レビレート
はちみつ太郎 作
３３

　妄想が終わり、現実を感じ取る。応輔は、小百合に被さり腰を振っていた。妄想の続きを小百合は感じる。魂の戻った小百合を犯し始めた応輔の姿。今のそれをシンクロさせる。

　綴りの三枚を残し、避妊具を被せた牡肉は小百合を突き上げ、女の声を漏れさせる。正常位で交わる二人、小百合はいつも最初は騎乗位で小百合誘導だったことを思い出す。陰門を簡単にあてがいだけで捉えた応輔。小百合は、交わりを重ねる中で育ったものだと汲み取った。

　腰を振りながら小百合に質問する。先ほどの妄想を話す条件のことだった。

「うん、いいよ。化粧セット持ってるから。」

　応輔は、再び腰を振り続ける。小百合の奥を感じながら喘ぎ声を耳に入れ、興奮は妄想のときより大きく膨らんだ。小百合の太股の裏を押し広げ肉茎を奥深く宛がい、潤滑の汁の滲みを活発化させる。先端に絡みつく小百合の膣肉は意思を持つように応輔の亀頭を頬張っているようだ。亀頭は膨張を押さえるように硬くなり、応輔は達する手前で肉茎を引き抜いた。

　避妊具を根元から勢いに任せ、取り去ると、寸前の昂ぶりを感じながら小百合の胸元に跨った。ブラもキャミもそのままでその上に跨った。

　眼前で応輔は陰茎を強く扱く。小百合は高速で扱かれる応輔のそれを見る。その後に来る液体の恐れも感じながら応輔の自慰をみているように目をあてていると、応輔が首筋を反らし脊髄反射をするように、びくつくと、小百合の顎、鼻、眉間を射精液が汚していた。

「うぅぅぅぅぅぅ、応くんっっ、すごい量ぉぉ。」

「はぁ、エビオス効果、、、はぁはぁはぁ。」
　小百合は眉間に乗った射精液が目元に達すると、目を閉じ、それを拭う。指先に掬い取り、それを見ると、味見するように一口舐めた。

「濃い、、、気のせいかな。」

「ドロリッチ？」

「うん、ドロドロリッチ。」

　扱きながら残精液も小百合の口元にこぼす。小百合は拭う前に舌でそれを舐め取り、再び苦い顔を応輔にして見せた。

「満足？」

「あ、うん、満足。してくれないんだよね、、、普通は。」

「え？」

「あ、うん、連れの話しで、、、ね、彼女にお願いしても、、、ＡＶみたいでヤダって断られたり、それから別れたり。」

「ふーーん、ま、そうだよね、、、なんか、うん、ＡＶ見過ぎって思うんだろうね。若い子は。」

「小百合さんは？条件出したから、、、ＯＫしたみたいな感じ？」

「うう、そうでもないかな、、、、なんか、、、汚されるのが、、、うん、好き、、、ってかんじだし。」

「そっかぁぁ、。」

「でも、あれだよ、応くんだからかも、、、なんとなく、そのぉぉぉ、。」

「嗜好を知られてるから？」

「うん、それだよ。」

「じゃ、綺麗にしてくれる？」

「いいよ。」
　小百合は出汁を滲ませた亀頭にぱくりと喰らいつき、先端の出汁を口内の唾液に絡め喉奥から流し込んでいた。応輔は、喉奥まで押し込むことなく浅めに口内を楽しみ、体の向きを変えることを小百合に告げる。小百合は応輔が欲した６９をする前に肉茎をくちから放し、顔射のあとをテッシュで拭いさる。応輔はそれを四つんばいで股間から覗き見、終えたと同時に小百合の顔を跨ぎ、口元に亀頭を宛がった。小百合は、亀頭の大きさほどに口を開け、唇で押し当てるようにし、唾液を絡めていた。

　応輔は、指先で小百合の陰唇を広げる。ピンクの膣肉が露になり、じゅくじゅくと滲む淫汁が応輔の指先にまとわり付く。小百合のＧポイントを指先でさぐり、喘ぐ声を漏らさせようと応輔が腰を浮かし亀頭から離れさせた。

「あぁぁぁ、そこぉぉぉってぇぇ、、、いつもぉぉぉぉ、、、あんっ、あんっ。」

「ここすきでしょ、、、粒々がわかるんだぁぁ、、、小百合さんのここ、粒々してて、温かい。そんでもって、エッチな声が出る。」

「も、もぉぉぉ、、、ひぃ、ひぃぃ、、、あんっ、あんっ。」

「ほぉらぁぁ、もう少し、こうでしょぉぉ。」

「いぃぃぃ、、、だ、だめぇぇ、、、、も、れるぅぅぅ、、、お、おしっこ、、、、あぁぁ、、、。じゅびぃぃぃ。」

「これ、、、、あ、、おし、、、、っこ、、、じゃない、、、臭いしないもん、、、潮？」

「あぁぁぁ、、、、まだでるからぁぁ、、、や、やんっ、、ジョビィィ。」
　応輔は布団に少し飛んだ汁気を嗅いで見る。アンモニア臭はなく、汗の臭いでもない、吹いた潮を指で掬い舐めてみても無味だった。

　応輔は指を抜き、陰唇を再び拡げ、小百合の膣前庭にある数個の腺穴を見つめる。真ん中の穴に舌を当てると小百合が反応する。

「おしっこ、出ちゃうしぃぃ。」

「これ、尿道？」

「だと思うけどぉぉ、、、だめだよぉぉ。」

「あと二つずつ、、、小さいのがある。」

「え、うそぉぉ、おしっこの穴？」

「そんなにもないでしょ、、、。」

　応輔は指先を舐め、膣前庭に刺激を与えるように指の腹でなでた。前庭は会話するように動き、膣道はパクパクとものを言っているようだ。応輔は前庭を引っ張り穴の存在を確かめるようにした。手を伸ばし、ベッドの上にあるスマホを片手にした。小百合はそれに気がついていない。前庭を左手で突っ張らせ、穴の存在を見せ付けると、スマホの画面ごしにそれを見つめながらオートフォーカスでシャッターを押した。ピントが合い、画像が自動的に保管される。応輔はスマホのブラウザを起動させ、女性器に関する辞書を開いた。

「へぇぇ、、、バルトリンとスキーン腺。」

「なに、調べてるん？」

「うん、小百合さんだけかと思ったから、、、ほら、、、、エッチなお汁を出す穴なんだって。」

「えぇ、もぉぉ、、、あんっっ、、、どさくさでぇぇ、、、あんっ、、、。」
　応輔は膣前庭にある数個の淫腺穴を見つめながら、一つ一つを舌先で突く。膣穴の下のバルトリン腺は小さめで見つけにくい。尿道口の脇にあるスキーン腺は、尿道口の大きさより小さいが存在感は感じた。

「スキーン腺のほうが、、、大きいね、これって潮吹き用。」

「も、もういいし、教えてくれなくてもっ。」

「小さいほうのバルトリンは、、、、本気汁だって、、、あぁ、白い、クチュクチュの奴だ。」

「も、も、、う、いいって、、、。」

　小百合は少し口を尖らせ、６９の形を崩しにかかる。応輔から逃れるように体をすり抜けさせ、ベッドのクッションを抱きかかえ、応輔の方を向かずに知らぬ振りをした。

　応輔は小百合の方に近寄り、抱きかかえたクッションに顔を埋める。小百合は応輔の頭を叩き、反省を促した。応輔は、顔をもたげ小百合に近寄ると、舌を唇に近付ける。小百合はおでこを手で押さえ、それ以上近寄らせない。

「ごめんなさいは。」

「ごめんなさい。」

「素直だね。」

「素直だよ。」
　応輔は小百合に再び顔を近づけ唇を重ねた。小百合の方から、舌を絡め応輔の舌を吸う。応輔はクッションを取り去り、小百合のキャミソールを脱がせにかかる。小百合は万歳をし、裾をもった応輔はキャミソールを剥ぎ取った。背中に手をまわし、ブラのホックを簡単に弾くと、肩紐を小百合は右左と抜き取り、圧迫から介抱された乳房を晒す。締め付けのブラの痕が乳房の輪郭を鮮明にし、頂の乳首は何もせずとも尖りを見せ、栞の所有物であることを今は忘れさせる。

「栞ちゃんに吸われると、、、、どんな感じ？」

「え、エッチな感じになるかってこと？」

「うん。」

「ないなぁ、、、。」

「じゃ、俺が吸うと？」

「あぁぁぁ、、、こ、こうなるぅぅぅぅ。」

「何で？」

「吸い方がぁぁぁ、、、違うしぃぃぃ、、、応くんは、、、あんっ、、、転がすぅぅ、でしょぉぉ、栞は、、、吸うだけだもんっ。」

「こう？」

「そう、、、あっぁぁ。」

「声出るじゃん。」

「だってぇぇ、、、、そう、なるでしょょ、、、やっぱり。」
　応輔は小百合の乳首を栞のように吸い続けるが、母乳の味がするわけでもなく出るのは小百合の女の声だけだった。母なる時間は、ここにはない。応輔は少しそれを喜んだ。

　応輔は小百合の膝に体を乗せ乳首を吸う。栞のように振舞い、赤ちゃんのように小百合に甘えていた。小百合は吸い続ける応輔の舌の動きに堪えきれないでなんども天井を向き、喘ぎを漏らす。小百合は応輔の陰茎を掴み、手でシコシコと扱き、応輔の乳首責めを和らげようとする。応輔は、バブバブといいながら、小百合の手コキを受け入れていた。

「応くん、、、お○んちん、、、おおきくなりまちたねぇ、、、バブちゃんのお○んちんには見えないでちゅよ。」

「バブバブ、、、チコチコちてぇぇ。」
　小百合は少し早めに亀頭から下を扱き続ける。滲み出る我慢汁が、亀頭を濡らしていた。小百合は応輔のスマホが目に入る。撮影モードにし、手コキの状態でシャッターを押した。

「バブバブ、、、、ｆａｃｅｂｏｏｋにアップしないでくだちゃいねぇぇ。」

　応輔は、小百合からスマホを取り上げる。見られてはいけないものがあるかのような早業だった。先ほど写した小百合の膣前庭の接写よりも不味いものなのだろうか、小百合はあまり気にすることなく応輔のスマホから意識が離れる。小百合の膝から応輔が離れる。ロックをかけ、スマホを手放すと、手コキで赤身を帯びた陰茎を扱きながら、亀頭を露出させ正座の小百合の前に立ちふさがる。小百合は、吸い寄せられるように応輔のを咥えると、前後に体を動かしながら、我慢汁に滲んだ亀頭に唾液を絡ませていた。
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2015年12月12日掲載
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