ゆかりを６０歳男に貸し出してしまった

龍 晃一 作
第３章　戻ってきたゆかり　

　翌朝６時頃に携帯が鳴った。ゆかりからであった。
「あなたありがとう。私だけが満足してあなたに申し訳ない。私が柏原様の妻になっても怒っていない」
「怒っていないけど、嫉妬していたよ」
「彼、齢の割に元気なの。驚いたわ。私を何度も逝かせてくれたの。私の中に何度もミルクを注がれたの」
「柏原は----」
「今寝ているの----だから携帯しているの。彼、私を愛しているのですって-----二人から愛されて、ゆかりは幸せなの----とっても」
「よかったね----」

「ありがとう。なるべく早く帰るね。彼、私の身体から離れないの----乳房にも、太腿にも、お腹にもキスマークを沢山付けられてしまったの----怒る」
「怒らないから-----隠さずに話してくれることが嬉しいし、許せる気がする」
「これからも隠し事はしないから----恥ずかしいけど、あなたには全部話すね。今日、毛を剃られるかも知れないの。記念にしたいと言っているの」

「ゆかりのアンダーヘアをか」
「そうよ-----毛のないあそこって、おかしいね。剃られて帰っても怒らないでね」
「怒らないよ。剃られたら見せてよ」
「観てくれる-----」
「観てみたい」
「診せてあげるね-----」

「彼が起きそうだから切るね。早く帰るね」
「子供が帰る前に帰って----」
「そうする」

　その声を聴いて会社の事務所に行くことができた。ゆかりの声を聞けただけで安堵し、気持ちも落ち着いてきた。

　３時頃に柏原から携帯が鳴った。
「奥さん、無事に家に届けたから-----。ゆかりの毛を貰ったよ。ゆかりが私の妻になった記念に----。約束通り、来週も泊りがけで行くから----。時々、子供が学校に行っている時間帯だけ会うけどいいね」
「まだ、会いたいの」
「ゆかりを恋してしまった。好きなものを買ってやると約束したから」
「分かった」

　柏原の携帯を切ると帰宅しょうとしているところにゆかりから携帯があった。
「あなた、今、帰りました」
「今、帰っている。もうすぐ帰る」

　玄関に飛び込んだ。
　水色のシルクのツーピースを着たゆかりが玄関で待っていた。
「あなた、ごめんなさい」
　泣きながら抱きついてきた。そして、唇を重ねた。

　ゆかりを抱き上げて、ダイニングに運こびソファーに寝かせた。
　ゆかりは、ブラはしていたがショーツを穿いていなかった。無毛の丘に指を入れた。愛液が溢れていた。
　１時頃に戻って来ていたが、柏原が興奮したのでもう一度、モーテルに入って口と膣にミルクを飲ませられたと聞いた。

「そんなにできるのか----」
「新鮮だからこんなに燃えているだけなの」
　無毛の丘からは、愛液だけでなく精液も零れていた。
「ゆかりを嫌いにならないでね-----」
「大丈夫、大好きだから」
「こんなゆかりだけど愛してくださいね」
　ゆかりにキスをしながらスカートのホックを外した。

　娘の股間は風呂で観ているが妻の無毛の股間を初めて見た。縦割りの筋にクリストスが赤い芽を出している。
　その花びらを開花させるとサーモンピンクの膣壁が観え、奥の襞襞が蠢いている。愛液に混ざって柏原の精液が流れ出てきていた。今回はピルを服用していることを聞いている。妊娠の恐れはないが柏原は、愛するゆかりとのセックスは、生でしたいと言っていた。

「愛している人と生でセックスすることがお互いの愛だと言う。膣の温もりを襞襞に絡みつかれる感触は生でしか味わえない」
　という。

　開いた股間を見せながらお腹に付けられたキスマークが残されている。太腿のキスマークヘは鮮明に残っていた。
　柏原に食い荒らされたゆかりの裸体に興奮しながらも勃起しないペニスを恨んだ。
「疲れた」
　というゆかりを寝室に運び子供が帰ってくるまで寝させた。

　ゆかりの全てを知った先輩は、またゆかりを求めに来ることは明白であるが拒否することをができなくなっていた。
　１千万円を会社の投資に使ってしまった。最後のチャレンジをしていた。１時間くらい眠っていたゆかりが降りてきた。
　そのとき、子供達が戻ってきた。
「只今----」
「お帰り」
　のゆかりの声に、
「ママ、帰っていたの----お仕事、終わったの」
「お土産を買ってきたよ」
　娘二人にパンダの人形を買って帰っていた。
「ママ、ありがとう」
　笑顔で答えるゆかりは、２児の母の顔に戻っていた。

　子供達を囲んでの夕食、食後に子供達と遊び、二人の娘とお風呂に入った。
「ママも一緒に入ろうよ」
「今日は、パパと入ってね」
　ゆかりには、陰毛を剃られていることを思い出した。

　その夜は、３週間振りにフェラをしてくれた。亀頭を舐め、亀頭の溝を舐めて睾丸を咥えてくれた。
「ペニスが熱くなっている----でも、大きくならないね。こんなに熱くなっているということは、治る傾向かも」
　これまでは、フェラをして勃起しないペニスを観て、不満顔になっていた。仕方なく電動バイブでゆかりを満足させていたが本当の満足ではなかったような気がしていた。ときどき、一人で自慰をしていたことも知っている。

　その夜は、柏原に荒らされた膣を懸命に舌で舐めて柏原の匂いを消した。ゆかりは私のアヌスまで愛撫してくれた。
　大きくなる感じはしているが現実には、勃起しなかった。疲れて抱き合って眠っていた。

　翌日は、何事もなかったが２日後にゆかりからメールが届いた。
「彼が会いたいと言ってきているので、12時頃に会ってきても良いですか」
　その前に柏原からもメールが来ていた。
「昨夜は、ゆかりとの刺激が強すぎて眠れなかった。今日の午後に会いたいので会います」
「どうぞ----」
　と返信していた。ゆかりにも、
「彼がゆかりに恋したとメールがあったことを伝えた。早めに帰るように----」
　と返信を送った。　

　私が夕方に家に戻ったときは、ゆかりはキッチンに立っていた。
「どうだった」
「一杯、愛されました」
　と告げたときに、子供達が、
「パパ、お帰りなさい」
　と言いに来た。

　寝室のベッドの中で今日のことを聞いた。
「ホテルに行くとすぐに裸にされ、体中を舐めてくれた。肛門とクリストスの愛撫で気持ちよくて失神してしまった」
　と話してくれた。
「それでお返しもしたの」
「うん、沢山感じさせてくれたので、お尻も舐めてあげました」
「彼は、感じていたの----」
「とっても気持ちよかったって----これからもして欲しいと言われたの」
「ゆかりは、すぐに夢中になるのだから----」
「ごめんなさいね。あなたのアナルも舐めてあげる」

　ゆかりにアナルを舐めてもらった。舌をアナルの中に入れるように差し込まれるとペニスがむくっと大きくなった。
　大きくなったが硬くはならなかった。
「ああ---あなたのペニスが大きくなった」
「本当だ----もう、少しで治るかもしれない」
「治りつつあるね----」

　快復の兆しが見えてきた。
　ゆかりは金曜日の泊りの日の前日に二回目の呼び出しを受けていた。ゆかりは、３０歳なのだ。６０歳と侮っていたが柏原の絶倫さに驚いたが後の祭りであった。ホテルで６９の舐めあいをして、膣に一発と口に一発のミルクを飲まされた。
　ゆかりは彼の精液を飲むことを楽しみにしている感じも受けた。

　ゆかりが戻ってきた。彼から車を買って貰っていた。赤のカローラから赤のＢＭＷになっていた。ゆかりは柏原と会っている時は、柏原に精神誠意尽くしていた。それが彼を喜ばせていた。
「和也様を心から愛しています。ゆかりは和也の妻です」
　と言わせて満足していた。和也もゆかりを心から愛していた。

　二人の新鮮な愛は、年の差を乗り越えて激しく求めあっている。お互いで性器を舐め、肛門まで舐めあっている仲になっている。いつまで続くのか分からないが、和也に尽くすことに悦びを感じている。和也もゆかりを失神させることに悦びと満足感を抱いている。

　私は、嫉妬するがペニスが勃起しない以上、二人の愛を見守るしかなかった。ゆかりが日々可愛くなっていくように思えていた。
　　　　　
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2012.11.3掲載
３話（2012.11/3時点）
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