堕（おと）された完熟桃
極楽とんぼ 作
第２７章　　都合の良い女に仕立てる　　　

　安全日には、精液と愛液とでグチョグチョにまみれながら突き合い、捏ね合い、喘いでは呻くのが普通で、唾液を遣り取りする濃厚な口付けも加わり、おめこは淫蕩な様相を強めていた。
　長さが２４センチ、直径が５センチものデカマラに完全に慣れただけでなく、比類ない持続力と射精回数に、夫人の熟れた身体は完全に嵌った状態になっていた。
　２種の体液の呑み合いは、濃厚なおめこの象徴だったが、心の繋がりをより深いものに変容させていた。
　５月８日以来、愛撫を受けながら「今日は、どうしたい？・・・」と問われると、「おめこ・・したく・なっている・・」と、返答をしてしまう状態に陥っていた。

　俊英の方は、５月の１６日、１７日の土日は姫路に帰り、久しぶりに先輩の村田と会っていた。
　夫人との経過を聞いた村田は、早くも次の女を探したらどうかと唆してきたが、得難い上物を得たばかりの俊英は、次の女など考えられなかった。
　未亡人では男遊びで済む事が、人妻では密通となる訳で、倫理上の葛藤が妖しいまでの色気と、淫蕩な気配を濃くすることを知ったからでもあった。
　他のオスから盗んだメスが「貴方のこれでないと・・私・・ダメ・・・」と口にし始めると、盗んだオスは誇りを実感する。
　由美夫人も、この言葉を口にするようになっていた。
　明け方前には岡山に戻ったが、３人の女の特徴や感触を比べて楽しんでいる内に眠り込んでいた。

　何時もは６時に目が覚めるのだが、その日起きたのは７時過ぎだった。
　慣習となっている朝の拳法の鍛錬だけは欠かさずに行い、８時に離れを出て学食で朝食を済ませた。
　級友と会うと、昼からの一般教養の講義が２つとも休講になっていると知らされた。
　確か、夫人の月曜日のピアノ教室は、４時から５時までだったことを思い出し、帰ったら例のサインを出そうと決めた。
　月曜の夜は旦那の半夜釣りの日で、夜の密通の約束だったが、雲行きが怪しく、夜釣りは中止の可能性が高かったからだ。
　この呼び出しに成功すると、文字通り、好きな時にやれる都合の良い女となる。
　布団止めを２つ物干しに掛ければ、２時間ほど空いているサインになる。
　安全期があと２日になっている夫人が、どんな対応をしてくるかが楽しみだった。

　興奮を鎮めるのに３０分は必要だろうし、生でやればシャワーに２０分は掛かる。
　となれば、実際のおめこは１時間程度だが、愛液と精液の呑み合いが始まる前の愛撫で、「したくなった・・」か、「おめこして・・」と言いそうな予感がしていた。
　問題なのは、半夜釣りが中止になると、今夜か明日の夜に、旦那と交わる可能性が高いと言う事だ。
　夜に旦那とする可能性がある当日、あるいはその前日に、俊英と１〜２発することを夫人が承諾するかが心配だった。
　しなやかな肉質の夫人の膣は、５〜６時間もすれば収縮力を取り戻す筈だし、膣の締め方も習得済みだったので、「おめこして・・」と言うだろうと確信していた。

　２時限目の講義が終わると大急ぎで学食に掛け込み、昼食を済ませて自転車を飛ばして離れに着いたのが１２時３０分頃だった。
　まずサインの布団止めを２つ掛け、大急ぎで客間に布団を敷いき、飲み物とお絞りの用意を整え準備は終えた。
　１階の客間を選んだのは、おめこ直後のふらつく夫人を抱えて階段を下りる手間を省くのと、怒張を突き込んだまま風呂場へ連れて行ける便宜を考えたからだ。

「ねぇ、休講になったの？・・・」
　台所の勝手口をそろっと閉め、囁くような声で聞いてきた。
　庭で草取りをする時の身なりをしていたが、顔を見ればシャワーを浴びて来たのだと直ぐに分かった。
　おめこをすると想定して、化粧して来ているのだ。
「うん、一般教養の地理と法学概論が休講になっていた・・・コーヒーを持って行くから炬燵で待っていてよ・・・」
「お昼の後片付けを済まして、居間でお茶でも飲もうかと思って外を見たら、２つも掛っているじゃない！・・・慌てちゃったわ・・・」
「金曜日の掲示板には記載無かったが、急じゃけど、初めてのサインと言う事になったんじゃ・・・」
「秘密のサインだから、不意打ちも仕方ないんじゃない？・・・」
　その気で来ているのは明白で、炬燵には並んで座ったし、互いにコーヒーは一口だけにしていた。

「この甘い香水の匂いを嗅ぐと、ホッとする・・・でも、ムラムラしてくるのも事実じゃ・・・」
「おっぱいを思い浮かべるんでしょう？・・・そっちがそうなると、こっちにも伝播するのよ・・・共鳴してしまいそうな感じ・・・貴方は、どう？・・・」
「ビクビクしてきた・・・だんだん固くなって・・・少し、痛い位になった・・・なぁ、そっちは？・・・」
「私も乳首がし凝ってきた・・あそこも熱くなってきて・・ムズムズして・・ショーツが濡れそう・・・」
「なぁ、おっぱいに触らせろよ！・・・」
「良いけど・・乳首は強くしないで・・・」

　襟元から手を入れると、俊英が好きなブラキャミを着けていて、乳房を弄りながら欲情を刺激することにした。
　乳首を軽く指に挟み、リズミカルに乳房を揉むと、直ぐ蕩けた表情になって寄り掛かってきた。
　こうなると、次は左手をトレパンの中へ手を入れ、キャミソールをたくし上げて下腹部を撫で廻すだけだ。
　乳房と下腹部への同時愛撫に、首筋と耳への舌の愛撫が加われば、熟れた女体には十全な効果を発揮する。

「ねぇ・・痛くなってない？・・・確かめてみないと・・・」
　噴き上げる様な興奮に動転したらしく、作務衣の紐を解いて生身の怒張を撫でてきた。じゃれ合いも巧みになっていたし、その声には艶があった。
「な、ガチガチじゃろう？・・・」
「そうだけど・・・でも、痛いんだったら、手で撫でるより、お口の方が良いのと違う？・・・」
　優しくて控えめな表現だったが、直ぐに布団の上でしゃぶり合いを始めて、早くおめこをしたいと言う催促にも聞こえた。

「なぁ、今日みたいに予定外の時には、どうするのが良いんじゃ？・・・」
　乳房を揉みながら、うなじを舐め、濃い茂みの中の恥丘を撫でながら、少し追いつめてみた。
「ねぇ・・明日と今日と、どちらかを選べと言うことなの？・・・」
「つれないなぁ！・・・明日は明日、今日は今日じゃ！・・・俺はどうしたら良い？・・・」
「意地悪な問い方！・・・本音は、どちらもと、言わせたいんでしょう？・・・」
「そっちこそ、酷な言い方だぞ！・・・ショーツを濡らしている由美さんを、此の侭帰らせられるか？・・・それに明日は、最後の安全日なんだぞ！・・・」
「分ったわ・・・レッスンは４時からだから、１時間と少しよ・・・私のを呑んで・・・それから・・・お・め・こ・・・して・・」
　しばらく言い淀んでいたが、耳元に口を近づけ、おめこだけは小声で、言葉を区切りながら囁き掛けてきた。
「もう・・早くしようよ！・・」とばかりに身を捩りながら喘ぎ声に変わろうとしていた。

「分かった、３時１５分頃には帰れるようにする・・・俺は、客間で待っているから、由美さんは、台所に用意している物を持って来て・・・」
　用意している物とは、互いのエキスを呑み合った後に口を漱ぐ飲み物と、後始末の時に使うお絞りだった。
　俊英の受け持ちは、床を取り、スペルマや愛液が布団に沁み込まないよう、段取りすることだったが、これは既に完了していた。
　生で出来る残り少ない日だったからか、夫人は、３〜４発しても対処できる程の用意を整えて客間に現れた。

　俊英は裸になって仰向けで待っていたが、夫人は用意してきた物を枕元に置くと、着ている物を脱ぎ始めた。
　何時もの事だし、今後もそうだろうが、背を向けて脱いではたたみ、全裸になってからも乳房を陰部とは手で隠しながら添い寝してきた。
　愛撫は口づけから始まるのだが、大抵の場合夫人が上になっていた。
　互いの乳首を弄びながら、もちろん互いの生殖器を捏ね合いながらだが、唾液の啜り合いへと進んでいった。
　それが終わると、俊英の舌が夫人の性感スポットを次々に舐め廻し、両手は経絡のツボの刺激と愛撫に動員され、夫人は怒張を握って舐めながら喘ぎ始める。
　うなじから耳、脇の下から乳房、そして下腹部から太腿の内側へ、足首から足の指にまで至るのだが、何時もの事だが、何度も身体を震わせながら呻いていた。

「愛液を吸うぞ！・・・」
　その声が掛かると、自ら蛙のように股を畳んだまま開き、陰部を曝しながら怒張を咥え込むように慣らされていた。
　この体位でのしゃぶり合いが安全なだけでなく、怒張に一番効果的な刺激を与えられることも夫人には分かっていた。
　驚くほど巧みな秘部への愛撫に翻弄されながらも、咥え込んだ口の中では、唇と舌とがカリの張りを念入りに舐め廻して男を悦ばしていた。
　夫人が一気に駆け上がりそうになると、秘部への愛撫は弱められ、夫人の口は逆に忙しく動き、互いはその頂を共に迎えようと努めていた。

「・・・ウーッ！・・い・き・そ・う・・！・貴・方・・き・てー！・・・」
　夫人の呼び掛けに応えるかのように俊英の腰が激しく動き、僅かにずれたが、互いの身体が弓なりに反り、震えながら呻きながらの頂を共にしていた。
　これから溢れだしてくる濃い愛液を吸われる間、夫人は、ふぐりを揉みたてて精力を蘇らせようと努め、迎え込むことになる怒張を念入りに舐めては扱き続けていた。
「なぁ、どんな体位でしたい？・・・気なんか使わずに、言ってくれよ！・・・」
　ズッポリと根元まで突き込まれ、両手で汗ばんでいる頬を挟まれ、眼を見つめながら尋ねられた。
「・・・初めは、此の侭抱き込んであげるから、それでいかせて・・・おっぱい吸われながらもの良いし・・・後ろからもされてみたい・・・」
　始まってしまえば、密通の後ろめたさや人妻としての慎みも吹き飛んでしまい、素直に欲情を言葉に出来るようになっていた。

「私のこと、本当に好き？・・・エッチな女だと思ってない？・・・」
「大好きじゃ・・・相性が良くて敏感じゃから、同じように燃えるんじゃないか！・・・俺だって、呻きっ放しだぞ・・・」
「でも・・・後で思い出したら恥ずかしいもん・・・」
「感じるままに喘いで、腰を揺さぶる方が、女性は綺麗になるんだぞ！・・・男は好きな女を綺麗にしてやりたいと思うんだぞ！・・・」
「・・・そう言えば、お化粧の乗りも良くなったし、肌もしっぽりしてきたけど・・・こんなに燃えちゃうから？・・・」
「由美さんのエクスタシーは深いから、淀んでいる気を流してしまうんじゃ・・・細胞と器官の老廃物も・・・その時に代謝が加速される・・・艶々になる理由は分かったじゃろう？・・・」

　身体が感じている快感と、日々増していく艶やかさ、それに好きだと言う感情とが、諸々の縛りから夫人を開放し奔放にさせた。
　激しい突き込みと捏ねを受けながらも、夫人の足首は俊英の尻から離れることなく抱き込んでいて、その態勢のまま最初のエクスタシーを迎えていた。
　言葉通り、手も足絡み付け、身体全部を使い、男を抱き込んだまま、絶頂を共にすることをやってのけた。

「なぁ、今度は由美さんが上になってよ！・・・」
　身体の震えが収まり切らない内に、夫人は女騎上位の体位をせがまれたが、臆することなく身体を入れ替えた。
　口にした事は無かったが、夫人は主導権が取れるこの体位が好きだった。
　胸に於いた手で俊英の弱点の乳首を捏ねられるのが嬉しかったし、思いっきり合わせ腰を打つことが出来たからだ。
　乳房を揺らしながら激しく腰を廻すと、「アーァ！・・それ・・良いよ！・・・」と、感極まったような声を上げる男の顔を見たかったのだ。

「乳首を指に挟んでしても良い？・・・その代り、おっぱいを揉みながら突いて！・・・」
　言葉の上では尋ねているのだが、手の方は言葉より先に、俊英の乳首を指に挟んで捏ねていた。
　臍の辺りを変形させながら揺れては廻る腰のラインは美しく、適度に脂の乗った下腹部がくねる様は、激しくオスの本能を刺激した。

「ねぇ・・これで良い？・・・」
「凄く良いわ！・・・おっぱいの揺れと、腰の動きを見ていると、堪らんわ！・・・」
「ねぇ、未だ突き上げてきたらダメよ・・・」
「もう、突き上げたい気分なんだけど・・・じゃぁ、由美さんの蕩けそうな顔を見ているわ・・・」
「意地悪・・言わないの！・・・私だって、貴方の気持ち良さそうな顔をもっと見ていたい・・・ねぇ・・締めるタイミングは、これで良い？・・・」
「アァ・・良いよ・・・締めながら腰を浮かされると、ギューッと引っ張られるぐらいに感じるぞ！・・・」
　同時に蜜壺の肉襞も、カリの張りで強く擦られているわけだから、強い快感に耐えようとする苦悶の表情が表れていた。
　最後は、仰向けに倒れるほど仰け反り、腰を戦慄かせて上り詰めたが、夫人の両手を掴んで引っ張るようにして支え、唸り声を発しながら迸らせた。

　倒れ込んで来た夫人を抱きかかえ、息が整うのを待ちながら、ツボを刺激して更に欲情を高めるように導いていた。
　上り詰めた後は、欲情の波が引くものと思っていたが、密通を始めてからは、すればする程身体は燃え、次のおめこを待ち望んでいる事に夫人は気付いていた。
　巨根で捏ねられる摩擦と刺激の強さ、驚嘆する持続力と回復力等が要因だと思っていたが、経絡とツボの刺激が、言わば隠し味だったのだ。
　自分が淫らな体質だからだと、思い込んでいたのだが、そう思い込むように仕向けられていたとは、気付いていなかった。

　未だ陶酔から覚め切ってない夫人を膝の上から降ろし、３つ目の体位を取らせた。
　２人の間では、一度始めたら最後まで抜かずに続けることが多かったし、風呂場まで突き込んだまま行くこともあった。
　布団の上で四つ這いになった時、蜜壺から溢れ出た混合液がポタポタ滴り落ちるのを、夫人はぼんやりした意識で見ていた。
　だが、太くて固い肉棒が突き込まれた瞬間、表現し難い快感が背骨から脳まで走るのを感じていた。
　蜜壺の背骨側にある肉襞は、密度が高いだけでなく、感度も鋭いからだ。
　弓なりに反っている肉棒の先端とその上部とが、肉襞を抉るように突き込んで来ては引くからだ。

「ウゥー・・ウゥッ！・・・」
　既に蕩け切っている身体は、肉棒の一撃ごとに電撃のような快感が脳まで走り、呻き声が自然に出ていた。
　間もなく夫人は気付いたが、俊英は膝を突いて身体を支えているのではなく、文字通り獣の体位で被さってきていると。
　２つの乳房を同時に揉まれながら、夫人の脳裏には、以前見たことのある獣の交尾の姿が蘇っていた。
　男の漏らしている低い呻き声が、その時のオスを彷彿させただけでなく、自分の呻き声もメスのそれのように感じていた。
　両手で上体を支える余裕を失いかけた頃、右の乳房を揉んでいた手で肩を掴まれ、何とか身体のバランスは取り戻せた。
　オスの肉棒が角度を変えながら突き込まれるようになると、メスの尻もそれに呼応するように左右に振れ、やがて円運動を始めていた。
　もう、アナルを刺激されなくても、締めつける技は身に付いていたし、締めながら尻を廻す技も会得していた。
　成熟したメスが、若くて逞しいオスを悦ばせようと、淫らで奔放な呻き声を漏らしながら尻をくねらせていた。

　オスの強靭な肉と、脂の乗ったしなやかなメスの肉とがぶつかる音が、互いの本能を刺激した。
　メスの口からは、打ち込まれる度に、呻きとも叫びとも判別できない声が発せられていた。
　肉と肉とが打ち合うピッチが次第に早まると、それも止まってしまい、くぐもった低い呻き声だけになっていった。
「・・合わ・せて・・いく・ぞ！・・・」
　呻きながらオスの側から声が発せられたが、メスの方は頭を１〜２度振って肯くだけだった。
　２人とも、唸るような呻き声を発して頂を迎えたが、夫人の方は態勢を保つ余力など無く、左肩から崩れ落ちていた。

　男の方は心得ていて、怒張を突き込んだまま、鴨の入首の体位に移行していた。
　此の体位を取った理由は、膣を荒らさずにおめこを続けることができた事と、女に精力を回復させる意味も持っていた。
　回復の度合いに応じた愛撫を施せば、熟女の場合、続けることを望んでも、中断は有り得なかったからだ。
　吐息が静まり性欲が滾ってきたら、膣を締めて怒張を揉むように促す心算だった。
　この淫らな行為をさせるのは、膣壁の回復と収縮力の復元を早める効果があったからだ。
　言わば、おめこの後の膣のストレッチで、この濃密な時間を使って、夫人を更に深く繋ぎ止める策を凝らしていた。

　突き込んだ怒張はネトネトの蜜壺をゆっくりと捏ねるに止め、左の乳房は手で撫で回し、右の乳首を軽く唇と舌とで転がした。
　ハァーハァーと言う荒い息遣いが治まると、悶える様な息遣いが少しずつ高まってきた。
　腰を激しく振ったり廻したりするおめこではなく、充電しながら燃えるおめこを、夫人は味わっていた。
太　くて長く、しかも萎えない怒張だったからこそ、熟女が嵌るおめこだった。

「こんな風に、しっぽり、ねっとりするおめこの味は、どうじゃ？・・・」
「・・息は・少し・・収まった・けど・・ねぇ、身体の・芯から・・チョロ・チョロ・燃えて・る・・・」
「もう、腰を廻したり、くねらしたりするなよ！・・・」
「でも・・無理・・かも・・乳首・を・刺激・・される・と・・膣が・・ビク・・ビク・・するの・・気持ち・・良くて・・勝手・に・・動き・そう・・」
　快感に耐えながら、途切れ途切れの言葉で返事してきた。

「じゃぁ、合図したら、俺のを締めることだけに意識を集中しろ！・・・」
「合図・って？・・」
「クリトリスを捏ねたり、乳首を抓んだ時に、全身がビリビリすると思うけど、それに身を任せずに俺のを締めてくれ！・・・」
「良い・・けど・・出来る・・か・しら？・・・」
「突き込んだりせず、ゆっくり捏ねるだけだから、出来るよ！・・・間を置いて締めるのを繰り返すと、膣の収縮力と回復とが早くなるんじゃ・・・」
「でも・・捏ね・・られ・て・・乳首・や・・クリ・トリス・・されたら・・叫び・・そう・・・」
　暫らくすると、全身が芯から火照り始め、静かだが深い快感と、欲情のエネルギーが充填され始めていることに気付いた。
「叫びそうになったら、キスで口を塞いでやるよ・・・」
「何か・・話して・いて・くれ・ない？・・気が・紛れ・・ないと・・ほんと・に・叫び・・そう・・」
　２〜３発やった後の、“鴨の入首”の威力に気付いたらしく、対応策を“寝物語”に求めて来た。

「ねぇ・・私・・貴方でないとダメ・・・あんまり間を空けたら嫌よ・・・今だって、此の侭いかせて欲しい位なの・・・」
　もう堕された女の言葉だったが、こうした本音も、恥ずかしがらずに口に出来るようになっていた。
「分かっている・・・１時間位しか時間が無い時でも、来てくれるか？・・・」
「１時間だったら、呑むだけで我慢出来る？・・・」
「無理は禁物じゃから、我慢するわ・・・由美さんだって、時間は余り無いけど、呑んで欲しいと思う時は、有るじゃろう？・・・」
「・・・有る・・けど・・・」
　一瞬、言い淀んだが、素直に伝えてきた。

「ねぇ、この次は、気が遠くなったらこの体位で回復させて！・・・その後・・松葉崩しでして欲しい・・・ダメ？・・・」
　鴨の入首から松葉崩しへの体位変換は、簡単なことに気付いたらしい。
　捏ね廻して貰いながら、全身の性感帯とツボを刺激して貰い、再充電した後の淫蕩なおめこに、心がときめいているのだ。
　その日は、八つ橋の体位になり、怒張を突き込まれたまま風呂場まで運び、互いに洗い合って別れた。

　主婦としてこなさなければならない雑用も多かったし、レッスン教師としての働きは単に教えることだけに留まらず、相談事も多かった。
　雑用に追われてサインを確認するのが遅れることもあったし、見ても直ぐには応じられないことも少なくは無かった。
　だが夫人は、３０分ほどしか時間が取れない時でも、忍んで来た。
「ねぇ・・痛くなるほど固くなっているじゃない！・・・時間が無いから、呑んであげる・・・」
　食卓の椅子を並べて腰掛けると、いきなり怒張を握って優しげな顔で見つめてきた。
　貴方の為にしてあげるんだから・・・と、自分に言い聞かせて、背徳を薄めようとしている感じだった。
「俺も、由美さんのを呑みたいんだけど・・・」
「今日は我慢して・・・いくまでされると、醒めるまで時間が掛かるから・・・」
「じゃぁ、おっぱいを揉む位は良いだろう？・・・」
　話がまとまると、善は急げとばかりに１階の客間に入り、俊英は全裸で仰向けになった。

「ねぇ、いくまでしたらダメよ・・・」
　念を押しながらも、自分も全裸になり、６９スタイルを採って怒張を口に咥え込んだ。
　目の前に曝された股は程よい角度で広げられていて、濃い茂みの中のおめこは既に蜜を溢れさせていた。
「ねぇ、吸って！・・」と、口にはしなかったが、蜜を滴らせているおめこは妖しく揺れていた。
　ふぐりを揉み、肉棒を扱きながらのおしゃぶりは慣れたようで、熟女ならではの濃厚さが漂っていた。
　呻き合いながらのしゃぶり合いは３０分ほど続き、俊英の迸りで終わったが、夫人はアクメに迄は至ってなかった。

「手加減、いや、舌加減をしてくれたんでしょう？・・・いきそうになると、控えてくれていたみたい・・・ほんとに上手なんだから！・・・」
「なぁ、次の約束日は大丈夫か？・・・濃い蜜を呑みたいし、由美さんにギュウギュウ締められたいんじゃ・・・」
「今のところ大丈夫みたい・・・でも、そんなエッチな言い方したらダメ！・・・締めても、じゃじゃ馬みたいに暴れるじゃない！・・・もう帰らなくちゃぁ・・・」
　急いでおめこの滴りを拭うと、服を身につけ、鏡を覗きながら髪を整えると、さっさと帰った。

　俊英が作務衣のズボンとトランクスを下げ、夫人はショーツだけ脱ぎ、服を着たまましゃぶり合うことも週に１〜２回ほどあった。
　頻繁な逢引きは、土日以外なら何時でも逢えると言う安心感を生むと同時に、持て余していた夫人の疼きも解消していた。
　無理をする必要が無くなると、密通と言う秘密を守る気配りが互いの中に生み出されていた。
　相手を失いたくないと言う思いが、互いに一段と強くなっていた。

　５月２９日の金曜日は安全日で、旦那は夜釣りで、帰宅は土曜日の早朝だった。
　その日、夫人は夜の１０時に離れに忍んで来た。
　愛液とスペルマとを吸い合う愛撫に４０分弱、それから突き込まれ、一度も抜かれること無く５〜６発迸らせて貰い、連続するエクスタシーの大波にひたすら漂いたかったのだ。
　その夜は注文が有って、悶絶したら鴨の入首で続けることと、最後に爆発するようなエクスタシーを味わいたいので、手と舌の及ぶ範囲で性感を刺激しながら、突き続けて欲しいと言われていた。
　２人が交わりを解いたのは夜中の２時前で、風呂で身体を洗って自宅に帰ったのが３時だった。
　ぶつかり合い、突き廻すような激しいおめこだけでなく、深く静かに欲情が溜め込まれ、一気に放出するおめこの味も、夫人は覚えてしまった。
　村田の唆しと、仕組んでくれた段取りのお蔭だったが、週に３〜４日程、濃厚なおめこと、体液の啜り合いが出来るようになった。
【前】/【次】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2017年6月4日掲載
Copyright (c)2017 極楽とんぼ All rights reserved.
▲