ずっと愛してます３
羅衣 作
第59話　伝説の淫魔導師


　環は瑠璃子の用意していたプライベートジェットで神戸空港に到着した。
　もともと新幹線で３時間ほどかけて神戸に帰ってくる予定だったので、大幅な時間短縮だ。
　瑠璃子がプライベートジェット搭乗口で見送ってくれる。
　彼女はそのまま折り返し帰るらしい。
　武史のマンションから帰ろうとしていたところを瑠璃子に電話で羽田空港まで来るように呼び出されて、ここまで一緒に来て機内で色々話をしたのだ。

　瑠璃子の話は環を驚かすものだった。
　弥生の身に起きたこと、これから瑠璃子が起こす行動について全て話してくれた。
　そして環に許して欲しいとの話だった。

　環は驚きはあったが、武史の急激な変化は感じていたので話は理解できるものであったので快諾した。
　しかしむしろ瑠璃子の方が心配であった。
　止めたかったが弥生の状態は深刻であると理解したから、止めることは出来なかった。
　だからこそ知っていることを包み隠さず瑠璃子に伝えた。

　環は健二との事があって以来、凄くキャパシティが大きくなったように感じていて、武史とのセックスがどんどん激しくなる中でその全てを受け止めることが出来るようになっていた。
　今日も彼を大満足させて食べ尽くして帰宅に着こうとしたほどだ。
　もちろん彼女もアクメハリケーン乱舞するのだが、新体操で鍛えた肢体はどんな激しい体位も、交わりも受けとめてしまう。
　本人自身は危機感がなかったから、だからこそ郁美や亜紀先輩達に武史の変化を伝え損ねてしまったのだ。

　思わず心配すぎて彼女に抱きついてしまう。
　先日知り合ったばかりだが、亜紀と似たオーラを持つ彼女に尊敬の念を抱いていたし、先日の彼女言動と行動に強い共感していたのだ。
　武史との余韻が強く残る環の身体は熱い。
　淫欲が渦巻き、今日はセックスしてない瑠璃子の肢体は直ぐに反応してしまう。
　そのまま２人は先ほどまで絡み合っていたのだ。
　瑠璃子がこれから行うことには必要不可欠な女同士の共鳴だ。

　環はこの緊急事態を姉さん方に伝えるに当たり、どうするか戸惑う。
　一応、瑠璃子から口止めされるが、そういう訳にはいかない事態だと思った。
　郁美は妊娠初期で伝えるのは気が引けるから、まずは敬子と悠希に伝えることにした。
　敬子に電話すると、悠希の店で待ち合わせすることになる。

　環はタクシーに跳び乗る。
　三宮周辺は車が混んで進まない。
　いらいらして飛び降り走り出した。
　こういう時は北野坂が長く感じる。
　店の前には、もう敬子が来ていて出迎えてくれる。
　慕う敬子の顔を見ると急に冷静になる。


環　　「敬子姉さん　夜遅くにすみません」
敬子　「お疲れ　気にしない　いつでも呼んで」
　　　「さあ　入りましょう」
環　　「ありがとうございます」
敬子　「悠希姉に席確保して貰ったから」
　　　「彩佳姉も」
　　　「仕事終わったから待ってくれてるよ」
環　　「はい」

　悠希に一番奥の離れたボックス席に通される。
　悠希は環の表情でなにかを察したようで、佳菜子にいろいろ任せて自身も席に着く。
　環は瑠璃子から伝えられたこと全てを話す。
　そしてどうすべきか意見を求めた。

敬子　「あらら　大変なことになっちゃったね」
彩佳　「なんか凄いことに」
悠希　「うぅぅぅん　これは亜紀に伝えないと」
敬子　「郁美姉に　伝えたいけど　うぅぅぅ」
彩佳　「絶対　自分のせいって　なりそう心配」
敬子　「ですよね」
彩佳　「亜紀姉　今研修中でしょ」
悠希　「そんな気遣いしたら　絶対怒られるよ」
　　　「亜紀は　そんなの迷惑って言わない」
　　　「むしろ直ぐ伝えないと　駄目だと思う」
敬子　「そうですね　まずは亜紀姉に伝えて」
　　　「意見訊きましょう」
環　　「賛成ですぅ　わたしもそう思いました」
彩佳　「そうだね」
悠希　「今の時間なら　フェイスタイム繋がるかも」

　悠希をｉＰｈｏｎｅ取り出すと、亜紀にフェイスタイムを発信する。
　髪をタオルドライしている亜紀が出る。

悠希　「ごめんね　今大丈夫？」
亜紀　「あらっ　うふっ」
　　　「ちょっと　悠希の顔見たかったの　大歓迎」
悠希　「あの　スピーカーにするね」
　　　「今　みんな居るの」
　　　「環ちゃん　敬子ちゃん　と　彩佳とわたし」
亜紀　「まあ　嬉しい　わたしの宝物達」
悠希　「ちょっと　問題があって」
亜紀　「あら　何事？」

　環が再び全ての経過と出来事を亜紀に伝える。

亜紀　「あらまぁ　武史のやつ」
　　　「環ちゃん　心配かけて　ごめんね」
環　　「瑠璃子さん　大丈夫でしょうか？」
亜紀　「最初はまだ苦労するかもだけど」
　　　「まだ武史では　瑠璃子さんは大丈夫かな」
　　　「まだ覚醒途上だけど」
　　　「たぶん郁美とタメか　それ以上凄いと思うよ」
彩佳　「そうなんだぁ」
亜紀　「郁美がそう言ってた」
　　　「素材が　レベルが違うって」
悠希　「そうかぁ」
　　　「そういうの郁美は　シビアだからね」
　　　「嘘や誇張しないよね」
敬子　「そうですね」
環　　「なるほど　ちょっと安心した」
　　　「やっぱり相談して　良かった」
亜紀　「えらい　そう　こういうことは」
　　　「出来るだけ早く　情報共有して」
　　　「みんなで　解決が　一番」
環　　「はい」
悠希　「だね　やっぱり亜紀に話して良かった」
彩佳　「はい　目から鱗です」
敬子　「ところで　郁美姉に　伝えます？」
　　　「微妙な時期だけど」
亜紀　「みんな　心配しすぎ」
　　　「みんな　もし逆の立場だったら　どうなの？」
敬子　「早く知りたい　みんなと共有したい」
環　　「そう思います」
彩佳　「ですね」
亜紀　「でしょ？　郁美は責任感じるだろうけど」
　　　「強い子　そして愛の女」
敬子　「でしたぁ」
環　　「あぁぁぁん　亜紀姉さん　神過ぎる」
悠希　「また　惚れてしまう」
亜紀　「やったぁ！！」
彩佳　「さすがです」
亜紀　「みんな　よろしくね」
悠希　「亜紀　ありがとう　早く髪乾かさないと」
　　　「風邪ひくよ」
亜紀　「はい　では　よろしくね」
環　　「はい　お休みなさい」
一同　「おやすみぃぃぃ」
亜紀　「おやすみぃなさい　うふっ」

　一同すっかり納得してしまい、ホッとしてしまう。
　早速、環と敬子と彩佳の３人で郁美に伝えに行くことにする。
　悠希はまだ仕事があるから、なにかあったら連絡してとみんなを送り出す。


　郁美は未だ病院に連れ込まれたままで、自宅に帰られずにいた。
　本人的にはこの方がむしろストレスなのだが、健二と凌の２人が異論言うと涙目になって反対するものだから渋々の入院だ。
　今日はそろそろ生まれるというので里奈が隣に入院してるし、紗弥もちょっと出血したとかで検査入院しているので寂しくない。
　偶然、男どもは不在だから、里奈の部屋に３人集まって、まったり夜中のガールズトーク楽しんでいた。

　普通の病院なら夜１０時過ぎの面会は難しいが、ここは「美あんず」専用フロアで、メンバーは２４時間出入り自由だ。
　専用直通エレベータに、どでかい屈強なＳＰが２人も居て、びっくりした訪問一同は苦笑いだ。
　過剰な警備と思う反面、先日敬子が強引なナンパに遭遇した際には排除が行き届いて、スッキリしたのは否定できない。
　誘い断ると無礼なこと言う奴も少なくないのだが、私設ＳＰはそいうことにも容赦ないので、スッキリする今日この頃だ。
　思い通りにならないからって女に、尻軽だの、ブスだの言われたら、正直イラッとする。
　なので最近は彼らの存在は大切なのだと思うようになった敬子であった。

　郁美達は盛り上がった話途中なので、そのまま明るい雰囲気のまま環の報告を聞くことになった。

郁美　「あちぁぁぁ　また　やっちゃったか」
　　　「ごめんね　環ちゃん」
環　　「いえ　もう少し早くちゃんと　報告してれば」
郁美　「いいのよ　気にしないでね」
　　　「ここは　わたしが　ミスったのよ」
敬子　「亜紀姉の話通りで　いいよね」
郁美　「うん　瑠璃子様なら大丈夫」
　　　「ここは　弥生さんの件も　お任せしましょう」
　　　「今度　埋め合わせするわ」
彩佳　「それしかないよね」
里奈　「それにしても　武史君気になる」
環　　「えっ　うふふ」
里奈　「むしろ　なんか　羨ましいような」
紗弥　「不謹慎かもしれませんが　同感のような」
彩佳　「そう言われれば　そうかも」
郁美　「うふふ　そうか順調に成長してるんだね」
敬子　「あっ　妄想してる！！」
一同　「えっ？　　それがなにか？」
敬子　「そういえば　かなり遅くなっちゃった」
環　　「今日は　泊まりしたい」
　　　「郁美姉さんと　もっと　お話したいです」
郁美　「そうだね　ごめんね最近お話足りないよね」
敬子　「了解　私が家に電話してあげる」
環　　「ありがとうございます」
　　　「持つべきは　話せる義姉です」
敬子　「持ち上げても　なにも出ないよ」
郁美　「うふふ」

　その後、かなりの深夜までプチ女子会の宴は続いた。
　とりあえず瑠璃子に一任としたが、状況によっては敬子と彩佳が支援で通うことも確認したのだ。
　それを可能にしたのが、瑠璃子が用意してくれた羽田－神戸間直通のプライベートジェット定期便だ。
　朝晩１本ずつ確定で飛ぶので、平日でも余裕があれば環は行くつもりであった。
　環としては、夫になる武史のことを瑠璃子に全て押しつけるつもりはなく、本来は自分が管理する話だと自覚していたのだった。

　既に「美あんず」次世代代表の環は、しっかりオンナに成長を遂げていたのだった。



　瑠璃子は放心状態だった。
　年下の男に翻弄されて手淫だけで逝かされてしまったのだ。
　すっかり身体の力が抜けてしまったのを良いことに簡単に残りの着ているものも脱がされてしまう。
　パンティを脱がされていく際に秘部と生地の間に粘質の糸が引く感覚に、自分がどれほど感じてしまっているかを実感する。
　全裸になった逞しい彼が覆い被さってくるのを呆然と見つめていた。

　簡単に両脚を割られて、熱く硬いものが蜜がとめどなく溢れ出る蜜壺にあてがわれて圧迫される。
　この圧迫に女の期待が高まる。
　圧迫に耐えかねて蜜壺がブチュと口を開き、硬く熱いものを愛液という涎を垂らしながらくわえ込んでいく。
　巨根特有の感覚、太すぎて膣口にチクチクした痛みが走る。
　グゥゥゥと膣は押し広げられて、押された内臓が上に押し上がってくる。

　押し広げられる感覚は何度も味わっても自分はメスなんだと思い知らされる瞬間だ。
　潤沢な愛液が極太を滑らかに押し入らせていく。
　膣が一杯になった感覚に思わず両脚を自ら開いてしまう。
　直ぐに子宮が熱く硬いものに圧迫されて、新しい快感に打ち震える。
　健二に教えられたポルチオ性感帯が刺激されて、先に肢体が反応して軽く全身に痙攣が発してしまう。

　奥まで挿入されたからピストン運動で突かれると期待するが、彼は突いてこない。
　そのまま繋がったまま、再び濃厚なキスをされる。
　絶妙なタッチで愛撫されて抱き締められる。
　熱く極太で硬いものが貫いていて、その存在感は凄まじく意識がそっちに持って行かれてしまう。
　女は男に貫かれると身体を支配されてしまう。
　なのに極上のキスで心まで溶かされていく。
　愛撫で肢体は性感で既に消火不可能なほど炎上していく。

　後数分もしないうちに瑠璃子だったものは全て彼の手の内に落ちてしまうだろう。
　もう熱く硬いものしか分からなくなりつつあった。
　目の焦点が既に合わなくなって淫欲に飲まれて朦朧としてしまう。
　意識遠のきそうになると濃厚なキスが彼女を現世に引き戻す。
　女であることの幸福感で夢心地のまま彷徨うことに浸ってしまう。


　武史は本気で瑠璃子を自分の女にする気満々だ。
　弥生も大好きだが、郁美と同じ匂いのする女が自ら現れたのだから、折角のチャンスを逃すわけにはいかないと思っていた。
　だからこそ今まで研究はすれど、使ったことないセックスをすると決めていた。
　ポリネシアン・セックスを研究し、自身に合うようにの改良を加えて効果を強化した我流の方法だ。
本来は５日間かけて行う方法だが、これをベースに１日未満に濃縮することを目標にしている。

　もともと取り組み始めたのは、環が健二に刻印を先に打たれてしまったことに由来する。
　表面上郁美の助力で取り戻したかに見えるが、若い恋人同士の燃えるような恋は損なわれてしまったと感じて完全に取り戻してないと考えていたからだ。
　環は大丈夫と慰めてくれるが、若い彼には屈辱でしかない。
　完全に取り戻すにはなにが必要か色々調べてたどり着いたのが、ポリネシアン・セックスだ。
　以来、いろいろなチャレンジを成美、弥生相手に試して、トライアンドエラーで自分なり磨き上げていた。

　武史は瑠璃子を一目で見て、これまでの集大成を彼女にぶつける覚悟を決めた。
　環と共に実は愛してやまない郁美への想いが、郁美と同じ匂いのする極上美女が現れたのだから、彼は迷うことなく食いついたのだ。
　意図はともかく、それを果たすには瑠璃子の肢体の誘惑は凄まじい。
　膣の締め付けも痛いくらいに激しいし、絶妙な律動がピストンしていないにもかかわらず、肉棒を追い詰めようとしてくる。
　キスすると彼女の唾液は甘くて男にとって活力剤のようだ。
　彼女の体液全てが美味しい、男を引きつけるなんともいえないメスの匂いがする。

　腋の下も舐めてしまうと、ほんのりと塩気を感じて彼女も人間なんだと思うが、それさえ美味しい。
　もう止まらない。
　極上のおっぱいを吸って舐め回す。
　乳首をこれでもかと吸って舌先転がしまわす。
　胸の谷間も舐め回すとまた極上の塩気に歓喜する。
　彼女をシャワー浴びさせなかったのは正解だ。
　ご馳走をみすみす洗い流させるところだったと安堵する。

　今になって大好きなクンニリングスを省略したことを後悔する。
　ムレムレヌルヌルの蜜壺はどれほどの美味だったかと思うと残念でならない。
　まあ後儀でもクンニリングスは平気で、むしろ大好きなので後のお楽しみにすることにする。
　彼は本気で、なんで女はセックス前にシャワー浴びたがるのか疑問に思っていたのだ。
　女の汗、体液ほどご馳走はこの世にないと思う舐め犬男なのだ。



　瑠璃子は朦朧とする意識の中で、自身の肢体に駆け巡る淫欲の炎に狼狽える。
　子宮はすっかり降りてきて受胎しようと熱い硬いものを欲しがって彼女の意思とは無関係に歓喜の痙攣を繰り返す。
　深く侵入した肉棒に彼女の全てが吸収されていく感覚に恐怖すら感じるが、同時に最も愛しい存在になっていく感覚に喜びすら感じてしまう。
　経験したことがないほど舐め回されてて、彼の匂いが皮膚から浸透してくるように感じる。
　彼とのセックスに覚悟というか期待していた部分も否定できないが、この状況は想像していたレベルとは規格外な侵食だった。

　このまま彼のものになってしまうかも知れないと、生まれ初めて思ってしまうが後悔は先に立たずだ。
　
「ごめん　弥生　わたし　駄目かも・・・」


　
　淫魔導師は肉棒を通して、彼女肢体の中で起きてる竜巻を完全にモニターしていた。
　肉棒は武器でありながら、既にセンサーを搭載したような相棒なのだ。
　そして的確に彼女が性感の高まりの限界点であるスイートポイントに達しつつあることを把握していた。

　ポリネシアン・セックスを濃縮するには、まずは的確に女性の性感の高まりをリアルタイムにモニターする必要がある。
　これが普通の男性には不可能なのだが、彼は鍛え上げた肉棒を自身の医学的知識に基づいた訓練でセンサーのような感覚を得ることに成功したのだ。
　センサーであり、自動で機能する最強の相棒はまだ発展途上であり、更なる高見に達しようと努力を惜しまない。

　彼女が遂に体感の高まりに耐えきれず、肢体が勝手に痙攣して妖しく腰を動かし始める。

「きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

　唐突に彼女のほんのりと桜色に染め上がった美脚を自身の両肩にかける。
　体位の変動に彼女の肢体が歓喜に包まれる。
　室内には凄まじい肉の音が響き渡る。

　パン！！パフゥゥゥパン♪♪パン！！パフゥゥパン♪♪
　パン！！パフゥゥパン♪♪ぶぢゅうぅぅ！
　パン！！パフゥゥゥパン♪♪パン！！
　ぶぢゅうぅぅ！パン！！パフゥゥパン♪♪
　パン！！パフゥゥパン♪♪ぶぢゅうぅぅ！
　パン！！パフゥゥゥパン♪♪パン！！パフゥゥパン♪♪

　猛然と狂ったようなピストン攻撃で、一気に彼女を追い詰める。
　２人の肢体からは全身から珠のような汗が吹き出し、彼の打撃と共に汗がキラキラと飛び散る。
　彼女からは歓喜の叫びが溢れ出す。

「あッ！！ああァ・・・あはァぁぁ♡あああん！」
「ふんぅん♪♪はあぁふぅん！！ふんぅん♪♪」
「あはァぁぁ♡あああん！あはァぁぁ♡あああん！」
「あッ！！ああァ！！ひいぃうぅ！！」
「はあぁふぅん！！ふんぅん♪♪ふんぅん♪♪」
「あはァぁぁ♡あああん！あッ！！」
「だめぇ♪♪いやぁ！！ひいぃうぅ！！」
「はあぁふぅん！！
「あはァぁぁ♡あああん！！」

　滝のように彼の汗が彼女に降り注ぐ。
　彼女の肢体は彼の体液に染め上げられていく。

「あはァぁぁ♡あああん！あはァぁぁ♡あああん！」
「あッ！！ああァ！！ひいぃうぅ！！」
「ひぃいぃあん！！イっイクッ！！イッちゃうっ！！」
「イっちゃうのぉおお！！」
「あっあぁぁぁぁぁぁぁぁ♪♪」

　絶妙のタイミングで彼も貯まりに堪った精液を燃えるように熱くなった子宮に解き放った。
　子宮に経験したことがない熱い迸りを生まれて初めて受けてしまった瞬間、オーガズムを迎えて逝って失神してしまった。

「またまだだよ　醍醐味はこれからだよ」
「完成間近の武史式ポリネシアン・セックスは」
「まだ前儀に過ぎないんだよ」
「今日は　帰さないよ　一晩中愛してあげる」

　肢体の痙攣が止まらない彼女を優し抱きながら、淫魔導師は不敵な笑みを浮かべる。
　　
　極上の女神を生け贄に遂に「伝説の淫魔導師」の扉は開いたのだ。

　室内を異様に眼光が増した彼の双眸が支配していく。

　
つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
羅衣さんの作品集→羅衣さんの他作品
2021年2月27日掲載
Copyright (c) 2020-2021 羅衣 All rights reserved.
▲