！・・・」
「２０日の夜に、“おめこして”と言って欲しいと、言いましたよ！・・・でも、“鴨の入首でしてではダメ？”と言われたんですよ・・・その地方の方言で言わせる方が良い理由が、有るんですか？・・・」

「俺の経験から割り出すと、卑猥な言葉や愛撫、体位などに興奮して、ダイレクトに反応するタイプの様じゃ・・・松葉崩しで、突き込むチンポを見せた時、呻きながら腰を揺さぶってきたのも、その性癖からじゃ・・・方言や隠語は、初めて耳にした時に、その言葉を発している者の心とセットで記憶してしまうんじゃ・・・子供の由美さんが聴いているとも知らずに、誰かの噂話をした時等に言葉と心を受け取ってしまうんじゃ・・・隠語で話す会話は、卑猥なものに決まっているじゃろう？・・・
「俺だって、初めてオ○ンコと言う言葉を聞いた時は、ドキドキしてときめいたですよ・・・チャンスを見て、言わせるように努力しますわ・・・」

「ところで、スペルマや唾液、愛液もじゃが、彼女は体液を吸われるのも、吸うのも好きなのか？・・・」
「ええ、吃驚する程、好きみたいです・・・初めてやった夜の、５発目のオ○ンコで気を失ったんです・・・女騎上位だったから、倒れ込んで来て涎を垂らしながら喘いでいたんです・・・舐め取ってやろうと唇を舐めてやったら、唾液を呑みたがっていると思ったようで、舌を絡め合って唾液を注ぎ込んできました・・・男が悦ぶことで応えるのが、おめこの礼儀だと思っている感じですわ・・・」
「じゃぁ、“由美さんのエッセンスが、俺の身体の隅々まで沁み込んでいて、離れていても感じ合えるみたいじゃ・・・”とか言って、誑し込んでいるのか？・・・」

「ええ、まぁ・・俺のスペルマも唾液も、由美さんの身体の中に沁み込んでいるから、口説き文句としては、上出来でしょう？・・・・膣も子宮も、俺のスペルマが塗り込まれて、染め上げられているのも気付いていると思いますよ・・・」
「夫人を堕（おと）すのも、最終段階に来ているみたいじゃな！・・・今聞いた内容から、５月６日の排卵日の翌日、７日の攻略法を考えようか？・・・」
「彼女に、”したい“と言わせるような妙案を頼みます！・・・」

「最初が肝心じゃが、約束しているんだから、“させろ”とか、“しよう”とかは禁物だぞ！・・・２２日から２６日迄は危険日だから、旦那とするのは、せいぜい１回位じゃ・・・２７日から５月２日の土曜日迄は安全日だから、３回かな？・・・問題は連休中じゃが、子供が帰って来たり、親戚が来たり、人が集まり易いから、法事だって有るかも知れん・・・要するに、夫婦２人だけの時とは違って、簡単におめこと言う訳にはいかない現実があると、考えた方が良いわ・・・」
「と言う事は、俺と逢わない２０日の間、由美さんがおめこをするのは、多くて４回と考えて良い訳ですね！・・・俺とのおめこを思い出して疼くと白状していたぐらいだから、相当飢えた状態になっていますね・・・」

「ああ、苛立つ程疼いているわ・・・それに排卵期となれば、哺乳動物の宿命で、メスはオスを呼び寄せようとしてフェロモンを分泌して、熱い身体で待っているからな・・・良いか！・・・会話の適当な頃を見計らって、“今日の由美さんの愛液の匂いがズキンと堪える・・・”と、さり気なく言うんじゃ！・・・」
「それを言うと、“俺のチンポが痛い程いきり立っている！・・”と白状したことになりますが？・・・」
「それで、良いんじゃ！・・・排卵期のフェロモンが強烈な事ぐらい、今時の御夫人方は知っているわ・・・自分の愛液が俊さんを煽っている事も、逆に、俊さんのチンポが欲しくて濡れて疼いている事も、明るみになったと言う事じゃろう？・・・」

「それは良く分りましたが、抵抗のない形で夫人を興奮させる妙案は、有りませんか？・・・“男の約束だから安心して来い！・・”と言ったもんで・・・」
「夫人は肌を触れ合う愛撫に敏感らしいな！・・・愛撫と思えない形で肌を触れ合う方法を思い付かないか？・・・手だと愛撫と疑われる・・・足なら大丈夫かも知れんな・・・忍んで来た時、話し合うのは、居間の掘り炬燵でか？・・・」
「大抵そうです・・・其処でコーヒーを飲みながら、時にはケーキを食べながら向かい合って話します・・・」
「じゃぁ、足で決まりじゃ！・・・話しながら、足で触り合う事を考えろ！・・・足同士の触れ合いが、俊さんとのオ○ンコの記憶に繋がる様なものは無いか？・・・」

「さり気なく足を触れ合い、俺とのおめこを連想させるものですか？・・・あっ、有ります！・・・足の親指と他の指とを、互いに挟むように噛み合わせたら、松葉崩しの体位を連想しますよ！・・・首に手を掛けて引き寄せ、ズコズコ突いているヌメヌメのチンポを見せたから、あれを思い出す筈です！・・・」
「おっ！・・それは妙案じゃ！・・・それは、握手ではないが、握足じゃ！・・・少しばかり、言い合いをしたタイミングで実行しろ！・・・“口喧嘩したから、下では握手、否、握足して於いた方が良いじゃろう？・・・”とか屁理屈付けたら納得するわ・・・欲求不満が爆発しそうな時期に忍んで来ているんじゃ・・・身体が反応したら、愛液で直ぐに濡れる性質だろう？・・・」
「分かりました・・・適当な頃を見計らって、愛液の匂いを持ちだせば、攻略できそうですね・・・それと、言い合いとか、痴話喧嘩って、どんな感じで始まるものですか？・・じゃれ合いとは違うでしょう？・・・」

「俺の場合、連休明けに何度か経験したが、訪問客や家族旅行で、十分にオ○ンコ出来なかった人妻が、その間に、俺が他の女と遊び回っていたに違いないと、勘ぐるケースが何度か有ったわ・・・自分は欲求不満状態なのに、相手は女遊びに明け暮れていたと思うらしい・・・一種の嫉妬なんだろうけどな！・・・由美夫人にその傾向が有れば、痴話喧嘩に持ち込めると思わないか？・・・」
「性欲も精力も強い熟れ盛りの熟女じゃから、１発だけの旦那とのおめこじゃぁ、俺との６連発を思い出して、終わった布団の中で、独りで悶えると思うわ・・・排卵期だとしたくて堪らないが、自分から言い出せないから、どうしても、痴話喧嘩になりそうじゃなぁ・・・」
「どうじゃ・・・・ある程度イメージは描けるか？・・・痴話喧嘩に持ち込んで、握足だぞ！・・・表情を見ていたら、松葉崩しを想像しているかどうか分る筈じゃ・・・で、次の一手はどうする？・・・」

「そうですね・・・欲求不満が続いているとなると、さえない表情をしていると思います・・・疲れ取りに簡易施術はどうか？と、持ち掛けるのはどうです？・・・」
「簡易施術とは、どんな具合にするんじゃ？・・・」
「夫人を炬燵堀に入らせたままで、背後から、頭、首、肩、両手、背中、腰の辺りをして、胸や腹、それと太腿にも足にも手を出さないんです・・・」
「で、いつも最後にしている気を注ぐのは、省くのか？・・・」
「否、わざと省いているんです・・・夫人の方から“気は入れないの？”と聞いてくる筈じゃから、其処が付け目なんです・・・」
「あっ、そうか！・・・ＰＣの操作を教えながら、スカートに下から手を入れて、腰裏の気海癒に手を当てたとか言っていたな！・・・巧くいくか？・・・」
「自信は有ります！・・・足の指を絡め合って松葉崩しを思い出した直後の施術ですよ！・・・性欲を喚起するツボは全身に有りますから、グチョグチョに濡れている筈です・・・」

「あっ、そうか！・・・最後の気を入れる手順は、極めつけの愛撫と言う訳じゃ！・・・並んで座って、腰裏の気海癒か？、それとも、抱くような格好で、下腹の丹田に手を当てるのか？・・・」
「多分、真っ赤に上気して喘いでいる筈だから、ショーツの下に手を入れて気を入れますよ・・・序でに、恥丘の脇の気衝と臍下の陰交とを、指先で刺激出来ますから、堕ちると思います・・・」
「具体的には、どんな手順を考えているんじゃ？・・・」
「耳に息を吹き付けるようにして、囁くつもりです・・・“今日の由美さんの愛液は強烈じゃ！・・・いきり立って痛くなった！・・・手を当てて呉れないか・・・・”と・・・」
「今までも、そう言えば、握って揉んで呉れたんなら、巧くいきそうじゃな！・・・」
「ええ、揉めば痛みが和らぐと言っているから、素直に応じると思います・・・そうなると、抑えられなくなっている筈だから、“今日の様な強烈な愛液を呑んでみたいよ！・・”と強請れば、絶対にＯＫする筈です・・・」

「そうか！・・・座布団を連ねた上に転がってショーツを脱がせれば、しゃぶり合いは簡単じゃもんな！・・・で、その先はどう迫るんじゃ？・・・」
「欲情は溜りに溜まっている筈だから、しゃぶりながらいかせたら、愛液は溢れ続けると思いますよ・・・そのタイミングで寝室に誘い、コンドームを着けてしようか？と、口説くつもりです・・・」
「う〜ん、それなら巧くいきそうじゃな！・・・排卵期の愛液を呑ませると言う事は、オ○ンコの承諾だもんな！・・・しないと言う約束で忍んで来て、排卵期の愛液を呑ませてオ○ンコをすれば、バレそうでない時なら、何時でもＯＫと言う事になるぜ！・・・次は、休講になった昼間に、１発だけでもやれるように、口説いてみろよ！・・・最初は、しゃぶり合いだけでも良いんだぞ！・・・抜きたい時に忍んで来てくれて、しゃぶって抜いて呉れる女は、有り難い存在だぞ！・・・」

　１時間近くに及ぶ、口説きの手練手管の相談だったが、俊英にとっては有り難い話だった。
　この夜の相談で得た口説きのテクニックを駆使し、夫人の心を奪う試みに挑戦することになった。
【前】/【次】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2017年5月22日掲載
Copyright (c)2017 極楽とんぼ All rights reserved.
▲