ずっと愛してます３
羅衣 作
第20話　男達の苦悩


　徹は、身近な存在でありながら肉体関係がなかった佐紀子とのチャンスが訪れた幸運を喜んでいた。
　ずっと郁美と亜紀から手を出すことを禁じられて悶々としていたのだ。
　男は駄目と言われると、余計欲しくなってしまう生き物なのだ。
　それでも彼は、必死に我慢してきた。
　もちろん彼女に手を出すことは、同時に智久と敬子との関係を認める事に繋がる暗黙のルールがあるから、それがブレーキになったことも否定出来ない。

　徹にとって、年齢が近くて既に社会人の智久、真也らはライバルだと意識していたのだ。
　彼にとっては、自身が未だ学生過ぎない、つまり一人前ではない、という自覚と明確な焦りがあった。
　それは学生結婚した日々の暮らしから、感じる劣等感でもあった。
　男は、やはり仕事を持って、妻を養って、初めて一人前だという昔ながらの考えが強かった。

　そんな禁が郁美から唐突に解禁された時、彼の気持ちは複雑であった。
　智久は、男の彼から見てもイケメン男性であり、弁護士という社会のエリートである。
　亜紀が志す弁護士であって、彼女との中もすこぶる良好であった。
　郁美も、敬子も、麻輝も、美帆も、智久に興味津々であるのは痛いほど感じていたのだ。

　同じ学生であったライバル、森川武史には感じていなかった、彼への嫉妬心が燻っていた。
　徹ほどの天才スケコマシといえど、まだ２１歳の若者であって精神的な未熟さは隠しようもなかった。
　しかし郁美と結ばれていれば、恐らく彼はこのような感情を持つことは一生なかったことであろう。
　徹にとっては、やはり郁美を失ったダメージはとても大きかったのだ。


　佐紀子の濃厚なフェラチオを耐えしのぐと、彼は彼女を力強く抱きしめた。
　そして目と目を合わせて、男と女だけに許された瞳同士の会話で語り合う。
　佐紀子の瞳は、少女のように揺れていて憂いを含んでいた。
　先ほどまでフェラチオを激しくしていた女性とは同一人物とは思えない瞳であった。
　それで徹は、全てを察した。

　彼女は背伸びして無理していたのだ。
　彼は、彼女の生い立ちなどバックグラウンドとトラウマを聞かされて知っていたので、彼女の戸惑い、迷いを理解した。
　それでも彼女は、勇気を出して一歩踏み出そうと懸命だったのだ。
　その相手として自分を選んでくれたと気づくことは、彼の迷いを一気に打ち消した。

「光栄だ　僕が全てを包んであげるよ　佐紀子さん」


　徹の身体に凛とした活力が一瞬にしてみなぎると、不思議なことに彼女の不安げな瞳の揺れが消えた。
　自然と２人は引き寄せられるように唇を重ねていく。
　クイッと絶妙なチカラ加減で、腰のあたりを抱き寄せられる抱擁に彼女の警戒心は一瞬にして消失した。
　佐紀子は思う、この１歳年下の若者は、まさに天才。

　女子会の話では、いろいろと見聞きしていたのだが、正直、オンナとしての経験が遅れている彼女には実感がなかった。
　それがこうして抱き寄せられて、唇を重ねるだけで、彼の凄さを理解した。
　彼の吐息すら女を狂わすフェロモンなのだと感じた。
　彼の存在自体が女にとっては麻薬なのだと初めて理解したのだ。

　彼女がキスに酔っていると、ボンテージの背中にあるファスナー下ろされて彼の手が侵入してきた。
　もちろん下着など身につけていないから、このまま侵入されれば肢体は為す術もなく彼のものになる。
　そもそも、このファッションで、男性に脱がされた経験など一切無かったＳ嬢という顔を持っていた彼女は狼狽えた。
　なのに彼との魅惑のディープキスに、のめり込んでしまう。

　そもそも皮で作られたボンテージは、自身でも脱ぐのは容易なものではない。
　それを男性が脱がすとなると、一大事業であろう。
　不意にバストトップに外気が触れると、いきなり摘まれてしまい、その衝撃で立っていられらなくなってしまう。

「えっうそぉ　いつの間に　ひぃっ」

　不意に美帆が語っていた言葉を思い出す。

　「神戸に来て　一番の衝撃が　徹よ」
　「あの子には　決して女では勝てないの」
　「あの腕に捉えられたら」
　「もう　なにもかも　抗えない」

　慌てて目線を胸元下ろすと、既に上半身は剥かれてバストを完全に晒していたのだ。

「一体いつ　わたしの両腕から抜いたの？」

　それは一瞬の出来事であった。
　あっという間に後ろのベットに押し倒された。

「えっえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「いつの間に　ベットサイドにきたの？？」
「むぐふぅぅぅぅぅぅぅぅぅふんっ」

　再び唇を奪われて、乳首を指先で転がされて、一気に身体に火を入れられてしまう。

「あん　わたし　もう駄目ぇ」
「あん　ごめんなさい　智久さん」

　次の瞬間、ボンテージが宙に舞うように引き剥がされて、佐紀子は生まれたままの姿にされてしまった。




　智久は郁美との夢のような経験が衝撃的すぎて、しばし放心状態であった。
　これほど自分がケモノなんだと思ったことはないほどにセックスに溺れたのだ。
　その衝撃は常識的な背徳感などを木っ端みじんに吹き飛ばしてしまう。
　無我夢中で彼女に求められるまま、舐めて、吸って、揉んで、抱いて、突いた、のだった。
　そして自然と女体の摩訶不思議な繊細さを思い知らされた数時間であった。
　自分は女体の良さをほとんど知らなかったのだと思い知らされたのだった。

　次に襲ってきた思いは、「後悔」の二文字であった。
　郁美は、妻、佐紀子の大切な友人であって、更に先輩弁護士である岩永の妻なのだ。
　「不倫」「裏切り」という言葉が脳裏に浮かんで、弁護士として誠実を誓った生き方を破ったという思いが膨らんでいった。
　困惑する彼を浴室に誘い、彼女は動揺する彼の心にまで忍び込んできた。
　先程までの妖艶さは嘘のように消え失せ、天使のような美しさに圧倒されて言葉を失ってしまった。
　なすがままに夢心地で身体を洗われながら、彼女に再び溺れていく自分を抑えることが出来ない。

郁美　「智久さん　もう駄目　今日はここまでよ」
智久　「どうしてぇ　そんなぁ」
郁美　「だって　目が本気になってるもん」
　　　「わたし達は　戻るとこあるのに」
　　　「あなた　見失っている」
　　　「そんな状態では　わたし　困るもん」
智久　「それは・・・・・・・」
郁美　「大人になりきれないのね　困った人」
　　　「わたしも調子のり過ぎたけど」
　　　「さあぁ　浴槽に入って　ゆっくりしましょ」
智久　「あっうん」
郁美　「わたしは　後ろに　背中はこっちよ」

　智久の身体に彼女の白い美脚が巻き付いて、背中にはマシュマロのようなオッパイがあたり、その感触に彼は気が気でない。
　肉棒を背後から触られて、もはやなにも考えられなくなる。
　彼女は、プロだと彼は思った。
　男の性を知り尽くしているとしか思えない、テクニックに翻弄されている自分を自覚していた。
　不意に、学生時代に初めて行ったソープランドでの経験がフラッシュバックする。

　あれは兵庫県尼崎市の町中にある「ファッションソープ○神」というお店であった。
　正直言って、あのような極楽が日本であるなんて驚きであった。
　「売春」と一体なにが違うのか、その合法性に不安を感じて、法律家の卵として慌てて調べたほどであった。
　それほどセックス経験が少ない男にとっては、刺激的な経験であった。

郁美　「うふふ　あんなにしたのに」
　　　「もうこんなにして」
智久　「うっふぅぅぅっ　はあぁはあぁ　したい」
郁美　「駄目って　言ったでしょ」
　　　「お風呂上がったら　帰ろうね　ねっ」
智久　「もう１回だけ」
郁美　「まだ　分かっていないのね　それなら駄目」
　　　「分かったら　いくらでも　させてあげるけど」
智久　「なに？　なに？」
郁美　「わたし　さっき　なんて言ったか覚えてる？」
　　　「可愛い奥さん　泣いてるよ」
智久　「えっえぇぇぇ　うぅぅぅ　・・・・・・」
　　　「うわぁっ　どうしよ」
郁美　「自分で考えなさい」
　　　「もう　子供じゃないんだから」
智久　「佐紀ちゃん　許してくれるかな」
郁美　「許すもなにも　それは　あなた次第」
　　　「それに　佐紀子さんは」
　　　「あなたと成長したいと願ってます」
　　　「でも　彼女の場合　いろいろあったからね」
　　　「だから　あなたに　リードして欲しいの」
智久　「郁美さん　それって　・・・・・・・・」
郁美　「もう　わたしって　サービスし過ぎちゃった」
　　　「駄目っ」
　　　「わたし　男に甘すぎ　あはぁはぁはぁ」
智久　「うぅぅぅぅぅぅん　ひょっとして」
郁美　「もう終わり」
　　　「わたしは　もう　なにも言いません」
　　　「うふっ」
智久　「とにかく早く　帰らないと！！」
郁美　「おっ！！　そうそう　えらい！！」
　　　「ご褒美に　洗い洗いしてあげるね」
　　　「へへへへへ」
智久　「うはぁっ　やばい　それ　やばい」
郁美　「任せなさい！！」

　智久は、極楽浄土の中で一番大切なものに気がついたのだ。
　それは、佐紀子であった。
　佐紀子が慕う亜紀を中心とした女子会が関わっている「会」という組織の実体は、漠然と彼女から話を聞いていて理解していた。
　それは非合法な組織だと感じていたが、なにかとてつもない権力が絡んでいるとは察していた。

　危険を感じて独自に調査していたら、務めている法律事務所の所長から呼び出され、深く関わるな、詮索するな、と強く警告を受けたのだ。
　所長は真剣であった。
　裁判で一進一退しても、常に冷静で余裕たっぷりの所長が初めて見せる狼狽えた様子に驚くと共に、自分は社会の闇に触れているんだと知ったのだ。

　万策尽きて途方に暮れる彼であったが、当の本人、佐紀子からは、一線を引いて深入りせず亜紀さんに使えているだけだから信じて欲しいと言われていることだけが頼りであった。
　もちろん、それは信じていたのだが、日に日に美しさが増していく妻が、近い将来、巻き込まれるのではないかと懸念はしていたのだ。

　それなのに自分自身が佐紀子より先に引き込まれてしまったのだと、理解したのだ。
　自分は、一時の欲望で我を見失い、彼女に断りなく、彼女の友人とエッチをしてしまったのだ。
　そしてなにより、浮気相手の郁美にたしなめられることで気がついた体たらくだ。

「俺は　俺自身が　ごめん　佐紀ちゃん　俺は」
「郁美さんの魅力に負けてしまったんだ　ごめん」
「彼女は　俺では太刀打ちできない　女性なんだ」
「俺たちは　まだまだ　お子様なんだ」
「一緒に頑張って　高みに這い上がらないと」
「俺たちの絆が壊れてしまう気がする」
「それは　絶対　嫌だ」
「愛しているんだ　佐紀ちゃん　俺は」

　智久は田原氏の好意で彼が建設した豪華マンションに入居予定であったが、それもこれも彼らの罠であったと今頃悟ったのだ。
　職場も抑えられ、妻はもともと亜紀の従者であり、既に彼には選択肢は無いに等しかった。
　覚悟するにも最低限、「会」について概要は正式に話を聞く必要があり、事実を知りたいと考えつつあった。

　恐らく佐紀子は全て知っているはずで、しかし彼女も話すことが許されていないのだ。
　所長のあの怯え方も尋常じゃなかったので、中途半端に自分の立場が不安であった。

「恐らく　俺だけが」
「事態を理解していない様な気がする」
「田原氏からは悪意ではなく　善意を感じたし」
「女子会の皆さんも　素敵な人ばかり」
「決して　悪の組織じゃない気がするんだ」
「そうだよね　佐紀ちゃん」


　その日、智久は、どのように帰宅したか記憶が定かでない。
　今まで経験したことがない激しいセックスの快楽、そして愛妻を裏切ってしまったという後悔の念、その狭間に現実逃避してしまったのだ。
　気がつくと自宅のソファーにへたり込んでいた。
　そんな彼をいたわるように、愛妻、佐紀子はいつも通り美味しい夕食を作って出迎えてくれたのだ。

　寄り道して飲んで帰っても、彼女はなにも言わず笑顔で、いつも暖かい夕食を用意して出迎えてくれていた。
　寄り道の理由が今更と自分で思う悠希への未練なのだと彼女は察しているはずで、それを咎めずに黙認してくれる。
　そして、その日は一線を越えて過ちを犯して、いつもより遅く帰宅したというのに、彼女はいつも通りであった。
　智久の中で、なにかが弾けた。

「俺は　俺は　なにをしているんだ」
「佐紀ちゃん　俺は　甘えていた」
「君は　我慢しているんだね」
「きっと　この幸せが壊れるのが　怖いんだね」
「ごめん　俺は　愛していたというのに」
「君を　ちゃんと　見ていなかった気がする」
「あの日　愛を誓ったはずなのに」
「悠希に再会したら　心が揺れていたんだ」
「なんて情けない男なんだ」
「そんな浮ついた気持ちだから」
「俺は郁美さんと・・・・・」
「ごめん　俺　やり直すよ　君だけを　もっと」



　郁美は、智久を誘惑した夜は酔いも手伝って上機嫌で帰宅した。
　その日は麻輝が家庭サービスの当番であって、郁美も亭主待遇で意気揚々仕事を終えて帰ってきた状態であった。
　その彼女を、夫、健二は不安げに愛想笑いで出迎えてくれた。
　その不安げな様子が彼女の女心を刺激する。

　現在のようなフリーセックス、乱交ありきの人間関係を彼女にもたらした張本人である夫、健二が純粋な嫉妬心を見せることが可愛かったのだ。
　妻の夜遊びを嫉妬する夫は、愛人である麻輝とお留守番という矛盾も冷静に考えれば普通じゃない状況でありながら、お構いなしの劣情を示すのだ。
　それにしても新居は便利というか、ますます夫婦関係を入り乱れた状況を加速させていた。

　岩永家（健二、郁美夫婦）は、階下の山田家（徹、敬子夫婦）、麻輝および美帆、それぞれの新居と女性陣専用直通エレベータで結ばれていて、女性陣が垣根なく自由に行き来する状態であったから、混沌とするのは当然の成り行きであった。
　更に岩永家と真向かいの田原家（凌、亜紀夫婦）は、互いに女性陣限定の隠し扉で繋がっている有り様で、もはや全員同居しているといっても過言でない環境であった。
　そこに三宅夫婦（真也紗弥夫婦）も入居予定であり、更に近日中には飯田家（智久、佐紀子夫婦）も入居するのだ。
　それだけでなく環を中心とした麻里、涼子、直子達、若い女子高生達も毎日のように出入りする状態で、もはやオンナ達の夢の楽園となりつつあった。

郁美　「うふっ　健ちゃん　ただいまぁ」
健二　「お帰り！！」
麻輝　「お帰りなさいませ」
郁美　「今日は　ありがとうございます　麻輝さん」
麻輝　「いえいえ　感謝してます」
　　　「楽しくって　うふふ」
健二　「さん付けは　やめろって言っただろ」
郁美　「もう　細かいんだから」
　　　「これはわたしと麻輝さんの間の問題」
　　　「男は　小さいこと気にしないで」
　　　「上手くいってるんだから」
　　　「それでいいじゃない」
麻輝　「うふふ　そうですよ　健二」
　　　「郁美さんが　そう仰っているんですから」
健二　「そうは言っても」
郁美　「それはそうと　智久さんの件」
　　　「バッチリ任務果たしました　あはっ」
麻輝　「やはり智久さんですら　抗えませんでしたか」
　　　「ちょっとは　期待したんですけど」
郁美　「うぅぅぅん　ずいぶん頑張ったと思うよ」
　　　「正直　わたし手こずったもん」
健二　「すまん　彼がいろいろ動いていて」
　　　「問題になっていたからな」
郁美　「イイの　彼イケメンだし　佐紀子の為だもん」
麻輝　「でっ　どうでした」
郁美　「美味しかった」
　　　「まあ　これからの伸びしろは期待できそう」
麻輝　「それはそれは　まあ　佐紀子さん」
　　　「どんどん綺麗になってますからね」
　　　「亜紀さん　嬉しそうです」
郁美　「あはぁっ」
健二　「おいおい　遊びじゃないだぞ」
麻輝　「もう男って　真面目すぎ」
郁美　「そう　こういうことは」
　　　「女に任せておけば良いのにね」

　健二は、女子会の発言力が日に日に強くなっていることに危機感を抱いていた。
　手駒として期待していた麻輝と美帆もすっかり女子会の一員に化けてしまい、かえって女子会の強化に繋がってしまった印象であった。
　田原氏は亜紀の顔色ばかり窺っているし、事態を掻き回してくると期待していた若手の真也も紗弥に夢中で使いものにならない有り様であった。

　そうなると一番頼りになるのは、女子会の愛情を一身に集めている徹だけであった。
　そもそも郁美を巡って色々あった２人であったが、女性陣の団結に男としての意地で抗っていく共通点で、いつしか共同歩調をとることが多くなっていたのだ。
　陳腐な歌でもあったが女達は抱かれている間でも違う男のことを考えられる生き物であって、快楽の中で無心になってしまう男とは別の思想があるのだ。
　それを知り尽くした２人だからたどり着いた相互理解であった。

　女子会の核は、郁美と亜紀の２人に尽きる。
　健二は郁美が奔放なスタイルで開花したのは、実は亜紀の存在あってのことだと知ったのはつい最近のことであった。
　初めはショックで相当落ち込んだ健二あった。
　自分自身と徹の２人で彼女は大輪の花を開いたと思っていただけに、男としての自尊心を大きく損なった。

　更に亜紀が出産を経て、ますます美しくなったので、健二の心はざわついていた。
　彼女は郁美とは全く違った魅力があって、まわり人々を従わせてしまうカリスマ性が抜きんでいた。
　年少の彼女が、スタッフとして女子会に参加した年上の葵、優月、絢音、七海、美羽達からも一目を置かれてしまうのは当然の成り行きだったろう。

　その彼女が司法試験予備試験に一発合格して、早々に司法試験に望むことになったというニュースは健二に驚きと焦りをもたらした。
　彼女が弁護士のステイタスまで手に入れれば、もはや鬼に金棒であり、彼女のバックは田原氏が暗躍するであろうから関西支部の主導権を奪われかねない。


男達の煩悩にまみれた苦悩は、女達の思惑に翻弄されながら、虚しく神戸の夜景に飲まれていくのであった。

つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
羅衣さんの作品集→羅衣さんの他作品
2020年5月30日掲載
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