龍 晃一 作
| 第２章 和也の妻となったゆかり ゆかりに柏原和也との約束を話すことが出来なかった。 ゆかりに柏原との約束事を話すことが出来ないまま、水曜日になってしまった。子供達が眠ってから柏原さんからこんなメールが来ていますが、あなたが認めたのですか。 「ゆかりさん、今週の木曜日は私と温泉旅行に行く予定しています。一泊しますのでその予定でお願いします」 「ゆかり、済まない。先輩からゆかりを毎週、貸し出すということで、１０００万円を貸して貰った。すまないがゆかりを満足させることが出来ないまま１年が過ぎ去った。先輩に慰めて貰っても良いから----愛してあげてもいいよ」 「本当に、いいの------」 「ゆかりを愛しているし、信じている。柏原と会っているときは、柏原の妻になってくれないか。先輩は妻に先立たれて１年半以上、一人暮らしをしている。ゆかりをとても気に入っている」 「分かりました。私もあなたを愛しています。どんなに愛されても必ずあなたの元に戻ります。ありがとう」 「ここ１年以上もゆかりとエッチすることが出来なくて、ゆかりを満足させることができなくて申し訳ない------」 「いいのよ-----あなたが早く快復することを願っています」 「ありがとう」 ゆかりと久しぶりに抱き合って、口付けを交わした。ゆかりの円錐形の乳房を触りながら勃起しない己を憎んだ。ゆかりのスリムであるが柔らかな餅肌に触れるだけで幸せを感じた。ゆかりを責めることは出来ない。柏原も妻のことを気にしている。出産を経験して、３０歳になった女は、女盛りだと聞かされている。 出産を経験してセックスの感度が良くなり、精液を注がれることで女らしさの魅力が出来てくる頃なのだ。その女の一番美味しい時にセックスができないことは、ゆかりを惨めにしていた。毅は死にたくなったこともある。けれど、二人の娘を残して死ぬことは許されない。会社が好転してくれば、自ずとペニスも快復してくると思っていた。 もう、少しの辛抱。もう少しの辛抱なのだ-------。 ゆかりが納得してくれた。ゆかりも食事会のとき、何かを感じていたようである。次回、会った時が柏原のものになることを予測していた。夫の毅が仕掛けたものなのかを知りたかっただけである。ゆかりは、男に飢えていた。前回のとき、もう少し強く迫られていたらすべてを許していたと思えた。乳房を触られただけで股間は濡れ濡れになり、燃えていたのだ。 柏原和也が10時を少し越えたときに迎えに来た。小さなバッグとハンドバッグを持って助手席に座った。ゆかりの右手を握って車は、郊外のモーテルに滑り込んだ。 「ゆかりを早く私のものにしたい----いいね」 頷くゆかりがいた。 和也と手を繋いでエレベータに乗った。部屋に入るなり抱き合ってキスを交わした。ワンピースを落とされ、ブラとショーツのみにされる。キスしたままでブラを落とされ、乳首を捏ねられた。それだけでゆかりの緊張がゆるまり、和也に身体を委ねるように身体を持たれさせた。彼に身体を預けていった。 和也は、小柄なゆかりを軽々と抱き上げてベッドに運んだ。 ゆかりをベッドに載せるとショーツを剥ぎ取り、両脚を１８０度に開脚した。 「恥ずかしい-----」 「ゆかりは、私の妻なのだから-----知っておきたい----」 ゆかりの花弁の淵には、陰毛が愛液に濡れてキラキラと輝いている。和也はゆかりの源泉に口を付けて、チュウチュウと愛液を啜っている。愛液を啜りながらクリストスも吸い上げていく。幾度となく源泉とクリストスを往復していると和也のペニスが痛いほど硬くなってきている。 腰を持ち上げ、ゆかりの源泉に肉棒をゆっくりと鎮めていく。赤黒いペニスがピンクの花弁を無残に押し開き、侵入していく。 「ああああ------いいい----いいわ-----」 ゆかりは、１年以上もお預けされていた期待のものが膣を犯している。脳天に抜けるような快感と痺れるような甘美な誘いに氣を行っていた。待ち望んでいたもので膣を満たしてくれた。 和也がペニスをゆっくり引出し、強く挿入して子宮と亀頭を強く刺激してくる。 「うううう-----いく-----いく-----いくう」 膣を犯すペニスの快感がこんなにも素敵なものだったのかと忘れていた淫靡な快感を目覚めさせた。 「ゆかり-----そんなに気持ちいいか」 「とっても---気持ちいいです」 「ゆかりは、これからは私の妻になったのだ」 「ハイ、ゆかりは和也様の妻です」 「妻になった証に、精液を子宮に注いでやる」 「------------」 和也は、ピストンのピッチを早めていった。 「いいいいい----アウアウ------逝きます」 「逝かせてやる-----」 和也は渾身のエネルギーでゆかりの膣の中に大量の精液を吐き出していった。ゆかりは和也の熱い精液を子宮に浴びると肉体を痙攣させて、失神していった。両手は、和也の裸体を強く抱きしめていた。 精液をゆかりの膣の中に放出してもしばらくはそのまま抱き合っていた。和也が唇を重ねると舌を絡ませていく。１年半ぶりの快感がゆかりの肉体を芯から元気にしていった。膣に馴染んでいた快感を取り戻してくるとゆかりの意識には関係なく、和也のペニス を強く締め付けていく。 ペニスを締め付けられることによって、再び膨張してきた。和也は舌を絡めたままで、腰を前後に動かしだした。ペニスが膣の襞襞を刺激することで、燃え上がった肉体は、更に強くペニスを締め付け、緩め、締め付けていく。何度も繰り返し繰り返し締め付けることで、元気になったペニスは、陰嚢に精液を充填して満タンにしていた。 「ゆかり、口に出すぞ----」 ゆかりは口を開ける。膣から引き抜いた湯気の上がっているペニスをゆかりの口の中に含ませる。目を閉じたまま、ドクドクと流れ込んでくる精液を必死で飲み干していった。飲み干しても飲み干しても口の中に溢れるように放出してくる。 懸命に飲み干した。ゆかりの愛液と和也の精液で汚れたペニスを唇と舌で舐めていった。お掃除フェラは、毅にもしたことがなかった。和也に初めてお掃除フェラをして尽くした。 「ゆかりは、これで私の真の妻になった。これからは会うたびに、口と膣に私のミルクを飲ませてあげる。嬉しいだろ」 「嬉しいです」 夫には、出来なかったことが和也には出来る気がしている。和也の肛門も舐めろと言われれば舐めれる気がしている。不思議な快感と心身を魅了する満足感を与えられるとそのお礼に何でもできる気がしている。女は不思議なものであると自分でも思えた。 これで言われなくてもゆかりは、現実的に和也の妻となった。 和也に身も心も許したことで肩の荷も降りた感がしている。セックスしてくれなかった心身のモヤモヤ感が無くなった。望んでいた快感を再び知ることができ、今夜は更に満足を与えてくれると思うと笑みが零れた。 夕刻前に温泉宿に到着した。 有名な温泉ホテルなのだ。大型バスで観光客も来ている。フロントで名前を告げると仲居さんが部屋まで案内してくれる。スイートルームを予約してくれていた。大きなベッドを見えると頬が赤くなる。部屋付きの大きな露天風呂も付いている。 「ゆかり、露天風呂に入ろう。ゆかりの裸体をゆっくりと診たい」 「そんなに診られると恥ずかしいです」 「ゆかりと３０歳も年の差があるのに、私の妻になって貰って嬉しいよ。君の肌は触っても気持ちがいい。夢のようだ」 「私の妻になった記念にこの陰毛を剃ろうか----」 「駄目です。娘と一緒にお風呂に入れなくなってしまいます」 「そうか-----でも、剃りたい」 「我儘を言わないの-----」 夕焼け空に包まれて薄暮の中でゆかりは、和也に身体を洗って貰っていた。 露天風呂から上がると食事会場にと行った。ホテルの芝の上でのバーベキューを予約していた。肉だけでなく、鮎や岩魚の塩焼きを食べた。新鮮な魚と新鮮な野菜の料理に満足できた。食事が終わるとスナックでお酒を飲み、踊った。 部屋に戻ってくると和也のペニスはピンピンになっていた。 「奥様、こんな素敵なペニスはないよ----咥えたいだろう----」 ゆかりは、無意識にペニスを咥えてしまっていた。亀頭を吸いながら右手の指で睾丸を刺激する。左手で幹を扱いていく。愛しいペニスに思いを込めて懸命に愛撫を繰り返していった。 「うまいぞ-----だすぞ--でるでる」 ゆかりは今回は、和也の放出に合わせて精液を飲み干すことが出来た。和也のペニスは精液を放出したというのに小さくならなかった。 そのまま、ゆかりの膣の中に差し込んでいった。 和也のペニスが膣に侵入してくると膣の襞襞がペニスに絡みつくように締め付けていく。和也は、愛するゆかりを満足させる為に渾身の力と思いわ込めて愛し続けた。膣に１度だし、２度目にチャレンジしている。ゆかりが何度も氣を行い、失神させることが男の愛情と思っている。 ２回目を放出し、そのまま抜かず３回戦に突入していた。汗に塗れた裸で獣化はした２人は、激しい行為に強い愛を覚え、和也と舌を絡め、舌を吸いあっている。ゆかりは、肉体を焦がす快感に身も心も満喫していた。何度失神しても心地よい満足感に肉体を燃え揚がらせている。 ゆかりは、夢の中で毅が心配して携帯を待ち望んでいることを知っていた。ゆかりが和也の妻になることを望みながら恐れているのだ。愛する妻が他人に抱かれていることを単純に喜べる夫はいない。嫉妬心に氣も狂わんばかりの毅の夢を観ていた。 明日の朝には、夫に携帯をしょうと思いながら眠ってしまっていた。 |
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| 2012.10.27掲載 |
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２話（2012.10/30時点）
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