ずっと愛してます３
羅衣 作
第35話　佳子様


佳子　　「もう　お爺ちゃん}
　　　　「また　なにか企んでるの？」
ゼウス　「これこれ　失敬なことを言うな」
佳子　　「うふふ　だってぇ　いつもそうじゃないの」
ゼウス　「お願いがあるのじゃ」
佳子　　「ほら　やっぱり　企んでる」
ゼウス　「佳子には敵わん」
　　　　「我が一族に関することなんじゃ」
佳子　　「まあ　なんか面白そう」
　　　　「うん　誰にも言わないから早く言って」
ゼウス　「焦るでない　順を追って話すゆえに」
　　　　「今少し　近う」
佳子　　「あらまぁ　ヒソヒソ話なのね」
　　　　「うふふ　ドキドキする」
　　　　「きっとパパママも知らない話なのね」

　九条佳子（２１歳）、瑠璃子の実妹にして５大老筆頭ゼウスの孫娘、そして有村○純似の姉にも見劣りしない美女であった。
　姉と同じく幼少期はイギリス、ロンドンで育った為、英語はネイティブレベルであるが、姉とは正反対の性格で、天真爛漫なタイプである。
　現在、東○外国語大学に在学している現役女子大生でもある。

　天真爛漫ゆえに、ゼウスが最も甘やかしている存在でありながら、一族において、なぜか一番若い彼女を頼ることが多いという不思議なお爺ちゃんと孫の関係を成立させていたのだった。
　彼女は、お爺ちゃんのためなら平気で非情なことを実行出来る一面があり、一族の中でさながら秘密警察の様な存在で恐れられていたのだ。

　本人は最高のお金持ちと結婚して自由に生きたいと公言して、夫候補の品定めに日夜精力的に勝手気ままに動いているので、一族の相続問題には無関心で距離をおいていたのも強みであった。

佳子　　「えっえぇぇぇぇぇぇまじ」
　　　　「そんなことって・・・そうなんだぁ」
　　　　「驚いちゃった」
ゼウス　「これ　声がデカイ」
　　　　「これを知ってるのは　余とそち　だけじゃ」
佳子　　「そうなんだぁ　うふっ」
　　　　「そっかぁ　それで」
　　　　「お姉ちゃんが心配になった　というわけね」
ゼウス　「そうじゃ」
佳子　　「それにしても　お爺ちゃん最近元気ねぇ」
　　　　「若いエキス吸い過ぎよ　うふふ」
セウス　「そうじゃ　是非アテナに会ってくるが良い」
　　　　「勉強になるはずじゃ」
佳子　　「えっ？」
ゼウス　「会えば分かる」
　　　　「そちが目指すもの　それがアテナじゃ」
佳子　　「・・・・・・・　ふぅぅぅぅん」
　　　　「えっえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
　　　　「お爺ちゃん　わたしの身体」
ゼウス　「なにを誤解しておる　孫娘に手を出すほど」
　　　　「余はもうろくしておらん」
佳子　　「まあ　やせ我慢しちゃって」
　　　　「可愛いお爺ちゃん」
ゼウス　「やれやれ　そうじゃ　行ってくれるか？」
佳子　　「ご褒美は？」
ゼウス　「おっと　きた　なにが良いのじゃ」
佳子　　「パリに　お家欲しいの」
ゼウス　「なんじゃ　ビバリーヒルズは」
　　　　「もう飽きたのか？」
佳子　　「お友達と　語学短期留学するのに」
　　　　「便利だから」
　　　　「今　フランス語勉強しているの」
　　　　「知ってるでしょ」
ゼウス　「大したものじゃな　英語　ポルトガル語」
　　　　「ドイツ語　中国語も話せる上に」
　　　　「今度はフランス語とは」
佳子　　「だって語学面白いのよ」
ゼウス　「ホテルをひとつ　買収すれば良いじゃろ」
佳子　　「あっそれ　便利　うん　それで」
ゼウス　「商談成立じゃ　任せたぞ」
佳子　　「はぁぁぁい」

　佳子は本人も驚いた任務なのに、既にそっち抜けでルンルン気分であった。
　こういう意識の切り替えが早いタイプであるから、秘密警察なのかもしれない。
　佳子自身もアテナこと岩永郁美にすごく興味があったのだ。
　あの祖父が惚れ込んでしまう存在であり、彼にかつてないほど活力を与えられる女性なのだ。

　郁美の人物像は、彼女が目指す女帝に必要な能力、男達を背後で意のままに操るチカラを持った存在なのだと認識したのだった。
　彼女は女で生まれたからには、その魅力を最大限利用して楽して好きに生きたいと考えていて、自ら権力を握って額に汗して生きようなどとは微塵も思わないタイプの女であった。

　他者に頭を下げたことのない究極のお嬢様であり、他者を圧倒的格差で見下して屈服させたいという悪女でもあったのだ。
　だからこそ男性に対する態度と同性に対する態度の使い分けは恐ろしいほどであり、同性の敵は多いタイプである。
　しかし彼女に敵対した者は徹底的に攻撃されて社会から抹殺されるので、誰も彼女に逆らうことは許されないだけなのだ。

　彼女と娘が対立したばかり、一族の財産も、家族も離散した者達は既に両手で数えても足りないほどである。
　そもそも警察も、マスコミも、社会そのものが彼女の意向通りに動くのであるから、誰も逆らえないのだ。
　彼女が祖父に「だれだれの顔に二度と見たくない」と祖父に言えば、翌日には容赦ない社会的抹殺が行われるのだ。

　そんな彼女に唯一勝てない存在がいた。
　それは実姉、瑠璃子であった。
　「女だから」という言葉と風潮に迎合してきた佳子と正反対に生きて実力をつけていく姉の存在は、彼女にとっては最大のコンプレックスでもあった。
　そして姉が実は自分が目指す女帝像に最も近いのではという危惧が郁美の盟友である亜紀の出現により具体化したので、彼女にとっても一大事でもあったのだ。

　彼女が勉学ではなく語学に力を注いだのも、もちろん女子力として語学は武器になるという計算もあったが、それより姉とは違う道で生きていきたいという気持ちの表れでもあった。
　幼少の頃から同じことをして姉に一度として勝てたことがないという、強烈なシスターコンプレックスは今でも生き続けていた。

　そもそも姉妹ゆえに祖父からの愛情は同等であり、優位差は存在しない。
　なのに年齢差を考慮しても、同じことで勝負すると常に姉が圧勝する構造は今でも揺るぎない。
　容姿も２人とも美しいが、姉は美女系、自分は可愛い系、との位置づけがあることすら、劣等感を感じてしまうほどであった。

　そして今では彼女が認めようとしない優位差が決定的になりつつあった。
　それは彼女には同性の信頼する味方がいないということであった。
　今回、それを彼女は思い知ることになるのだった。


　佳子は数時間後、新幹線グリーン車に跳び乗った。
　彼女がひとつだけ姉を真似ていることがあった。
　それは人任せにせず自ら行動し自分で見て判断すること、何事も自ら経験して人としての常識的な知識を身に付けることであった。
　だから彼女は、普通の生活も出来るし、切符を自ら買って電車だって乗れるお嬢様であったのだ。
　彼女の作戦は、電撃的に神戸を訪問して、引っかき回して祖父が望む時間を稼ぐことであった。

「むふっ　丁度　夏休みで良かったわ」
「わたし　興味あるの　山田 徹　早く逢ってみたい」




　妹、佳子が悪だくみでやって来るとは夢にも思わない姉、瑠璃子は、健二に迫られて危機に直面していた。
　一度キスしてしまうと、やはりグダグタになってしまう。
　休憩しようと言われて、あっさり神戸メリケンパークオリエンタルホテルのスイートに連れ込まれてしまう。
　瑠璃子は今日半日健二とデートして、それだけで分かったことがあった。
　彼は彼女が知っている男達とは違う存在だということだ。

　そうでないと、あの郁美は彼の元に戻らず妻にならなかったし、なにより亜紀と敬子から想いを寄せられることはなかったはずなのだ。
　男女関係については人並み経験がある瑠璃子であったが、郁美達に比べたら経験が少ないのは否定出来ない。
　一度抱かれてしまえば、彼の呪縛から逃れられなくなると危険を感じたのだ。
　それは祖父が多くの女性を奴隷化していた悪行を誰より知っているので、女性の脆さを認識したからこその理解であった。

　女性同志しか体験できない深い裏バージョンのアクメを昨日たっぷりと亜紀達に教えられたので、それと対極となる表バージョンとなる男性相手のアクメに興味津々であった。
　亜紀に教わったのは、男と女のセックス、女同士のセックスでは、女には全く違う世界があるということであった。
　そして、その半分を昨日身をもって実感したのだ。

　その衝撃度は、たった１日で物事を見る視野も、見方も変わってしまうほどのものであった。
　２６年間生きてきて、性というものは子供育むためのものとだけと勝手に結論づけて考えてきたのだが、それが表面的なものしか見ていなかったと思い知らされた。
　そして祖父達が、女というものに固執して執着し続けている理由を初めて理解したのだ。
　結果的に瑠璃子は、女のアクメを裏側から知ってしまった形になってしまった。

　亜紀とは不思議な共感があった。
　彼女はレズビアンであったゆえに、女のアクメを裏側から知ってしまった後悔の念を持っているのだった。
　それは憧れにも似た郁美への愛情に集約されていると瑠璃子は理解していた。
　少なくとも瑠璃子は郁美を凄く羨ましく思う気持ちがあり、その根源は表から女のアクメを知り尽くしている存在が彼女にほかならないからであった。

　そういう認識は同時に健二という存在が鍵となっていて、彼という存在があってこそなのだから、郁美に近づくには彼との経験を経ずには考えられないという思いに繋がっていた。
　女として遅れを一気に取り戻すチャンスであり、今でも女として唯一好きな男性は彼なのだから、流れに身を任してしまえば良いという意識もあったのだ。
　ただ本能的に自分は昨夜以上に変わってしまうということを予測していて、怖くもあったのだ。

「わたし　祖父と同じ人間に」
「なってしまうかもしれない・・・」
「お爺ちゃん　わたし　それで良いのかしら」
「なんか怖いの　でも　好きなの　健二」

　健二は瑠璃子が意識する間もなく懐に入り込み、グイと抱き寄せると優しいキスで溶かしていく。
　彼女が身じろぎして体を逃がす方向を先回りして、更に深く抱きしめる。
　彼女の首元に優しく手で愛撫しつつ、頭部の動きすら封じてキスに引きずり込んでいった。
　健二の口内には、瑠璃子の可愛い舌が誘い込まれてチロチロと動いて彼の舌に絡みついていて、ほんのりと彼女の美味しい味が広がっていた。

　少女時代に天使のように可愛かった瑠璃子が、美しく成長した肢体で今腕の中にあるという事実が彼を点火させた。
　滑るように彼女の背中で動く彼の手が、あっという間にワンピースのホックとファスナーを外してしまう。
　そしてブラのホックが後ろにあると見つけると直ぐに外してしまい、直後にストンとワンピースとブラが脱がされて足元に落ちてしまう。

　瑠璃子はブラのホックを外された瞬間に、アッとなった。
　キスに夢中で服を脱がされそうになっていると、初めて気がついたのだ。
　優しく彼女の腕を愛撫するように操ったのは、全てワンピースとブラを彼女から剥ぎ取る動きだったのだ。
　もう上半身はトップレス姿であり、下半身もパンティとストッキングだけという半裸状態で抱きしめられていたのだ。
　ジリジリと斜め後方に追い詰められていく。
　その先にはベットがあり、もはや逃げ場は残されていなかった。

　乙女心としてシャワーを浴びたいという気持ちが急に膨らんでくる。
　夏場で、異人館めぐりで、それなりに汗もかいたし、Ｅカップを誇る胸元は蒸れ蒸れだったのだ。
　綺麗な身体で抱いて欲しいという気持ちはあるが、今この局面で彼の腕の中から逃げ出すのは至難の業であった。
　しゃべろうにもキスの真っ最中だ。
　しみじみと自分が経験不足なのだということを思い知る。
　男性は部屋に入ったら獣になる事など知っている筈なのに、こうなる前に彼の動きを誘導して入浴するのが一流の女なのだと反省した。
　その時、郁美から教えられたアドバイスを思い出す。

「そっかぁ！！　うふ　アリガトね　郁美」

「うぐぅ！！　！！　！！」

　健二は怯んで唇を外して、腕を緩めてしまう。
　酷くはないが、軽く舌を甘噛みされて彼女に逃げられたのだ。
　戸惑う彼の目は艶ぽく憂いに含んだ瞳に心奪われる。

「なんという　色っぽい瞳をしているのだ」


瑠璃子　「わたし　シャワー浴びたい」
　　　　「健二　一緒に入ろう♪♪」
健二　　「えっ・・・・・・・・・マジか！！」

　唖然とする彼を残して、天使のような裸身はあっという間に浴室に消えてしまった。
　そして突然、妖しい笑みを浮かべていた。
　彼にしてみれば明るい場所で、たっぷりと天使の裸身を隅々まで視姦するチャンスに恵まれたことを意味したからだ。
　獲物の反応次第で楽しみ方を変えるのが、色事師の醍醐味なのだ。
　着ていたのを全て脱ぎ捨てると、一目散に浴室に獲物を追って走り込む。
　既に股間の逸物は臨戦態勢十分であった。

「わが分身に　一点の迷い無し」

　浴室からは歓声とも悲鳴ともつかない、瑠璃子の声が響いていた。




　佳子は、新幹線のデッキで携帯電話を掛けていた。
　通りがかった男達は、美しい彼女に目を奪われて、通り過ぎることがし辛くなり、売店やトイレ、洗面所周辺にたむろしてしまう。
　何名は声を掛けたいと企んでいる者達もいたかもしれない。
　ミント色の大胆な膝上１５㎝ミニスカートから覗く美脚は生足であり、男達を惑わすフェロモンを撒き散らしていた。
　それなのに電話しながら、脚を後ろに跳ね上げたりするものなのだから、正直目のやり場に困るほどである。
　吸い寄せられるように不用意に近づく者は、唐突に現れた２人組の屈強な男達に威嚇されて驚いて退散する羽目に陥った。


　郁美は瑠璃子の妹、佳子からの電話に困惑していた。
　唐突に、今日やって来て自分に会いたいというのだから、その意図はどこにあるのだろうかと探るのに苦労していた。
　今晩は、昨日の宴の翌日ということで多くの者が不在であった。
　なにより健二が瑠璃子と出かけて不在となるタイミングを知った上での訪問なのではと疑念を抱いていた。

　当然、佳子が動くということは瑠璃子とは別行動で、ゼウスの意向に基づくものだとは容易に察しがついていた。
　郁美は、立場上、面識はなかったが、佳子の人柄については多少なりとも知っていたのだ。
　彼女としては、会うのは出来るだけ先延ばししたい相手が佳子であった。

　郁美は佳子に同質の匂いを感じており、瑠璃子とは違って真正面からぶつかってしまうと感じていたのだ。
　佳子は、関東本部で有名であった三宅真也に匹敵すると言われる３人のイケメン色事師を従える影の女王と噂される女なのだ。
　彼女は、その３人の女王として君臨しながら、自らは「会」に不参加という謎の多き人物でもあった。

　このイケメン３人は「王妃の三銃士」と呼ばれていて関東本部を席巻して女達を夢中にさせていた。
　男性上位の関東本部象徴的存在が、彼らと言っても良かった。
　その３人は、既に郁美に狙いを定めて何度もアプローチしてきていたのだ。
　郁美は彼らとは会って話はしたことがあったが、嫉妬するゼウスが常に介入して、ベットで実力を確かめるチャンスは現在のところ無かった。

　そんな事情をよく知っているはずのゼウスが、彼女を送り込んでくる真意を計りかねていたのだ。
　今回、彼女が「王妃の三銃士」を同行していて、襲われたら、いくら郁美でも自信がなかった。
　「王妃の三銃士」は全員、郁美が出会った頃の健二のようなギラギラした魅力溢れる男達であった。
　徹とは別のタイプではあるが、徹や健二に匹敵しうる資質は間違いなくある若者達であると評価していた。

　その３人を成長させて、一流の色事師に導いたのは、佳子であるのは疑いようがなかった。
　敬子と同じ歳である瑠璃子の妹が、実は郁美最大のライバルであることは、この頃は郁美本人しか意識していないことであった。
　郁美としては、まだ「関西支部」が立ち上がったばかりの時期に余計な争いは避けたいという思いが強かったのだ。

　郁美は、ある意味、最強のパートナーである亜紀だけが今日居てくれることを幸運に感じていた。
　直ぐに亜紀の元に駆けつけて、佳子の情報と自身の認識と共に全て伝えて協力をお願いする。
　彼女は、察しの良いタイプなので、細かい話はしなくても事態を認識してくれる。
　そしてあっという間に、佳子を郁美のライバルだと理解して、一緒に戦うと言ってくれるのだ。

亜紀　　「遂に来たわね」
　　　　「間違いなく　わたし達の最大のライバルね」
郁美　　「ごめんね　亜紀　巻き込んでしまって」
亜紀　　「もう　なに言ってんのよ　それは逆」
　　　　「これは　挑戦よ」
　　　　「郁美は　わたしが守る」
郁美　　「亜紀・・・・・」
亜紀　　「郁美は　誰にも渡さないわ」
　　　　「それにしても　三銃士が手ごわいわね」
　　　　「それが　わたし達にとって」
　　　　「最大のネックね」
郁美　　「そうなの　あの子達は　ただ者じゃない」
　　　　「そうじゃなきゃ　目の肥えたお姉様達」
　　　　「諸先輩女子を魅了なんて出来ない」
　　　　「怖いのは」
　　　　「彼らの目が　若い頃の健二そっくりなの」
亜紀　　「そうなんだ・・・そう言えば」
　　　　「麻輝と美帆は　なにか言ってなかったの？」
郁美　　「彼女達　スタッフで健二サイドだから」
　　　　「さすがの彼らも手出しできなかったみたい」
　　　　「でも関西支部になってから」
　　　　「何度が声掛けられたみたい」
亜紀　　「あらら」
郁美　　「もちろん　２人も危険感じて逃げたみたい」
亜紀　　「そうか　あの２人でも・・・・・」
　　　　「でもそんな３人を　佳子さんか」
　　　　「ともあれ　会ってみて　様子見るか」
郁美　　「うん」
亜紀　　「今日は　凌もいないからね」
　　　　「三銃士一緒だったら」
　　　　「真也さん呼んでフォロー」
　　　　「お願いするしかないわね」
　　　　「今日は　彼以外居ないし」
　　　　「美あんずのメンバーは　逆に危険だと思う」
郁美　　「電話の雰囲気では　1人だと思うけど
　　　　「用心に越したことは」
亜紀　　「分かった　手配はわたしするから」
　　　　「郁美は料理作戦よろしくね」
　　　　「直ぐに　佐紀ちゃん手伝いに派遣するから」

　女の対決は男達が知らないところで勃発するものだ。


つづく
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2020年9月16日掲載
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