ずっと愛してます３
羅衣 作
第44話　王妃の三銃士３


　「王妃の三銃士」が初めて倶楽部を訪れてから２週間ほど経った。
　あれから彼らは倶楽部遊びに嵌まってしまい、連日遊興に明け暮れていた。
　しかし無為に時間を過ごしているので、佳子からは呆れの言葉を投げかけられる始末であった。

　とはいえ初めて覚えた遊興の魅力は強烈であった。
　既に数百万円ほどの経費を使いながら、彼らは悠希達とのアフターデートを引き出そうとあの手この手を駆使するが、初心者の策では容易ではない。
　そんな中でも、西園寺勇人は佳菜子とのアフターをゲットすることに成功する。

　鷹司 翔と嵯峨悠真は、後れを取ったことに自身の未熟を思い知る。
　勇人が佳菜子を担当指名しているから当然の結果なのだが、それに甘えて彼の同行者で遊び続けて自分たちの担当指名を保留にし続けていたからだ。


　中村佳菜子が勇人の誘いに応じたのは、「美あんず」メンバーとしては「そろそろかな」との判断があったことと、彼にはガツガツした雰囲気が無く場を楽しもうという余裕が感じられたからだ。
　ガツガツされてチカラ押しされたら、腕力ではかなわないので最低限の警戒心の裏返しであった。

　やはり若いといっても「会」関東本部の「王妃の三銃士」であり、ことベットに引き込まれたら女である以上勝てないと分かっていたのだ。
　駆け引きは上位でも、女と男の身体の違いは埋められない。
　ベットで愛されまくったら情が移ってしまう生き物であるのは、女である以上プロのホステスでも変えられない。
　だからこそ相手を愛さない限り、彼女達が身体を許さないのは当然の判断であった。
　レベル低い相手でもベットだけは達人の男は存在しており、そんな男に捕まる事態は避ける為の先輩の知恵である。

　店外デートでは、勇人はさすがに「王妃の三銃士」の名の通り、エスコートの達人であった。
　佳菜子は、楽しくよく笑い、美味しいものをご馳走になった。
　普通なら、やっとゲットしたチャンスを活かそうとガツガツするところだが、実に自然に翌日のアフターの約束を取り付ける。

　佳菜子は超人気ホステスなので連日希望者殺到であるが、彼女はトラブルに成りがちなアフター予約は基本的に無しのスタイルなので、当日訪れた顧客達が店で争奪戦繰り広げるパターンであった。
　そんな中で、佳菜子は、掟破りの予約を許したことになる。
　その晩の勇人は雄弁であった。

　悠希と佳菜子は超がつくほどの売れっ子であって、新参の彼らでは彼女達を独占することは不可能であった。

　定期的に田原 凌や達木祐司、山田克也という関西支部の有力者も現れて、あっさり奪われてしまう。
　名家の子弟といえど、財界経済人として実績がある彼らのオーラには、全く歯が立たたず経験の差を思い知らされる。
　経験がもたらす所作の余裕がモノをいうのだと教えてくれるのだ。
　凌や祐司、克也にすれば、「美あんず」屈指の美女である悠希と佳菜子２人に、関東の若造ごときに手出しさせないというプライドがあった。
　そんな中でも、「王妃の三銃士」の闘志に火をつける出会いがあった。
　山田 徹との接近遭遇だ。

　今では「会」で徹の名を知らない者はいない若手イケメン性調教師候補生の超新星だ。
　その彼が、彼らが嫉妬するほどの美女である妻、敬子を伴って現れたのだ。
　彼は、ゼウスすら夢中になっている郁美からも愛されているという超モテ男子で、悠希達からも愛されていると噂されていたのだ。

　自然と対抗意識剥き出しの視線を投げかけるが、この時とばかりに敬子が機転をきかせて、彼らと同席して飲むことにしたのだ。
　もともと倶楽部は美女揃いで、その中で悠希と佳菜子が際立っているのだが、敬子はその２人に優るとも劣らない美女であった。
　先日開催された関西支部オープニングセレモニーで、話題沸騰の美女の１人である。
　山田徹・敬子夫妻の存在感に、「王妃の三銃士」は動揺を隠せない。

　次々現れる佳子に負けないレベルの「美あんず」メンバーの登場と、ライバル徹の桁違いのモテぶりを見せつけられたのだから、彼らは事態の深刻さに気がつく。
　現役理系女子大生である敬子の利発さは、彼らのキャパシティを越えた存在であった。

　佳子が最大のライバルと名指しした郁美の愛弟子といえる山田徹・敬子夫妻、その輝きを目のあたりにしてしまった「王妃の三銃士」は防戦一方となった。
　彼らにすれば、敬子という妻だけでも十分眩しく、男として贅沢なんじゃないかという思いが強かった。
　なのにライバルは、贅沢にも「美あんず」を欲しいままにしていることが許せないと感じたのだった。

　反面、彼を佳子に会わせたくないという危機感も彼らに芽生えたのは事実であった。
　同性の彼らでも、徹が女性にとって麻薬のような男なのだと本能で感じ取ったのだ。

「山田 徹　恐るべし」

　ある意味、彼らが初めて同年代の男に負けると危機感を抱いた瞬間でもあった。
　彼らは佳子という恒星を追いすぎて、たくさんの女性と経験がありながら女性の本質を学んでこなかったのかもしれない。

　他の女性達とは快楽だけの関係であり、結局彼女達からは愛情を得ることは無かったのだ。
　そう彼らは女性の肉体を通り過ぎた１人の男に過ぎないのだが、「会」関東本部の男達が全く気がついていない決定的な差であった。
　いくら精力を強化しようが、性技を極めようが、この差を理解していない限り、その差は埋まることが無いのだ。

　関西支部男性陣も徹と共通する部分が多いのだが、その中でも徹は際立っているのだ。
　岩永健二はある意味、関東本部と関西支部それぞれの良さをバランス良く備えた唯一の存在でもあり、だからこそ圧倒的な女性人脈を構築し得たとも言える。
　郁美という女性は、バランス型の夫、究極女殺しのイケメン男子を正に独り占めしている存在なのだ。

　徹は顔見知り程度の女性達の心もいとも簡単に鷲掴みにしてしまう、究極の天然スケコマシであった。
　彼が倶楽部に現れた途端、店の女性陣は彼が気になってソワソワしているのが、「王妃の三銃士」ですら察知したほどであった。
　彼は女性に優しい、容姿が優れる、などだけでなく、その存在そのものが究極白馬に乗った王子なのだ。
　通路ですれ違うだけの些細な所作だけでも、女性の心を掴んでしまう天賦の才ともいえるレベルであった。
　だから彼の周囲は女性達の笑顔で包まれているのだ。

　天賦の才に、「美あんず」の女性達が常に彼に寄り添うのだから、無敵のスーパースケコマシになってしまうのは当然の結果であろう。
　その現実認識は、「王妃の三銃士」にとって屈辱に他ならない。

　「王妃の三銃士」も、類い希な容姿と抜群な血筋、更にタフな精力、それに見合うセックステクニックも備えた若者達であった。
　今までは彼らは他者に後塵を拝するなどの経験が無かっただけに、その挫折感は小さいものでは無かった。

　とはいえ、若い彼らはに既に負けじと、この差が生じた理由の分析を始めていた。
　正直、容姿では負けていると思えず、会話力も負けているとは思えない。
　彼らも女性の話も苦も無く聴ける聞き上手であり、これは佳子から厳しく躾けられた成果でもあった。
　それでも、この大差感が納得がいかなかったが、現実であった。
　既に６０代であろう倶楽部の大ママですら、彼には別人のような優しい眼差しを向けて女の顔を見せているのだ。

　徹の凄さは、「優しさ」という言葉に集約されるのかもしれない。
　話しかけてきた全ての女性達に目を合わせて話すし、適度なスキンシップを欠かさない。
　そして抜群の反射神経と隙の無い周囲への目配り。
　通りがかった若いホステスが足元がふらついて、あわや転倒かという場面でも真横に座って居ただけなのに、あっという間に彼女を抱き止めていたわってしまう。

　これらは「王妃の三銃士」でも、脱帽するほかない。
　そして彼らは、徹の敵は、彼女達の敵として扱われかねないということに気がつく。
　これは恐怖以外何物でも無い。
　本能で彼らは、徹と決して争ってはいけないと察したのだ。


　その日、幸いなことに徹は用事があるということで１人だけで帰っていった。
　彼らにすれば自分達が居るのに、可愛い若妻、敬子を置いていく神経が理解しかねた。
　自分達なら敬子のような妻が居たら、心配でこの場に置いていくなんて決して出来ない。
　徹が不在になると彼らは急に元気になった。

　２週間も期待した働きをしない彼らに対して、佳子は冷たかった。
　当然といえば当然なのだが、彼女が冷淡なのは別に理由があったのは言うまでもない。
　ただ結果的に彼らが女性に飢えていたのは事実であった。

　いつに無い必死さが、女性達の微妙な心を動かすことになる。
　この日、他の客が偶然少なくて悠希と佳菜子が比較的ずっと同席していたのも、彼らにとっては幸運であり、まさに攻め時であったといえる。

　更に場の空気を変えたのが、敬子が翔に興味を示したことも影響した。
　もともと話が合う勇人と佳菜子は、自然とアフターの話で盛り上がり始める。
　最年少である嵯峨悠真は、取り残されないように必死に悠希にアピールし続ける。

　そもそも「美あんず」的には、「王妃の三銃士」はご馳走にしかみえなかったし、実力を探るにも誰かがベットを共にしてみなければならないのは既定の路線でもあった。
　亜紀から「王妃の三銃士」担当責任者に任命された敬子が動けば、同席した悠希と佳菜子が追従するのは暗黙の了解事項であった。

　若さゆえの勢いと、場の雰囲気が、いつもなら男の欲望に冷淡な悠希をその気にさせる。
　悠真の勢いは、悠希に、かつて高校生時代の打算の無い淡い恋愛を思い出せていたのだ。

「そう　あの頃は　わたし」
「男の子の気持ちなんて　分からなかったの」
「そんなにしたいなんて」
「うふっ　なんか　可愛いなぁ」
「この子は　向こうでは」
「たくさんの女性としてるって聞いたけど」
「それでも　こんな綺麗な瞳して」
「なんか　分かる気がする　この子　熱いのよ」


敬子　　「ふうぅぅぅ　今日は一杯しゃべったねぇ」
佳菜子　「ですね　もうすぐ閉店時間ですわ」
勇人　　「そんなぁ　もうですか。。。。。」
悠真　　「はやっ」
悠希　　「まあ　今日は　他のお客さんも」
　　　　「いらっしゃらないし　直ぐ上がれるわよ」
　　　　「加奈ちゃん　皆さん」
　　　　「お待ちかねの団体アフター行っちゃう？」
翔　　　「ホントですか！！」
　　　　「是非　是非　敬子さんも行きましょうよ」
敬子　　「うふふ　翔さん　期待してイイのかしら？」
悠希　　「うふふ」
翔　　　「勿論ですぅ　イイところに」
　　　　「ご案内しますよ」
敬子　　「まあ　地元じゃないのに　準備万端ですね」
翔　　　「当たり前ですよぉ　この２週間」
　　　　「たっぷり探索しましたからね」
佳菜子　「そうなんだぁ」
勇人　　「せっかくですから皆さんと合流して」
　　　　「行きましょう　加奈さん」
佳菜子　「うふふ　敬子さんがよろしければ」
敬子　　「はい　うふふ」
悠真　　「ですぅ　オススメですよ」
　　　　「今日は　由紀さんと」
　　　　「もっとお話したいです」
悠希　　「あはぁっ　まあ今日帰っても」
　　　　「独りぼっちだったから」
　　　　「ちょっと淋しかったの」
悠真　　「これは運命です」
悠希　　「うふっ　行きますわ」
悠真　　「やったぁ！！」
翔　　　「やったな　悠真」
勇人　　「加奈さん　お願いしますぅ」
佳菜子　「あはぁ　そんなんじゃ」
　　　　「嫌って言えないじゃない」
　　　　「まあ　わたしも」
　　　　「今日は　勇人さんと」
　　　　「もっと話したい気分なの　うふふ」
勇人　　「はい　ありがとうございます」
翔　　　「やったな　勇人！！」
勇人　　「おお！！　神戸って　俺好きです」
一同　　　（笑）



　敬子、悠希、佳菜子は、「王妃の三銃士」に北野メインストリートからかなり外れた脇道にある隠れ家的な焼き鳥屋に案内された。
　地元の彼女達も知らない、４０から５０代の店主が１人で切り盛りする客席１０名ほどの小さい店だ。
　彼女達の予想を覆す予想外の展開であった。
　当初は、いきなりラブホテルが点在する方向に向かったので、彼女達の彼らに対する評価が地に墜ちつつあった矢先の急展開であった。

翔　　　「どうですかぁ」
　　　　「ここが我々２週間の全てです」
勇人　　「ここで〆に頂く　鳥雑炊　絶品ですよ」
悠希　　「あはぁ　ごめんね」
　　　　「わたし達　誤解しちゃった」
翔　　　「誤解？」
佳菜子　「だって」
　　　　「いきなりファッションホテル街に」
　　　　「向かうんだもん」
悠真　　「えっえぇぇぇぇぇいくらなんでも」
　　　　「我々はそんな下劣なことしませんよ」
敬子　　「だよねぇ　ごめんなさい」
翔　　　「いやいや　こちらこそ　ごめんなさい」
　　　　「土地勘無くて　そうなんですね」
　　　　「いやぁ　そういうホテル」
　　　　「行ったことが無いので　無神経でした」
悠希　　「行ったこと無いんだ」
勇人　　「はい　まあ」
佳菜子　「そうなんだぁ」
敬子　　「いろいろ　仕掛けがあって楽しいのに」
翔　　　「仕掛け？　どんなのがあるんですか？」
敬子　　「あはぁ　まあ」
　　　　「そんなことは後で　注文しましょ」

　半信半疑だった彼女達は想定外の美味に舌鼓をうち、美味しく生ビールを楽しんだのだ。
　「王妃の三銃士」との会話に、正直、彼女達も楽しんでいった。
　敬子も、いつの間に、ビールを美味しいと感じるようになったのだろうと思いながら、笑いながら翔の膝に右手を預けていたのだった。

　テンポの良い楽しい会話と、程よい辛口の焼き鳥に絶妙に合う生ビールが、女性陣の気分を高揚させていく。
　そして〆にご馳走になった鳥雑炊の美味しさに、感動してしまう。
　この店は、盛り場で飲んで楽しんだ男達が、しばし身体を休める隠れ家に違いない。
　格好つけたがる男達は、すぐ頑張って高級な飲食店やバーに連れて行きたがるが、結果的に女性は口説かれると警戒全開になってしまうものだ。

　ホステスにとってのアフターはサービス残業であり、身体を許すなど自分自身の安売りに繋がるので、自身が心を寄せるか、泥酔したりして失敗とかしなければ、その先はあり得ない。
　男と女の疑似恋愛ゲームで、女は男に期待させつつ抱けそうで抱けないギリギリのラインを綱渡りする。

　ホステスは街の女とは違うのだから、いくら何百・何千万円投資しようが、女にその意志がなければ抱けないものは抱けないのだ。
　そもそも１度肉体関係を持ってしまえば男は自分のものだと考える生き物であり、自分の女に引き続き何百・何千万円ものお金を落としたりしない。
　だから彼女達は、レイプなどのリスクギリギリで疑似恋愛ゲームを演出し演じきる。

　ただ今回は、「王妃の三銃士」の男の隠れ家作戦で女性陣の警戒心を抱かせずに、持ち前の容姿と教養で彼女達の好意を持たすことに成功したのだ。

　楽しく焼き鳥屋を後にした彼らは、それぞれカップルになり別々のタクシーに乗り、深夜の夜道に消えていった。


・翔と敬子のタクシー内

敬子　　「うふふ　今からどちらに行くのかしらぁ」
翔　　　「もちろん」
　　　　「僕が泊まってるホテルのスイートさ」
　　　　「他の２人も同じだと思うけど」
敬子　　「まあ」
翔　　　「今日は　敬子さんの為に」
　　　　「特別なカクテル用意してるんだ」
敬子　　「あれれ　だって今日」
　　　　「わたしと行くなんて予定無かったくせに」
翔　　　「さっきの店から連絡して準備したのさ」
敬子　　「あらら　手回しの良いことで」
翔　　　「とにかく　夜景最高だよ」
敬子　　「うふっ」

　敬子は、日に日に肉食女子と化しつつあったのだ。

　敬愛する郁美が懐妊して、しばらくお休みすることになったので、代わりに頑張らねばという名目で周囲を誤魔化していたが、実はすっかり郁美に感化されてイケナイ女に化けて暴走しつつあった。

「うふっ　翔さん　美味しそうぉ」




・勇人と佳菜子のタクシー内

勇人　　「今日は　アフターありがとうね」
　　　　「夢叶ったよ」
　　　　「これで　東京帰っても」
　　　　「思い残すこと無いな」
佳菜子　「えっ　帰る？」
勇人　　「あっ俺さ　来週末帰らないと駄目なんだ」
佳菜子　「うそぉ　なんか淋しいぃ」
勇人　　「おっと　なんか嬉しいな」
佳菜子　「ごめんね　いつも断って　実はね」
　　　　「何度かイイかなって思ったんだけど」
　　　　「いろいろとね」
勇人　　「しょうがないよ」
　　　　「特に警戒されてしょうがないしさ」
佳菜子　「あのね　どうしても」
　　　　「佳子様のこと気になっちゃって」
勇人　　「まさか　焼き餅？」
佳菜子　「分かんない　でも　わたし」
　　　　「勇人のこと　ずっと気になってた」
勇人　　「・・・・・加奈ちゃん」
佳菜子　「もう　今は　本名で呼んで　佳菜子って」
勇人　　「佳菜子ちゃん。。。。」

　勇人は、佳子以外の女性で初めて心が揺らいでしまう存在に出逢ってしまったのだった。

「ごめん　佳子様　俺　マズイかも」



・悠真と悠希のタクシー内

悠真　　「悠希さん　今日とっても嬉しいです」
　　　　「俺みたいな若造につき合ってくれるなんて」
悠希　　「なに言ってるの　若いって素敵なことよ」
　　　　「遠慮無用よ」
悠真　　「やっぱり　翔　勇人　のようには
　　　　「出来ないなって」
　　　　「特に悠希さんに会って」
　　　　「俺　まだまだだなって　思い知りました」
悠希　　「あれれ　それって」
　　　　「いつもらしくないじゃないのぉ」
　　　　「いつも　競って頑張ってるでしょ」
悠真　　「まあ　でも　今回はね」
　　　　「お酒も　未だ修行中だし」
悠希　　「えっと　２０歳になったばかりだっけ？」
悠真　　「はい　なって半年です」
悠希　　「それで　今日」
　　　　「これだけ飲めるなんて　凄いわ」
悠真　　「ですかね・・・」
悠希　　「徐々にね　無理しちゃ駄目」
　　　　「お酒は飲むもの　飲まれちゃ駄目」
　　　　「まずは　自分の量を見定めること」
悠真　　「急ぎたいんです」
悠希　　「わたしが　教えてあげるぅ」

　若い等身大の悩みに、不意にオンナのスイッチが入ってしまった悠希であった。

「あん　わたし　濡れてる。。。。。。」

　思わず自ら手を絡めてしまう、いつになく肉食なモードに入ってしまう。


つづく
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2020年11月14日掲載
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