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レイプ請負屋・営業中
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～あらすじ～
首都圏をエリアに探偵業を営む平尾孝治(42歳)は、自宅に近い横浜駅の近くに自分の興信所を構えていた。数年前、平尾の依頼者である由美子という人妻に頼まれて、由美子と由美子から夫と家庭を奪った、Ｋ子という女を報復レイプする仕事を受けてしまった。以来、探偵仲間の噂が噂を呼び、レイプを有償で請け負うことになってしまった・・・。
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第５話【 依頼人No.071 の場合① 】
＊依頼の内容＊
依頼人、山本富士夫(40歳)は、妻・美佐枝(40歳)をレイプしてくれという。理由は、１２歳になる娘はどうも自分の子ではなく、当時美佐枝が務めていた会社の上司の子であるという。一方、中々男児を出産しない美佐枝に富士夫は愛想をつかし、富士夫の会社の若い女子社員に男児を産ませた。富士夫はその子供を自分の子として認知し、給料以外にも毎月きっちり生活費を送金している。富士夫は福島県の会津若松市の有名な醸造味噌会社の御曹司だ。美佐枝をレイプして、その不貞を根拠に美佐枝を離縁する。そして、富士夫の男児を出産・養育している林照美(28歳)を後妻に迎えゆくゆくはその息子を自分の跡取りにしたい。
～以上が今居隆の依頼内容だ～
平尾は、山本富士夫の多少身勝手な依頼に内心は腹をたてていたが、４０女を一度だけレイプして150万円という簡単な仕事に魅力を感じていた。今回は怨恨での報復劇ではなく、美佐枝の落ち度といえば、夫以外の不倫の子を出産したかもしれないという疑いだけだ。"秘密保持契約者"の候補者の林照美は、江川探偵事務所からまわってきた写真で問題なく美人だ。加えてターゲットの美佐枝は40歳にはとうてい見えない若さと品位を備えた美人だ。こんな美人を捨ててでも男は若い女のほうが良いのか・・・。
平尾なりに色々悩んだ。もし、この依頼を受けるとなると、この仕事を初めてターゲットと秘密保持契約者の両方を平尾自らが犯ることになる。レイプマンに支払う経費やレイプマンのミスなどに気を悩ますことはない・・・。
だが、美味しい話にはどこかに落とし穴があるものだ。
それに・・・、この山本美佐枝は以前に何処かで会ったような気がする・・・。
まあ、いいか！とにかく、依頼者である山本富士夫の話を聞いてみよう。詮索するのはそれからだ・・・。
平尾は、テーブル越しに山本富士夫と向い合った。
一通りの説明を聞いた山本は"秘密保持契約者"に新しく妻になる予定の林照美を差し出すことになんの躊躇いも示さなかった。よっぽと美佐枝を放り出したいのだろう・・・。 しかし、あんまり簡単に事が運ぶので、平尾は不安をおぼえ、平尾の側からレイプ請負の返事は一週間後にします、と返事をして丁重に山本を玄関まで見送った。
今回は、江川側から来る資料が少ないのと、山本に関して平尾は疑念をいだき始めたので、現在はまだ妻の座にいる美佐枝の事を自ら調べてみることにした。美佐枝自体は何も悪いことをしていない。ただ、１３年程前に前の会社の上司と深く付き合っていたこは発見できた。しかし、１３年も前のことでは離婚原因にはならないだろう。第一、不貞うんぬんの話をするなら富士夫のほうが具合の悪いことになる。公然と部下である林照美と交際し、子供まで産ませているのだ！
こんな"不適切"なことは、富士夫が創業者一族だから許されることなのだ。
そして、平尾が調べてもっとビックリしたのは、美佐枝が13年前に深く付き合っていた上司というは、なんと平尾の大学時代のしかも空手部の後輩だった！
その後輩とは妙にウマが合ったし、空手も強かった。平尾が主将を務めた四回生の時の関東インカレ団体戦優勝は、この後輩、中村武のお陰といって過言ではなった。その中村の愛人が美佐枝であったのなら、平尾は過去に一度会っている・・・。見覚えがあるわけだ・・・。平尾は中村の住む神奈川県Ｈ市に久しぶりに足を運んだ。
「っちわスッ！」
中村は空手部時代の挨拶で平尾を迎えた。
体育会での身分制度は、四回生は天皇、三回生は貴族、二回生は平民、一回生は奴隷だ。
平尾が四回生の時、中村は二回生だから、"平民"が"天皇"を接待するのだ(笑)。
中村は、空手部時代の大先輩を行き付けのＨ市では高級な部類に入るクラブに連れて行き歓待した。クラブのママが平尾の隣りに座って、挨拶をした。
「中村さん、こちら格好いい、メッチャハンサムな方ね！（仕事は）何をされている方？」
中村は、冗談で茶化した。
「コワモテの平尾大先輩のお仕事は、お菓子屋（犯し屋）さんだよ(笑)」。
「へぇ～！素敵！洋菓子、それとも和菓子？」
「日本人専門だから和菓子かな・・・笑」
「？？？」
ママは一頻り社交辞令を喋ったあと、席を立った。平尾が大事な話があるから、席を外してくれとママに頼んだからだ。平尾は中村に要件を切り出した・・・。
「先輩、あんまりビックリさせないでくださいよ・・・何があったんです？」
『まあ、そう焦るな。実は、山本美佐枝を知ってるよな？お前の元愛人の』
「知ってるも何も平尾先輩の愛人と私と美佐枝で四人で飲みにいったじゃないッスか？それに、元ではなく現・愛人と言ってください(笑)」
『いや、実は、その山本美佐枝を強姦して欲しいと、依頼してきた奴がおるのじゃ』
驚いた中村は、飲んでいたウイスキーの水割りを半分噴き出した。
「はぁ？・・・なんですって？彼女は若く見えるとはいえ、もう４０女ですよ！そんな依頼をしてくる変わり者は何処のどいつですか？笑」
『美佐枝の亭主だ』
中村は、またもウイスキーの水割りを半分噴き出した。
「・・・」
『いや、俺も訳がわからんのだよ！だから、現愛人の彼氏であるお前に尋ねにきたのだよ』
平尾は、山本富士夫の依頼内容を中村に詳細に話した。
「平尾先輩が聞きにくい事を、私が最初に喋ります。美佐枝の産んだ娘は、私の子である可能性・大です。彼女がどうしても生ませて欲しい、と言い張るもんでね」
『・・・、それで、産ませたのか？呆れた後輩だな！(笑)』
「いえ、私の話はやめましょう。いずれゆっくり、先輩には聞いてもらいます。それより・・・」
『それより、なによ？』
『いえ、これは話すまいと思いましたが、美佐江の旦那が。ヨソの女に子供を産ませた、って言ったでしょう？』
『ああ、そうだが。美佐枝と離婚したあかつきには、そのガキとガキの母親を山本家に入れる算段にしとる』
「汚い男だなぁ、相変わらず・・・」
『中村。俺も時間がない。"これは話すまい"ってのを聞かせてくれよ！』
「は、はい。話すと長くなりますから結論だけ言います。山本富士夫は無精子症です！女を妊娠させる能力がありません！ですから、亭主が産ませた男児というのは、山本以外の男の子供です！」
今度は、平尾が飲んでいたウイスキーの水割りを噴き出した。
『はぁあ？マジの話かよ、それ？』
「大恩ある空手部の大先輩相手に嘘はつきません」
『・・・』
「・・・」
『ちゅーことは、、、林照美にまんまと騙されとるわけか？山本富士夫は？』
「でしょうね。山本の実家側が美佐枝に、子供を産め、産めとしつこく迫るから、美佐枝は病院で診てもらったんですよ。ところが・・・」
『ところが？』
「病院では、奥さんに問題はありません。今度、ご主人の精液をコンドームに採取して持って来てください、と医師に言われらしいんです』
『で、美佐枝は持って行ったのか？富士夫の精液を？』
「はい、そうです。検査の結果、見事に無精子症だと判明したわけですよ」
『で・・・、山本本人は知っとるのか？自分が無精子症だってことを？・・・』
『あっ、いや、中村、答えんでええ。知ってりゃあ、照美に騙されんしな(笑)』
「・・・そういうことです・・・」
中村との会話中に、平尾にはあるプランが浮んだ。
①山本富士夫のレイプ請負は受ける。（⇒150万円は欲しいのだ：笑）
②ターゲットの美佐枝のレイプは中村に依頼する。（⇒中村武に名演技をしてもらおう！）
③秘密保持契約者の林照美は平尾がレイプする。（性格はどうであれ、美女だ）
④照美の産んだ男児のＤＮＡ鑑定を極秘に調べて、父親を付きとめ、その情報は山本に高額で買取らせ、照美の男児の認知も取り消させる。（⇒ＤＮＡ鑑定料は150万円の中から出しておこう）
⑤結果として、美佐枝は山本家に残れることになる。（⇒本人は離婚したいのかも知んが・・・）
『中村。ひとつ、頼まれてくれんか？』
「やっぱりねぇ・・・ハハハ。美佐枝をレイプするビデオを撮れと？」
『頭いいなぁ、相変わらず！笑。その通りだよ』
「分りました！喜んで！と言いたいところですが、先輩も私ももう社会人です。タダではやりませんよ！二桁は要りません、６万円くらいもらって美佐枝と旅行にでも行きます」
『ハハハ・・・やっぱりな』
今度は平尾が愉快そうに笑った。
「まあ、しかし。その、林照美のガキの父親ってのが気になりますね(笑)。しかし、ＤＮＡ鑑定の結果が出たら林照美は破滅ですね」
『まあな。でもな、中村。照美は２８歳だぞ！お前の子を出産した美佐枝は４０。２８歳のほうを選択する気持ちも分らんではない。第一、山本の実家の側は黙ってない。"うちの息子は、近々、若い嫁と男の孫をもらうんじゃ"と親戚中言いまわっとるらしいぞ』
「だから？」
『だから、ＤＮＡの結果が林照美の破滅とは限らない。そういう意味では、田舎の名家の被害者なのよ、山本本人も』
「先輩に逆らってスミマセンが、山本富士夫が被害者ってのは、参同できません。愛人とはいえ、私は美佐枝の味方ですから」
『まあね、分った！ちょっと場所変えて飲み直そうよ！ここに来る前。汚い焼き鳥屋を見つけた。空手部時代によく通った店に雰囲気が似てるのよ(笑)』
～それから10日程して～
ＤＮＡ鑑定の照美の産んだ男児は、99.8％の確率で、山本富士夫の子供でないという結果が出た・・・。
この情報はどうしたものか？
平尾が悩んだ。
悩んで、富士夫に相談する前に、"秘密保持契約者"を抱く日が来た。
『なんだよ、この女に聞けば済むことだ・・・』平尾は閃いた。
平尾は照美の膣内に生で出し終えたあと、照美の形のよい乳房を軽くもてあそんでいた。
中出しに頓着しない照美の性格的なものに疑問が湧いてきた。男は勝手なものである。自分の放出が済めば次の勃起までは女がうっとうしくなるのだ。それを堪えて照美の乳房を軽くもてあそぶそのは、男児の父親を聞き出す為だ。
照美が小腹がすいた、というのでサンドイッチと白ワインのボトルをルームサービスで頼んだ。
バスローブ姿の照美はサンドイッチとワインを美味しいと堪能して、平尾が持ち込んだブランデーにも手を出した。
『照美さん、アルコール、イケる口なんですね！ハハハ・・・頼もしいことです！さっ、さっ、もっとどうぞ・・・』
「ワタシを酔わせてどうするおつもりですか？笑。もう既にスルことはされたし・・・笑」
『いや、照美さんのような美人だと、これっきり、というのも寂しいもんです』
「お上手ね・・・」
照美はだいぶん饒舌になってきた・・・。
そして、男児の件を切り出してみることにした・・・。
『ちょっと立ち入った ことをお聞きしても宜しいでしょうか？』
「どうぞ、なんなりと」
『いや、この話は、夫の富士夫氏とは何の関係もありまりませんし。あたしの言わば趣味のようなものでして・・・』
「ですから、なんですの？おっしゃって下さいな」
照美は、平尾のことを、美佐枝追放の為の忠実な協力者だとしか思わなかった。だから、膣内射精もさせてたし、平尾が聞きたいことなら照美自身も協力するつもりだった・・・、あの件を除いては・・・。
『いえね、照美さんのお子さんの誠君！実に優秀な子ですね！横浜市の私立Ｙ小学校でも成績上位者だぁ！』
照美は聞いて安心した。そして、素直に喜んだ。
「まあ、自分の子を誉めるわけじゃないですが、算数が特に好きみたいですのよ」
『じゃあ、富士夫氏の跡取りとして次々社長として嘱望されてる訳ですね！益々、頼もしい！』
平尾は核心を聞く前に照美にフェラチオを要求した。しゃぶらせて、その最中に誠のことを聞いて反応を見ようと思った。照美は応じた。
『あっ、照美さん。しゃぶってもらいながら会話をしろ！というも無理がありますね？笑。あたしの話の内容の回答に、イエスなら頷き、ノーなら首を横に振ってください。いえ、これされると気持ちいいんですよ！』
『照美さんは、富士夫氏を愛してますか？』
照美は二度頷いた。
『あたしのペニス、これをもう一度、照美さんに入れて欲しいですか？』
数秒おいて照美は、一度頷いた。
『誠くんの、本当に父親は誰ですか？』
ビックリした照美は、顔をあげて平尾を怪訝そうに見つめた。
照美の口の周りはフェラチオの為の唾液で光っていた。
「だ、誰って・・・、富士夫の子に決まってますわ。変なこと仰らないで下さい！」
『いえ、照美さん。本当の事を私だけに教えて下さい。悪いようにはしません！』
「ですから、富士夫の子というのが本当のこ・・・」
平尾は鞄から林誠のＤＮＡ鑑定書を取り出して、照美に差し出した・・・。
照美は、一瞬で凍りついた・・・。凍り付いて、唇からも血の気が引き始めた・・・。
絶句の後、泣き崩れて、平尾の胸に飛び込んできた・・・。
そして小さな聞き取りにくい声で平尾に言った。
「本当に、悪いようにはしないのですね？」
『えぇ、ご安心下さい。武士に二言はありません』
以下、照美の話を要約すると、
～
富士夫と、交際を始める少し前、富士夫の会社の支店には木村幸一という男がいた。
照美より三歳上だ。照美と木村は愛し合っていたのだ。それを察知した山本富士夫は権力にものを言わせて木村を照美の手の届かない大阪支店に左遷したのだ。左遷されてからも、木村は休日を利用しては上京して照美を抱いた。上京して照美に会う木村をみて、富士夫は激怒した。
激怒してとうとう木村を些細な理由で解雇した。ある慰安旅行の日、富士夫は眠り薬を用いて照美を抱いた。眠りこむ照美相手に膣内射精を５度も行った。富士夫は、誠はその時の子であると勝手に思い込んでいた。退職後の木村は、富士夫にバレないように照美のアパートの近くに転居していた。会社帰りの照美の体を堪能した。何しろ、富士夫とは若さも違うし、カラダだけでなくて照美の心も愛していた。誠はその時に懐妊した子なのだ。ところが、照美の幸せは長くは続かなかった。木村が交通事故で急死したのだ・・・。
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照美の話を１００％信じるわけにはいかないが、照美の話した時期に木村幸一という男は富士夫の支店に在籍してのも事実だし、木村の事故死も事実だった。
平尾は事務所で、一人呟いていた・・・
『マ、まずいことになった。こりゃあ、ＤＮＡ鑑定の費用４５万円は回収できんゾ！・・・』
『それに、このまま事が運ぶと美佐枝は追い出されることになる。中村武が怒るゾ・・・』
『まさか、照美に黙っててやるから４５万よこせ！なんてセコイこと言えんしな・・・』
『あ～、困った困った・・・』
困り果てた平尾は、中村に会うことにした・・・、妙案を引き出す為に。
つづく
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