「締まるなァ。最高だよ」
　優香の花びらの中心にドーンドーンとくさびが打ち込まれる。
「はぅあッ」
「どうだ。おじさんの、でかいだろう。今まで何人の女をヒイヒイ言わせたことか」
「社長、『ヒイヒイ』なんて言い方、古いですよ」
「うるさいッ」
　課長とこんなやりとりをするぐらい、社長は余裕しゃくしゃくで抽送を続ける。
「ひっく……」
　優香は下唇をかんでいる。時々泣きじゃっくりをしながら。
「このお嬢さんは気が強いっちゅうか、我慢強いっていうか」
　社長は優香の足を持ち上げた。
「ほれ、見てみぃ。おじさんとつながってるぞ」
「……」
「横向いていいなんて誰が言った。社長命令だ！」
　優香は嫌々結合部に目をやる。
　秘裂に棍棒がニッチャラニッチャラと音を立てながら出たり入ったりしている。
「いやぁぁぁ」
　ゴツゴツした指がクリトリスをとらえる。
「ほれっ。どうだ」
「はぁ……はぁ……」
　かみしめた唇が緩み、白い歯をのぞかせる。
「いいぞ。だんだん色気が出てきたぞ」
　優香は耐えていた。これで気をやったら思うつぼだ。
（でも、社長のおっきい……こんなの初めて……）

　突然社長は腰を引く。
「おじさんね、ワンちゃんのポーズでしたいな」
「えっ」
「ワンちゃんになりなさい」
「や……やだ……」
「嫌だなんて言える立場か。ひよっこめが！」
　課長と社長の２人がかりで無理やり四つんばいにされた。
「ワンちゃんって言ったろう。もっと尻を上げて！」
「恥ずかしい……」
「恥ずかしいなんて言うのは10年早い！　社長じきじきの命令なんて、ありがたいことなんだぞ！」
　言われるままに尻を高々と上げた。
「よし、従順な社員だ。いい景色だねぇ。アナルなんて見せたの、赤ん坊のとき以来じゃないの？」
（原田さん……）
　こんなこと原田に聞かれるなんて。優香は死ぬほど恥ずかしかった。
　引っ込んだ涙がまた出てくるが、再び泣き出す間もなく指が秘裂をなぞる。
「おじさん、雌犬をはらませちゃおうかな」
　膣口にさっきよりも硬さを増したものが当てられた。
「あッ」
　ズブリと大きな頭が入り、全体がズズッズズッと少しずつ進んでくる。
「おじさんねぇ、後ろからヤるのが大好きなんだよ」
　巨大なペニスがねじ込まれてゆく。
「い……痛いっ！　やめて！」
「すぐよくなるさ」
「ん……んんッ」
　社長は優香の声を無視し、白い尻肉を両手でつかみ、腰を動かし出した。

「お口がお留守だねぇ」
　課長が口が半開きになった優香の顔を持ち上げる。
　ビンと弾力のあるものが頬に当たった。
　大嫌いな課長のペニスだ。しかも気味が悪いほど激しく反り返っている。
「こっちのおじさんもお相手してくれないかなぁ」
「い……嫌ですっ！」
　優香は固く口を閉じる。
「上司の言うことが聞けないのか？　オラ！」
　課長はピシャリと優香の頬を叩いた。
「まあまあ、課長」
「だって社長、この娘、普段から生意気ですよ」
「優香ちゃん、いい子だからしゃぶってあげなさい」
　社長はズンと奥まで突き入れた。
「ぁ……」
　優香は力なく目の前にある物体を口に含んだ。
　温泉で綺麗にしてあるとはいえ、気持ちが悪い。
「うげ……」
「課長の命令も聞いてあげなさい。直属の上司だろう」
「ひッ……」
　社長の指が菊門を押さえる。
「や……やめて……ください……」
「なら、ちゃんと仕事しようね」
　優香は何も考えないようにしてソレをくわえた。


　優香は社長の執拗な抽送を受けていた。
「あ……あっ……」
　社長の汗が優香の上気した体にポタポタと落ちる。
　大きな乳房がたぷんたぷんと揺れている。
「すごい……優香ちゃん……」
「はぅぁ……」
「今までの……男とは……どんなセックスしてたの……」
「ん……はぁ……」
「奥が……感じるか……」
「ぃ……いい……おっきぃ……」
　尻を高くかかげ社長のペニスを受ける優香の上半身はだらりと崩れ落ちている。
　課長は優香がフェラチオを途中で投げ出したことを怒っていた。
「ちょっとぉ。お口がおろそかだよ！」
「いいんだ、課長……」
「何がいいんですか。これは社員教育ですよ？」
「いいって言ってるだろ……あぁ……」
　社長と優香は性器でつながり、行為に没頭している。
「あッ、いい……」
「うぉ……い……い……」
　優香はふと顔を上げ、原田を見た。
　その目はこう訴えている。
（原田さん、お願い……見ないで……）
　優香は悔しそうな表情から、顔を歪ませ、目を泳がせた。
（私……も……ぅ……）
「う……イキそうだ……優香ちゃん」
「や……めて……中は……」
　社長は腰をがっちりとつかんだ。
「で……出る……」
「あ……イクッ……イクッ……」
　社長は若いひだの隅々に粘りけのある精を吐き出した。
　すべて絞りきるように、時間をかけて。
　そして優香の上りつめた顔を、無表情の原田が見下ろしていた。


　社長はごろんと横になった。
「はァーッ、久しぶりに気持ちいいお○んこできたわ。優香ちゃんはどうだった、ん？」
「……」
「どうだったん？　イッたのちゃうんか？」
　優香はじっと天井を見つめていた。
　まぶたが腫れ、涙の乾いた跡が痛々しい。
　体に力が入らない。
　けど、立ち上がらなくては。
　優香は腕を使い、力を振り絞って上半身を起こした。
　ふらふらと立ち上がろうとする優香に、社長が声をかける。
「どうした、優香ちゃん」
「自分の部屋に……帰ります……」
「まだ社員教育の途中だぞ」
「こんなこと……何の意味があるんですか……」
「意味があるかどうかはいつかわかることだ」
（社長の言ってること、わけわかんない……）


「私、トイレに行きたい」
「ここでしなさい」
　課長が冷たく言い放つ。
「やだ、何それ……」
「上司の命令だ。黙って聞け！」
「もう……ほんとにやだ……」
　優香はまた泣き出した。
「まあまあ、課長。初めてでそれは酷ってもんだろ」
「……わかりました。じゃオシッコしたらすぐ戻ってこいよ。原田、一緒に行ってやれ」
「いいです。一人で行けます！」
「いや、逃げられちゃ困るからな」
「……」

　優香はトイレに行く途中、原田の顔をちらりと見てみた。
　何か話しかけようと思って、やめた。
（話しかけてもどうにもならないんだよね。それに一番見られたくない姿見られちゃったし……）
　用を足し、絶望的な足取りで座敷に戻った。


第４話に続く