調教師集団　七
ＳＭ嬢に堕ちたＩＴコンサルタントの女
『ＳａｄｏのＳＭ小説姦女真紅』鬼蔵（Ｓａｄｏ） 作

　調教師集団はもう一度会合を開いた。
　保木間貴明の所有するミッドタウン最上階の部屋。３ＬＤＫだが屋上スペースが付いている。一段下の屋上で専用の大型バルコニーである。
　一面太陽光発電の屋根を張り竹垣で囲っている。檜の浴槽が二つＬ字に置かれて大型モニターもある。
　生ビールのサーバーもあり海鮮類のつまみが氷を張った桶に並べられている。
　二重底の桶に載せた二重ガラスのジョッキで生ビールを飲む。
　男性は十一人。紅一点は北嶋真紀子。北嶋コンツェルン社長である。
　全員が全裸で真紀子もバスタオルを巻いたりしてはいない。
　全員真紀子と躰の関係がある。真紀子は遊ばれているのではない。真紀子の方が遊んでいる。
「問題は今回の依頼者と松尾円香の負債金額の大きさです」
　担当した館山弁護士は多少の不安を感じている。
「しかし商品はなかなか良い」
　稲垣七郎は松尾円香の躰を褒めている。
「依頼者は今の投稿の範囲なら問題ありませんが、我々の事を少しでも書いたら影の組織が動く」
「それについては充分に言い渡してあるのでは」
　野村未来也弁護士である。
「そうですが。本人は松尾円香の自殺を望んでいます」
「影の存在が動いても問題は無い」
「問題は有りません。ですが本人が過激な行動に出ますと」
「警察に逮捕か」
「それでも彼らは始末するよ」
「そうですな」
「不満を言っているだけで動いたりはしないでしょう。ある程度は満足している筈です」
「いま松尾円香を指名している男は問題ないか」
「所詮公務員ですよ。それも事務次官補。危険は弁えるでしょう」
「ここ数年公務員の問題が多過ぎます」
「奴も贈収賄塗れです」
「そんな事は我々に関係ない。余計な襤褸を出してくれない事だ」
「保険は入ってもらっています。これまで保険会社には充分儲けさせています」
「本来家賃保証や借金の保証が仕事だ」
「それよりお座敷の方が。あのヒステリー状態ではとても持たんぞ」
　松尾円香の診察をしている葛和医師である。
「東丸が花電車のお座敷で何とかしてくれるよ」
　稲垣七郎は対策出切ると目算している。
「同じことでは」
「いや違う。あっちの客は多いがこっちのペースで芸を見せるだけだ。精神的に恐怖は無い」
「強烈に話題を取れるＡＶを提案して高額に稼がせてこの街での生活基盤を安定させましょう」
　保木間が最期の結論を出す。
「あの企画を松尾円香に適用するか」
「そうです」
　
　長尾英樹事務次官補が剃毛するため二週連続予約したのでＡＶの撮影が前倒しされた。
　それでもまだ四本残っている。
　長尾英樹事務次官補は剃毛意外同じ事の繰り返しで松尾円香が泣きに泣いて二回とも終了した。
　それでもまだ七本を消化しなければならない。
　松尾円香は押し潰されそうな苦しさに疲弊していた。恐怖が全身を襲って来る。完全に追い詰められている。
　借金を清算して娘を護って安定生活を確保できるのか。ＡＶが出回ってしまえば何処かに勤めることは出来ない。
　余分にＡＶに出て住居と稼ぐ手段を得なければならない。
　
　そんなある日。宇佐美から呼び出しが掛かった。
　事務所には保木間が来ていた。
「どうですか。かなり辛そうなご様子ですが」
　保木間は宇佐美の厳つさとは対照的である。
「こちらはこの街のマネージャー保木間貴明氏。Ｒ国に居るオーナーから全権を委託されています」
　宇佐美が紹介する。
「ＡＶの監督さんが」
　松尾円香は撮影時に幾度か安心させてくれる言葉を掛けられた。
「この街はもとよりＡＶの資本で成り立っています。それを含めて私がマネージャーをしています」
「判りました」
「お座敷はかなり辛いですか」
「ええ。もう」
　松尾円香は真から辛そうな表情を搾り出す。
「ＡＶの方なのですが。貴女の今後とお住まいのことも考慮してのご提案ですが」
　保木間はそう言い置いて怖いことをゆっくり切り出す。
「お座敷十四本が終わりますと寮はなくなります。これだけＡＶが出回ってしまっては街中の賃貸住宅などには住めません」
「はい」
「契約の撮影は残り三本ですが、かなりハードを先に撮りましたので金額的には僅かに成っています」
「ああ。はい」
　松尾円香は少し安堵する。
「いま手頃な物件としまして３ＬＤＫが三つ。小料理店とスナックがどちらか一つ。マンションは一つ住まわれて二つ賃貸で収入を得られては」
「小料理店がいいですね。賃貸と店の収入で」
　松尾円香は更に安堵の表情になる。
「そうです。いま残高が一千二百万です。少しハードなＡＶですが五千万お支払いします。この一本で全部賄えます」
「少しハードなという部分は」
　松尾円香は不安の極致である。
「まあ。あくまで整形などで元に戻る範囲ですが、お躰に少し傷を負っていただきます」
「ええーー」
「整形の医師と打ち合わせの上進めます。痛みは相当にありますが」
「はあ」
松尾円香は答えられない。
「どうしても駄目という事でしたら、ＡＶの方は返済を少しだけ延ばしてソフトな三本を住居の購入に回して、その後に返済という事にしますが」
「その場合住むところの確保だけですね」
「ソフトなのを更に一本位は追加出来ます。それで屋台村に店を出すくらいは可能です」
　松尾円香の意識は宙を舞っていた。
　少し沈黙が続いた。
「本当に綺麗に直るのですか」
「直る前提で進めます。ですが万一の場合は倍額のお支払いをします。乳首を斬る案件もあります。こちらが一億です」
「乳首を斬る。これは戻らないからですね」
「それでも概観は変わりません。そこまで整形出来ます。ただ感覚は戻りません」
　松尾円香は乳首に洗濯ばさみを付けられて苦しめられた。そのあと一週間近く感覚が無かったのを思い出す。
　あれがそのまま。でもそこまで行く手前なら。これ以外抜ける道は無いのかと迷いに迷う。
　松尾円香は一瞬この件を受ける以外術は無かと考える。もうどうでも楽に安定した日々が欲しい。でも相当壮絶な内容が恐ろしい。
　躰が戻らなければ一生悔やむことになる。■
　松尾円香は躰の美しさはあと数年と言う意識ではない。そこに諦めはつかない。
　何よりも本当に傷を受ける拷問が恐ろしい。
　松尾円香は答えられない。
「お座敷の方だが、これを受けてくれたら残り六本分は花電車で消化できる。あと一本だけはやってもらわねば成らんが。前原氏の予約だからな」
「花電車」
　松尾円香の目は点になる。
「確かにエロ芸見せるが、お座敷の様に客に弄られたり責められたり痛い思いをすることはない」
「はい」
「このＡＶで超ハード女優の地位が確立したら客を呼べる。これは相当な宣伝をかけて売る。話題性が取れる」
「えーー。躰を傷付ける激ハードをやって名前が売れたら花電車で高く払ってくれると言う事ですか」
「それで客が呼べる。来月東丸の置屋が開催する興行がある。土曜一回と日曜二回だ。ただ蛇を入れるのを見せなきゃあかん」
「えーーーーーー」
　松尾円香は驚愕の反応になる。
「御前もう慣れたやろ」
「そんなーーーーーー」
「一度乗り切ってしまったんや。出来ないことはない。使う蛇は毒も無く噛んだりもしない。その三回で辛いお座敷が全部消化できるんや」
　そう言われて松尾円香にも、もう気が狂う心配は無いと理解はできる。
「客の数は多いが自分で芸を見せるだけや。客に触られることさえない」
「でも。芸なんか出来ませんよ」
「そんなのは東丸が土曜の昼に即興で教える」
「蛇は」
　松尾円香の一番の不安である。
「東丸がやるよ。自分で入れてくれればもっと良いがな」
「自分で掴まなくてもいいですね」
「いいよ。花電車やってくれるな」
「そっちは仕方ありません」
　お座敷で何をされるか判らない恐怖。そして尋常でない痛み。洗濯ばさみは四、五日乳首の感覚が無かった。こっちがましだと思う。
　だがＡＶの方はさすがに躊躇した。その場合は御座敷をあと七回やらなければならない。
　さらに住居の確保がやっとに成る。
　このＡＶを引き受ければ店を出せて住居も確保出来て家賃収入も入る。
　それでも松尾円香に決心はつかなかった。
　
　次のお座敷の日が来た。
　天昇の間である。
　コンパニオンの数は十五名。宴席も十五であった。
　平佐和を先頭に見たことのある国会議員ばかり入って来る。
　最期の一人がＴＣＣ前原社長である。
　そして小湊雄一が入って来る。
「おはようございます。小湊雄一と言います。宇佐美の事務所から来ています」
「おはようございます」
　松尾円香も挨拶を交わす。
　本日は政治家ばかりなので縛りは出来ない。それで小湊雄一が派遣されている。
　コンパニオンは一人に一人付いている。前掛け一枚の殆ど全裸である。
　代議士らはやくざよりガツガツと若いコンパニオンの躰を弄くりまくる。
　松尾円香には見るに堪えられない光景である。
　女の部分を剥き出しに弄りまくる姿が大方である。絶対に他言無用の護りが有って出きる世界だと思う。
　平佐和だけコンパニオンに酒を無理やり飲ませる。
　全員がいつもの事とまったく動じない。
　強制的に急性アルコール中毒にする。これが平佐和の愉しみである。
　コンパニオンも辛いが前原から特別なお手当てが有るので受諾している。
　苦しみ出して直ぐ待機していた看護師が呼ばれる。
　利尿剤を投与される。尿道カテーテルが入れられ排尿をセットされる。これもＳＭ拷問と言える。
　座敷で全裸のままこの姿を晒す。苦しみに堪えるのみ。恥を逃れる術はない。
　遅れて男優が数人入って来る。
　コンパニオンらとは別の控え室で服を脱いでブリーフ一枚で出て来る。
　松尾円香の反対側の下座に並んで座る。
　前原社長の合図で小湊雄一は松尾円香に座敷の真ん中で脱ぐように要求する。
　松尾円香はこの程度ではもう動揺しない。
　代議士らはコンパニオンを弄る手を休めて拍手する。松尾円香には拍手の方が動揺する。
　十五人の視線が脱ぐ松尾円香の躰に集中する。膣に指を入れられているコンパニオンも見ている。
　松尾円香が全裸になると小湊雄一は高手小手に縛る。天井のフックに滑車を引っ掛け滑車のフックを松尾円香の立ち姿に合わせる。
　さらに女将と仲居が拷問椅子を台車で運んで来る。
「彼女はハードコンパニオンのまどかさんです。お一人ずつ何かお愉しみ下さい。そのあとは男優七人と二穴ＳＥＸのデスマッチです」
　接待している前原社長が宣言する。
「デスマッチとは」
　若い代議士が確認する。
「お○○ことアナルの二つの穴を男優が交代で責めます。彼女が失神すれば男優の勝ち。男優の全員の精子が無くなれば彼女の勝ちです」
「それはおもろい」
　年配の代議士が納得する。
　平佐和はコンパニオンをお仕置き中なので権利を次に譲る。
　三十代の代議士が最初になる。
　松尾円香の躰を拷問椅子に取り付けられたベルトで固定する。
　クスコを取り出す。それを膣に挿入する。
　また何をされるか松尾円香は恐々と構える。
　女将が扇形のプラスティックケースに入れて一匹ずつ糸で繋いだカナブンを持って来る。
　ケース内は七等分されていて先端に一匹ずつ納められている。糸は要の部分にリングで繋がれている。
　三十代の代議士は霧吹きで蜂蜜を膣内に散布する。
　カナブンを繋いだリングをクスコの螺子棒に引っ掛ける。カナブンは一気に松尾円香の膣に這いずり回る。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
　膣の粘膜をカナブンが動き回る。
「いやあー。いやあーーーーーー。ああーーー。いやあーーーーー」
　拍手が沸く。
　三十代の代議士は適度に松尾円香の悲鳴を愉しんで糸を引いて抜き取る。
　次は六十代と思しき代議士である。
　尿道カテーテルを取り出す。
　直ぐに平佐和のコンパニオンが入れられているものと解る。
　松尾円香の女の部分のびらびらを広げる。尿道の小さな亀裂を見出して尿道カテーテルの先端を挿入する。
「ああーーーーーーーーーーーー」
　右手で挿入して左手で管を抓んでいる。尿道カテーテルの反対側の先端を尿瓶に突っ込んで抓んだ指を離す。
　色の濃い尿が尿瓶に流れ出す。
「この女今回のお座敷が最期かもしれません。予約が止まっている様で。今夜はとことん愉しみましょう」
　武州市長安曇である。
　松尾円香はその言葉にぎくりとする。既に自分が引き受ける前提になっているらしい。
　大型の浴槽が運び込まれる。仲居が四人で台車を押して来る。
　松尾円香を拷問椅子ごと小湊雄一の他四人手伝って浴槽に入れる。
　安曇は拷問椅子のハンドルを回して股間を上に向ける。
　クスコを挿入する。
「なにするの」
　松尾円香はクスコを入れられると警戒心が奔る。
「客の好きなように責めさせるのがあんたの仕事だろ。全身奉仕だよ」
　安曇は逆らう松尾円香の言葉に逆上した。
　自分の席に有った擂った山芋のとろろを持ってきてクスコに流す。
　松尾円香は既に痒く成る事は知っている。
　流し込んだあとクスコは抜く。
　女将が蜂蜜の瓶と刷毛を運んで来る。
　安曇は刷毛で松尾円香の躰に蜂蜜を塗る。
　浴槽の隅に蟻の詰まった広口瓶を置く。蓋はしてあるが蟻が出られない程度の空気穴は開いている。
　松尾円香にその蟻を躰に掛けられる事は容易に想定が付く。
　このまま山芋が効くまで放置である。
　あのとてつもない痒みがもうじき効いてくる。そこにあの蟻を躰に掛けられる。
　もし超ハードＡＶを引き受けたらこれが最期だがこの一日がいつ終わるのか。松尾円香は恐々と怯える。
　これが続くなら保木間の提案を受け入れる方が無難かと思う。だが次の瞬間躰を傷つけられる明らかな恐怖が脳裏を覆い尽くす。
『客の好きなように責めさせるのがあんたの仕事だろ。全身奉仕だよ』
　安曇市長の言葉の恐ろしさが胸の奥に響く。
『全身奉仕』この言葉の恐ろしさ限りない理不尽さをとことん実感する。
　早く男優らとの絡みに逃げたい。こっちは金を貰っての仕事である。無茶はしないことは良く解っている。
　安曇はコンパニオンを弄りながら隣の議員と会話する。
「あの女。随所に気丈さが滲み出ていますよ。申し分ない美人ですが可愛げがないです。散々泣かせたいですよ」
「そうだよな。でもなよっとされるより虐めやすいだろ」
「まあ」
　言葉は一言一句松尾円香に突き刺さる。
　痒みは既に効き始めている。嫌でも股間を膣痙攣の様に動かす。
　安曇が近付く。
「さあ。これを躰に掛けるからな」
　松尾円香は驚愕の表情に引き攣る。
　安曇は一気に胸から股間に掛ける。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
　代議士らには何回聞いても官能に染み入る松尾円香の悲鳴である。
「いやあーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
　松尾円香は究極の悲鳴状態に成る。狂ったように暴れる。
　膣は猛烈に痒くて手は届かない。躰を首まで蟻が這い続ける。蜜が無くなって噛まれると暫く痕になる。
「お前が言う通りに表明したらお湯で流して酢で洗ってやるよ」
　安曇は怒りの総てをここに集約して宣告する。
「わかったよおーーーーー。なんとかしてーーーーーーーーーーーー」
　首まで塗った蜜に蟻は顔の真下に迫る。
「ああーーーーーーーーーーーーーーー。なんとかしてーーーーーーーーーーー。なんでもいうよーーーーーーーーーーー」
　松尾円香は断末魔である。
「私は権力で人を過労死させました。私のような女性は社会進出しないほうが良かったと思います」
　安曇は皮肉った言葉を誘導する。松尾円香の心を踏み潰す意図が充満している。
「ああーーー。なんでもいうからーーーー。さきにーーーーなんとかしてーーーーーーー」
　安曇は仕方なく蟻だけ洗い落とす。
「さあ。痒くても言えるだろ」
「あはあーー。私は権力で人を過労死させました。ああーー。私のような女性は社会進出しないほうが良いと・・・・思いますーーーー」
　松尾円香は荒い息遣いながらなんとか繰り返す。
「女性の社会進出は男性をたくさん失業に追いやりました。だから結婚できない人が増えて人口が減りました」
　松尾円香は膣の痒みの上に躰中の痒みと気持ち悪さの極致に苦しみながらその通り繰り返す。
「女性の社会進出は風俗売春だけで良いと思います」
　信じられない言葉だが痛み以上の苦しみから逃れたい一心で心底からの怒りすら麻痺させて言葉を繰り返す。
「私は懺悔して生涯風俗業を続けます。美しく生まれた女の正しい女躰の使い方だと思います」
　松尾円香の頭は痒みに犯されて思考能力はない。繰り返すのに何度も安曇が補足して辛うじて復唱を完成する。
「私のお○○こは子供を産むためでは有りません。より多くの男性に奉仕し続ける為にのみ存在するものです」
「ああーーーーーーーーーー。もうだめーーーーーーーーーーー。かゆいーーーーーーーーーーーー」
　松尾円香は泣き叫ぶ。
「いいたくないのかーーーーーーーー」
　安曇はまだ追い詰める。
「あらってーーーーーーーーーーーー。いうーーーーーーーーーー」
　松尾円香の断末魔の顔は破裂している。痒みの苦しみに歪み切った表情を悶えさせて苦しみを訴える。
　ここまで歪んでもこの女の顔は安曇の体を猛烈に官能させる。
　安曇は洗おうとクスコを膣に当てる。だが松尾円香は苦しみに股間を震撼させ狙いが突かない。
「おさえてーーーーーーー」
　安曇は回りに協力を要求する。
「あぐうーーーーーーーーー。あがああううううううううーー」
　松尾円香の苦しみは断末魔を繰り返す。
　代議士とコンパニオンが協力して辛うじてクスコを挿入して酢を流し込む。
「ああーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ」
　松尾円香は目を大きく見開いて荒い息遣いを続ける。
「さあ。言え」
　安曇はもう一度要求してこの上ない屈辱的な言葉を繰り返す。
「私のお○○こは子供を産むためでは有りません。より多くの男性に奉仕し続ける為にのみ存在するものです」
　松尾円香は痒み恐ろしさに涙を流しながら復唱した。
　そしてもう一度膣を洗って貰った。
　総ての言葉が松尾円香を絶望に追いやっている現実そのものである。さらに松尾円香の総てを否定した押し付けが負荷されている。
　そしてこれが表社会で言わない市長らの本音と深く理解した。
　ようやく男優らの出番となった。
　小湊雄一は松尾円香を天井から吊るしたフックに高手小手に縛った縄に付けたフックを引っ掛ける。
　松尾円香は立ったままの状態で天井からの縄に吊られている。
　小湊雄一が事前に松尾円香のアナルにローションを流し込む。
　男優二人が前と後ろから躰を密着させて膣とアナルに挿入する。最初前の男優が膣に挿入した。
　二人の男優が左右から松尾円香の太腿を抱える。
　後ろの男優が強行にアナルに挿入する。
「ああーーーーーーーーー。あぐうーーーーーーーーーー」
　松尾円香は初めてアナルを犯された。痛みから悲鳴を搾り出す。
　松尾円香の躰は空中で躰に侵入した二本のさおと二人の男優の手で持ち上げられている。
　二本のさおは交互に躰の奥を突いてくる。
「ああーー。ああーー。ああーー。ああーー」
　松尾円香の表情は一気に軋む。
　そして僅かな時間で一回目の絶頂を迎えた。
　綺麗な逝き顔である。
　男優らも松尾円香の綺麗な躰に欲情している。
　それでも勢い良く責める。一度果てても欲情が強い。
「あ、ああーー。あ、ああーー。あ、ああーー。」
　松尾円香のアクメの声はサイレンの様に激しくなる。
　二度目の絶頂を迎える。
　男優らも何回か射精している。膣からもアナルからも情液が内腿や畳に流れ出ている。
　さおが萎えてアナルに挿入していた男優が最初に離脱する。太腿を持っていた男優と交代する。
「あ、ああーー。あ、ああーー。あ、ああーー。」
　松尾円香はサイレンのようなアクメの叫びを何度も繰り返す。
　男優がまた一人離脱する。最期の一人が交代する。
　結果は男優の限界が先であった。
　最期まで膣に挿入していた男優も情液を果てつくしてさおが萎えて抜けてしまった。
　松尾円香も開放されて畳みに倒れる。股間部分は濡れてぐちゃぐちゃである。
「良かったよ。ＡＶでもここまではなかなか無い」
　前原社長が褒める。
　男優四人が全部崩れるまで壮絶なハード３Ｐの繰り返しであった。
　松尾円香はお座敷とＡＶ合わせて僅か二ヶ月で完全なプロＡＶ女優に近付いていた。
　これが調教師集団の調教の成果である。
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
小説提供サイト
ＳａｄｏのＳＭ小説姦女真紅
2020年9月9日掲載
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