ずっと愛してます３
羅衣 作
第50話　九条家


　綾小路優貴は中学に進学する頃に、将来の逸材を求めて孤児院を偶然訪問したゼウスの目に止まって彼の手厚い援助を受けることになった。
　その後、武道、勉学共に秀でた才能を発揮して、メキメキと頭角を現した彼は防○大学校に進学した。
　彼はゼウスの援助に甘えることなく、早々自立の道を歩み出そうとしたのだ。
　結果的にゼウスに高い評価を受けるきっかけになり、彼の導きで断絶状態だった武門の名家「綾小路家」の養子となり当主の地位を与えられたのだ。

　そして防○大学校を首席で卒業すると、自衛隊に進まず国家上級試験に合格してそのまま警察官僚となった。
　既に武術、銃術など達人の域に達していた彼は、同期の者達だけでなく諸先輩をゴボウ抜きして出世してゆくことになる。
　昇進試験も毎回首席でクリアしていく彼は、あらゆる人事上の記録を塗り替えていく。

　驚くのは、これらの過程にゼウスの干渉は一切無く、全て実力でつかみ取った出世劇であることだ。
　そして国内で枠に収まらず、米国ＦＢＩアカデミーに留学しトップクラスの成績で修了後に現場研修も終えて米国大統領日本訪問に合わせて帰国したのだ。
　特にシークレットサービス関連の知識と技術が達人との評価を得たのだ。

　一般的なキャリア警察官僚とは異質な現場一筋のキャリアであったが、まだ３０歳の若さで既に「警視」の階級にあり、間もなく「警視正」に任官するスーパーエリートである。
　彼の特質は、現場では抜群の観察眼、明晰な頭脳、鍛え上げられた肉体により飛び抜けた才覚を発揮するが、指揮指導力も決断力と視野広さで先輩諸氏を圧倒する実力を併せ持つところであろう。
　彼の凄さは、生い立ち裏打ちされる努力を惜しまない姿勢と周囲の気配りが人並み外れて細やかである点にある。
　
　これらは彼の表であるが、当然裏の顔がある。
　それは中学生時代からゼウスに英才教育されたスーパースケコマシという顔だ。
　山田 徹は天然系であるが、彼は真逆の養殖系でゼウスが最高傑作と絶賛する男であった。
　若い頃から上質な女性達を惜しみなくゼウスからご馳走になった彼は、もともと才覚溢れるところからに英才教育を受けた為、もはや規格外の色男ぶりを発揮していたのだ。

　特定の彼女は設けなかったが、ベットを１人で過ごす日が数えるほどというほど女出入りは激しい状態であった。
　なにせ抜群の容姿と高身長、そしてなにより仕事の出来る実力者、更に最大の武器は気遣いのある優しさである。
　公私共に出逢った女性の８割９割は彼の手に落ちてしまう有り様であった。

　ただ彼はいわゆるイイ女しかベットを共にしない面食いでもあったから、美食家で有るは事実であった。
　それでいて女性トラブルは皆無という、ある意味女性の扱いも達人とも言える。
　もともとワンナイトラブと女性も納得済みというシュチュエーションを作るのは上手いし、しっかり気に入った女性は何度もおかわりして都合良くキープするしたたかさも併せ持つやり手だ。

　そんな彼でも愛のないセックスには虚しさを感じ始めて、乱れた性活を正す機会にしたいと考えて望んだのが米国ＦＢＩアカデミー留学である。
　異国の地は「会」の勢力外であり自由な生き方を満喫するが、モテ男の資質は万国共通であり結局派手な女性関係を繰り広げてしまう。
　贅沢な話だが、いろいろな外人女性を飽きるほど味わった結果、日本人女性が恋しくなってしまう。

　帰国すると、ますます女性への要求と好みが難しくなっていることに苦しむ。
　すると１人の女性への思いが強くなっていく。
　その女性こそ九条佳子だ。
　初めて佳子に出逢った時の衝撃は今でも鮮明に心に焼き付いていて、幼少期を孤児院で過ごした彼には彼女はまさに天使のように感じた。
　もちろん大恩あるゼウスの孫娘に手を出すことは許されないと考えて、今まで強く自分を戒めてきたのだ。

　ただ現在後ろ盾となっているゼウスは高齢であり、いくら実力でのし上がった彼でもゼウスの存在無くしては今地位は得られないであろう。
　そもそも他の五摂家を初めとする名家の方々が、彼をどう思っているか火を見るより明らかだ。
　そういった観点でも、彼の最終的目標は佳子を我が物にしたいところだ。

　色々な思惑はありながらも、ゼウスの許しも無く彼は誘惑に負けて、その禁を遂に破ってしまった。
　彼はキスをしながら自分がどれほど佳子に惹かれていたのかを実感し、もはや踏み止まれなくなっていった。
　辛い訓練を耐えて、複雑な人間関係を見定めながら人一倍気を遣って生きてきたのは、全ては実は彼女を手に入れる為だったのかもしれないと感じつつあった。

　もちろん正式に九条家の縁者になる事により、自身の野心実現に必要な力を得たいという考えは否定しない。
　だが数々の成功と賞賛を浴びてきたが、未だかつて１度として心の飢えを満たされたことは無かったのだが、今は穏やかで凄く充実していると感じる自分に感動していたのだ。
　知っていたが彼女からも自分は慕われていることを身をもって知れば知るほど悦びが満ちてくる。

「俺は　このままで良いんだ」
「佳子様を守るのは　俺の役目」
「今　彼女を支えなくてどうする」
「仮に　ゼウス様のお怒りに触れたら」
「その時は　甘んじて処罰を受けよう」
「少なくとも　今は　佳子様の愛」
「それが一番大切なんだ」



　誘惑を仕掛けた佳子は、ちょっと意外な展開に驚いていた。
　いつもなら色々理由をつけて身を引く彼が積極的だったからだ。
　そこで自分が演出した弱ってますモード演技がやり過ぎだったのかもと、自覚する。

　彼女としては彼との距離がずっと縮まらず、この機会に一気に縮めたいとの思いでの演出であり彼を本気で騙す気はなかったのだ。
　ある意味、面倒くさい女心というヤツだ。

　もともと彼は祖父の意向に忠実であり、祖父の許し無く自分に手を出すことはないのだと知っていたのだが、それを越えて欲しいという無い物ねだりだ。
　半ば諦めていたところに彼は全て失うかもしれないリスクを犯して、弱ったと思った彼女のために一歩踏み出してくれたのだ。
　それが嬉しくないはずもない。

「優貴さん　やっぱり　わたし」
「あなたが大好き　あなたしかいないわ！！」
「伝えなくては　祖父が許してくれたことを」
「ごめんね　優貴さん」


佳子　「優貴さん　ねえぇ聞いてぇ」
優貴　「・・・・・」
佳子　「わたし　優貴さんのこと　好き」
　　　「お嫁さんにして欲しいと思ってる」
優貴　「光栄です　　わたくしは」
　　　「お逢いした頃から　ずっと　憧れていました」
　　　「お嬢様は　わたしの様な」
　　　「親も知らぬ者とは違う」
　　　「由緒ある九条家のお方」
佳子　「でも　今は　綾小路の当主じゃない」
優貴　「それは　ゼウス様のご厚意のお陰」
　　　「わたくしには　素性も分からぬ血を持つ者」
　　　「どんなに努力しようが　地位が上がろうが」
　　　「血は変えられないのです」
佳子　「それがどうしたの？」
　　　「優貴さん　らしくない物言い」
優貴　「ゆえに　わたくしは」
　　　「佳子様の夫に相応しくないのかもしれません」
　　　「でも　もう逃げるのは嫌です」
　　　「ここ数日の佳子様を見ていて」
　　　「辛く　そして　嫉妬しました」
　　　「仮に処分されても　構いません」
　　　「ゼウス様　九条家の皆様に」
　　　「覚悟を決めて　申し出ます」
佳子　「優貴さん・・・・・」
優貴　「ひょっとしたら」
　　　「２度とお逢いできないかもしれないですが」
　　　「もう言わずに後悔したくありません」
　　　「佳子様　ずっと愛してました」
　　　「わたくしと　結婚して下さい」
佳子　「えっえぇぇぇ　きはぁっ　嬉しいぃぃぃ」
　　　「あっ。。。。。喜んでお受けします」
優貴　「ホントですか！！　分かりました」
　　　「あとは　わたくしが九条家の方々に」
佳子　「待って　お爺さまは　優貴のこと」
　　　「我が子同然と思っていらっしゃるし」
　　　「流れる血なんて気にもされてないわ」
　　　「その証拠に　実は　わたし」
　　　「優貴さんとのこと」
　　　「お爺さまに　お許しを頂いているの」
優貴　「それは　本当のことですか？」
佳子　「当たり前よ　嘘ついてどうするのよ」
　　　「お爺さまに　わたし褒められたのよ」
優貴　「それは。。。褒められた？」
佳子　「そちは見る目が高い　そちのお陰で」
　　　「とうとう優貴を」
　　　「九条家一門に加えることが叶う」
　　　「これで余の心残りがひとつ減ったわ　だって」
優貴　「ゼウス様　それほどまでに　わたくしを」
佳子　「わたし　分かってるの」
　　　「優貴は　わたしを妻にすれば」
　　　「名実共に地位も安泰」
　　　「そして　野心を実現できるの」
　　　「良いのよ　わたしを利用して」
　　　「わたしは　あなたの野心も」
　　　「なにもかも含めて愛してるし」
　　　「それは　わたしの夢なの」
　　　「わたし　女だから」
　　　「野心は優貴に任せる」
　　　「わたしは　我が儘に生きたいの」
優貴　「佳子様」
佳子　「もう様は無しにして欲しいわ」
　　　「あと正直に言うわ」
　　　「あの「美あんず」　郁美さんと競い合うには」
　　　「優貴　あなたが　わたしには必要なの」
　　　「わたしのチカラに」
　　　「そして還る場所になって欲しいの」
優貴　「光栄です　帰京したら」
　　　「ゼウス様に　ご挨拶に伺います」
佳子　「うふっ　義理堅いのね」
　　　「もうひとつ　伝えておきたいことがあるの」
　　　「恐らく　近々　九条家」
　　　「五摂家に激震が走ることが起きると思う」
　　　「それには　彼女達が関係しているの」
　　　「これ以上は　今話せないけど」
　　　「その時は　わたしを」
　　　「そして九条家を守って欲しいの」
　　　「これは　優貴しか頼めないし」
　　　「出来るのは　あなただけだもん」
優貴　「はあっ！！　かしこまりました！！」
佳子　「もう　年下妻に敬語はやめてよ」
優貴　「といっても　染みついているものですから」
　　　「はぁ～　って　もう年下妻気取りですか！！」
　　　「いやはや気が早い」
佳子　「わたしは決めたら　早いの！！」
　　　「先に言いますけど　大学卒業待ってなんて」
　　　「悠長なことナシよ」
　　　「帰ったら　優貴の所に　嫁ぎます」
　　　「引っ越します　押しかけてやる　うふふ」
優貴　「それは　マズくないですか？」
　　　「やはり順番が　いろいろと」
佳子　「気にしない　わたし　同棲というもの」
　　　「してみたいの　いいでしょ」
優貴　「はあ・・・・・ゼウス様に」
　　　「ご相談してから・・・」
佳子　「じゃ　して　わたしを抱いてぇ」
　　　「わたしの身体から」
　　　「徹の余韻を追い払って欲しいの」
　　　「わたしを食べ尽くして」
　　　「わたしを　あなたのものにして　征服して」
　　　「お爺さまが　最高と言ったオトコというもの」
　　　「わたしに見せて！！」
優貴　「佳子！！　分かったよ！！」
　　　「君は俺のものだと思い知らせてやる！！」

　おもむろに立ち上がった優貴は、上半身裸になって鍛え上げられた肉体美を見せつける。
　彼の肉体は既に凶器で米軍特殊部隊兵士と互角に格闘戦をこなすレベルで、素手で犯罪者など瞬殺出来る。
　実戦の三角筋がもはや芸術品であり、かなりマッチョ趣味の佳子の目はハート形になってしまう。

「そう　これよ」
「徹も凄かったけど　やはり優貴は本物よ」
「そして　うふっ」


　初め２人は自然に抱き合って、一緒に過ごすゆったりとした時間を楽しんだ。
　見つめ合い、指と指を絡め合う。
　優貴は十数年越しの憧れに手が届いたし、佳子も長らく彷徨った挙げ句に初めて自分が身を委ねたいと納得した男性に出会えたのだ。

　既に２人は経験豊かであったし、互いの肢体と技量の素晴らしさは知っているだけに、今更稚拙に焦って交わる必要性を感じなかったのだ。
　それよりお互いの心と絆を深くしたいとの思いが一致したから、この時間が大切だったのだ。

　そして１度始まってしまうと、ホテルマンが慌ててしまうほど激しい喘ぎ声がスイートフロアに響き渡ることになる。
　佳子は昨晩以上に強く女に生まれた悦びに包まれたのだった。

　この日を境に、優貴は「伝説の貴公子」と呼ばれる存在となっていく。






　ゼウスは、佳子からのメールを読んでしばし天井のシャンデリアを見つめていた。

「やはり　そうであったか！！」
「あのベットでの燃え上がる底無しの肢体」
「突如　別人のように貪欲になる変わりよう」
「アテナよ　郁美よ」
「そちは　やはり魔性を継ぐ者だったか」
「そうよ　そうでなければ　われらは　こうならぬ」
「一体いつの時代に」
「どの家から　長崎に　流れたのじゃろうか」
「五摂家の傍流か はたまた没落した七家か」
「歴史は繰り返されてしまうのか・・・」
「思えば　あの兄　そして従姉妹　まさに規格外じゃ」
「それにしても　我が息子　良義よ」
「そなた　これが血というものなのかもしれぬ」

弥生　　「ゼウス様　今　宜しいでしょうか？」
　　　　「お呼びとお聞きしましたが？　」
ゼウス　「おお　やっと来たか　ちこう　ちこう」
弥生　　「はい」
ゼウス　「瑠璃子の神戸での様子を聞きたいのじゃ」
　　　　「報告は聞いておるが」
　　　　「やはり生の声が聞きたいのじゃ」
弥生　　「瑠璃子様は　ますます美しくおなりです」
　　　　「そろそろかと存じます」
ゼウス　「そちも　随分　艶っぽく変わったな」
弥生　　「えっ・・・・・」
ゼウス　「それほどの男がおったか！！」
　　　　「女という生き物はたった一晩で変わる」
弥生　　「それは」
ゼウス　「健二　あやつは女を不思議と惹きつける」
弥生　　「郁美様がいらっしゃるからだと思います」
　　　　「身をもって知りました」
ゼウス　「さもありなん　それにしても」
　　　　「そちは　急に美味しそうになりおって」
弥生　　「えっ　お許しを」
ゼウス　「逃げるでない」
　　　　「そちは　今から　わしのモノじゃ」


　弥生は郁美が蘇らせたゼウスの若々しさに驚愕していた。
　九条家に仕えて３０数年ずっと目立たないようにしてきたのもゼウスの玩具になってしまうリスクから逃れるためだったのに、神戸で目覚めた女の悦びが彼女を変えてしまった。
　自然と溢れ出てしまう色香が押さえられなかったが、高齢になったゼウスは既に郁美に夢中で精力に余裕など無いと油断しきっていたのだ。

　熟れきった熟女ならではの色香をゼウスは見逃す筈もないと知っていたのに、自身の迂闊を悔いた。
　脳裏に愛する夫と武史の顔が浮かんで消えていく。
　気がつけば床カーペットに押し倒されて組み伏せられて、ブラウスの前を開かれて自慢のバストに顔を埋められていた。

　彼女は星の数ほどゼウスの玩具にされてしまった女性達を見てきた。
　そして遂に自分に順番が回ってきたのだと観念した。
　抵抗すればするほどゼウスは陵辱的になるのは知っていたし、この場逃げられても結局は捕らえられて抱かれてしまうのだ。
　まして彼女には愛する夫と子供達がいる。
　彼らを守るにはゼウスに逆らうことは決して許されないのだ。

　プチンとブラが外される感覚に覚悟を決めた。
　乳首を絶妙の加減で転がされ吸われ、パンティに侵入され秘部を弄られて、あっという間に燃え上がる肢体の弱さを恨めしく思う。

　武史の若々しい記憶が未だ残る肢体が、あっという間にゼウス色に塗り替えられていく。
　１度味わった悦びを女の肢体は貪欲に追い求める。
　夫は彼女を子供達の母親としてしか見てくれず、彼女の変化にも気がついてくれないことへの失望は小さいものではない。

　たった一夜だった年下の武史への思いが急激に膨れあがるのを押さえられない。
　母親といえど３６歳女盛りで熟れきった肢体は女の悦びに目覚めたのだ。
　暴走し武史へ本気に連絡を取りたいと考え始めた矢先に、ゼウスに呼び出されてしまったのだ。
　疼く肢体の欲求に彼女のいつもの慎重さは失われていたのだ。

　膨れあがる官能に打ち震えながら、瑠璃子と語り合ったことを思い出していた。

「そう　瑠璃子様　わたしに」
「この危険を警告されていたじゃない」
「わたし　本気にしてなかった」
「だって　郁美様が今おられるのに」
「ゼウス様が　わたしなどに」
「でも　本当になったのね」

「弥生さん　でも　その時は」
「おもいっきり祖父を食べちゃって良いのよ」
「本当の自分をさらけ出して　楽しんでいいの」
「それが　わたしが郁美さんから聞いた極意よ」
「うふふ」
「今　なんとなく」
「瑠璃子様　郁美様　が言われたことの意味」
「分かる気がする」
「もう我慢出来ない！！」


　ゼウスは急に積極的になった弥生の変化に驚く。
　まさか自分が郁美だけでなく、彼女に圧倒されるなど想像もしてなかったろう。
　唖然と躍動するむっちりとした量感たっぷりの乳房を見つめていた。
　飛散する女の汗がこれほど美しいと思ったのは、いつ以来であろうか？
　肉棒を包む柔肉が絶妙な締め加減で堪らない。
　その感触に未だ少年の頃のように見境がなくなる欲望に脳が支配されていく。

　狂ったように腰を突き上げてしまう。

「これじゃ　これほどのおなごが」
「我が家に居たとは　見落としていたとは」
「余もまだまだじゃ」
「これも　アテナが　なにかしたのじゃろうが　」
「それにしても　これは　ううう」
「ここまでとは　うほぉほぉ　このままでは」
「うほぉうほぉ　はぁあ」

　躍動する女体に、次第にゼウスは追い詰められつつあった。

「このわしが　なぜじゃ」
「このおなごは」
「まるでアテナの霊が乗り移ったようじゃ まさか」

　彼は郁美の入れ知恵だと誤解したようだが、目覚めた女の貪欲さが底無しだということを彼ですら知らなかったのだ。

　だから気がつけば彼女に馬乗りになられて責め立てられ続けて、ありったけの精を吸い尽くされていった。

「なにかが　女達になにかが起きている　余は　余は」
「うほぉっ　ほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」

　ゼウスはやっとの思いで温存していた迸りをあえなく発砲してしまう。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2020年12月26日掲載
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