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〜あらすじ〜

　首都圏をエリアに探偵業を営む平尾孝治(42歳)は、自宅に近い横浜駅の近くに自分の興信所を構えていた。数年前、平尾の依頼者である由美子という人妻に頼まれて、由美子と由美子から夫と家庭を奪った、Ｋ子という女を報復レイプする仕事を受けてしまった。以来、探偵仲間の噂が噂を呼び、レイプを有償で請け負うことになってしまった・・・。

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第７話【 依頼人No.079 の場合�@】

＊依頼の内容＊

　依頼人、福元涼子(51歳)は、平尾探偵始まって以来の大仕事を持ち込んだ。
　涼子の娘・郁恵(26歳)は、大学時代のサークル仲間の悪ガキ社会人３人に輪姦された。メンバーは森口、橋本、鶴田で、大学の東亜細亜研究会というサークルのＯＢ、ＯＧの間柄である。郁恵は陵辱された挙句、（郁恵の）婚約相手に陵辱ビデオを見せると脅され、総額200万円を脅し取られた。更に、森口、橋本、鶴田の彼女連三人の目の前で（陵辱は受けなかったが）郁恵の陵辱ビデオ鑑賞会を開かれ、彼女連からも精神的恥かしめを受けた。郁恵の話では、彼女連三人とも同情するどころか郁恵をせせら笑っていたという・・・。郁恵はショックで断片的な記憶喪失になり、今は一時的に環境の良い長野県アルプス山脈麓の準精神病院で療養してるという。

　一方、夫・福元啓一郎は、涼子に離縁を迫っていた。夫婦仲が悪いのではなく、啓一郎は女を含めた六人にこれから復讐するという。女連は別として森口、橋本、鶴田は場合によっては、成り行き上、殺してしまうかもしれない。啓一郎は涼子を殺人犯の妻にしたくない・・・、だから殺人を犯す前に離婚して欲しい・・・と。

　涼子としては、啓一郎が復讐劇に着手する前に、とにかく森口、橋本、鶴田の彼女連三人を犯しまくって、その証拠の陵辱ビデオを夫に見せて、復讐を思いとどまらせたい。

〜以上が福元涼子の依頼内容だ〜

　涼子は、怒りと不安に満ち満ちた顔で平尾と(平尾事務所のテーブルで)対峙していた。
　怒りの矛先は森口、橋本、鶴田と彼女連三人なのは言うまでも無いが、不安とは、いつ夫の啓一郎が復讐劇を開始してしまうかの、時間との闘いがひき起こす不安なのだ。

　涼子は平尾への電話の問い合わせで、大体の予算を聞いた。
　平尾はまさか、犯す女が三人もいるとは知らないから「基本コースは150万円です」と単純に答えていた。

　涼子は、出されたコーヒーに手をつけず、平尾がテーブルにつくと、大き目のハンドバックから、紙包みをテーブルに置いて、いきなり喋り始めた・・・。

「平尾先生。大体の事情はお察しいただけたかと存じます」

　紙包みの中身が金であることは平尾は承知しているが、紙包みの厚みが違う・・・「新券なら400万以上あるな！」と心で呟いた。しかし、平尾の気合が入いったのは"平尾・先生"、「先生」という言葉だ。弁護士や検事の資格を獲れなかった人間が探偵なのだ。それが・・・先生、とは嬉しい限りだ。

「平尾先生。私達は一刻を争います。電話でお尋ねしましたように、450万円お持ちしました」
『450万円って、まさか３人の女をレイプするので？』
「そうです。三人です。"急ぎ引き受け料"が必要でしたら、ここに50万円あります」

　平尾はビックリした！都合５００万円！喉から手が出るほど美味しい仕事だが、「先生」とすがる人間相手にサモシイ真似はできないのが平尾の性格なのだ。

　更に、涼子から色々聞いた。
　コーヒーを飲ませて、缶ビールまで出して、リラックスさせて話をしてもらった。
　一連の話を聞いて、平尾は当然、請け負うつもりなのたが、精神病院に入った郁恵や、福元啓一郎のことを思うと早急に取り掛かるべきであるし、犯す女が三人ともなると一寸のミスも許されない。

　平尾の集中力は嫌が上でも高まってきたのだ・・・。
　レイプ計画全体のストーリーや人員手配・配置等を考えて、平尾は腕を組んで目を閉じて長考していた。

「あっ、あのぉ！平尾先生ぃ。や、やっていただけるんですよね！この依頼を！」

　平尾は現実に戻って、穏やかに涼子に喋り始めた。

『とりあえず、その"急ぎ引き受け料"と命名された50万円の封筒はしまってください。で、こちらの・・・あら、４束帯封がありますね・・・銀行から直行されたんですか・・・。では、帯封一束はお持ち帰りください。ちょっと、あたしらの経費も計算しないとイカンですが、まあ。今回の仕事は３５０万円、"急ぎ引き受け料"と消費税込みでお引き受けさせて頂きます』
（こんな仕事に"消費税"などある道理がない：笑）

　テーブルに手をついて深々と頭を下げた平尾の両手を涼子は握り締めた。涙を浮かべて・・・。
「平尾先生、ありがとうございます」と声にならない声をそえた。

〜
　涼子が帰った夕方、早速、平尾は江川探偵事務所の江川を呼んだ。
　呼んで協力を願い出た。
　女連をまわす(輪姦)のは言うまでもないが、男連中も拉致して徹底的に尻(ケツ)を掘る。
　森口、橋本、鶴田と彼女連三人の、この１０日間のスケジュールを調べてくれ、面倒なので６人まとめ(拉致っ)てパーティをやってもいい。とにかく、この６人のここ二年くらいの金の出入りと素行を調べて欲しい。
〜

　江川もプロだ。聞き終わると、速攻で報酬を聞いた・・・。

『ターゲットは、六人いるので一人５万円として、着手金３０万円』
「それで？・・・」
『提供情報が正確だとの前提での"成功報酬"が３０万円』
「・・・」
『なんで？少ないか？・・・』

　この江川の沈黙は拒否の沈黙では無かった。通常、足を棒にしてする浮気などの調査活動をしても、こんな利率の良い仕事はない。平尾の今回の協力依頼は、江川配下の三人くらいの調査員に命じれば即決だ。人件費と調査経費の原価は２０万円あれば楽勝である！それを考えての"嬉しい"沈黙だったのだ。

　そのへんの、江川の心理を見抜くのは、平尾の得意中の得意だった。
　今まで、話だけの世界だったが、平尾は涼子から受取った、帯封100万円入り茶封筒をポンと気前良く江川の手に握らせた。

『いや、60万のハシタ金でやりたなく気持ちは重々承知だよ。以前から、お前と江川事務所には迷惑かけとる。ここに、100万あるから、これで協力してくれ！頼む』

〜

　江川にとっても美味しい仕事を請け負った。そして、翌日からヒマにしてる調査員３人をプラスして丸二日間６人体制で徹底的に調査させた。

　守口聡太（27歳）貿易会社営業課勤務⇒グループのリーダー的存在。グループで唯一妻帯者である。
　守口里子（22歳）貿易会社経理課勤務⇒聡太の妻。半年前に結婚した。
　橋本茂雄（26歳）食品会社検査課勤務⇒寡黙な男で、守口に服従している。二条百合と婚約中だ。
　二条百合（28歳）公立中学校教師⇒橋本の婚約者で３ケ月後に披露宴をあげる。
　鶴田忠志（26歳）鶴田建設技研役員⇒父の会社の跡取りだ。
　一之瀬薫（26歳）家事手伝い⇒近々鶴田と婚約予定。鶴田建設の取引先社長の娘だ。

〜

　そして、都合の良いことに、
　里子、百合、薫の三人が一同に集まるという。江川が調査した３日後のことだった。二条百合の"独身時代お別れ"パーティを百合のマンションでするという。三人まとめてレイプすれば手間が省ける。
　但し、レイプマンは多めに用意しなければなるまい。そして、その翌日、これまた都合良く守口、橋本、鶴田が集うという。こちらは、鶴田忠志の（工場長昇格の）出世祝いだ。

　これは、小説用に胆略的に作ったような偶然話ではない。
　元々、女を輪姦するような卑怯者の仲間内は、自分の"小心を補う目的"で、厳しい社会では一人で行動できないのだ。その後も大した用事がなくても、必然的に群れを形成するライフワークなのだ。
　まあ、輪姦される女連中に関しては、「運が悪い」というしかないが・・・。

　平尾は、高山と電話していた。

『はい、そうです。今度は三人なんですわ(笑)。谷川氏に、山口氏、それか、あの肛門科医で、高山さんを入れると４人でしょう。あと、二人くらいなんとかなりませんかね？笑』
『いえね。今度のターゲットは悪い奴らです。一人の女を三人でまわし（輪姦）よったんです。だから、直腸バスターくらいは頼みたいんです』
「いちおう当ってみるけどな。急な話だしな、二人はどうか・・・。いや平尾君、直腸壊すだけなら"張り型"を使う手もあしるな・・・」
「あっ、そうそう。メール添付の写真見せてもうたわ。この橋本茂雄ちゅ〜子はワシの好みのやね。まあ、今回のケツ堀りは楽しみにしとくし(笑)」。

　森口、橋本、鶴田にとっては、自分達で知らないとろで、オゾマシイ計画が進行していることになる。女連を犯る連中は、しかし、高山の手配で８人も集まった。ちょうどマグロ漁船で漁に出る男衆が８人いて、これから１０数ケ月海に出て女を抱けない境遇の男達だ。文字通り、「ヤリ貯め」をしておきたい連中なのだ。この８人に加えて平尾配下のレイプマン６人（拉致メンバーでもある）とホームレス５人。総勢１９名である。里子、百合、薫にとっても死刑宣告に近いオゾマシイ計画が自分達知らないところで進行しているのである。

　いつものようにクロロホルムを使って拉致した。
　８人乗りのボックスバン一台と普通の乗用車を一台を使った。

　山荘に放り込まれた里子、百合、薫は手錠で繋がれていた。里子の右手と百合の左手、百合の右手と薫の左手、薫の右手と里子の左手を三人の顔が外を向く形で繋がれた。そして、逃亡できないように三人の女の足首も手と同じ組み合わせで繋いだ。同じ人間の両足首を一つの手錠で繋ぐと、股を開かせるのに難儀するからだ。

　今回の現場指揮は、宮崎勉（28歳）が務める。（とはいえ、パーティの展開は平尾の指示済みなのだが）
　里子、百合、薫、三人ともは既にクロロホルムからの眠りから目が覚め、裸に剥かれて手錠に繋がれている異常な身の上に、これから起こるであろう"事柄"を予想して既に泣きじゃくっていた・・・。
　フェラチオをさせる為に猿轡は外された。三人の視界にはメスに餓えた２０人近い男がいた。
　宮崎は口を開いた、

「里子、百合、薫！あんたらは悪いが、これから海の男達の性の処理をしてもらう！」
「い、嫌ゃあ〜！助けてぇ〜え！」

　百合が哀願した。
「お、お願いです！た、助けてくださぁ〜い！私は三ヵ月後には結婚披露宴を上げるんです」
　宮崎は、冷徹に百合に告げた、
「あっ、そう。それはお目でとサン！じゃあ、あれだな。つまり、そのフェラチオテクの花嫁修業ちゅ〜ことになるわな。うんうん」

「いいか！里子、百合、薫！ただ、まわし（輪姦）たんじゃ面白くないのでな」
「まず、海の男達の溜まったヤツをフェラチオして抜いてやってくれ！この人たちはこれから一年近く陸（おか）には上がれん。ダッチワイフ相手のセックスライフとなる。可哀想な境遇の人達だと思わんか？」
「で、だな。海の男のチン●をしゃぶって抜くんだけど、制限時間を設ける。６分以内に口で抜けたら、その男の膣挿入は勘弁してやる」
「い、嫌ゃあ〜〜〜！」
「黙れ、薫！人の話を遮るな！で、だな。６分を一秒でも過ぎたら、海の男達は、そのチン●担当中の女の膣に、容赦無くチン●を入れる。勿論、生で中で出してもらう(笑)」
「分ったか！三人の女達よ！生で出されたくなかったら、夫や彼氏以外の精液で妊娠したくないんだったら全部、口で抜いてあげればええのんよ！笑」
「あっ、そうそう。この素敵なパーティの模様は録画させてもらう。後日、あんたらの夫や彼氏に見てもらうから、極力イイ絵を撮らせてくれ」
「大切な操を守りたければ、フェラチオの実力で自分の操を守れ！下手糞なフェラだと、容赦無く膣に入れられて、濃い濃い精液をたっぷり出されることになる・・・」

「それでは、海の男衆！花嫁達のフェラチオをお楽しみ下さい！」
「あっ、そうそう！花嫁達の喉の奥をチン●で突っつくの止めてください。女達がムセルだけで、あなた方ご自身も気持ち良くないですよ！笑」

　三人はもう泣いてはいなかった。
　宮崎が今いった"濃い濃い精液"という言葉が、女達に"妊娠に直結"する事態を想像させ、震撼させた。
　夫や彼の名前を知っているということ自体が、このレイプ劇が、第三者の男の欲望で突発的に起こったことでなく、里子、百合、薫だけを初めっから狙った"計画的"犯罪であることを認識させた。
　子宮と膣内に精液を浴びたくなければ、本当に実力で、口で出してやるしかないのだ・・・。

　海の男の最初の三人がペニスを三人の口の中に挿入した。
　うち、里子に挿入した男のチン●は臭ったらしく、里子は顔をしかめた。しかめても、時間は無情に経過する。百合は、一番年長だけあって口技は上手だった。もっとも、男三人は相当に溜まってたのか、女達の口のピストン・スピードに付き合わず、自分のペースの高速ピストンをして女達の口内の粘膜にコスリ付けるように腰を動かした。男達は射精時、めいめいが女の顔を両手で押さえて、喉の奥に突っ込んだ。

　百合が咥えた男は２分３０秒で出した。
　薫のは４分、里子のは５分ちょうど。

　宮崎勉は拍手喝采して喋った。

「ウマい！上手、上手！その調子でいけば、膣挿入は免れるかもよ(笑)」

　女達は、笑ってる場合ではない。
　話を聞く為に宮崎のほうへ向けた顔を、次の海の男三人に押さえつけられてペニスを咥えさせられた。
　次も、次の次の三人も溜まっていたから、全員が６分以内に気持ち良さげに女達の口の中に出した。

　海の男８人と、ホームレスグループ５人は全員が口内で射精した。
　宮崎は持続力のあるレイプマン６人には、一回目から膣に入れたんではパーティが盛り上がらん、だから一回目はお前達も全員が口に出してやれ・・・、と指示しておいた。レイプマンのうち２人は制限時間が迫ると自分でしごいて、口中発射に協力してやった。（女達は、意味を知らないが・・・）

　宮崎勉は再び、拍手喝采して喋った。

「上出来じゃん！上出来だよ！この調子でいけば、本当にあんた方の操は守れるかもね！」

　宮崎勉は、フェラチオが一番上手くて、好みの顔である百合に特別に命じてしゃぶらせた。
　百合だけ、１巡目は７回精液を飲まされた計算になる。

「いいか、よく聞けよ。里子と薫。百合は上手だったんで、そのご褒美に次の、口抜き奉仕運動は一クール分休ませる。その分、百合の分を里子と薫で咥えてもらう」

　これは宮崎勉の作戦だ。要するに、三人に仲間割れをさせたいのだ。仲間割れをさせて「自分だけ助かりたい」という醜い行動に走らせる為だ。二巡目のタイムリミットは７分ちょうど。海の男は、７人は口で果てたが、８人目が７分経っても、里子の口では射精しなかった・・・。
　宮崎は冷酷に里子に告げた・・・。手錠を外し、里子だけ、床に敷いてあるマットに移した。

「残念でしたぁ〜！惜しかったネ(笑)。じゃあ、約束通り、あっちのマットで、抜いてあげれなかったチン●を膣に入れてもらいなさい！入れてもらってタップリ里子の中に出してもらいなさい！笑」
「い。嫌ゃあぁぁ〜〜〜！も、もう一回、今の人のを、く・口で挑戦させて！膣に入れるのだけは勘弁してぇ〜！！」

　暴れる里子をホームレス４人が押さえ込んだ。
　海の男は、遠慮なく里子にのしかかった。
　のしかかって、腰を振りながら宮崎に尋ねた。

「うっ、うっほ。こ、このまま、里子とかいうこの女の中で出してもええんでっか？」
「や、やあぁ〜！な、中にだけは出さないでぇ〜〜！！そ、外に出してぇ〜！妊娠しちゃうぅ〜〜、あっ、あん、嫌ぁ〜あああ！ダメ〜〜！」

　海の男は、里子のフェラテクを我慢して耐えた分、膣の中に出すのは早かった。宮崎が返答する間もなかった。三度、激しく突いて男の腰の動きが止まった・・・。
「ぅう。うっ。ほ。き、気持ちいい・・・。里子さんよ、で、出てるよ、タップリ出てる！あんたの暖っかいマン●にタップリ出とる。あ〜、気持ち良かった。アリガトよ」
「い、嫌ぁぁあああ・・・！赤ちゃん出来ちゃうぅ〜〜！！」

　宮崎は、残り二人の女をビビらせる意味で里子を罵った。海の男にも禁欲期間を尋ねてみた。
　膣口から逆流する大量の精液を覗き込んで、

「里子奥様！あんたダメじゃんか！夫・聡太君を裏切っちゃあさ！笑。あ〜あ、こんなにいっぱい出されちゃって・・・。こんなに濃いのんじゃあ、妊娠が"マジやば！"。海の男よ、あんたどれくらい女とやっとらんのな？笑」
「はあ、まあ女を抱いてないの半年くらいです。マスで出すのも、言われてもみると一ヶ月は出してまへん」
「いッ、い、嫌ぁぁあああ・・・！」
「百合と薫。今の話、聞いたか？一ヶ月も出してないんだとよ。困った人達だねぇ(笑)。ホームレスのオジサン達はもっと溜まってるかもよ(笑)。こんなのあんたら二人の子宮に浴びたら、どエライことになるゼ！笑」
「ま、百合と薫は、チン●を入れられんように、フェラチオ、頑張れや！笑。里子は、里子でこれ以上濃いのんを子宮に浴びんようにせんとな！」
「おい、カメラ係！この奥様の夫を裏切った、ワレメちゃんの映像、しっかりアップで撮ってあげなさい！笑」
「い、嫌ぁぁあああ・・・！ビデオなんて撮らないで〜！！許して〜！」

　里子が、ホームレスの男に手足を押さえられ、海の男に情け容赦無く膣内射精される光景を見て、百合と薫は震え上がった・・・。次の３巡目は気合を入れなければならない・・・。もし、頑張りに頑張り通してタイムリミット内に男達を射精させ続けることができれば、膣に挿入されなくて済む・・・。
　イチルの望みが、女のフェラテクに気合を入れさせた。これは平尾の作戦である。

　実際には、具体的に言えば、男の生理として、２発目くらいは誰でも直ぐに射精する、いや、どこへでも出したい。自分の手で果てるマスターベーションがその好例だ。これが３、４、５と回数を重ねると感度が鈍くなる。４発目（回数そのものが撃ち止めの男もいるが）くらいになると、もう口だけのフェラチオでは出せなくなる、だが感度が鈍くなったペニスにさらに強い刺激を加える筈の両手は手錠で繋がれていて使用不能なのだ。加えて、溜まったものを２度程出しさえすれば、普通は、次からは膣で出したくなるのが男の生理だ。つまり、"女の口"には興味がなくなる道理となる・・・。

　事実、里子が（２巡目に）７分もらっても抜くことができずに、里子に膣内射精した海の男は、一回目のフェラではたったの２分５０秒で果てているのだ。平尾は、依頼人の郁恵が受けた陵辱に対抗できる陵辱は"回数"ではなく"内容"を重視することにした。妊娠させるくらいなら、溜まった男のを二発ほど注げば簡単だ。

　女達がフェラチオで男達を抜き続ければ、膣には入れられない、口は汚されても、膣・操は汚されないで生還できるという希望を持たせて、必死に努力させ、最後の最後に踏みにじる・・・。という心のショックを作るのが目的なのだ。勿論、心のショックだけでなく、フェラに興味を示さなくなった男には、容赦無く、膣内射精をさせる段取りにしてある。

　２巡目の最後レイプマン（自分の手で扱いて口内射精に協力した奴）が、またもや里子の口では果てなかった。当然、膣内射精だ。パーティはまだ始まったばかりなのに、二度も中出しをされた里子の、いまだ下半身（膣内）は汚れていない百合と薫を、見る目つきが変わって来た・・・。逆恨みに似た怒気の目で、百合と薫を睨みはじめたのである。
　こういう展開に、醜い仲間割れをさせる展開が平尾の狙いだ。

　睨まれた百合と薫は、里子の視線の意味など構ってる余裕など当然ない。一歩間違えば、すぐさま里子のように、薄汚れた男達の精液便所になるのである。

　だが、２巡目を免除された百合は、当然罰ゲームは無かった訳だ。２巡目も中出しの恐怖に怯え、本来百合が咥える筈のペニスが里子と薫に回ってきたのだ。つまり、百合は薫からも逆恨みの怒気を受けるかもしれない。薫がそうしないのは、幸運にも全てのペニスを口で抜いたからだ。

　いよいよ、凄惨な３巡目が始まる・・・。三人は恐怖に怯えていた。

つづく