ずっと愛してます３
羅衣 作
第46話　勇人 vs 佳菜子


　西園寺勇人は、中村佳菜子と２人だけだと自然体で居られて実に楽しい時間を過ごせていた。
　まだ肉体関係は無かったが、彼女と出来るだけ長い時間過ごしたかった。
　彼女は２歳ほど年下であったが程よい位置関係で会話が合うし、政治経済的な知識も豊富で、彼自身が抱える仕事関係の話題にも適切についてきてくれる。

　彼が通っているキャバクラでは、そんな女性に出会ったことがない。
　これが倶楽部ホステスとキャバクラ嬢との違いなのかと実感したところだが、彼には彼女が特別輝いて見えたのも事実であった。
　彼女の先輩であり師匠である悠希は、あの銀座の超高級店からも即戦力として声かがかかったという伝説の北新地出身ホステスだ。

　その悠希がイチオシで育てたというのは伊達ではないと勇人は考えていた。
　彼が見たところでは、あの倶楽部では悠希と佳菜子がダントツのツートップであり、２人目当ての顧客が連日溢れかえっていたのだ。

　そもそも悠希が、北新地から銀座ではなく神戸という半ば都落ちの様な変遷を辿ったことが理解出来ない。
　タクシーの隣に座る佳菜子は、沈黙して思案に暮れる勇人を決して邪魔して話しかけたりしてこない。
　会話の話題が無い訳でもないし、トーク術が無い訳でもないし、無理にご機嫌取りする訳でもない。
　それでも彼女は、無為にボーと過ごしている訳でもない。
　思案する勇人を尊重し、彼の次の言葉が出るまで待ってくれているだけだ。
　これを空気を読むという術であるが、彼女は常にそれが出来る人だ。
　不意に訊いてみたく思った。

勇人　　「加奈ちゃん　訊いて良いかな？」
佳菜子　「はい　もうプライベートですから」
　　　　「源氏名は止めて」
　　　　「佳菜子って呼んで下さい」
勇人　　「おお　アフター　そんな特典がぁ！！」
佳菜子　「もう　そんな特典はございません」
　　　　「特別です」
　　　　「勇人様は　特別です」
勇人　　「へへ　信じちゃうよ　なら　様は禁止」
　　　　「勇人って呼んで欲しいな」
佳菜子　「うふふ　勇人・・・・さん。。。てへぇ」
　　　　「言っちゃったぁ」
勇人　　「たはぁ～　きゃわぁいい」
　　　　「どうした　真っ赤だぞぉ」
佳菜子　「もう　意地悪ぅ」
勇人　　「いやいや　ごめん　ごめんなさい」
　　　　「実は俺もドキドキが止まらない」
佳菜子　「うふっ」
勇人　　「そうそう　話戻って」
　　　　「悠希さんの話なんだけど」
　　　　「彼女なんで」
　　　　「北新地から銀座に行かなかったのかな？」
佳菜子　「夜の女には　色々あるんですよ」
勇人　　「彼女なら　銀座でも通用すると思うけど」
佳菜子　「もう　あんまり話しちゃ駄目なんですけど」
　　　　「特別ですよ」
勇人　　「おお　他言しないから」
佳菜子　「実は　今でもお誘いあるんです」
勇人　　「やっぱり　そうなんだ」
佳菜子　「悠希さんが」
　　　　「お世話になったママのお姉さんが」
　　　　「超有名店のオーナーママでいらしゃって」
勇人　　「なるほどぉ」
佳菜子　「悠希姉さん　義理堅くて」
　　　　「今の店　特にママに恩義あるし」
　　　　「それに「美あんず」　亜紀姉さんと」
　　　　「離れたくないって」
　　　　「わたしも　勿体ないと思うの」
　　　　「だって　今でも　関東の名だたる企業」
　　　　「お客様達が関西に来られたら」
　　　　「必ず店にいらっしゃるほどですから」
勇人　　「ええっ　まじ　伝説だな」
　　　　「悠希さん　関東で　どうして有名なの」
佳菜子　「北新地時代　ママのお願いで」
　　　　「数ヶ月ほど　さっきお話しした店に」
　　　　「お手伝いで行ったことがあったそうです」
　　　　「それで　いきなり」
　　　　「ナンバーワン争いに参戦したらしいです」
勇人　　「すげぇ　ほんとに」
　　　　「伝説のホステスなんだ　悠希さんって」
　　　　「今　銀座も景気良くないから」
　　　　「そりゃ　今でも　声かかるね」
佳菜子　「あれっ　ホテルは向こうでは？」
勇人　　「へへ　ちょっと寄り道ですぅ」


　佳菜子は、ちょっと肩すかしであった。
　「美あんず」の夫達は例外として、いわゆる太客とのアフターといえども誰１人身体を許したことは無かったのだが、勇人は彼女にとっては特別だったのだ。
　そもそもホステスと顧客という立場で出会いたくなかったというのが本心であった。
　もちろん彼の心には佳子という女王様が大半を占めているのは知っていたし、名門出身の彼とは自分は結ばれないことも理解していた。

　でも彼女は好きな男性の子供は欲しいし、それは誰にも邪魔させないという意地があった。
　もちろん相手の男性に迷惑を掛けたり、負担を掛ける気もサラサラ無いしそういう意味の打算も一切無い。
　悠希の様に両立できる男性と出逢うことが出来れば良いが、男と女はそう簡単ではないのは百も承知だ。

　諸先輩の経験談を踏まえて若いうちに好きな人の子供を産み１人で育てるのが、夜の女としては正解だという彼女自身の考え方にほかならない。
　それが出来るのが、ホステスという職業であるのも事実であった。
　佳菜子の光栄な好きな人に選ばれロックオンされたのが、他ならぬ西園寺勇人であった。

　だから今晩は、実は佳菜子の方が狙っていたのだ。
　都合が良いことに、偶然、危険日ど真ん中である。
　佳菜子は、悠希から彼女の代わりに銀座行きを勧められていて迷っている最中であった。
　悠希から離れて１人で行くことにかなり不安があったし、「美あんず」特に亜紀と郁美の２人と離れるのが淋しかったのだ。

　もちろん夜の女、ホステスとして生きていくと決めた以上、当然野心もある。
　これは大チャンスだし、「美あんず」の戦略上、特に亜紀の名代として関東進出は必要なのだとも理解していたのだ。
　そもそも銀座、それも超有名、超高級店でのいきなり働けるなんで、普通では有り得ない大出世だ。

　そんな中で勇人と出逢ったのだ。
　東京で心の拠り所になる人を見つけたと確信し、女の打算はその絆を確固たるものにする為には手段を選ばない。

　げに恐ろしきは女の策謀と誘惑だ。

　突如として佳菜子は、フルスロットルで攻勢をかけ始める。
　そんな女の罠が蠢いているとは夢にも思わない勇人はアフターデートを楽しんでいた。
　ただいつも以上にボディタッチしてくれる佳菜子に上機嫌であり、この日のベットイン期待度ＭＡＸになっていたのは言うまでもない。

　妙に大人ぶってショットバーに寄り道したが、カウンタ下ですり寄せられる美脚に撃沈されてしまった。
　ダウンライトの中で、佳菜子の唇がいつもより色ぽく感じたのは気のせいではあるまい。
　彼女からは決して直接的な言葉は無いのだが、この状況に追い込まれてホテルに行こうと言わない男はいないであろう。



　勇人が宿泊するホテルに着くと、２人は我慢しきれず抱き合いベットに倒れ込んでしまう。
　２週間我慢していただけに、勇人は狂喜してしまう。
　未だかつて、これほど思い慕って１人の女性を追いかけたなど佳子を除いて誰１人もいない。
　佳菜子の瞳に吸い込まれそうな錯覚に陥る。

　唇を合わせて舌を絡め合う。
　鼻腔を強すぎない香水の薫りが漂う。
　肉欲は爆発しそうであったが、今の一秒一秒がとても貴重に思えて味わうように過ごしていく。
　ベットサイドの照明が彼女の瞳でゆらゆらと揺れていて、情熱的な唇が彼をどんどん夢中にさせていく。
　手慣れた手つきでブラウスのボタンを丁寧に外していく。

　恥ずかしさを紛らわすように、彼女の笑みが彼の興奮を煽る。
　普段なら首筋に顔を埋めていくところだが、美しい瞳が勿体ない過ぎて彼女と見つめ合いキスを重ねる。
　思わず右手の指で、彼女の唇をなぞってしまう。

「俺は　なにをするために　神戸に来たのだろう」
「彼女を試すようなことをして」
「俺は　後悔するのではないか」

佳菜子　「勇人　わたし」
　　　　「一目見たときから　好きでした」
　　　　「きゃはぁ　言っちゃったぁ」
勇人　　「俺は。。。。。」
佳菜子　「知ってますわ　いいの」
　　　　「今　ここで　２人だけで過ごせるだけで」
勇人　　「佳菜子　俺は」

　勇人は、佳菜子の一言に救われた思いがした。

　彼女とは、こういう出会いをしなければ良かったと心底思ったが、佳子に呼ばれて神戸に来なければ逢えなかったのも事実である。
　きっと彼女もそう思ったから、この一言を言ってくれたのだと理解した。
　それなら俺も受け入れよう。
　そして流れのまま彼女と素直に愛し合おうと思った。

勇人　　「佳菜子　一緒にシャワー浴びよう」
佳菜子　「うん　実はそうしたいと思ってたの」
　　　　「汗かいちゃったしね」
勇人　　「じゃあ　行こう」


　佳菜子は日頃から疑似恋愛ゲームを現在進行形で星の数くらいこなしているから、他の女性に心を寄せている男性を攻略する術は最も得意とするところだ。
　もともとホステスという仕事は、顧客が妻帯者、愛している女性がいる男性が大半を占める職場だ。
　ただ容姿が優れているだけでも、会話術が優れているだけでも、固定客に繋ぎ止められる簡単な職場では無いのだ。

　普通のサラリーマンの月給くらいの金額を一晩で使って貰うには、自分自身を惚れさせて、彼らが愛する女性達に匹敵するくらいに心に棲み着く必要がある。
　かといって、それは疑似恋愛であり、本来の愛する女性達を上回ったりしては決してならない。

　顧客の家庭、プライベートを壊すのは、ホステスの御法度だ。
　そのボーダーラインの見極めを嫌っていうほど、悠希から指南を受けた彼女は既に達人域に達していたのだ。
　だから既に佳子に好意を抱いている勇人の心に棲み着くのは容易いことであった。
　そして意図的に、そのリミッターを外して、彼の佳子への思いを徐々に凌駕していく気満々であった。
　佳菜子は、この恋に本気であった。

　この時のために磨き上げた肢体が炸裂する。
　秋田育ちの透き通るような白い肌、エステで磨き上げた吸いつくような肌質、モデルに優るとも劣らない長身と抜群な曲線美だ。
　あの達木祐司と田原 凌が鼻血出した、悠希と亜紀が絶賛するビューティボディを浴室で披露する。

　それなのに限られた男達しか知らぬという絶対的に経験人数が少ないゆえに、若い女性に欠かせぬ恥じらいが共存している所作が彼女の最終兵器であった。
　彼の手が彼女のボディラインをなぞっていく。
　そして後ろから逞しい腕で抱かれながら、勇人の心に忍び込んだことを確信した彼女であった。

「勇人　わたし　あなたに決めたわ」
「絶対　佳子さんには　負けないわ」


　勇人の心は、揺れていた。
　彼は、優秀で評判の良い兄２人がいる三男坊で、一族の中では脇役扱いで誰も興味を示してくれない存在であった。
　それが五摂家筆頭である九条家の次女、佳子と懇意にしているという事実で、一躍一族の主役並みの扱いと注目を集めていた。

　しかし他にライバルが２人現れると、途端にそれが重荷になりつつあったのも事実だ。
　佳子は移り気でつかみ所の無い女性であって、実際のところ不安一杯の日々を送っていたのだ。
　彼がライバル達に優位性があるのは、トーク力と彼女と波長が合い話題が常に盛り上がるところであろう。
　そして新たなライバルである綾小路優貴が浮上しており、彼女とのトークで敗北の予感を感じつつあった。

　そんな彼の悩みも、立場も、丸ごと受け入れて包んでいる存在が年下だが佳菜子だと確信したのだ。
　男女関係の駆け引きも、彼女は日々年長の男達に囲まれて鍛え上げられていて、正直、自分などは子供扱いされていると感じていたほどだ。
　一族からの孤立感も彼女が癒してくれるに違いない。

　そう考えると、目の前で美しい後ろ姿を晒している彼女が愛おしくて堪らなくなった。
　もう本能であろう。
　後ろから抱き寄せて、一緒に熱いシャワーに浴びて溶けていった。


　彼女が振り返ると、お互い貪るように唇を重ねていった。
　追いかけても酬われることの無い恋に疲れた男と結婚という形を求めない女は、必然的に惹かれ合う運命にあった。
　彼女の左手は彼の股間を彷徨い目当ての逞しい肉棒を捉えて、迷うこと無く掻き始める。
　彼女は彼の下半身に注意を払っていなかったが、やはりそこのサイズは気になる。
　そして安堵する。
　恐れているような極端な巨根では無かったからだ。
　彼女が一番ベストと感じているのが、いわゆる「徹」サイズだ。
　もちろん小さいのは物足りないというのが本音だが、逆に大きすぎるのは正直言って身体的な負担大きく尾を引くのも事実なのだ。

　しかしそれで彼女の感じていた勇人への違和感が全て解けたのだ。

　勇人は肉棒サイズにかなりコンプレックスがあり、ずばり「王妃の三銃士」では最小だったのだ。
　だが最小といっても日本人男性としては所謂大っきい方であり、まさに「徹」サイズで普通よりやや太めの最大幅４５ミリ程度、１７．５センチ だ。
　この必要十分サイズと、なにより彼本人の優しさと気配り力は抜きんでいて、細かいことは気にしない男前の性格と相まって、実は「王妃の三銃士」ダントツのモテ男であった。

　しかし男は股間のサイズに拘るし、それにより劣等感を抱き縛られるものなのだ。
　結果、彼はその不利を補おうと日々努力するし愛撫・前儀への拘りは尋常ではないし、後儀も他の２人とは比較にはならない完璧なものであった。
　ただ残念なことに、このコンプレックスゆえに、自分への過小評価に繋がり言動と行動に出てしまう傾向があった。
　これは微妙に女性に伝わってしまうものであって、それが彼は自信がない男に見えてしまう悪循環であった。

　佳子は綾小路優貴に目移りするまでは、実は西園寺勇人に惚れていて結婚しても良いとすら考えていて、現在でも花婿候補ナンバー２と見られていたのだ。
　全ては、彼の肉棒ジャストサイズと共に高いベット技術と王子様気質の人柄だ。
　もちろん彼女は、そんな素振りは決して彼に見せないし、他の者にも一切明かさない心の内だ。

　彼が岩永健二の様に野心家であれば、そして自らのコンプレックスを杞憂と克服できていたなら、間違いなく佳子は彼の元に降臨していたであろう。
　残念ながら現在の佳子には、郁美のように男を育てる余裕と素養は未だ無くて、結局は女王様気質であった。
　結果的に佳子は、「徹」級の金の卵をみすみす放置してしまったのだった。


　中村佳菜子は濃厚な関係を通して、郁美と亜紀、悠希の３人からオンナとしてエキス直接継承した女である。
　ゆえに、ただの２１歳の女性とは洞察力と男性への包容力が比較にならないほど抜きんでいた。
　女性目線で彼がなぜ佳子に選ばれなかったのか不思議でならなかったのだが、ここ数日の店外デートを通して彼の節々に見える残念な行動と言動に原因があるとは洞察していたのだ。
　ただその理由が分からず、違和感を感じていたのだ。
　浴室で彼女の疑念は解消した。

「もう　勇人たら　そんなこと気にしちゃって」
「あなたのが女は丁度良いのに」
「お馬鹿さん　みんなから愛されているのに」
「勿体ないわ」
「いいわ　わたしが癒して」
「あなたを　第２の徹に　わたしがしてあげる」
「その代わり　あなたの種　ちょうだいね　うふふ」


　２人は、それぞれの思惑は大きく食い違っていたのだが、互いにそれぞれが満たされずに求めていたものを補完し合う組み合わせであった。
　意外に、好きとか、愛してるとか、惚れているとか、男女のありがちな結びつきではない関係でありながら、結果的に強く惹かれあった２人であった。

　佳菜子は生涯に渡って心の拠り所にする男性と出逢ったし、勇人は結果的に生涯の伴侶に値する女性に出逢ったのだ。

　２人は浴室から絡み合うようにしながら上がってくると、身体を拭くのもそこそこにヘットに飛び込んだ。
　とにかくお互いの肢体が恋しかったのだ。
　しかし２人はとにかくセックスの展開が遅くて、ベットインから１時間経とうする時にも、まだ抱き合いディープキスでまったりとしていたほどであった。
　他人からすれば飽きるほどの前儀を経て、２人が合体するまでに更に１時間ほどの時が必要であった。
　正常位で初合体した２人は、そこからかなりの時間に渡って繋がり続けて溶けるほどに愛し合う。

　勇人の挿入法は実は大多数の女性が１度味わったら嵌まってしまう超スローの女肉を溶かし込んでしまう「女氷解セックス」であった。
　１度として荒々しいピストンなど行わないし膣内を激しく擦ったりもしないから、膣内粘膜の負担も極端に少ないので何時間でも繋がっていられるのだ。
　ゆっくり膣内を押し広げるように満たしていくことにより、実際より太いものが挿入されているように、より深く侵入されていると錯覚させることが出来るのだ。

　ドスンと突き上げる瞬間的なものとは正反対に、油圧プレスのようにゆっくり子宮を溶かすように圧迫することで、破裂してしまうと錯覚させるようなポルチオ性感帯が生み出す圧倒的なアクメを極めさせてしまう隠された特徴があった。
　これは彼だけの特性であって、他ならぬ佳子を夢中にさせたポイントが、これであった。
　そして、今、その「女氷解セックス」が佳菜子を溶かして飲み込もうとしていたのだ。

「あぁぁぁぁぁぁぁん　なんなのぉ」
「こんな　セックス初めてぇ」
「ひぃあん　そんなに広げないでぇあん」
「そんな奥までなんてぇ」
「溶けちゃう　あそこが　溶けちゃう　あん」
「あん　そんなふう　あん　抜かれたら」
「腰が浮いちゃう　だめぇん　恥ずかしい」
「勝手に腰が　あん　身体が熱い」
「あん　おかしくなっちゃう」
「あん　凄い　これ　凄い」
「亜紀姉さん　あん　悠希姉さん」
「これ　やばい　病みつきになりそう」
「わたし　もう駄目ぇ」

　東西決戦・神戸の陣は、第２戦線は女に惚れさせて溶かしてしまった「王妃の三銃士」１勝であった。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
羅衣さんの作品集→羅衣さんの他作品
2020年11月28日掲載
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