ずっと愛してます4
羅衣 作
第14話　人事採用



　佐々木園華（そのか）２２歳は神戸○蔭女子学院大学人間科学部ファッション・ハウジングデザイン学科４年生である。
　園華は、モデルの朝○奈彩似で容姿端麗で身長も１７４ｃｍと高身長でモデル志望かと間違われるが、デザイナー、プロデューサー志望の女の子だ。

　彼女は面接会場の控え室で緊張の面持ちで順番を待っていた。
　まだ誕生したばかりの神戸ファッションブランドの初の新入社員募集試験なのだ。
　彼女の就職第一志望はここであった。
　
　誕生したばかりということで経験者の中途採用ありきの募集枠で、新卒就職活動時期から大きく遅れている１１月からのスタートなのだが、彼女はどうしてもこのブランドに入りたくて就職浪人覚悟でここまで就職活動せずにこの機会まで待っていたのだ。
　誕生したばかりでまだ無名のブランドだが、主催するデザイナーとプロデューサーがファッション業界を目指す人たちには既に広く知られているので、求人の応募は盛況であった。


　鈴木美桜（みお）２１歳は大阪○ード学園、ファッションデザイン学科３年生である。
　美桜は、女優の吉○里帆似で身長も１５８ｃｍの可愛らしいファッションデザイナー志望の女の子だ。
　彼女は既に他社で内定は貰っていたが、それは販売営業職でデザイナーになる夢を諦める道であり、今回の入社テストを最後のチャンスと思い望んでいた。

　しかしこの時期外れの狭き求人募集に、ざっと見ても２００人以上ライバルの存在に怯んでいたのも事実だ。
　募集枠数名という狭き門。
　会場を見渡すと容姿端麗な女の子達が多く、ちらほらとイケメンの男達も見かける。
　神戸という場所は、神戸コレクションの開催地なので志す若者が多く集っているのだと改めて思い知った。


　松下梨花（りか）１７歳は神戸国際高等学校国際文化科３年生である。
　梨花は女優の黒○結菜似で身長１６２ｃｍの正統派美少女だ。
　彼女は進学校に在籍し受験真っ最中でありながら、この会社のプロデューザーの女性に憧れ、ファッション関係の知識が全くないままのチャレンジだ。

　彼女は帰国子女でネイティブレベルにフランス語を使いこなし、日常会話程度であれば英語も話せるバイリンガルであることが武器だが、日本語は読み書きがちょっと苦手がご愛敬。
　もちろん両親の許しは未だ貰ってない進路変更だが、会場の盛況ぶりで諦めの境地であった。


　須藤晶子（あきこ）３２歳は某ブランドの広報担当マネージャーを務める。
　晶子は女優の上○彩似で身長１６５ｃｍで、既に結婚し子供も男の子が１人いて仕事と子育てを両立できるキャリア志向の強い女性だ。

　彼女は色々と既に枠が定まった不自由な中での仕事に不満があり、このままでは自分という才能が埋没してしまう危機感から自分のキャリアを一新したくての転職を希望し、昨日十年ほど勤めた職場に退職届を出しての覚悟のチャレンジであった。


　小林大輝（ひろき）３０歳は神戸の有名な真珠会社営業部で部長を務めるやり手の営業マンだ。
　大輝は男優の斎○工似イケメンで身長１８４ｃｍで、既に結婚し子供も男の子が２人いる充実していた人生を送っている。

　彼は所属している会社がＭ＆Ａにより経営体制が変わるという変革の中で、自身の立場が脅かされていると感じている中で、かつての同僚で密かに心惹かれていた女性が起業するということで人生を変えようと決断したのだった。
　もちろん決断の理由は妻に明かしていなかったが、タイミング良く希望退職の募集もあり、それに応募した上での今回の再雇用試験だ。


　三宅真也と紗弥夫妻の起業活動は佳境に差し掛かっていた。
　妊娠後期になってはいたが、正直辛い。
　「美あんず」病院の全面サポート、同じ歳ながら義母となる彩佳ヘルプ、父である祐司の支援、そしてなにより亜紀達の存在が無ければ、とっくの昔にダウンして間違いない状況だった。
　
　この日は大事な人材確保するための面接試験だ。
　真也のパリでの受賞歴は予想以上で、時期外れながら数千人のエントリーがあったのだ。
　書類選考で５００人ほどまで絞り、自己アピールの論文提出を求めて評価の結果、１００人弱まで絞ったのは良かったのだが、やはり最終的には面接するほか無い。

　ブランド立ち上げ初期のやり甲斐のある仕事を求めての応募が多く、その思いが論文に溢れており正直嬉しい気持ちはあったが、今回は数人に絞らなければならない責任の重さに正直気が重い。
　今回メインスポンサーである凌が全面協力しているからこそ、今回の人選作業が滞りなく進んでいるのだ。

　今回、面接は真也と紗弥夫妻、亜紀と凌夫妻の４人で行い、関連の段取りは彩佳が取り纏めてくれた。
　面接の役割分担は、応答のほとんどは亜紀と凌夫妻が努め、その際の人物評価に真也と紗弥夫妻が専念するというものだった。

　人材を見極める才能は、やはり凌が突出していると感じる。
　質問内容が１人１人全く違うことに、真也と紗弥夫妻は驚く。
　凌は１００人近くの参加者達の履歴書、論文内容を完全に把握していて、自分達が求めている人物像に照らし合わして的確な質問や応答をして見定めていくのだ。
　日常的に数百億円数千億円の取引をしている経験に裏打ちされた人物への洞察力は桁違いだ。

　人は誰でも理想や願望は簡単に語れる。
　しかしそれを実現するにはちゃんとしたビジョンが必要で、実はこれを描いていない者が大半だ。
　この差は天と地ほどある。
　多くの者がそんなこと実現する力が無いとか、資金が無いとか、言い訳するが、実はただ将来に対するビジョンがないだけなのだ。
　その差を凌は恐ろしいペースであぶり出し、選別していく。

　紗弥は途中知人男性の参加も知って驚く。
　書類選考などは真也と凌、亜紀、彩佳がやってくれたので、彼の参加を知らなかったのだ。
　彼は紗弥が以前勤めていた真珠会社の一番やり手の営業マンだ。
　当時の社長の覚えもめでたく、会社の売り上げ大半を纏め上げる社内では超有名人だ。

　紗弥が退社後、社長が亡くなり急激に経営的に厳しくなり外資系会社にＭＢＯされたとは聞いていたが、彼が離れるほど会社経営が厳しいとは正直信じられない思いだった。
　紗弥は社長秘書として亡くなった社長には可愛がって貰った記憶があるので、正直心穏やかでない。

　数時間にも及んだ面接試験は終わった。
　直ぐに人選の最終決定を行うために会議をとなるが、紗弥の体調をみんなが心配して一旦休憩して、「美あんず」病院で行おうことになった。
　紗弥は申し訳ない思いであったが、それより先に夫である真也が深々と皆に感謝の礼尽くすのでなにも言えない。

　
　紗弥もずっと郁美と同じく病院暮らしだ。
　夫達、特に凌の影響で、過保護が度を過ぎている状況だった。
　亜紀の早産事件が、夫達の過剰反応を引き起こしてしまった形だ。
　ただ病院といっても、「美あんず」フロアは自宅並の生活環境とプライベート空間が確保されていて、夫と過ごしていてなに不自由がない環境だ。
　なにより常に郁美とゆっくりと過ごせるのは幸せな時間に他ならない。
　
　夕刻、夕食が終えてから「美あんず」フロアの専用ダイニングリビングで選考会が始まった。

真也　「皆さん　お忙しい中ありがとうございます」
　　　「それでは　始めさせて頂きます」
亜紀　「紗弥　誰か気になった人いた？」
紗弥　「私は　５人」
真也　「おお　俺も同じく５人」
凌　　「ほう」
彩佳　「わたしも　よく分からないながら」
　　　「実は同じく５人　心当たりあります
亜紀　「あらら　ひょっとしてみんな同じ？」
　　　「私も　　５人かな」
凌　　「まあ今回　採用して使える人材は」
　　　「ぶっちゃげ　１１人いた」

　一同　頷く。

凌　　「ただ真也君のデザインの良さを理解している」
　　　「人材は　７人ぐらいかな」
真也　「はい　そこは一番大事なところです」
凌　　「なので７人は　採用しても損は無い」
　　　「ただ残念なのは　我々の環境だ」
　　　「それに対応　許容できる資質があるかどうか」
亜紀　「まあ　本来は関係ないんだけど」
真也　「はい　初期メンバーの　その面での」
　　　「協力は欠かせません」
　　　「今回のメンバーは　幹部候補生ですから」
凌　　「その条件で当てはまるのは」
　　　「やはり５人だな」
紗弥　「はい」
亜紀　「不思議よね　わたし達って　それ分かるのよ」
彩佳　「えっと　独身の若い女の子　３人？」
亜紀　「そうよ　あの子達は間違いなく金の卵」
紗弥　「うふふ」
亜紀　「なので仕事の面は真也さんと紗弥に任せるわ」
　　　「ただし　そちらの面は」
　　　「「美あんず」預かりにして下さいね」
真也　「もちろんです」
凌　　「ああ　亜紀に任せておけば問題なし」
紗弥　「はい」
彩佳　「って　とりあえずみんな該当者の」
　　　「答え合わせしましょうよ」
　　　「違うかもよｗｗｗ｝
凌　　「彩佳ちゃん若いなぁ　いいよ」

　みんなで個別に持ったリストから該当者５人の履歴書を一斉に出して答え合わせする。

彩佳　「うわ　ほんとに　みんな一致」
紗弥　「みんな　さすがです」
亜紀　「うふっ」
真也　「こうまで一致するって　正直気持ちいい」
凌　　「しかしまあ　実にバランスの良い構成だ」
紗弥　「はい」
真也　「ところで　この小林大輝さんって知り合い？」
紗弥　「はい　前の会社の同僚です」
　　　「かなりのやり手の　営業畑の人」
彩佳　「そうなんだ」
亜紀　「道理で　ただ あの人の目　紗弥を見る目が」
紗弥　「実は　何度か　交際迫られたことがあって」
真也　「なにいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！」
凌　　「マジか！！」
亜紀　「なにを今更　それって都合が良いじゃない」
彩佳　「うふふ　でも　もう結婚しているみたいよ」
真也　「なんか　もやもやする」
紗弥　「うふふ」
彩佳　「でも　真也さん」
　　　「須藤晶子さんに珍しく質問してたし」
紗弥　「怪しい」
真也　「えっ？　いや　あれは」
　　　「彼女のキャリアでは」
　　　「かなりの冒険だと思って」
紗弥　「ふぅぅぅん　奥さん妊娠中にそうなんだ」
真也　「だからさぁ　違うって」
亜紀　「そういえば」
　　　「凌も質問　彼女だけ多かったよね」
凌　　「うわっ　とばっちりきた」
　　　「真也くん　勘弁してくれ」
彩佳　「須藤晶子さん　かなりの美人さんだもんね」

　無言になる男達。

亜紀　「分かっていると思うけど」
　　　「彼女のことも　そっちの面は」
　　　「「美あんず」預かりよ」
　　　「彼女の家庭のことも十分配慮しないとね」

一同　「はい」

彩佳　「小林大輝さんのところは？」
亜紀　「彼は明らかに寝取られ願望の資質あるから」
彩佳　「えっ？」
真也　「はい」
　　　「たぶん一番手始めに」
　　　「彼が協力者になるかと思います」
凌　　「悲しいが　我が同類我が友って奴だ」
紗弥　「・・・・・・みんな目敏すぎ」
彩佳　「なるほど　勉強になります」
亜紀　「うふふ」
　　　「とりあえず 紗弥が動けないから」
　　　「流れからいって」
　　　「わたしか　彩佳のとこが　担当かな」
彩佳　「ああ　それなら　夫と話して協力します」
　　　「わたし　彼に興味ある」
亜紀　「そう言うと思ったわ」
紗弥　「・・・・・・・・・・・・・・・」
真也　「それは　彩佳さん助かります」
　　　「よろしくお願い致します」
凌　　「ふむ」

　もともと採用枠は３から４人を想定していたが、今回５人で決着した。
　そして新卒の３人は年明け４月からであるが、転職組の２人については可能な限り早期に合流という方針で決まった。



　須藤晶子は採用通知の電話を受けて、意気揚々であった。
　可能な限り早くの入社を求められて、翌週の月曜朝から出社して入社手続きを行った。
　早速、広報関係の責任者シニアマネジャーに任命されて、広報の企画立案を担当することになった。
　総合プロデューサーである紗弥の実質的なパートナーになる立場だ。
　主催である真也はデザインに基本専念で、広報、販売戦略、製造調整などの付帯作業は、妻である紗弥に全権任せている体制であった。

　晶子は２５歳という若さでパリコレのイベントメインマネージャーをしたという紗弥という女性に興味津々であった。
　ファッション関係のキャリア志向が強い女性達にとって、パリコレという場はひとつの成功の形だ。
　皆がそのような場で活躍したいという夢があるからこそ、プライベートなどを犠牲にして頑張るのだ。
　２人は早々に色々と意見交換したのだが、１０数年のキャリアと実績のある晶子と互角か、それ以上の判断力とセンスを紗弥が持っていることを実感していた。
　ややもすると同年代の人と議論しているのではないかと誤解するほどである。

　それでいて紗弥は決して晶子の意見をないがしろにしたりしないで、お互いが１００％納得する形で纏めることを重視してくれる。
　晶子はスタッフが未だ全くいない中でのタイトな仕事量であったが、自ら求めていた活躍の場が与えられて寝る間を惜しんで連日熱中した。
　紗弥から身重になったことで負担をかけることを詫びられるが、彼女にすればキャリア女性の共通のハードルであるから快く負担の肩代わりを引き受けた。



　小林大輝も採用通知の電話を受けて、翌日には出社して入社手続きを行った。
　再会した紗弥はますます美しくなっており、思わず見とれてしまうが、販売関係の責任者シニアマネジャーに任命されて販売戦略を担当することになった。
　真珠と服飾とやや畑違いだが、紗弥の計らいで同業他社の会社に数ヶ月研修をかねて出向することになった。

大輝の妻、小林美咲（みさき）は合格を喜ぶ夫を複雑な心境で見つめていた。
　再就職先の経営陣に、かつての恋敵であった紗弥がいると知らされたからだ。
　彼女と紗弥は真珠会社に新卒入社した時の同期で、彼女は営業部配属、紗弥は秘書課であった。
　当時、同期入社に５０名近くいて、彼女と紗弥の２人は美しさで際立っていて、入社前研修から同期の男子の人気を二分していたほどであった。

　美咲は２５歳、身長１６０ｃｍ、セクシー女優であった本○岬似のＦカップ巨乳スレンダー美女だ。
　既に２児の母であるが、決して女であることをないがしろにしない自意識が極めて高い女性であった。
　子供連れで道を歩いていても、声をかけられるのは日常茶飯事で男性を惹きつける吸引力はいささかも衰えていない。
　寿退社して現在は専業主婦であったが、それでも夫には報告はしていないが、月に何度かはよその男性に口説かれること度々であった。

　美咲は配属された営業部エースであった大輝に一目惚れであった。
　あっさり学生時代の彼氏とは別れ、言い寄ってきた同期の男性を数人をソデにして大輝一本にロックオンしていた。
　そんな彼女の前に現れたのが紗弥であった。
　大輝は紗弥に一目惚れしたようで、なにかと秘書課に行くので美咲はイライラしていた。

　美咲は学生時代まで恋愛に関しては負けたことがない勝ち組であった。
　破壊力抜群な巨乳が武器であり、それでいてモデル並みのスレンダーボディが自慢であった。
　２人は人気を二分していたが、美咲が良いと思う男性に限って紗弥派というパターンが多く、そこが一番鼻につくパターンだった。

　出生家柄の違いによる育ちの良さ、性格の良さ、そして美人度では若干彼女に歩があると確かに認めるが、こと肢体の破壊力は圧倒的に自分が上だと自負していた。
　それなのに案の定、大輝は紗弥に夢中であった。
　猛烈な嫉妬に駆られるが、職場的に女性が多い環境であって明らかに縁故入社で社長から可愛がれている紗弥と争うのは厳しい状況で不満のやり場に困る。

　そんなある日、美咲は紗弥に呼び出される。
　そして真正面から紗弥に謝られる。
　彼女は当面恋愛には興味が無くて、確かに大輝から何度も求愛されていることを認めるが、決してその思いに応えることはないと宣言される。
　いつの間にか自分の大輝への想いを知られてしまっていたことに狼狽えるが、同期として、友人としての絆は大切にしたいと言われてしまう。

　最初は半信半疑の美咲であったが、紗弥はなにかと彼女を呼び出して大輝との３人の食事会などして恋のキューピットに徹してくれる。
　美咲のアピールもあって、自然と彼の目線も次第に美咲の方に向くようにもなっていく。
　そうこうするうちに、紗弥は会社を退社していく。
　するとあっさり大輝は美咲の肢体の魅力に屈してしまう。
　あっという間のできちゃった婚であった。

　そして時は流れて、大輝は再び紗弥に接近しようとしているのではないかと不安が膨らんでくる。
　以前のことがあるし既に紗弥も人妻で新婚だと聞いたので、夫の書類を盗み見て紗弥に連絡をすることに躊躇無かった。
　２人はオリエ○タルホテルにあるザ・バー○ェイダブリューハートで待ち合わせる。


　紗弥は久しぶりに美咲に会うことになり、懐かしさで楽しみであった。
　もう会社を退職して数年経過していて、こんな形で彼女と再会するとは思っていなかった。
　もちろん彼女の懸念は推察している。
　男と女の関係は単純でありながら、こと好き嫌いになると複雑に絡み合う。
　紗弥にその気がなくても大輝が彼女のことが好きなのは彼の自由であり、他人が介入しても変えようが無い感情だ。
　そして美咲が彼に執着するのも同じだ。

　今回、ある意味寝た子を起こすきっかけを作ったのは紗弥の方だけに、彼女は美咲の気持ちをないがしろにする訳にはいかなかった。
　身重な自分に変わって父祐司・彩佳夫妻が「会」方面の勧誘を行うと話はしていたが、大輝・美咲夫婦については自ら動くと宣言したのは昨日のことだ。
　紗弥は　彼女こそもっと女として輝いて欲しい存在だと美咲の魅力を誰より評価していたのだ。
　まして大輝の性癖により彼女は自由パスポートを手に入れているのだから、彼女目覚めさせてこっちの世界に引き寄せるのは自分しかいないと考えていた。

　カフェの受付で待ち合わせの件を伝えると、既に彼女が来て待っていることを知る。
　案内されて向かうと、窓辺の席でひときわ輝く女性に気づく。

「うぅぅぅんすごい　美咲　綺麗になってる」


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2021年7月4日掲載
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