ずっと愛してます３
羅衣 作
第31話　選ばれし男達


　武史は意気揚々と新神戸駅のホームに降り立った。
　出迎えに来ていた、来年早々には結婚して東京に引っ越してくる予定の環が、弾けんばかりの笑顔で駆け寄ってくる。
　日に日に大人の女性になっていく彼女が眩しく感じられていた。
　２人の間には、いろいろ試練があったが、お互いを認め合った男と女として、惹かれあったゆえの間柄であった。

　今回、彼が帰省したのは、もちろん結婚に向けての数々の調整も大事な所用であったが、もうひとつは郁美に呼ばれたことも大きな理由であった。
　そう郁美ことアテナ、最年少で「１２人衆」次期候補に紅一点でなった彼女に師事する新進気鋭の色事師として、初めて召還されたのだ。
　妻となる環も彼女の秘蔵っ子として保護下にあって、もはや何者も手出しが許されない存在となっていた。
　環には申し訳ないが、郁美との再会に心躍るのは隠しようがない。

　武史の郁美への思慕の情は、もはや誰にも止められないほどに盲目的なものになっていた。
　そんな彼の浮気心は隠しようがなく環にも伝わっていたが、不思議と問題にならずに済んでいた。
　なにを隠そう環自身が武史以上に郁美への心酔が強くて、絶対的な信頼感と従属意識が強かったのだ。
　だから愛する彼が、彼女が絶対視している郁美に惹かれることを嬉しく思うことはあっても、嫌悪するような負の感情は一切芽生えなかったのだ。

　既に３人で何度もベットを共にした間柄でもあって、２+１は環の中では当たり前であった。
　今回も武史が帰ってきたのは郁美の要請があったからと知っていたし、彼には思う存分実力を発揮して欲しいと誰よりも願っていた。

　もはや妹の彼女すら意識して濡れてしまう程に男ぶりが磨き上がってきた実兄である徹に、絶対負けて欲しくないし追いつき追い越して欲しいと考えていたのだ。
　「美あんず」においてモテまくっている徹は、実妹である環を除けば、なんと全員と日常的に情交を深めている有り様であり、環にすれば心中穏やかではない。

　当の本人は無自覚であったが、未成年組の中で一番人気ダントツなのは環であり、年上の男性陣から一番狙われている存在であった。
　郁美と亜紀の保護がなければ、たちまち男達の卓越した求愛に翻弄されたのは疑いようがない。
　不意打ちで美味しい思いをした健二も、未だに郁美に許しを請うほど未練たらたらであったほどであった。

　健二曰く、もともとモデル級の美少女だが、ベットではどんな色にも染め上げられる逸材であって、１度味わうと忘れられない肢体の持ち主との評であった。
　そんなことは女同士の関係で熟知している郁美達も同感であったからこそ、まだ若い彼女が変な色に染まらないようにと守りに入った側面が大きい。

　環にしてみれば郁美の健二への愛がどんなに大きいか理解しており、武史が兄徹と同じように叶わない愛に身を焦がす結果になると知っていたのだ。
　ライバルの様で、一番ならない存在が郁美なのだ。
　その失意の彼を支えるのは自分しかいないと理解していた。
　今では義姉となった敬子の女として切ない心情に、もっとも共感しているのが環であった。

　武史も冷静な一面があり、自身が郁美と健二夫妻の絆の間に入り込める可能性は万に一つもないことは理解していた。
　当たり前であるが、妻となる環が寛容であることに増長した男性特有の身勝手さであるのは十分自覚していたのだ。
　いわゆる調子に乗った挙げ句に、欲しいものを諦められない感情を優先させてしまうのだった。

　それでも彼には、どうしても譲れないという子供じみた感情が入り交じっていたのも事実であった。
　それは徹の存在であった。
　彼は今でも精一杯の愛を郁美にぶつけ続けているし、彼女の期待に応えようと全力で走り続けていた。
　結果、徹は「会」関東本部でも既に話題に上る若者となっていたほどであった。
　陳腐であるが、単純なライバル心が若者の心に火をつけていたのだ。

環　　「うふふ　武史くんぅ」
　　　「郁美姉　待ってるよぉ」
武史　「あっああ　ごめんなぁ　環」
環　　「なに謝っているのよぉ　全くぅ」
武史　「いやぁ　そのさぁ」
環　　「そう言えば」
　　　「昨日　龍哉くん　立っち　したって」
武史　「えっ　早」
環　　「武史くん　おじさんだもんね」
武史　「ということは　凌兄」
環　　「もう大騒ぎよ　みんな呼び出されたぁ」
武史　「あはぁはぁ　凌兄らしい」
　　　「ところで　まだ時間あるよね」　　　　　　　　　　「ちょっと寄って」
環　　「えっ　もう　好きなんだから」
武史　「イイじゃん　許婚なんだから」

　この頃の武史は自身のことで精一杯であったから、環の魅力に盲目になっていたし油断していたともいえる。
　もともと容姿はモデル、芸能人級の美しさを備えていたので、郁美、亜紀から次世代のイロハを継承していくことにより、新星のように輝いてくことになるなど予想だにしていなかった。
　郁美からオンナとしてのレシピを継承して、兄の徹と共に「会」の代表的な美男美女兄妹としてスターになるのだ。
　この頃に、それを予見してたのは郁美と健二、亜紀の３人だけだった。



　岩永家に到着すると、麻輝に出迎えられて応接室に通された。
　そこには、武史がライバル視している義兄となる徹と敬子夫妻が同じく郁美を待っていた。
　表面上は儀礼的な挨拶を交わすが視線は火花散らす。

　徹からすれば、後から郁美に横恋慕する義弟は目障りな存在でしかない。
　そもそも自慢の妹、環になんの不満があるのだと不快な感情しか抱いていなかった。
　これも身勝手なもので、そばに敬子ほどの美人妻がいる自分が他人に抱く感情ではない。

　武史からすれば、敬子という美人妻いるだけでなく、実姉亜紀からも可愛がれている徹の存在が目障りであった。
　なにより郁美から今でも周囲公認で愛されて、可愛がられているというのが我慢ならなかった。
　これまた身勝手なもので、自分自身も同様であるということが見えていないのだ。

　敬子も、環も、そんなパートナー達の様子を子供を見るような目で暖かく見つめていた。
　彼女達には、彼らがお互いが強いライバル心でぶつかり合っていることはお見通しであるが、全て彼女達が心酔する郁美がコントロールしているものだと理解していたし、男を操る勉強だと割り切って見物を決め込んでいたのだ。

　彼女達からすれば大人だと思う健二、凌らを見事に意のままに誘導してしまう術は、いつも感嘆を隠せなかった。
　あのゼウスですら、その術中に落としてしまう郁美の処世術は、彼女達の憧れの的であった。

　郁美は現れると真っ先に徹の元に駆け寄り、彼の自尊心を満足させてしまう。
　そして更に武史の対抗意識を煽ってみせる。
　彼女からの依頼は、大切なお客様の女性２人を経験したことのない桃源郷に誘って欲しいという過激なものであった。
　事前に知らされている敬子と環は冷静に微笑む。
　端から見たら異様な光景である。

　若夫婦ら２組を呼び寄せて、それぞれの夫達にホストばりに初対面の女性を堕とせという指令するお姉さんがいるのだ。
　さすがに徹と武史は、そばに妻達が居るので困惑の表情を浮かべて見せるが、もとより郁美からそういう手のお願いがあることは想定済みだったし、女性大好きな彼らにとってはライバルとの勝負に異存があるはずも無かった。
　なにより郁美のお願いを果たした暁には、彼らが願ってやまないご褒美が有るのは明らかであった。
　ライバルの存在は、若者が成長するには不可欠な要素なのだ。

　郁美は敬子と環に申し訳ない気持ちで一杯であった。
　自分は強欲なオンナで健二という大好きな夫がいるというのに、類い希な才能を持つ若い男性の２人を翻弄して、もてあそんでいると自覚していた。
　その２人は、彼女にとっては妹のような存在の敬子と環の大切な人なのだ。
　それでも彼らの顔を見ると彼らが欲しくて堪らない気持ちが抑えられないのだ。
　彼女達は、そんな自分を理解して受け入れてくれる。
　だからこそ彼女達がますます愛おしくなってしまう。
　自分は彼女達が思うような立派な人物ではなく、オンナの業を強く持った貪欲な女なのだ。

　敬子と環は、夫達を愛する気持ちは誰にも負けないという自負はあったし、自分達の肢体にも絶対的自信もあった。
　それでも郁美が持つ圧倒的なオンナとして魅力に脱帽していたのも事実であった。
　彼女達がそうであるから、男性である夫達が追い求めてしまうのはやむ得ないと理解していた。

　なにより郁美自身が無意識に発揮してしまう男性への影響力に、悩んでいるし、苦しんでいることも誰よりも知っていたのだ。
　第１に彼女が夫達を奪うことなど有り得ないことは知っていたし、自分達の成長が求められているのだと理解していた。
　とにかく彼女達は、今は全力で目標となった郁美の後ろ姿を負うことで精一杯であった。


　武史は、亀梨弥生のデートパートナーとして指名されて、１日を過ごすことになった。
　弥生は九条家に代々仕える有力な家系に生まれてスタッフとして活躍してきたが、今では人妻であって夫にも全く不満などない幸せな人生を歩んでいると思っていただけに、このような展開に慌てていた。
　もちろん「会」の実体も知っていて、自分のような女性が巻き込まれたら危ないと自覚していた。

　しかし瑠璃子が楽しそうに健二と出かけてしまった以上、スタッフとしては場を乱すわけにはいかない状況に追い込まれていた。
　ただ健二に若い頃に抱かれて身体の芯に刻み込まれた女のどす黒い欲望の炎を再び点火されることを誰より恐れていたのだから、健二に迫られる事態は回避したのだから内心ホッとしたのも事実であった。

　忘れて封じるのに何年も掛かった業火を、健二はあっという間に点したことだろう。
　そのあたりを察して、郁美が配慮してくれたのだと１４歳も年下の大学生を優しい眼差しで見つめていた。
　弥生は年上の女性の余裕で、大学生の誘いなどやり過ごせると油断しきってしまっていた。
　彼女は全く知らなかった。
　その大学生は３０代人妻達が性の世界に誘い成長させて、そして今では郁美によって第一級の女性ハンターに育て上げられていることを。

　義兄の凌から借りたＢＭＷ４シリーズグランクーペを走らせながら、武史は饒舌であった。
　医学部という限られた者しか知らない世界を素人に分かり易い表現で面白可笑しく語る話術に、弥生は徐々に引き込まれていった。
　そして助手席から見たハンドルを握る若者が、俳優と大差ないイケメンであることに気づいて、急にときめいている自分に気がつき動揺していた。

　その動揺を気づかれまいと、会話の主導権を握ろうと話題を変えたのだが、彼は見事に追従して彼女が欲しいと思う受け答えをしてみせるのだ。
　そして女友達と話しているのではないかという錯覚を覚えるほど、彼女の思いに共感する受け答えをしてみせる。

　男性との会話では経験したことのない心地を満喫してしまう。
　それでいて、しっかりと男性しか分からない事を織り交ぜて話してくれるので、とっても楽しいのだ。
　１時間半ほどのドライブの先に連れて行かれたのは、丹波篠山にあるお蕎麦料亭であった。

武史　「弥生さん　お蕎麦が」
　　　「お好きと聞いたので」
　　　「こちらにご案内しました」
弥生　「まあ　大したリサーチね」
　　　「でも　うふふ　なんか嬉しい」
武史　「ここは　オススメですよ」
弥生　「うふっ　期待しちゃう」

　弥生は自身でも気づかないうちに、人妻から女モードに変わっていると気がついていなかった。
　無意識に腕を組んで絡めているのは彼女の方だった。
　若者は堂々としていて、彼女の年上としての自尊心を擽るのに長けていた。

　下手に照れたり遠慮したりすれば、彼女も自分が敷居を下げすぎていること意識しただろう。
　弥生は蕎麦会席を楽しみながら、イケメン若者との楽しいひとときをお膳立てしてくれた郁美に感謝した。

　まさか自分がこの若者に夢中になってしまうなど、その時の彼女は知るよしもなかった。




　徹は、村西薫のデートパートナーとして指名されて、１日を過ごすことになった。
　バリバリのキャリア一筋で生きてきた薫は、いきなり９歳も年下の大学生とデートしてみたら言われて動揺していた。
　男性経験はあったが堅物でお世辞にも経験豊富とはいえない彼女にとって、徹はとにかくイケメン過ぎた。
　ひと目で彼が女性にモテまくりなのは彼女ですら分かる。

　年上ながら生娘のように尻込みしてしまう彼女を、彼は優しくエスコートしてくれる。
　ビジネスは得意だが、男女の駆け引きには疎い彼女には彼の存在は想定外であった。
　決してモテないタイプではない彼女であったが、そもそもセックスでは良い思い出もないだけに、男性に心惹かれるなど一切無かったのだ。
　ベンツA-Classの助手席で身を固くして、言葉少ない彼女を彼は優しい笑顔で見つめていた。

　正直、どっちが年上か分からない有り様であったが、途中自販機で買ったお茶の受け渡しが彼女の萎縮した気持ちを溶かすきっかけになった。
　ペットボトルのキャップを開けて渡してくれるという些細なことであるが、彼の笑顔が最高の演出になり、彼女の心の扉が開かれたのだ。

　ドライでクールな彼女の理性の部分が、彼の笑顔は女の警戒心など吹き飛ばしてしまう魔法なんだと警戒するんだと警笛を鳴らすが、同時に彼女の心奥底に潜む純粋な女心が歓喜に包まれるのを押さえることが出来なくなった。

　数の多くの女達が、この笑顔を独り占めしたいと願ったに違いないと確信しつつ、今それを独占しているんだという事実が彼女が狂わした。
　彼女の人生で彼ほど素敵と思った男性はいなかった。
　自分はやっぱり女なんだと、ヤバイと焦ったが、女の本能が遠慮してる場合ではない教えていた。

　薫は決断力と実行力は抜群であり、瑠璃子からも頼りにされるのは伊達でない。
　急に積極的になった彼女は、わざと前のめりになったりしてバストの谷間を披露して、若者を誘惑し始めたのだ。
　女の武器など仕事には使ったことはなかったが、彼女も立派な大人の女性という自負があり、いざとなれば自身が女であることを活かす術は理解していたのだ。
　彼女にすれば、社会人としてビジネスの荒波を生き抜いてきただけに、年下の男性に圧倒されるなど有り得ない。
　ベットでも主導権を取る意欲満々であった。
　そんな彼女の自尊心は経験したことないアクメの津波が押し流してしまうなど、その時の彼女は知るよしもなかった。




敬子　「お姉ちゃん　良いんですか？」
　　　「健二さん　あれ　悪だくみしてますよ」
　　　「瑠璃子さん　危ないと思います」
環　　「ええ～　そうだったんですか！！」
　　　「全く　浮気者　許せません」
郁美　「あはは　まあ　それはね　良いのよ」
　　　「駄目って言えば」
　　　「男性は　かえって欲しがるからね」
　　　「それより　ごめんね」
敬子　「良いんです」
　　　「２人には」
　　　「もっと男磨いて貰うのは大切ですから」
環　　「はい」
　　　「わたしも　もっと経験したいんです」
郁美　「まあ　わたしは見習っちゃ駄目よ」
　　　「悠希さんを見習って」
敬子　「わたしには　お姉ちゃんが一番です」
環　　「です！！」
　　　「でも　これはわたし達の決めたことだから」
郁美　「はあぁぁぁ　ありがとね」
　　　「わたしみたいな　尻軽になっちゃ駄目よ」
　　　「２人とも」
敬子　「お姉ちゃんは　尻軽じゃありません」
環　　「愛が溢れているだけです」
　　　「その証拠に」
　　　「みんなから本気で」
　　　「愛されているじゃないですか」
郁美　「まあ　上手いこと言うのね　うふふ」
　「それは良いように考えすぎだと思うけど」
　　　「わたしが駄目なのは」
　　　「どうしても男性が可愛く思えちゃうのが」
　　　「もはや病気かも」
　　　「まあ　今更言っても」
　　　「どうしようもないけどね　うふふ」
　　　「それより　瑠璃子さんがどうなっちゃうのか」
　　　「ちょっと楽しみ」
敬子　「ほんと　悪魔ですよね」
　　　「知ったら」
　　　「忘れられなれなくなるに決まってるのに」
環　　「そうですよ　わたしだって　今でも」
郁美　「ごめん　あはぁはぁ　でもね」
　　　「女性には　知って欲しいの　アレって」
敬子　「桃源郷です　ほんとヤバイ」
環　　「でも知って良かったみたいな　うふっ」
敬子　「そうなんだけど」
　　　「瑠璃子さん　もともと健二さんのこと」
環　　「そうでした　それヤバイかも」
郁美　「だけど　避けて通れないのも事実」
敬子　「これが　お姉ちゃんが選んだ道なんだね」
郁美　「だけど　わたしが強気でいられるのも」
　　　「実は　徹と武史のお陰なんだ」
環　　「どういうことですか？」
敬子　「うん？　えっ？」
郁美　「２人が　一番分かるはずよ」
敬子　「そっかぁ　わたし」
　　　「徹さんが　いつも引き戻してくれる」
環　　「あっ　そうかぁ！！　確かにですね」
郁美　「健二さん　１人だと危ないけど」
環　　「３人いたら　迷っちゃう」
　　　「あはぁはぁ　正に悪魔だぁ」
敬子　「でも　確かに　女にすれば」　
　　　「それが妥協に繋がる」
環　　「ということは」
　　　「瑠璃子さんに　２人紹介しちゃうの？」
　　　「わたし　怖い　瑠璃子さん　美女過ぎる」
　　　「なにもかも持ってる」
　　　「勝てるの　若さだけだもん」
郁美　「そうかな？」
　　　「環ちゃんは　凄いの　持ってるのよ」
環　　「えっ・・・・？？」
敬子　「武史くんですね」
　　　「誰もが羨ましがる　イケメン戦士！！」
環　　「あっ　それって　わたしって幸せ者なんだ」
郁美　「それを　勝ち組というのよ」
敬子　「うふふ」
郁美　「瑠璃子さんにも　紗弥のように」
　　　「徹に匹敵する真也さんみたいな人」
　　　「見つけて欲しいの」
　　　「それには　まず知る必要があるの」
敬子　「でも　そうなったら」
　　　「誰も勝てないような気が」
郁美　「いいの　それで」
　　　「彼女は　その星を持った人だから」
　　　「わたしは　彼女だったら　譲れる」
　　　「わたし　健二さんだけで良いもん」
環　　「ご馳走様です」
　　　「わたしも同じようなこと」
　　　「言えるように頑張ります」
敬子　「そうだね」
　　　「今でも　そう思っているけど」
　　　「お姉ちゃんみたいに」
　　　「言葉に出来るほどの器量は」
　　　「まだ無いと自覚してる」
環　　「そういうことですね」
　　　「はぁ　わたしって　まだまだ　子供だ」
郁美　「それで良いのよ　わたしだって」
　　　「こんなこと　言葉に出来るようになったのは」
　　　「この１年だもん」


その頃、３人の男達は得体の知れない悪寒に襲われてクシャミをしていた。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2020年8月16日掲載
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