ずっと愛してます２
羅衣 作
第53話 環の覚醒

　舌鼓を打つとは、まさにこのことを言うのであろう。
　郁美や敬子達のオッパイも極上であったが、環の美乳はマシュマロのような柔らかさに中に適度の固さとハリがあって絶品であった。
　存在感があって桜色の可愛い乳首を口に含むだけで、なんともいえない甘美な味がして我を忘れそうになってしまう。

　健二が味わってきたオッパイでは、間違いなく瑞々しさナンバーワンであろう。
　次第に当初の目的を忘れて、ひたすらオッパイに吸いついた。
　あまりのしつこさに彼女が嫌々して身をよじって抗議するが、その仕草ですら可愛くて、ますます劣情を刺激されてしまう。

　環は、こんなにオッパイを集中的に吸われた経験が無いだけに狼狽えていた。
　絶妙なタッチで、郁美に吸われて失神した時と同じくらいの官能の高まりに追い詰められていた。
　女性同士しか分からないはずのタイミングと吸い加減を健二がしてくれるので、このままでは逝ってしまいそうで焦りまくっていた。

　既に秘部は恥ずかしいほど濡れてしまい、それを彼に知られるのを恐れていた。
　彼は不思議なほど下半身には手も触れないで、彼女を責めて責めたててくる。
　あまりに強い官能の波に次第に気が遠くなってくる。
　無意識にシーツを掴んで、バリバリと音とが鳴ってしまう。

　そのバリバリ音で、健二は我に返る。
　鏡を見ると制服姿の女子高生を押し倒して、制服をはだけさせてオッパイにむしゃぶりついている自分の姿が映っていた。
　改めて自分は女子高生を犯しているんだと自覚する。

　女子高生はあまりに激しい陵辱に息を整えることも出来ずに、身体を小刻みに痙攣させて必死に耐えているようであった。
　明らかにやり過ぎであったと反省するが、止めるつもりもないし、セックスはやっとこれから前儀に入る段階であった。

　お詫びのつもりで唇を重ねると彼女から激しく舌を絡ませて、必死で抱きついてきた。

「あらら やり過ぎたか もう欲しいって感じか」
「すっかり トロンとしちゃって」
「美人なだけに ホントにエロいな」
「そうだよね」
「今 セックスが一番楽しい年頃だもんね」
「もう準備万端かもしれないが」
「初めてだからオメコの味見は」
「たっぷりさせてもらうよ」

　健二は、やや強引ずり下がると、親父の欲望ままに女子高生のスカートの中に潜り込んだ。
　なんとも破廉恥な行動であるが、郁美が高校生時代に随分楽しませてくれた行為で、またそういう機会が訪れたのが堪らなく嬉しかった。
　白くて適度に筋肉質の美脚を舐め回しながら、男の夢のデルタ地帯を目指して進む。
　すると若い女性特有のややキツめの淫臭が鼻腔をくすぐる。
　想像はしていたが思わず顔をしかめてしまう。

「おお これは想像していたより凄いな」
「ということは 大洪水間違いなし」
「今から 全部舐めてあげるからね」

　オッパイの陵辱から解放されて、やっと深呼吸が出来た途端、彼がもっともして欲しくない行動に出たので絶句した。
　もう秘部がどんな状態になっているかなど分かっているし、自分で気にしている臭いが凄いことになっているのは想像がついていた。
　出来ることなら、直ぐパンティを脱がして挿れて欲しかった。
　明らかに彼は、秘部を見ようとしている、舐めようとしている、匂いを嗅ごうとしている、というのが分かったからパニックになった。

　顔から火が出そうになって真っ赤になって、両脚をばたつかせて抵抗を試みる。
　そんなことお構いなしに、彼は両脚を舐め回しながらスカートの中に侵入してくる。
　彼の両手が、また絶妙なタッチで両脚を愛撫し這いずり回る。
　絶望と共に、また違った官能が湧き上がり、若い肢体を屈服させていく。

「そんなぁぁぁ いやっ 見ないで 嗅がないで」
「健二さん やめてぇ あっそんなぁ」

　股間に健二の顔が当たり、秘部の辺りに密着した瞬間に少女の羞恥心の風船は破裂した。
　既にグチョグチョに濡れているパンティのクロッチ部分の生地を、彼の舌が器用に掻き分けて秘貝を直接舐めてくる。
　無抵抗になった彼女は、下半身の自由を彼に引き渡した。

「もうだめ わたし 全部知られちゃった」
「わたし エッチな女の子なの ごめんなさい」
「あんなに濡らしちゃって」
「絶対 臭い 嫌われちゃう いやそんなこと」
「ああん 舐めないで 汚いのに 臭っちゃう ひぃ」

　健二は鼻息を荒くし、淫臭を肺いっぱいに吸い込んで楽しんでいた。
　敬子を抱いた時に気がついていたが、自分の性癖は若い女性の淫臭にあると知った。
　だからこそ高校生時代の思い出がある郁美に極端に執着した部分があると自己分析していた。

　だからこそ徹が独り占めしている高校生彼女、涼子、麻里、直子に興味津々の理由であった。
　もちろん禁止の約束があり、彼女達が徹にとっての麻輝、美帆のような大切なパートナーになるとは考えていたので、手は出してはイケナイと我慢していた。
　親子丼したいとか、徹の妹を手に入れて影響力行使したいとか、全て後付けの理由なんだと、今頃になって自覚した。

「俺は これが欲しかったのだ」
「俺は 女子高生が好きなんだ」
「環ちゃん 可愛いよぉ」

　暗いスカートの中で健二の瞳は妖しく光り、ギラギラしたどす黒い欲望に支配されていった。
　スカートをまくり倒して、股間の状態を確かめて視姦する。
　ブラジャーとお揃いであろう可愛い花柄が付いた水色のパンティのクロッチ部分が濡れて黒く陰毛が透けて、淫靡な光景がそこにあった。
　まさに宝箱を見つけて開けるような感覚で、パンティを引き下げようと手をかける。

　健二は期待と興奮で鼻息が思わず荒くなってしまい、目つきがギラギラして、日頃の彼とは別人のエロいオッサンと化していた。
　グイとパンティを引き下げ、股間を覗き込む表情は完全に別人であった。
　期待通りに、目の前で白濁した愛液がパンティに引っ張られて何本も糸を引いていた。

「うぅぅぅん やっぱり若いだけあって」
「愛液が濃厚だなぁ」
「実に 絶景だ」

　パンティを片足だけ引き抜くと、そのまま秘貝にむしゃぶりついた。
　チーズ臭に似た濃厚な淫臭が鼻腔に広がると共に、口内に酸味の刺激を伴ったトロトロの愛液が入ってきた。
　若い新陳代謝が活発な女子高生ならではの美味に、舌鼓を打ってしまう。
　まさに匂い立つラブジュースだ。

　思えば郁美達は、もう大人の洗練された完成された味わいの愛液であり、これほどの強い味わいが無いように感じていた。
　これは敬子を抱いた時に感じた違和感がこれだったのかと今頃になって気がついたのだ。
　思春期の女の子はホルモンバランスがまだ不安定であり、身体の状態も活発な成長真っ盛りなので、分泌する体液はいろんなものを含んでいて刺激臭を放ちやすいのは当たり前の話だ。
　もちろんこの事実は郁美達に口が裂けても言えない。

　若い男の子が同年代の彼女の秘部が臭くて舐めれないとトラウマになってしまう原因がまさにこれであった。
　経験不足の男の子にとってもショッキングな出来事であるが、相手となった女の子の心の傷も深刻であった。

　そうなると男の子は、まともな前儀が出来ない、自己中心的なセックスしか出来ない男に成長してしまい、二流三流のベットテクニックしか出来ない明らかに敗北者となってしまう。
　そうなると真の女性からの愛情を受けることが出来ずに、妻に浮気されたりして、人生の敗北者になりやすいことになる。
　そして女の子は良い男に巡り会わない限り、ずっと自分の秘部は臭いという被害妄想に苦しめられることになる。

　実際、健二が出会った人妻達にも、そういった強迫観念を持つ者が多くいて、それを逆手にとって寝取った人妻は数え切れないほどであった。
　これが「会」で主催される筆下ろし制度の一番の理由であった。


　環は恥ずかしさがピークに達した段階で、急速に諦めの気持ちが広がっていた。
　いつも武史に、恥ずかしがっても見られて、舐められてしまうことで、次第に慣れてきたのだ。
　憧れの男性に恥ずかしい部分を視姦され、匂いを嗅がれ舐められてしまうという現実の前に、もう無抵抗で身を任せてしまう。
　舌が絶妙なタッチで陰唇を掻き分け、秘貝に溢れ出した愛液を舐めとられてしまう。
　あまりの気持ち良さに、恥ずかしい気持ちが飲み込まれていった。

　敏感なクリトリスの皮を剥かれると刺激が強すぎて苦手な彼女は、それが不安な気持ちが強くなり、そのことに意識が集中してしまう。
　クリトリスを軽く吸われただけで、身体がビクッと反応してしまう。
　健二は環の反応を見て、処女ではないが、クリトリスの皮剥きは見送ることにした。

　性調教師では基本中の基本の知識で、経験が少ない女性、少女では本人が求めない限りクリトリスの皮剥きは御法度を遵守したのだ。
　御法度の理由は、刺激が強すぎると拒絶の反応が出たり、本来の官能の高まりを阻害して女性がセックスを満喫出来なくなるからであった。
　もちろん指で弄ぶなど厳禁であった。
　セックスの極意は女性が満足しないと成立しないという考え方であり、世の中の男は虚構の世界であるＡＶに左右されて、この基本的なことが出来ていない未熟者が多いのだ。

　まあだからこそ性調教師が求められる理由でもあるのだが、そういった意味で徹の価値はダイヤモンドように貴重であった。
　女性をセックスで満足させられないということは、前儀不能と同じく、真の女性からの愛情を受けることが出来ずに人生の敗北者になりやすいことになる。

　不意に身重の亜紀を癒している時の会話を思い出していた。
　健二は、亜紀から弟、武史を一流の男に育てて欲しいとお願いされたのだ。
　しかしこればかりは資質が大切で、誰でも一流になれるわけではないので、その場では受けることを固辞したのだった。
　武史の資質レベルは、彼女である環を通して推察がついたのだ。

「ほおぉぉぉ 若さに任せて」
「必死で可愛がっているようだな」
「しかし如何せん 知識が足りないようだ」
「まあ我流だろうが」
「経験豊富な女達に育てられたようだな」
「これなら 期待して良いかもしれない」
「徹には ライバルが必要だからな」
「郁美が興味を持つ意味が分かった」
「やれやれ 郁美の男センサー恐るべし」
「俺はとんでもないオンナを妻にしたのかもしれない」
「では 仕上げは俺がさせて貰うぞ」
「武史くん 環ちゃんを取り返してみろ」
「それがお前に与える最初の試練だ」

　健二は本気で寝取る決意を固めたが、それには多少欺瞞が隠れていることを自覚していなかった。
　それは環の肢体にマジ惚れしていたのだ。
　敬子も、そうであったが「自分の女」にしたかったのだ。
　その考えを無意識に封じていたのは、自分のところ以外に麻輝と美帆が還る場所無い女にしてしまったの後悔であった。

　幸い妻となった郁美の器量が大きくて彼女達は活かされていたが、もしそうでなかったら彼女達のチカラはかなり削がれたのは間違いところであった。
　還る場所のある女のチカラは、男の想像を越えるものだと何度も経験してきた彼ならではの知識であった。
　弟子の妻になるなら許そうという妥協の気持ちが芽生えたからこその欺瞞であった。

　もう夢中で若い女の子の味を楽しんでいた。
陰唇を舐め尽くして舌先で転がしながら、膣口に舌を侵入させて吸いついたりして楽しむことに専念した。
舌先が強い酸味でピリピリ痺れる感覚が堪らない。
　処女のものかというほどの強い、ムッとする濃厚な淫臭が彼の性癖を刺激する。
　可憐な容姿の女子高生の陰部が、こんな匂いを放つというギャップが堪らない。

　恐らくセックスするとは考えてもいなかった彼女は、汗を流すだけでさっとシャワー浴びただけで秘部のお手入れは怠ったのだろう。
　陰唇の襞には恥ずかしい白いものがあって、独特の淫臭を放っていた。
　レオタードの中で汗ばんで蒸れ蒸れになった秘貝を味わえる幸運に感動し、久しく感じたことがないほど強い興奮で肉棒が思春期のようにいきり立って痛みを覚えるほどであった。

　グイとマングリ返しの体勢に持ち込み、女子高生を辱める自分に興奮していた。
　敬子と同じく身体が非常に柔らかく、どんな体位でも余裕でこなせそうな女体であった。
　こんなに焦って挿入して繋がりたいと思ったのは、郁美を初めて抱いたとき以来かもしれない。

　舌は生き物ように這いずり回り、白くて滑らかな肌をした美脚も舐め回した。
　健二は、いつに無いほど慌てぶりで自らの衣服を脱ぎ捨てていった。
　肉棒は既にトランクスの上から飛び出してヒクついていた。
　２時間ほどの前までに郁美を抱いて、ありったけの精液を２回も注ぎ込んだばかりだというのに、もう玉袋はパンパンに膨れあがって爆発寸前であった。

　仕事とはいえ郁美と結婚して以来、多くの女性を満足させる必要がある立場であり、毎日両手の指の数ほど射精する生活を続けていたので、もともと強かった精力は絶倫という段階になっているという自覚があった。
　自分がまさか４０歳目前にして若者を遙かに凌ぐ精力を身に付けるとは思っていなかったが、体力は衰えは確実にありハッスルしすぎは禁物であった。

　体力は伴わないのに精力は絶倫となると、肉棒は暴走気味で嵌めていないと常にムラムラしてしまうという第二の青春が来たような状態であった。
　幸い健二には、いくらでも応じてくれる郁美、麻輝、美帆の３人がそばに居てくれるので困ることはないが、男の業がいかに救いがたいものだと実感していた。
　若い徹も同じような生活を送って活躍していたが、彼は若いからこそ爆発するような精力と性欲を制御するのに相当苦労しているだろうと考えていた。

　環は再び恥ずかしさで身をよじってしまう。
　眼前で憧れの男性が自分の恥ずかしい部分を広げて舐め回しているという現実が信じられなかった。
　同時に自分の秘部が濃厚な淫臭を放っていることを知ったのだ。
　それを美味しそうにペロペロ舐めている光景に、爆発するような羞恥心を越えた先に彼女中で不思議な感情が芽生えていった。
　次第に彼の舌技に溺れて、未だかつて経験したことない官能の炎が燃え上がっていた。
　身体中の毛穴が開き、うぶ毛も総毛立って、全身がカーっと熱くなっていった。

　環は急に身体の感覚が鋭敏になったので驚いていた。
　目では見えないのに、健二の息づかい、指の動き、舌先の動きが立体的に感じられて、生々しく身体中の五感が活性化したような錯覚を覚えるほどでした。
　舌が陰唇を撫でるだけで、背筋に電撃のような快感が駆け抜けていた。

「なにが わたしに起こったの いやぁん」
「怖いぃ わたし 変になっちゃう」
「だめぇ今は舐めないで」
「墜ちちゃう いやぁぁぁぁぁ」
「これってぇ まさかぁ 郁美姉さんが言っていた」
「あれっなの」
「ひいぃぃぃ 武史さん わたし」

　健二は、この瞬間を待っていたのだ。
　セックスの快感を覚えた女体が官能の炎に焼き尽くされた瞬間に、永遠に消えない男の刻印を打ち込むチャンスが訪れるのだ。
　最後の追い込みとばかりに、遂に可愛い菊のご紋であるアナルもチョロチョロと舐めてあげるのも忘れない。
　もはや、くすぐったさも官能に結びついて、彼女の肢体を焼き尽くしていくだろう。

　トドメの一撃を担う健二自慢の巨根が鈴口からカウパー液という涎を流しながら、出番を心待ちにしていた。
　マングリ返しの体勢を解くと、秘部に巨根を巧みな角度で擦りつけて、鋭敏になったクリトリスを自慢のカリで責めたてた。
「ほらぁ 環ちゃん 弾けちゃえ」
「俺が深淵から引っ張り上げてあげるからね」

　環は必死で健二にしがみついた。
　もう身体が宙を舞って、周りが真っ白になってなにも見えなかった。
　身体を支える拠り所が無くて、急激に墜ちる恐怖に包まれていた。
　次の瞬間、待ちわびた肉棒が環自身を押し広げて、メリメリッと音をたてて押し入ってきた。

　もうメスの本能であろう。
　凄まじい圧迫感があるにもかかわらず、一気に肉棒を咥え込んで身体の浮遊感から逃れようとしたのだ。
　もはや彼女には、真っ白い空間の中で縋るものは、侵入してきた熱い肉棒しか無かったのだ。
　満たされていく女の官能が爆発して、彼女はあっと言う間にアクメの深淵に墜ちていった。
　肉棒が最深部、ポルチオ性感帯を直撃した瞬間、彼女の意識はバンっという音共に弾け飛んだ。



　健二は下腹部に暖かいものを感じていた。
　肉棒は痛いほど締め付けられていた。
　環は失禁していたのだ。
　健二は、彼女の制服を脱がしていなかったことを後悔したが、久しぶりに味わう聖水の心地よさに満足していた。
　グッタリしている女体を抱き起こすと、正対座位に持ち込み次なる陵辱に取りかかった。

「一生忘れられないセックスしようね」
「環ちゃんは 俺のものだよ」

　凄まじい快感が環を引き戻した。
　事態を把握する間もなく、信じられない快感の荒波の中で翻弄されるだけであった。
　すぐに再び絶頂の淵が迫っているのは武史に教えられているセックスで百も承知だが、身体の熱さが尋常でない状態で全身が性感帯になってしまったような感覚に恐怖すら感じていた。
　脇を指で撫でられだけで、身体が痙攣し官能が竜巻のように暴れ回っていた。
　もはや彼女には、絶叫するしか意識を保つ術は残されていなかった。

環 「ひぃぃぃぃ 逝っちゃう」
　　「逝っちゃう まって だめぇぇぇぇ」
　　「突かないで あぁぁぁん だめぇぇぇぇぇ」

　グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪
　グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪グチュルプゥンゥゥゥゥゥゥゥパッ♪♪

環 「逝くぅぅぅ やぁああぁぁぁん」
　　「はぁぅぅぅぅぅあっ」

　健二は容赦なく腰を突き上げながら、彼女の上着を脱がし肩紐だけとなったブラジャーも取り外して抱き寄せた。
　彼女の両脚は彼の腰に巻き付いて、言葉とは裏腹に肉棒を逃すまいと貪欲までに官能を追い求めているようであった。
　こうなるとスカートを下から脱がすわけにいかないので、やむを得ず苦労しながら上から脱がしていった。

　密着する若々しい女体が絶品の感触で、思わず笑みがこぼれてしまう。

　この表情をもし郁美に見られたら殺されるかもしれないと、ふと思う。
　それほど身体の芯から出る素の笑顔だったのかもしれない。


つづく
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2019年11月2日掲載
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