ずっと愛してます4


ずっと愛してます4 羅衣作
第27話　晶子の油断　須藤晶子は多忙な日々を送っていた。　身重な紗弥の代わりに真也に同行する出張も多い。　若い真也と紗弥の才能は一緒に働いて改めて痛感するし、一緒に働くチャンスを得たことに喜びを感じていたので、多忙なのはむしろ楽しい時間だ。　ただ些細な交渉ごとや決定事項で、紗弥や真也からニュアンスの部分の手直しを受けることが続いていた。　その内容は女目線であれば容易に気がつける筈のレベルで、自身もなぜ見過ごしたのか分からないレベルだ。　紗弥に２人だけの時に、夫婦生活は大丈夫かと心配される有様だ。　その一言で彼女は久しく女になっていない自分に気づき狼狽える。　アパレル業において、女性目線は極めて重要な要素だからその指摘は驚きでしかない。　夫とは何年も身体の関係は無いし浮気もしておらず、ひたすら仕事に邁進しているキャリア志向の強い女であった。　子供が生まれた頃からパパママと呼び合い、気づけば男と女ではなくなった気すらする。　夫も自分も仕事好き人間だから、そのままで良いとすら思っていたところもある。　晶子自身は抜群の容姿で男性に言い寄られることは多いのだが、彼女自身仕事人間で浮ついたところが無いだけに男達につけ入れられる隙がない。　それでも前の会社では仕事の出来る女として、男性社員からダントツの人気があり、彼らは彼女に協力的で実に仕事しやすかったのも事実だ。　彼女が退職する際には涙する部下の男達も多かった。　彼女自身は仕事人間でそれはそれで良いのかもしれないが、スーツという鎧に包んだ肢体の魅力は溢れんばかりの色香が漂い、それを女の武器として無意識に行使する彼女は周囲には悩ましい存在であった。　それでいながら彼女自身は一児の母でオバさんと思い込んでいて、男達の接近は社交辞令なのだと思い込んでいたところが始末が悪い。　普通の３０代女性に頻繁に男達の接近があることが異常で、それを日常にしている彼女は例外なのだとの自覚が皆無だった。　本末転倒であるが、自身が仕事に邁進するあまりに大事な女の部分が損なわれているとの自覚は焦りを生む。　夫とどのようにして夫婦生活を回復するのか悩んでしまう。　そんなことを考えていると彼女の中で突然女が目覚め始めて、いつも行動を共にしている真也に急に男性を感じ始める。　彼がちょっと物を取る際に急接近しただけで、前はそんなこと無かったのに今ではドキドキが止まらない。　尊敬するデザイナーで会社の代表でもあり、更に上司でもある紗弥の旦那様なのに、ときめいている自分に動揺する。　そんな時に彼と２人で北海道札幌へ出張に出かける。　代理店として取引してくれるお店との契約などをまとめに来たのだ。　本来は真也紗弥夫妻が行く事例であるが、紗弥の代行として晶子が同行する状況が続いていた。　それだけ彼女が頼りにされている証拠であったが今回ばかりは彼女自身が変調をきたしてしまっていた。　仕事自体は無難にこなしたが、隙だらけになってしまう。　真也は紗弥の一言で晶子が乱れることは予想していたし、出会った時から彼女を狙っていたのだ。　まして紗弥は妊娠中であり、正直身近に都合の良い女が欲しい。　自分たちの事業には彼女は重要な人材であるから、なんとしても身内に取り込みたい女性だった。　既に彼女を採用した際に、彼女に手を出すことは紗弥も了解済みだから冷静だ。　紗弥の一言は真也も感じていたことであったから、彼女を成長させる意味でも効果期待できるから肉欲だけではないと紗弥には嘯いて見せたが、彼女は全てお見通しだろう。　いずれにせよ理解のある妻を持つと、妻ときちんと意思疎通を怠らないことを注意すれば男は自由になる。　　仕事の反省会よろしくホテルのラウンジで軽くお酒を楽しんだ後、明日の訪問先資料検討しようと、いつものように真也の部屋で資料片手で過ごす。　彼女自身、自分の魅力を軽視しすぎて、真也を信じ無防備な行動を何ヶ月も繰り返していたことになる。　真也がこれまでごちそうの彼女に一切手出ししなかったのは、もちろん彼女という人材を大切していたからでもあるが、なにより強行すれば明らかにレイプになってしまうと思っていたからだ。　その日の晶子は既にラウンジ居る頃から明らかに様子がおかしい。　真也と過ごす時間に浸りきってしまっているのが分かる。　真也の部屋で二人っきりになると、今までそんなことなかった挙動に出る。　キョロキョロして落ち着かない。　今頃になって夫以外の男性とホテルの一室にいるというシチュエーションを意識しているのだろう。　真也はチャンスとばかりに食いついた。　コーヒーを飲みたいとの彼の要望受けて、晶子はお湯を沸かしたりしていた。　その背後に真也が忍び寄っていた。　気配を感じて振り返ると彼が真後ろにいて、思わず小さい悲鳴を上げる。　その瞬間、ギュッと抱きしめられる。　晶子は比較的身長が高く１６５ｃｍあるが、真也は１８３ｃｍもあるから丁度胸に顔を埋める形になる。　驚きで言葉が出ないし、ぎゅと抱きしめられて肢体に久しく忘れていた感覚が広がりキュンとして動揺が先に立つ。　とっさに年相応の女の思考が駆け巡る。　自分は女として見られていて肢体を望まれていると理解する。　理性が彼女に注意喚起する。　女性の先輩として、同じ仕事をする女として、彼の妻紗弥のことを考える。　夫の妊娠中の浮気は許せないし、自ら当事者になるのは論外だ。　必死に「駄目っ」と抗い彼を宥めようとする。　お構いなしに彼は唇を奪ってくる。　拒否の行動と裏腹に肢体は久しぶりの男の味に火がついたように炎上する。　すぐに舌を絡め合ってしまう。　いけないと理性は告げるのだが、彼の抱擁が心地よすぎる。　目覚め始めた女の部分が暴走していく。　年下の男性に意のまま淫欲に誘導されていく自分が悔しいが、心のどこかで真也に男として心惹かれていたのも事実だった。　そもそもだがホテルの一室で彼と過ごすのが日常で、これまでなにも起きなかったのがおかしいのだ。　彼にとって自分は年上で恋愛の対象外なんだという認識は彼女も心のどこかで寂しさを感じていたのも否定できない。　彼と自分の体格差なら簡単にベットに押し倒すことも可能だろうに、急に抱きついてきてはいるけど強引な行動に出ないから彼女の意思を一応大切にしてくれるのが分かるから余計彼への気持ちが強くなる。　この状況でも紳士的な彼の気持ちに大人の女として、ちゃんと応えないと思う。　言葉を発しようと顔を上げた瞬間、再び情熱的に唇を奪われる。　ドラマで見るようなキスに彼女の最後の理性が決壊してしまった。　応えるように彼にしがみついて、キスに心奪われる。　彼の手が見事な手際でブラウスのボタンを外し、テーパードパンツのベルトとフックを外されてしまう。　瞬間、彼女は彼に抱かれることを覚悟した。　彼女も負けじと彼の衣服を剥きに掛かる。　まだ年上の女としてプライドがあるから、される一方の子供ではないと主張したい。　しかし彼は女の衣服の扱いすら知り尽くしていて、彼女のささやかな意地も露と消えていく。　気がつけばもうキャミソールとブラ、パンティのみにされてしまう。　自室でパンティストッキングとハイヒールは脱いで、足をケアしてきていたから元々生足だ。　それを良かったと思う冷静な部分があるのが、女の摩訶不思議でもある。　丸一日、ハイヒール履いていると、自分自身でも臭いは気になっているから、彼の部屋にお邪魔する前には必ずそうしてきたのだが、それはなにかを期待していた証拠でもあるから今更狼狽える。　彼がトランクス一枚になった時に彼女の目は釘付けになった。　トランクスゴムバンド突き破り見たことない巨大な逸物が顔を出していたからだ。　想定外の巨根に焦るが、目線を外すことが出来ず固まってしまう。　黒人並みの巨根を受け入れたら自分はどうなってしまうのだろうと呑気に思うが、期待する自分もいるから言葉が出ない。　唐突にお湯が沸いてグツグツいうので、しばし空気抜きになる。　お湯を止めた刹那、彼女はベットに引っ張られ押し倒されてしまう。晶子　「やん　お願いシャワー浴びさせてぇ」真也　「やだ　もう　離したくない」晶子　「え　そんな　ねっ　逃げないから」真也　「そんなに浴びたいの？」晶子　「だってぇ　汗かいて気持ち悪くない？」真也　「そうかなぁ」　汗ばんでムレムレの胸元に顔を埋めてくる彼に焦りまくる。　思い切り匂いを嗅がれ、ペロッと舐められる。晶子　「やだぁ　やめて　舐めないで」真也　「臭くないよ　良い匂い興奮するぅ」晶子　「やだぁ　絶対やだ」　　　「ねぇ　後でサービスするから許してぇ」真也　「ほおぉ　期待して良いのかな」晶子　「うん　女に二言ありません」真也　「じゃあ　一緒に入ろうか」晶子　「えっ　うそぉ」真也　「それも嫌っていったら　このままで」晶子　「うぅぅぅ　分かった」　晶子は最悪の展開を回避するのに必死だった。　もう秘部の状態が恥ずかしい状態で、気がつかれずに済むことを優先してしまう。　彼はトランクス脱ぎさり巨根を誇らしげに晒す。　あまりの迫力でパンティを脱ぐ手を止めてしまう彼女だが、パンティは彼女の想定以上の状態だった。　あふれ出た愛液が糸を引きパンティと繋がっていたのだ。　それを目敏い真也は見逃さない。　シャワーの湯加減を調整しつつ彼女を向かい入れる。　真也は女との入浴は大好きだ。　なにより明るい空間で芸術のような肢体を視姦できるのはなにより楽しい。　いつもは凜々しく頼もしい晶子が惜しげもなく裸身を晒してくれることに興奮していた。　眩しいまでの裸身だ。　子供産んでから仕事しながら相当努力したのだろう。　子作りとは別に妻の肢体を楽しめば豊かな人生が送れることは疑いようがないのに夫は勿体ないことをすると思う。　彼女にはもっと素晴らしい人生があるのに、このままでは年ばかり重ねていくばかりだ。　こうして出会い、仕事の大事なパートナーとなった以上見過ごしていられないし、これほどのご馳走食べずにいられない。　彼女は恥ずかしいのか背中を向けてシャワーを浴び出す。　無防備すぎる動きが彼女の男経験の少なさを物語っている。　深く知っているのは夫だけで、あとは経験あっても数人レベルだろう。　もう彼は手加減しない。　彼女をなにがなんでも都合の良い女にする気満々だ。　後ろから抱きしめておっぱいを自由に揉みしだく。　サイズはＥカップくらいで爆乳というほど出ないが、スタイル的にはバランスのとれた豊かなバストだ。　お構いなしに首筋に顔を埋め、自慢の逸物を彼女に押しつけて彼女を圧迫し続ける。　クリクリと乳首をいじると彼女から吐息が漏れる。　抗議で彼女はシャワーをかけて威嚇してくるが、慣れっこの彼は怯みもしない。　晶子は自分の迂闊さを思い知る。　彼のような男に全裸で背中を見せるという行為がなにを招くか全く考えていなかったのだ。　体格の優る彼に後ろから抱きしめられたら、体の自由はほぼ無い。　もとより彼はまともにシャワーを浴びる気などなく、彼女の肢体目当てなのだ。　なすすべもなく彼の手が秘部に伸びていく様を唖然と見つめていた。　首筋を責められゾクゾクする感覚に、もはや立っていることすら辛い。　秘部は熱く火照っており鋭敏で、彼の指が到達した途端背筋に電撃が走る。　ガクガクと足の力抜け崩れ落ちそうになる。　彼はしっかり彼女肢体を支えてくれて、転倒は免れるがいとも簡単に浴槽の床に組み敷かれる。　ここはスイート室だから浴室が広く、このような展開も予想していない彼女は甘い。　あっさりと陥落した彼女に彼はニヤニヤしながら、のし掛かる。　作戦変更して早々に挿入するつもりだった。　経産婦である彼女に巨根である配慮は無用だと考えたからだ。　それにシャワーが降り注ぐ中でも秘部の洪水具合はすごい状態だ。　もちろんゴムなどつける気はない。　もちろん彼女は妊娠させるわけには行かないので、最悪事態に備えてアフターピルは用意済みだ。　容赦なくグイッと秘部に我が神棒を押し当てる。　ヌルとした感触はあるが思いのほか膣口は硬く閉ざしている。　一体何年ご無沙汰なのだと思うが、彼はそれでひるむような男ではない。晶子　「あひぃ　無理ぃ　おっきすぎる」真也　「ふふ　一度入ったら　もう忘れられないよ」　わざと数回分身を秘部表面滑らせ愛液をまぶすと、今度は手を添えて腰を小さく８の字に回しながらエイッと打ち込む。　クチュっと舐めしい音共に膣口が開き、思いっきり押し広げられて経験したことのない巨大な神棒を一気に飲み込んでいった。晶子　「あっあひぃっくう　うぐぅぅぅぅぅ」　　　「いやぁぁぁぁ割けちゃういぃうぐぅぅぅぅ」　真也は逃げようとする彼女の肩を正面から抱えるようにして捉える。　ここは硬い浴槽の床なので彼女に体重をかけるわけにはいかない。　お構いなしに彼女奥の奥まで蹂躙していく。　期待通り神棒は彼女の中に完全に埋没した。　途端に彼女の体に小刻みな痙攣が走る。　巨大なものの挿入感は彼女の今までのセックス感を一撃で粉砕した。　メリメリと体の中で押し広げられ、内臓があり得ないほどに移動する感触に目を白黒させてしまう。　無理だと思っていたのに、ズウゥゥゥンという鈍い痛みを伴った吐き気をもよおし巨根が全て収まってしまったことに唖然とする。　もう串刺しになった感覚で、背筋も伸びて肢体に痙攣が走り悶絶する。　そのままグイと引き起こされると、気づけば対面座位で貫かれ抱かれていた。　経産婦の女体はすぐに巨根になじみ、痛みが落ちついてくる。　そこからは経験したことのない快感の竜巻が彼女を狂わせる。　もう巨根とそれを扱う彼のことしか考えられない。　自らキスもねだるし手脚は彼に巻き付いてしまう。　深い性感に目覚めた女はどこまでも貪欲だ。　自然と彼女の腰が妖しく動き出す。　そんな女がたまらなく好きな真也は、ゆっくりと手に入れた女体を味わい尽くす。　もうここまで来たら彼女は彼の誘いに抗えない女になるのは間違いなかった。　郁美ですら心が奪われそうになると評した「神棒」の破壊力は晶子の全てを肢体内部から喰らい尽くし魅了してしまったのだ。　すぐに晶子は可愛い声で喘ぎ出す。　もともとセックスに没頭する経験が無いだけに、素の喘ぎ声が真也を満足させる。　巨根を持つ者だけが楽しめる女を征服した瞬間を満喫する。　これからの出張が楽しみで仕方が無い。　自分の先走った行為で紗弥を早々に妊娠させてしまった結果、ここ最近のセックス回数が激減してやや欲求不満で仕事にも悪影響がでる状態だったので、早く晶子を抱きたかったのだが辛抱強く待った甲斐があったのだろう。　抱いてみると想像以上にイイ女だと満足する。　おっぱいも美乳だし、お尻もおっきいし、無駄な肉もなくスレンダーで、お世辞抜きに３０代だと思えない肢体だ。　なにより一度火がつくと淫乱気質が潜んでいることがなにより楽しい。　キスが情熱的に舌の絡みが激しいのだ。　晶子はセックスがこんなに奥深いなんて初めて知って夢中になっていく。　何人かの男性経験をして現在の夫と若くして結婚し早々に子供産み既に８歳の小学２年生男児の母なのだ。　セックスについてはそれなりに経験があると勘違いしていたのだが、それは子作りという性の側面であって三大欲求として性については無知に等しかった。　特に女に与えられた性感は赤ちゃんを生むという命がけの激痛を伴う試練の引き換えに、とてつもない深く深淵ともいうべき極限の桃源郷が与えられていると言われている。　これは男性が出産の痛みに耐えられずショック死すると評されるのと同じで、男性がこの快楽を味わったら廃人になると言われるほどであった。　女性の多くは初産を経験してから体の変化を経てこの快楽の境地を知る人が多いが、なによりパートナーとなる男達の知識と技量に左右されるのは避けられない。　だからこそ女達のパートナー選びは重要なのだが、多くの性上級者達や支配層の者達は女達の秘める資質と可能性を考察していた節があり、一夫一婦制や男達が道徳観と主張して作ってきた貞操感が女達の権利を抑制してきた現実がある。　少なからず晶子のセックス感にもそのような時代背景が影響しているのは否定できない。　ただどういう形であれ女の性感の深さを知った女達は貪欲であり、それを知った男達は女達を縛り付けようとあの手この手を繰り出すイタチごっこを繰り返すのだ。　真也などは女達の可能性を知った上で、その女達を喰らい尽くそうとする男達の代表格だ。　蕩けそうになる快感にパートナーとなった真也への心酔は次第に盲目的なものに変わっていく。　単純に言えば彼の神棒に夢中になってしまった。　子宮が熱く溶けそうな感覚は経験したことがないもので、喘ぎ過ぎてよだれが出てしまうほどだ。　手脚は力なく彼に巻き付くのが精一杯だ。　彼からの愛撫も気持ち良すぎて、グイと仰け反らされておっぱいを吸われても全身に強い快感が走り、神棒強く締め上げる。　もう全身性器になってしまったかのように鋭敏だ。　対面座位で彼の表情を見られるのが幸せ感を増大させていく。　降り注ぐシャワーが初めは心地よかったのだが、次第に邪魔に感じ始める。　もっとベットで集中して愛されたいと思い始める。　その思いは彼に伝わったのか、彼は彼女に首に捕まるように誘うと繋がったまま立ち上がる。　その瞬間、グイとさらに深く侵入されて、彼女の緊張の糸が切れる。「あ！！」つづく
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2021年10月30日掲載
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