| 若妻・預かります ひら 作 |
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| ◆第６章 月曜日の早朝、何とも言えない高揚した気分の中で目覚めると、優美が俺の股間のところで四つん這いになって、少し勃起したペニスをぺろぺろと舐めていた。 俺は悩ましいネグリジェ姿の人妻が公然と他人の性器を舐めているという、とてもあり得ない様な光景に唖然としてしまっていた。 「こ‥‥これは‥‥」 「晃さん、おはようございます」 「お、おはよう‥‥。それよりも‥‥優美は何をしているんだ‥‥？」 「この前、お風呂場では失敗してしまったので、少しでも慣れようと思って‥‥」 そう言うと優美は顔を真っ赤にしながら、ペニスの裏スジを可愛い舌先でちろちろと舐めていく。 俺は直ぐに止めさせようと思いながらも、天にも昇るような気持ち良さに言葉が出なくなってしまう。 「私、この大きくなったアソコを怖がらずに愛せるようになりたいんです」 「う、くっ‥‥、しかし‥‥、俺で練習しなくても‥‥」 「だって、晃さんのココだけが唯一安心できるんですもの‥‥」 彼女は愛おしそうに撫でながら陰嚢のシワまでも丹念に舐め上げていく。俺の下半身に痺れるような快感が駆けめぐる。 「うっ‥‥、人妻の君にこんな事をさせるわけには‥‥くうっ！」 「いいんです‥‥。ここにいる間だけは、晃さんの恋人でいさせてください」 彼女はそう言いながらペニスを口に咥えていった。咥えながら舌先で尿道口を何度も舐めてくる。 俺は優美の可愛らしい唇に咥えられているんだという快感に、己のモノがズンズンと膨張していくのを呆然と眺めていた。こんなに激しく反応するのは春香を亡くして以来の事だった‥‥。 優美は巨大化していく剛棒に動揺しながらも必死に咥え続けている。そんな彼女の健気さがたまらなく愛おしいと思った。 「優美、怖いのなら‥‥無理はするな、くうっ」 彼女は俺を上目遣いに見てニコッと笑うと、意を決したように深く深く呑み込んでいく。俺の下半身が底知れぬ快感にゾクゾクと震え出す。 彼女は巨大なペニスを喉の奥深くまで目一杯に呑み込むと、決意の表情を浮かべながら激しい抽送運動を開始した。 白く美しい顔が俺の汚れたペニスを頬張りながら一心不乱に上下運動する様は、あまりにも衝撃的なものであり、その底知れぬいやらしさに欲情がドクドクと溢れ出してくる。 「あむっ、あむっ、むうっ、むふっ、むむっ、うむっ」 「ゆ、優美、すごい‥‥、うっ、おおっ！」 俺の剛棒が彼女の口の中にジュプッ、ジュプッと挿入される度に下半身が歓喜の雄叫びを上げる。 優美の清らかな口の中を隅々まで犯しまくっているんだという快感に、剛棒がはち切れんばかりに反り返っていく。 ペニスが喉の奥を何度も打ち据えて呼吸が出来ないほどに苦しいはずなのに、彼女は必死な顔つきで上下運動を繰り返していた。苦痛に歪む美しい顔と舞い上がる黒髪が何とも言えずに艶めかしい。 俺はそんな優美の美しい口腔をもっともっと犯してやりたいと渇望した。彼女の頭を両手で支えると抽送運動にあわせて腰を突き上げていく。 優美は少し驚いたようだったが、突き出される俺の剛棒をしっかりと受け止めながらさらに深く呑み込んでいった。 喉の奥を突いてくる亀頭に吐きそうになるのを必死にこらえながら、彼女のピンク色の唇がカリ首を激しく擦っていく。彼女の可愛い舌先が裏スジをジュルッ、ジュルッと舐め上げていく。 優美はペニスに慣れるための練習だと言っていたが、その真剣でひたむきな表情を見ていると、それだけが目的ではないように思えてくる。 少なくとも人妻がひとときのアバンチュールを楽しむといった軽薄な行為でないことは明かだった‥‥。 彼女の愛らしい唇が発するジュポッ、ジュポッという淫靡な響きに頭が真っ白になっていく。 上品で美しい頬を必死にすぼませながら剛棒を吸い上げていく彼女のいやらしい姿に、俺は狂ったように腰を突き上げていた。 「優美っ、うっ！ おおっ、うおおおっ！」 「イッて‥‥、うむっ、イッて‥‥ください」 堪えきれない激情が下半身を駆け巡っていく。ドロドロとしたマグマがせり上がってくるような快感に全身がガクガクと震え出す。 俺は絶頂が近いのを悟ると、優美の口からペニスを引き抜こうとするが、彼女はソレを深く咥え込んだまま離そうとしなかった。 そんな彼女の健気さが俺の想いを一気に昇華させていく。頭が真っ白な光に包まれていく。 「優美っ、優美っ、優美いっ！ ううっ、うあああああああっっ！」 腰がガクンガクンと激しく痙攣する。彼女の口の中に大量の精液を一気に放出する。優美はソレをゴクンゴクンと必死に飲み込んでいった。 俺は心地の良い脱力感の中で天を仰ぐ。優美が本当の恋人だったならば、どんなに幸せだろうか‥‥と思いながら。 朝の８時、俺は歩いて１５分の大学へと出勤するために玄関で革靴を履いていた。優美は俺を見つめながら幸せそうな微笑みを浮かべて佇んでいた。 俺は先ほどの淫靡な優美の姿が脳裏から離れずに、まともに視線が合わせられないといった情けない有様だった。 「そ、それじゃあ行ってくる‥‥」 「はい、行ってらっしゃいませ。お仕事、頑張ってきてくださいね」 「な、なんか‥‥、新妻に送り出されているような気分になってくるなぁ‥‥」 「うふふ。あなた、お帰りを首を長くしてお待ちしています」 「あ、あのなあ‥‥。ふう、まあいいか‥‥、それじゃ！」 「あっ、晃さん。少しだけ待ってください」 その声に振り返ると優美の唇が俺の唇に重なっていた。 「これもお約束ですから‥‥」 そう言いながら頬を真っ赤に染めた彼女が上目遣いに俺を見つめていた。 俺はそんな彼女にニコッと笑いかけながらマンションを後にした。 週の初めの大学は忙しく、自宅に帰ってきたのは夜の７時を過ぎていた。俺は優美の作ってくれた夕食を食べた後、いつものようにソファでくつろぎながら彼女に話しかけていた。 「今日は何をしていたんだ？」 「えーとですねぇ‥‥、晃さんの務めている大学の構内を見学して、それから駅前の商店街まで行って、いろいろなお店を見てきました。とっても楽しかったぁ」 「そうか、それは良かったな」 「でも、大学の構内や街を歩いていたら、学生さんや若い男のヒトに何度か“お茶でもどう？”って誘われてしまって‥‥」 「おいおい、大丈夫だったのか？」 最近この街周辺で発生している若い女性ばかりを狙った暴行事件のニュースが頭をよぎる。優美は街を歩いているだけでも、大半の男性が目を奪われてしまうような美人なだけに、一層不安が募ってしまう。 「うふふ、大丈夫です。全てきっぱりとお断りしてきましたから」 「うーん、ちょっと心配だな‥‥」 俺の呟き声を聞いて彼女がいきなり腕に抱きついてきた。 「晃さん、ちょっと妬けましたか？」 「いや、まあ‥‥。優美は魅力的だから‥‥少し心配になったというか」 「うれしい！」 彼女が柔らかくて甘美な胸をぎゅっと押しつけてくる。俺の心臓がドクンと跳ね上がる。 俺はこのまま流されてはいけないと思いつつ、意を決して今まで考えてきた事を口に出してみることにした。 「優美、今朝みたいな事はもう止めよう」 「‥‥え？ なぜですか？」 「ああいう行為はお互いに愛し合っている恋人同士がやる事だから‥‥。このまま続けていけば、俺は‥‥優美とそして朝倉の気持ちを必ず傷つけてしまう」 「晃さんは‥‥怖いんですか‥‥？」 「ああ、怖い‥‥。それに俺は好きになった相手を幸せにしてやる事もできない身体だからな‥‥」 「けれど‥‥今朝はイッてくれたじゃないですか。私はそれだけでも本当にうれしかったし‥‥、こうやって少しずつ続けていけば」 「いや、ダメなんだ‥‥。俺にはそんな事をしてもらう資格がない。俺は強姦されている恋人を目の前にしても、何もできなかった最低の男だから‥‥」 「え‥‥？」 「君には知っておいてもらいたい‥‥。俺の話を聞いてくれるか？」 「‥‥は、はい」 |
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| 2010年1月20日掲載 |
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