ずっと愛してます３
羅衣 作
第19話　佐紀子の思惑


　徹は、その日は朝から胸騒ぎがする始まりだった。
　昨晩遅くに美帆から敬子に予定より３時間ほど早く来るように連絡が入り、敬子は早朝一足早く出かけてしまい、用意してくれた朝食を１人で淋しく摂りながらその日のイベント内容に心巡らしていた。

「なんで敬子が。。。。。」
「美帆さんのお手伝いだなんて」

　朝８時過ぎにはマンションを出て、北野にある秘密ＳＭ倶楽部に向かい車を走らせていた。

「穏やかな土曜日だというのに」
「こんなイベントを朝からするなんて」

　地下駐車場に車を乗り入れ、１１階への直通エレベーターに乗った。

「ここの作りは　ホント一見マンションだけど」
「中に入ると作りが特殊だな」
「いきなり最上階しか行けないなんて」

　１１階は、受付および事務所になっていてボンテージファッション姿の飯田佐紀子が待っていた。
　彼女のスタイルは、黒いラメ革基調のフロントとサイドのバックル部分デザインがセクシーで印象的なストラップレススタイル、超マイクロミニドレスだ。

佐紀子　「あらぁ　お早いお出ましね　徹さん」
徹　　　「あっ佐紀子さん　おはようございます」
　　　　「もうボンテージファッションなんですか？」
佐紀子　「おはようございます」
　　　　「もう～　早く　来過ぎなんですよ」
　　　　「１１時からなのに」
　　　　「まだ２時間も前ですよ」
徹　　　「敬子は？」
佐紀子　「奥の特別室で」
　　　　「美帆さんと打ち合わせ中です」
　　　　「美帆さん　素敵ですよね」
　　　　「まさか大スターの美帆さんに会えて」
　　　　「直接指導して貰えるなんて感激です」
徹　　　「美帆さんが　敬子に　なにを？」
佐紀子　「うふふ　さあ？」
　　　　「わたしも　ここに来るの久しぶりだから」
　　　　「わたしにもサッパリ分かりません」
　　　　「どうせ」
　　　　「敬子さん達には　まだ会えませんよ」
徹　　　「うっ。。。。。そうなんだ」
佐紀子　「今日は　亜紀姉さん　郁美姉さん」
　　　　「来られるって聞いてます？」
徹　　　「えっ？　そうなんだ　知らなかった」
麻輝　　「まあ　徹さん　もう来たの」
　　　　「早いわよ　おはよう」
徹　　　「おはようございます」
　　　　「麻輝さんも来られていたんですね」
麻輝　　「わたしは　今日はお手伝い」
　　　　「黒子ちゃんよ　うふふ」
健二　　「おお　徹君　もう来たのか」
　　　　「そんなに敬子ちゃんが　心配か？」
徹　　　「健二さん　おはようございます」
　　　　「そりゃ心配ですよ」
健二　　「まあ　そんなに心配しなくても」
　　　　「今日はお勉強会だから　あはぁはぁ」
徹　　　「お勉強会？」
佐紀子　「うふふ」

　佐紀子は若手弁護士である飯田智久と結婚し、今では亜紀の十数人いる専属アシスタントスタッフの責任者となっていた。
　今日も、亜紀の名代として先に現地入りして準備を切り盛りしていたのだった。
　事実上、女子会の番頭さんのような役回りであって、亜紀が可愛がっている妹分の１人であった。
　彼女は、かつては不感症のレッテルを貼られて風俗嬢落第生となったが、亜紀の支援でＳＭ倶楽部嬢として再出発して成功を収めたのだ。

　その後、郁美拉致事件での活躍を通して、亜紀が身近にいて欲しいと声をかけて今に至り、現在は現場は引退していた。
　そんな中、「会」スター美帆の参加を受けて、Ｓ嬢の研修会が開かれることになり、経験を買われて手伝うことになったのだった。
　だから過激な赤い刺繍の入った黒革製ボンテージファッションは、実は着慣れた着衣であり、見事に着こなし動作も様になっていたのだ。
　以前は知る人は知る当倶楽部の看板嬢であったのだ。


　徹は、そもそもＳＭ、ＳＭ倶楽部自体が初めての体験であり、場の雰囲気だけでなく、いつものとは全く違う気高く妖艶な佐紀子の姿にドキドキが止まらなかった。
　思わず、気づかれないようにチラチラと見てしまう。
　そして敬子、郁美、亜紀達の同様な姿を妄想し、密かに勃起していたのだ。
　勃起を目立たなくさせようと、本能的に腰を引いて誤魔化そうとするが、泳いだ視線は大胆にタンクトップ姿の麻輝に釘付けになってしまう。

　明らかにノーブラのＦカップ美乳が作り出す絶景の谷間が、彼のささやかな自制心を粉砕してしまう。
　何度も満喫した美乳の感触が蘇り、若い徹には堪らない。
　イベントまでは、まだ時間がタップリある。
　欲望を抑えられず、以前から興味津々であった佐紀子にロックオンした。

　徹はあの手この手で話しかけて、佐紀子を別室の個室に連れ込もうと画策した。
　すぐに徹の意図を察した麻輝が、応援にまわって話を合わしてくれるのが心強かった。
　持つべきは、出来る姉弟子だ。
　麻輝は、日頃からなにかと徹の企みを手伝ってくれて大助かりであった。

　敬子との夫婦関係においても、お互いの若さ故に行き違いが生じてギクシャクした時でも、彼女が間に入ってくれて救われたのは１度や２度ではなかった。
　なんと言っても彼女は郁美と共同戦線を構築していて関係がとても良好で、そのことが徹と敬子にとっては重要であった。
　麻輝のアドバイスは、郁美のアドバイスに等しい感覚になっていたのだ。
　それだけ２人にとっては、郁美の存在が絶大であった証明であった。


　佐紀子は、夫、智久との愛のあるセックスで、深く傷ついた女の感覚が癒されて充実の日々を送っていた。
　敬愛する亜紀のそばで過ごす事を望まれ、更に彼女から信頼されて多くのことを任せられる生活に大満足であった。
　そんな中で、亜紀すら恋い慕っている年下の男性、徹に出会い興味津々であった。

　不感症とレッテルを貼られて、どちらかという異性には後ろ向きな彼女であったが、１度セックスの悦びに目覚めてしまうと欲張りな女の本性が動き出してしまうのは抑えられなかった。
　そもそも貞操感は人一倍強かったはずなのに、亜紀と郁美のそばで過ごす事が多いので、感化されて欲張りなオンナに目覚めてしまうのは致し方ないだろう。

　昔から亜紀とは女同士の関係は深かったのだが、彼女の肢体が目覚めて以来、より激しい関係が続いていた。
　特に若い涼子が加わってから、佐紀子が生け贄になってしまうパターンが定着していった。
　そんな中でも金銭的な問題で進学できず現在に至るのだが、同様に勉学の道を諦めていた亜紀が弁護士を目指す姿に刺激を受けて彼女も夢だった薬剤師への道を志し神戸薬○大学に入学して今勉強を頑張っている現役女子大生となっていたのだ。

　そんな順風満々の人生を歩み出した佐紀子の貞操感を崩す出来事があった。
　同級生で元カノであった悠希と再会した夫、智久の動揺をもろに目撃してしまったのだ。
　悠希の姿を目で追っている智久の姿は、彼女をがっかりさせるのに十分であった。
　それだけなら彼女も許せていただろうが、彼は彼女に隠れて悠希のいる倶楽部に密かに通うという行動に出たのが決定的であった。

　ちゃんと報告して、そういう行動をとってくれれば、彼女は否定しないつもりであったのに正直裏切られた気持ちであった。
　女子会は男達の行動を詳細にわたって共有するネットワークであって、全て女性陣に筒抜けであった。
　悠希は佐紀子の意を汲んで、彼との距離感は保ってくれているのが唯一の救いであった。
　それでも純粋であった彼女の愛では、激震であった。

　そんな智久を郁美はただ１人庇った。
　そして佐紀子に、違う男性を知ることを強く勧めたのだ。
　智久は、郁美と初めて会った頃から一貫して彼女のことを褒めることが続いていて、これについても佐紀子は不満だった。
　そうなると風俗嬢時代に出会った男達と重なってしまうのは致し方ないであろう。
　もちろん同性ながら郁美への憧れの気持ちは亜紀への気持ちと並ぶくらい大きいものだ。

　とはいえ戸惑いが大きくて自分が先に不貞に走るわけにはイケナイと自制していたのだが、智久が先に悠希の店で偶然合流した郁美の魅力に負けて間違いを起こしてしまう。
　郁美からは早々にお詫び報告があって、佐紀子は想像したとおりの事態に唖然としてしまった。
　恐らく郁美の方が誘惑したのだろうが、それに落ちてしまう智久の方が悪いと思ってしまうのが女の考え方であった。
　しかし、そんな対抗意識で不貞行為を正当化するような話でないところが、女子会の恐ろしさでもある。

　彼が間違いを起こした夜の夫婦生活は、異常に激しく佐紀子も大満足であった。
　その日以来、智久はより優しくなり、大切にしてくれるようになったのだ。
　その様子を見ていて、郁美達が話していた事の意味を初めて実感として分かりつつあった。
　夫婦生活だけだと、マンネリとか、お決まりとか、次第に新鮮さが失われるのだが、不貞で違う異性と経験をすると、不思議と夫婦生活が光り輝くというのだ。

　智久の変貌は、まさにそれだと思ったし、彼の興奮レベルは別人のような激しさであった。
　仕事柄、常識人で、生真面目な智久ですら、そのように変わってしまうのだから、その副作用は否定出来そうもなかった。
　周囲は煽る人達ばかりであり、次第に自分も経験したいと考えが傾くのは自然な流れであった。

　郁美は、今まで出会ってことが無い生真面目な智久への興味を以前から隠そうともしていなかった。
　その彼女が彼と二人っきりになったら間違いが起きるのは時間の問題であることは、佐紀子も認識していたのだが、敢えて防ぐ手立ては講じなかったのだ。
　そこには微妙な女心と思惑が入り交じっていたゆえであった。
　女の悦びに目覚めて華開いて日に日に美しくなる彼女を、女子会の全員が祝福してくれたし、もっと経験すべきだと一様に唆した。

　欲張りな気質にすっかり感化されていた佐紀子は、ズルい女に徹して実行に移したのが真相であったろう。
　夫たる智久に先に不貞行為を犯させて、それを原因だと責任転嫁する立場を確保することにしたのだ。
　そんな微妙な感情の流れは女子会では言葉は必要でなく、以心伝心で実行に移されただけであった。

　こうして佐紀子は、したたかに言い訳可能な立場を確保した。
　そしてオンナの欲望は動き出した。
　初めのターゲットは、女子会全員一致で絶賛するイケメン男子、徹であった。
　彼が、ことあるごとにチラチラと自分を覗き見ているとは意識しており、一流のオンナしか反応しないと評価されている彼が、自分自身を女として意識してくれるという事実は女心を擽られてしまう。

　数年前までは男性の視線を煩わしかったり嫌悪感すら覚えていたのに、今では正反対の意識が芽生えるのだから女というの不思議な生き物であった。
　それは彼女自身も自覚しており、好ましい男性の欲望の入り交じった視線が嬉しいと思うようになったことが自身の変化だと実感していた。
　
　徹は、再三アピールした甲斐あって、個室に佐紀子を誘い込んで意気揚々であった。
　しかし、それは彼女が仕掛けた誘惑にまんまと嵌まってしまった結果だとは、全く気がついていなかった。
　とはいえ個室に入るなり、佐紀子は待ちきれないという雰囲気で徹の前に跪き、ファスナーを下ろして肉棒を取り出すと濃厚にフェラチオを始めた。

　あまりの豹変ぶりに当初はタジタジであったが、男はエッチな女が大好きであり、次第にノリノリになって細かいことは気にしなかった。
　秘密ＳＭ倶楽部専属のＳ女王様であった佐紀子だが、徹には可愛い女に過ぎなかったのだ。
　これは徹に限らず、男達全員がそのような状況に晒されているのだが、誰１人としてオンナ達の手の内で躍らされているに過ぎないということに気がついていなかった。


　秘密ＳＭ倶楽部は、高級住宅地に紛れるように建つ隠蔽がなされ、外観上は普通の１１階建ての高級マンションに見える構造であった。
　地下と１階は駐車場、２階から８階までは月契約の個別プレイルームとなっており２８室、９階と１０階が３時間単位で借りられる個別プレイルームとなっており８室があり、更に１１階は、受付および事務所、店に所属するＳＭ嬢の待機場所となっていたのだ。
　徹と佐紀子は、８階の１室に転がり込んだのだ。
　この部屋は、凌が特別に用意してくれた女子会専用の休憩部屋であり、彼女達が好む調度品だけにとどまらず飲食物も整えられていた。
　そう徹は、既に佐紀子の手の内にどっぷり誘い込まれていたのだった。


　飯田智久は、苦悩していた。
　それまで出会ったことがないほどの美女揃いの女子会に最初から翻弄されていた。
　悠希と再会した悦びは小さいものでは無かった。
　しかし彼女は既に他人の妻であり、学生時代から続く恋は淡い思い出と共に過去のものだと感じていた。
　自身も、佐紀子という可愛い妻を迎えて公私共に充実した毎日を送っていた。
　それでも男という生き物は、自身の決断を伴わない恋愛の終了は納得出来ず、見苦しいほど残り火が擽ってしまうものだ。

　それは無意識の行動とも言えたが、気がつけば仕事帰りに悠希のいる倶楽部に通い詰めていた。
　正直、彼女を口説いて、寄りを戻そうなどという考えがあった訳ではないのだが、失われた過去を少しでも埋めたいという気持ちの代償行為とも言えた。
　そんな気持ちが、妻、佐紀子に対しては後ろめたかったのは事実であった。

　悠希が高校生卒業直後から飛び込んだホステスの世界は、彼女に色んな経験だけでなくエリートとして道を歩んだ智久には想像も出来ない程の成長を彼女に促した。
　結果、再会した時に同じ年なのに、人として物腰、教養の差は天と地ほどの差がついていたのだ。

　もともと彼女は経済行為に興味があって、その方向の勉学を希望していたという素地もあるのだろうが、彼女は新聞も毎日複数の目を通す経済人真っ青の情報通であって、世の中の出来事もリアルタイムに知り尽くしているのだ。

　そして驚くのは、彼女はホステスをしながら大学も通って既に卒業しているのだ。
　経済人が主体の顧客層を占める高級倶楽部で、彼女がダントツの人気なのは当然であった。
　彼女のアドバイスで救われたという中小企業の社長に何人も出会って、自分は法律家、弁護士になって一流の社会人になったと自負していただけに、その落差にショックは小さいものでは無かった。

　そんな中で、佐紀子、悠希を通して出会い、交流する様になった女性達の存在に戸惑いは小さいもので無かった。
　まず彼女達は、いずれも美しすぎる、妖艶すぎた。
　目移りするなと言われても、まだ２０歳代半ばの彼には刺激的過ぎた。
　決して佐紀子に不満が会った訳でなく、むしろ今でも愛おしくてたまらない存在だし大切に思っていたにも関わらず心中穏やかでは無かった。

　それでも自然と他の女性のお尻を見てしまうのは、もはや本能のなせる行為なのだが、それを佐紀子はなにも言わないが冷ややかに見ているという自覚はあった。
　それをなにかとフォローしてくれるのは、先輩弁護士である健二の妻、郁美であった。

　彼女は、彼より２歳と年下で、佐紀子より２歳年上という位置関係であったが、女子会の中心人物であり、今ではテレビに出るほどのカリスマ主婦料理人であって、駆け出しの弁護士である彼にとっては、とても敵わない女性であった。

　正直、憧れの目線が芽生えてしまうのは避けられなかった。
　そんな彼女が酒宴の席である悠希の倶楽部にたった１人で現れて、自分と同席して隣に座ったのだから堪らない。
　悠希は多忙で、郁美が現れたことを良いことにして、彼を郁美に託してヘルプのホステス共々席を外してしまう。

　実は、この展開も即興で郁美と悠希が共謀して仕組んだシュチュエーションなのだが、智久も敢えなく落ちてしまったのだ。
　隣に座る、フェロモン満開な先輩の若妻がチラチラ見せる胸元の隙間に、若い男の欲望は暴走してしまう。
　そして我に還った時は、経験したことのないような激しいセックスが終えた後の余韻の真っ直中であった。

　愛妻を裏切ってしまったという後悔の念、先輩の若妻に手を出してしまったという背徳感で、とんでもないことをしてしまったという動揺であった。
　そんな自戒の念があるにも関わらず、別人のように淫乱になった郁美の激しさに圧倒されて飲み込まれて再戦に引きずり込まれてしまった。

　どちらかというと奥手と言って良い彼は、２６歳という若い欲望のままに、腕の中の極上肢体に夢中で貪ってしまった。
　郁美は彼よりも２歳も年下の女性であったが、ことベットの上では中学生と大人ほどの経験と技量の差があったのだが、彼女は決して男のプライドを傷つけるような隙を見せるようなことはない。
　自然に男性を励まし、巧みに誘導するベットの天使のような存在であった。

　経験が足りない男性は微妙な力加減の調整が出来ず、繊細で痛みを感じやすい女体の扱いが苦手であった。
　多くの女性が逝けない理由が、なにを隠そう男性の方に原因があり、男性が無意識に女体にかけてしまう負荷による痛みが原因で性的な盛り上がりが冷めてしまうであるのは意外に知られていない。
　ここを認識して、うまく女体を扱うことが出来るようになると初めて一流の男としての門を開けることが出来るようになるのだ。

　普通は経験で学ぶべき事だが、自ら気がつく、身に付けられる男性は１割もいないであろう。
　天然スケコマシ、徹は、初体験の時から無意識的に身に付けていたし、その差は歴然としていたのだ。
　後は、男としてのプライドを損なうことなく、優しく導いてくれる女性に出会えるかにかかっていると言って過言ではない。

　郁美は佐紀子から聞かされた夫婦生活から、智久がまだ目覚めていないと見抜いていたのだ。
　本来であれば佐紀子が導ければ良いが、彼女自身もつい最近になってオンナの悦びに目覚めたばかりであり、とても夫のことを考える余裕などあるはずもなかった。

　しかしだからこそ、智久には早期に一流の男になって貰わないと佐紀子の成長に関わる大問題であった。
　そこで予め、亜紀と悠希と話し合って、郁美が乗り出すことにしたのだ。
　郁美は言葉無しで、微妙な反応、喘ぎ声を使い分けることで、智久を極楽浄土の中で自然とベットでの女性の扱いのコツを導いてみせた。
　もともとフェニミストで優しい彼は、見事に目覚めて身に付けていった。
　彼もまた、郁美が期待したとおりのイイ男の資格を持った存在であったのだ。

　その夜、飯田家の夫婦生活は、素晴らしいものだったと佐紀子は興奮気味に郁美達に報告したのだった。

　郁美の魔性のような笑みを真横で見ながら、亜紀は彼女に智久を託した自分の判断を満足し魔性のような笑みを同じく浮かべていたのだった。


つづく
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2020年5月24日掲載
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