ずっと愛してます4
羅衣 作
第17話　美咲の戸惑い３


祐司　「せっかくだから　一緒に浴びよ」
美咲　「えっ・・・・・・」

　唖然とする美咲。
　目線は彼の股間に釘付けで固まってしまう。
　彼女が想像だにしないびっくりする凶暴な極太の肉棒がそびえ立っていたからだ。
　未だかつて見たことの無い桃色鮮やかな巨大な亀頭が圧倒的存在感で、女の動きを金縛りのように封じてしまう。
　美咲とて学生時代に海外旅行に行って外人巨根は経験済みで、いわゆる日本人の巨根程度は正直驚かなくなっている経験豊富な女だ。
　その彼女が驚いて言葉を発することが出来なかった。

　祐司は意に介せず彼女を抱き寄せてくる。
　美咲はパニックだ。
　あんな巨大な松茸のような桃亀に犯されたら、自分は自分で無くなってしまうと焦ってしまう。
　ただの巨根とは訳が違う。
　間違いなく狂わされてしまうと理解した。
　彼はお構いなしに股間のものを美咲のお尻に押しつけてくる。

　そもそもなんの口説き文句もなく、一緒にシャワーを浴びている事態に思考が追いつかない。
　彼は若々しく見えるが彼女の父親世代の男性で、彼女の倍ほどの年齢だけに、女という生き物の所作を知り尽くしている。
　焦って身をよじっても簡単に背後から自慢のバストを自由にされる。
　制止しようと首を後ろに振り向けると、あっという間に唇を奪われる。

　１ヶ月なにも無かったから彼女は油断していたが、彼の本性は女狩人なのだ。
　気がつけば濃厚に舌を絡ませている自分にもうお手上げになってしまう。
　バストトップを刺激され、秘部に遠慮無く滑り込んだ彼の手淫に彼女は口説き文句も無しに崩壊した。
　もともと日常的にセックスはお盛んだから、一気に淫欲に火がついてしまう。
　もう桃亀が紡ぎ出す快楽への期待感しか無くなってしまう。


　小林大輝は、ご機嫌だ。
　同業者における営業研修も順調にこなし、実務では既に最優秀との評価を貰い、ショートカットしてもう業界用語の座学主体の研修になっていた。
　今日は経過報告を兼ねて出社して、真也と紗弥、彩佳の３人相手に報告会を行っていた。

　紗弥は妊娠中だが余計に色っぽさが凄く、もともと片思いしていた彼はクラクラしそうでヤバイ。
　彩佳もぴっくりするほどの美人で見ているだけで惚れてしまいそうになる。

　ただ彼女たちは会社のオーナーの娘、妻であり、なにより会社の経営者真也の妻と義母だから、変な動きすら出来ない対象ではあるが、彼女たちと密接にあるだけである意味幸せだと考えていた。
　現在の楽しみは妻の美咲が働きに出始めて、毎日彼に興奮の種を持ち帰ってくれるので、大満足の１ヶ月だった。

　もともとかなりの美人だが、この１ヶ月で妻の美人度が増しており彼の自尊心はかなり満たされていたのだ。
　結果、夜の生活は絶好調であり、充実した生活を送っていたのだ。
　目下の興奮する最大のおかずネタが、自慢妻美咲が会社オーナーに犯される姿の妄想であった。


　
　美咲はベット上で狂ったように喘ぎまくっていた。
　もう何度逝ったか分からない。
　激しい肢体の痙攣が止まらず、桃亀の破壊力に挿入されながら潮吹いてしまっていた。
　桃亀は彼女経験も知識もなにかも越えてきて、彼女の全てを粉砕してしまった。

　あまり気持ち良さに彼女の思考は完全に停止し、その美しい肢体を彼に差し出してしまった。
　なまじっか性感に人並み以上に目覚めているだけに、その感じ方が耐えられるキャパシティを越えてしまったのだ。

　完全な快楽墜ちだ。

「あっあぁぁぁぁひぃぐぅふぅはぁん?はぁん♪♪」
　グチュリィプゥゥゥゥパフゥ！！
「いゃぁひぃぐはぁっはぁはぁあん♪♪」
　パンフッパンパングパフゥルパフッパン！！
「あぐぅいくぅぅぅあっいやぁぁあふぅ?あんぁぁん?」
　グチュリィプゥゥゥゥグチュリィプゥゥゥゥパフゥ！！
「ひぃくぅぅぅあん?あん?ひぃあぁぁぁぁぁぁ！！」

　肢体の全てを舐め上げられ、自慢バストも好きなように揉まれ吸われてしまう。
　激しく逝く度にバストトップから母乳が溢れ出す。
　その状況に祐司は驚喜して乳首に吸いつく。
　彼女を食べ尽くそうと正常位でのし掛かり、巧みに腰を使い彼女の最奥を侵蝕していく。
　既にポルチオ性感帯が開発済みの彼女だが、まだ奥の院が未開発で残っているからそこを攻略すべく桃亀で容赦なく掻き回す。
　
　定期的に最奥をズゥゥゥンと突かれる凄まじい快感に気が狂いそうになる美咲。
　今までのセックスの快感はまだ序の口だったのだ。
　あまりの快感に一瞬呼吸が出来なくなるビックウェーブが彼女を襲う。
　何度も失神しそうになるが、直ぐに来る強い快感に容赦なく引き戻される。

　
　祐司は感度抜群の肢体に舌鼓を打ちながら、完落ちして常軌を逸しているほどよがり狂う状況に危険を感じてブレーキをかけ始めた。

　彼は彼女を性奴隷にしたい訳では無いから、廃人同様にしてしまう可能性を感じたのだ。
　慌てて体位を変えて引き起こし、正対座位で彼女を抱きしめる。
　抱き寄せて彼女の表情確認すると、涎と涙で美しい顔がベタベタになっていて目の焦点が定まっていない。

　あまりのご馳走で少々やり過ぎたことを反省する。
　彼女の肢体は貪欲に貪り続け、未だ激しく桃亀を締め付けてくる。
　祐司は自身の肢体に駆け抜ける男の強い衝動を必死でクールダウンするが、彼女の蜜壺は極上すぎて桃亀は勝手に律動を続けてしまう。
　男に吸い付く女体とはこのことだと冷静に考える。
　冷静にならないと勝手に腰が動き出しそうで、正直こんな経験は初めてであった。

「この娘の身体はヤバイ　男を吸い付ける」


　祐司は不本意であったが、いったんクールダウンすることにした。


　まずは美咲の意識がハッキリするまで待つほかない。
　それでも挿入は外したくないから、正対座位で彼女を抱きしめてじっとしていた。
　それだけでも抱き心地は最高だ。
　肌がなめらかで抜けるように白いから、もう全身がほんのりと朱に染まっており美しいとしか表現しようがない。
　まだ焦点が合ってない彼女の瞳を真正面から見つめて息と息が混ざり合うほど顔を間近に近づけて彼女の回復をひたすら待つ。

　優しく彼女の背中をさすってクールダウンを促す。
　祐司はこんな時間も嫌いではない。
　女のこういった姿を楽しむのも男だけに与えられた特別な時間だと思っていた。
　彼女の瞳に徐々に生気が戻ってくるのが分かる。
　美しい瞳がじっと見つめ返してくる。
　グイと抱き寄せて唇を重ねると、彼女の方から積極的に舌を絡めてくる。
　優しく後頭部をなでてあげる。

　女から本気に好きになってもらいたかったら、こういった場面やアクメを極めたときに優しく抱きしめて戻ってきたらキツく抱きしめてあげるに限る。

　多くの男性はＡＶの影響なのか、射精してしまうと身体を離してしまう身勝手なセックスをする者が多い。
　女の快感は残り火のようになだらかに引いていくタイプなので、一番男性の温もりを女性が欲しがっているタイミングで身体を離して射精の後始末をしている男が実に多いのは嘆かわしい。

　祐司などの「美あんず」の夫達は、ここが徹底しているというか、ここに価値を見いだしているから彼女たちの愛情を独り占めできるポイントでもある。

　美咲はそんな抱擁は初体験で心まで完落ちしてしまった瞬間であった。
　夫の大輝も残念ながら身勝手タイプで、妻の深い愛情を取りこぼしていたのだ。
　彼はバイブなど使い妻の性感を先に高めて自分の射精タイミングに合わせる工夫はしてのだが、残念ながら最後の一手が欠落していたのだ。
　寝盗られ願望で妻を他人棒で委ねたのは良いが、その相手が悪すぎた。
　祐司が奪い取る気を起こせば、美咲は迷うことなく彼の元を去ってしまう状況に陥ってしまった。

　幸運なことに祐司は美咲の気持ちを最優先に考える男だから、大輝が馬鹿なことを起こさなければその事態は訪れはしない。
　ただ美咲は祐司が守る対象の女性に入ったので、数日もしないうちに彼女にも専属ドライバーとＳＰが付くようになったので身辺セキュリティは格段に改善される。

　実は彼女は目立つ容姿から怪しい男が既に付きまとっていたのだが、ＳＰに見つかり厳しい制裁を受けて排除されていた報告があり、祐司が今回の機会を機に決めた背景があったのだ。
　私設ＳＰはいわゆる警察と警備員と大きく違うのは、警護対照に危害が及ぼす可能性があると見なしただけで実力行使も辞さない組織だという点だ。
　豊富な資金と「会」繋がりの社会支配力を具現した組織でもある。

　祐司も凌も、あの郁美の拉致事件を踏まえて女性陣のセキュリティ環境にはお金を惜しまず投じていた。


美咲　「はぁん　祐司さん　ごめんなさい」
　　　「なんか　訳分からなく」
祐司　「もう言わないで　愛してるよ」

　背骨が軋むほどの抱擁が彼女を活性化させる。

美咲　「あぁぁぁん　凄いの入ってるぅ」
　　　「もっとしてぇぇぇ」
祐司　「うん　いくよ」

　ウブな経験不足の女の子も良いが、やはり性感帯が目覚めたセックスを熟知した美咲のような女が抱いていて楽しくて仕方ない。
　ちょっと自分が興奮しすぎて彼女が桃亀に馴染む前に責めすぎて、あわや彼女を壊すとこだったと反省する。
　２児の母だし経験も豊富だと理解していたから、大丈夫だろうと軽く考えていたのだ。
　不意に以前にやり過ぎて郁美に怒られた記憶が蘇る。

「そうだった」
「女は底なしに成長するけど」
「急ぎ過ぎたら壊れるって怒られたんだった」
「いかん！！いかん！！」
「やっぱり　彩佳　郁美　は凄いよ」

　美咲は一度火がつくとびっくりするほど情熱的だ。
　ちょっと厚目の唇がプルプルして超美味しくて、次第に主導権を奪われていく自分に驚く。
　紗弥が彼女を家庭から引っ張って表舞台に呼び戻した意味を理解した。
　見つめ合い瞳を見ると吸い込まれそうになる。
　彼女が後ろに引っ張り正常位へ誘う。

「この子は　男の心を食うような気がする」

　祐司は一瞬不安になる。
　そのまま正常位抱き合うと彼女の吸い付くような肌をした手脚が巻き付いてくる。
　もう彼が組み敷いているというより、逆に巻き付かれているような錯覚すら覚える。
　ぎゅっと桃亀が締め付けてくるものだから、もう腰が動き出すのを我慢できない。

　ズゥゥンズゥゥゥンと最奥を突く感覚が気持ち良すぎて止められなくなる。
　彼女は数度に１回の頻度逝きを繰り返し乱れまくっているが、遠慮して休もうとするともっとしてと狂ったように叫ぶ。
　次第に彼もおかしくなり獣の様になってくる。

　グチュルプフゥパフン！！ジルゥゥゥプスゥ！
　ジュルゥゥプフゥグジルプゥパン！！　

「あはァあぁァ?あはァンっ?！！あぁあン?。。」
「すごぉぉぃ　おっきぃぃぃあぁん?　だめぇ」
「そこわぁぁあひぃ　あんあぁぁん?」

　ジュルゥゥプフゥグジルプゥパン！！

「イっイクッ・・・イッちゃうっ?うぐぉぉ！！」

　彼女は逝く度に激しく仰け反り痙攣する。
　その度に桃亀は悲鳴をあげそうなくらい締め付けられて超気持ち良いから、お代わりとばかり再び最奥を捏ねくり回す。
　不意に背中に痛みを感じる。
　彼女が爪を立てたようだ。

　ズルゥジバァヮァァァジルゥゥゥプスゥ！！

「あぁあッ?っあぁぁぁ！?あっ！！あっッ！」

　グチュルプフゥゥゥプフゥグジルプゥパン！！

「あぁッ！！！だッだめぇ・・・あぁあン?・・・」

　パンゥパンァパンゥ！！パンパん！！

「あっまた・・・いぐぅぁっだめぇ！！！」
「ひぃぐはぁぁっん♪♪」

　もう肉欲と快楽の乱舞が止まらない。

　結果、祐司は痛恨の失態を犯すのであった。


つづく
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2021年7月24日掲載
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