ずっと愛してます4


ずっと愛してます4 羅衣作
第33話墜ちゆく女　優花は、近づいてきた高辻の唇に自ら唇を重ねて、おもわず抱きついた。　男性とキスを交わすのはもう１年近くご無沙汰で、逞しい肉体にキュンと切なさが胸一杯に広がった。　こんなに男性が恋しく思うことなど初めての体験であり、自分がいつの間にか高辻に恋してしまったせいだと狼狽えていた。　今まで経験したことがない感覚で秘部が激しく潤っていたが、幸い今日はおりものシートをショーツに付けていたので、それが溢れ出た愛液を吸収してくれたので下着はまだ汚れていない。　しかし次々溢れ出る愛液に、そろそろ吸収力に限界を迎えそうであった。　彼女はどちらかというとセックスには良い経験がないので、正直、セックスに対しては慎重で積極的にしたいという気持ちが全くなかったタイプである。　なのに自らの肢体は高辻の存在に反応して、狂おしいほどに彼の肉棒を欲しているという事実に驚いていた。「わたしって　本当はエッチなのかもしれない」「まだ出会ったばかりの男の人　わたし誘惑してる」「あぁぁぁん　わたし　そんなぁ　あん」「もう駄目　欲しい　はぁう」　催淫剤というものの存在も名前すら知らない彼女にとって、自身の身体に起きている異変を理解出来ないのは当然であった。　高辻の優しくガツガツせずに、うっとりするほど上手い大人のキスをしながら、包み込まれるような強い抱擁が純真な女の子の心に方向性を与えるのにさほどの長い時を必要としなかった。　処女ではなかったが、まだ男を知っているとはいえない未熟な２０歳の女の子であり、愛されて抱きしめられているという錯覚が彼女を狂わしていった。　彼の舌が口内で彼女の舌に巻き付いて、彼女の唾液を絡め取っていく。　経験不足でキャパシティに全く余裕のない彼女は、異常なほど敏感になって研ぎ澄まされている五感が、初めて経験するディープキスがもたらす情報量に押し切られて麻痺して飽和状態になっていく。　いつの間にかＴシャツの裾から彼の右手が忍び込んでブラのホックを外されてしまい、優花自慢のＥカップあるオッパイを自由にされてしまう。　ブラに擦れて既に立っていた乳首を摘まれた瞬間、背筋を貫くような衝撃を受けて腰が抜けたような状態に陥り、もはや１人では立っていられない。　優花は必死になって高辻の首元に白く美しい両腕を巻き付けて、踏みとどまろうとした。　それを良いことに高辻の左手は彼女のジーパンのボタンを外し、あっと言う間にファスナーを下げてしまう。　秘部の状態を知られたくない彼女は慌てて身をよじるが、それがかえって彼女の滑らかな肌と相まってジーパンを簡単に床に落としてしまう原因となった。　咄嗟に両脚を広げて押さえようとするが、首筋に彼が顔を埋めて舐めてきたので、再び背筋を貫くような衝撃を受けてそれどころでなくなった。　引っ越しで汗をかいた身体を舐められる、匂いを嗅がれる状態に、例えようのない羞恥心に打ちのめされる。　身体の欲求と気持ち、考えることがバラバラで、女の子を知り尽くしている巧みな高辻に圧倒されていく。　そろそろかなと、キスをしようとしていた高辻は、優花自らキスしてきたのは驚いたが、改めてスペイン製という催淫剤の威力に感心していた。　その直後に、優花とのキスに衝撃を受けた。　もう何百人も経験した彼ですら、初めて経験する美味しいキスだったからだ。　「甘いキス」　そう彼女の唾液はなんとも言えない甘みを感じるもので、味わっているうちに彼は我を忘れてのめりこんでいった。　夢中になって彼女の唇を、舌を、求めて貪った。　可憐な容姿に相応しい鮮やかなピンク色の舌が普通より長めの舌の様で、舌使いに自信のある彼の舌を打ち負かして巻き付いてくる。　ディープキスは次第に彼女が優勢な状況になって、焦って我に返った彼は手を動かし、ずっと触って確かめたいと思っていたオッパイに触手を伸ばした。　マシュマロのような豊かなオッパイの感触に、自慢の肉棒が我慢出来ずにいきり立ってしまった。　高辻は今回は２週間も彼女を独り占め出来る幸運を改めて実感していた。　彼の女漁り人生で一番の女体に出会ったのかもしれないと思うと、このまま彼女を自分の女にしてしまうという選択肢が頭をよぎる。　しかし、それは雇われ性調教師としては、もっとも許されない禁止事項に抵触する行動であり、どのような制裁が科せられるか分からない。　既に「会」は彼女に投資しており、もう彼女がもたらすマネーの算段はされている筈で、恐らく億円単位のマネーが動くだろうことは容易に察しがついてた。　もはや一時の感情で動けるほど、彼は幼稚な思考回路は持ち合わせておらず、諦めの境地で自ら与えられた職務に徹して楽しむことにした。「そんな大金　俺には　無理だし」「彼女が誰かに買われるまで　いっぱい楽しむだけさ」　優花の口からは否定の言葉ばかり漏れるが、肢体の高まりは津波のように押し寄せて、もはや理性では抑えられるものではなかった。　自分でも驚くような貪欲さで、彼の舌を貪った。　足元に落ちたジーパンから足首を抜こうとする彼に協力してしまう。　敏感になった素肌の上を彼の手が滑って這い上がってくると、オッパイを思う存分揉みし抱かれてしまう。　腫れ物のように鋭敏になった乳首を摘まれた瞬間、一瞬意識が跳んでしまう。　お互い貪るように濃厚なディープキスをしながらなので、彼女は声すら出すことが出来ない。　両脚の力が抜けて崩れ落ちそうになる彼女の身体を、高辻が支えて抱き寄せる。　とにかく異常に身体が火照って、狂おしい感情のうねりに正気を失っていく。　次に意識が戻ってきたのは、下半身強い衝撃を感じた瞬間だ。　そこで自分はとんでもない破廉恥な状況に陥っているのだ知る。　もう自分と髙辻は、お互い全裸でベットにて絡み合っている真っ最中で、たった今彼に肉棒の挿入を許してしまったのだ。　彼女が経験したことがない極太のものが、優花の大切にしている体内に我が物顔で押し入っていたのだった。　ピリピリとした痛みが走るが、ビックリするほどの劣情が迸り思わず意図しない声が出てしまう。「あぁぁぁん　いやぁぁぁすごぉいぅんぅうぅぅん」　焦りまくる。　確かに彼は好みのタイプではあるが彼女はしっかりお付き合いして相手の性格など知った上でないとセックスなんて、という常識的な女の子だった筈なのだ。　自分は出会ったその日に男性とどうこうする女じゃないと、若いながらも意識はしっかりしていると自負している。　全てがおかしいし、今の自分の肢体に生じている火照りに違和感がある。　不意にマンション契約時に感じていた不安が蘇る。　そう常識的にあり得ないほどの家賃だし、コンパニオンとしての働きが良ければ無料になり、むしろお手当が出るという好待遇。　髙辻が施される性技は、彼女が経験した彼氏達とは別次元のもので、女の肢体を知り尽くしているのだ。　一般の女の子でもセックスを経験すればいろいろ興味が広がってくるし、今では便利にネットでそれなりの情報は入ってくる。　ネット無修正動画で女性が縄で縛られて肉欲に墜ちていく姿にも、胸騒ぎがしたのも１度や２度ではない。　髙辻はプロの色事師だと思ったし、自分はなにか飲まされてしまったのだ。　自分は欺されてしまい、このまま犯されてしまうのだと絶望した。　契約期間前の退去では違約金が３千万円となっているし、もうこのマンションから逃げることも出来ない。　それにもう肢体は自由にならず、プロの色事師にズンズン突かれている真っ最中であり、次第に下半身を突き上げてくる経験したことない悦びに意識が飲み込まれつつあったからだ。　女はこうなったら無事助かる話なんて聞いたことがないし、実際逃れる方法が思い浮かばない。　快感の竜巻に飲み込まれ、再び彼女の意識が跳んでしまった。　次に気がついた時には、浴槽湯船の中で正対座位にて抱かれている真っ最中であった。　もう意思とは無関係に喘ぎまくっている自分に呆れてしまう。　彼の肉棒が浅く抜き差しされて、脳が溶けてしまうのではないかと思うほど気持ち良すぎて喘ぎながら涎垂らしているのだ。　彼が抱いてくれるのなら、もうなにも要らないと、理不尽に陵辱されているのに彼への思いに一杯になっていく感情に狼狽える。　初めてネットで見た女達が性奴隷と化していく姿が絵空事で演技なのだと侮っていたことが、女の性に根ざした描写であり決して嘘ではないのだと理解した瞬間であった。　熱く固く太い肉棒が愛おしくて仕方ないし、髙辻の女になりたいという思いに支配されていくのだった。　もう彼に思いっきり抱きついて、甘えて、もっと抱いて、もっと突いてとねだりまくる。　夜通し狂ったようにセックスに耽ってしまう。　今までセックスで逝きというものが未経験だった優花は、その夜に初めて逝きを経験して、そのまま数え切れない程逝きまくり、完全に意識が跳び途切れる。　朝の光に優花は目を覚ますが、未だ髙辻の腕枕の中に微睡んでいると自覚する。　もう肢体を駆け巡った火照りは落ち着いている。　でも肢体には断片的にあんなことやそんなことされた痕跡が残っており、ある意味ネットで見たセックスのほとんどをされてしまったと諦めが強かった。　あとは縛られたり、浣腸されたり、アナルバージンを奪われてしまうくらいしか残っていないのではないかと思う。　薬を盛るという卑劣な手口を使われたのだが、相手が好みのタイプの髙辻であること、残る記憶は今まで知らなかった気持ち良かったセックスだけという状況、自分が置かれた進退窮まった状況、その全てを踏まえて既に開き直っていたのだ。　もう自分は思うがまま抱かれて、セックスに溺れた女に調教されていく運命なのだと悟ったのだ。　救いがたいことだが、２０歳の若い女の子が目覚めてしまったアクメへの興味が勝ってしまったのだ。　溶けてしまうような感覚を味わったら引き返せないのが女であり、ネットで勉強した彼女の結論だった。　もう無意識だろうし、昨晩教えられたのかもしれないが、朝からの迎えセックスをしたいから、寝ている彼の半立ちの肉棒にパクついてフェラチオを始めてしまう。　清純で生真面目な昨日までの優花は消え去り、肉欲に溺れかけている女が残っていたのだった。　女は本質的に肉欲に溺れやすく、なにより媚薬や薬物による知覚過敏に基づいた快楽は男の数十倍だと言われている。　結果的に優花の場合、髙辻に出会った時に既に惹かれていたのに加えて、彼１人だったから嫌悪感がなかったことであっさり墜ちてしまったのだろう。　実際、２週間近く彼と恋人のように過ごして、どんどんセックスに溺れていくのだった。　そんな優花にとってバラ色の時間は長く続かない。　４月になり勤め先の保育園で通い始めると、プライベートが一変する。　大神が現れて２人かがりで犯されるようになっていくと、さすがに彼女も抵抗を示すのだが、既に肢体が敏感になっているに加えて再び媚薬を使われ前後不覚になってしまう。　不思議なことに、彼女としては理性を保とうとするのか、現実逃避なのか、保育士としての仕事ぶりは熱心で周囲から見たら真面目な新人保育士だったのだ。　もう彼女にとっては、善悪とか、不道徳だとか、性的な面では常識的な物は失われてしまった。　髙辻への感情も、次第に無になっていった。　毎晩のように現れる名前も知らない男性に抱かれるという日常が、彼女を無気力にしていく。　彼女が人として矜持を維持して生きていく拠り所は、勤め先で触れ合う幼児達の笑顔だけであった。　次第に自分自身と同じような境遇の女性達が同じマンションに多数居ることを認識するが、逃げ出した女性が警察官に捕らえられて引き戻される状況に絶望しかなかった。　５月のＧＷを迎える頃には、もう夜はすっかりビッチな女に生まれ変わり、アナルセックスで逝ってしまう迄に肢体開発され尽くしてしまう。　気がつけば男性から求められれば無意識に股を開いてしまうピッチになってしまったのだ。　ただ性的な過酷な調教に晒され続けていたが、監禁されたり、暴力に晒さされたり、していたわけではなく社会人としての生活は保障されていたので、決して精神的に破壊されていなかったのだった。　もはや諦めの感情がある。　高校生時代の楽しい日々が遙か昔のことに思える。　とうとう自分は娼婦のようなことをさせられるまで、墜ちてしまったのだと思うが、「会」の正体を知ってしまうと自殺することすら許されないのだ。　自分が自殺したり逃亡すると、実家の家族が全員危険に晒されてしまうと知ったからだ　彼女から見ると日頃流れるニュースは、全く別に見えるのだ。　田舎で頻発する一家惨殺事件の様な迷宮入りするもの大半は、「会」が起こした懲罰案件なのだ。　そもそも日本という国は年間８万人ほどの人間が行方不明になっているのに、ニュースにすらならないのだ。　警察も、マスコミも、社会自体が、そのように機能していて、正義などという絵空事は存在しないのだ。　芸能人の些細な出来事を連日騒ぎ立てるが、人の生き死にには恐ろしいほど無関心な世の中なのだ。　だから近隣国による誘拐事案にすら反応しなかったというか、もっと多くの人間が世の中から消え失せているので皆が気にとめなかった体たらくなのだ。　次第にそういったことにも無関心になり、夜の乱れた性生活だけが彼女の生きているという実感をもたらすものになっていた。　保育士として仕事も情熱があったのだが、こと収入が夜の生活で与えられるようになると、一夜で保育士としての月収以上与えられ始めると彼女の金銭感覚が壊れ始めていく。　そんな中、「会」行事コンパニオンとして正式デビューする前の最終課題として、とある都内のマンションを訪ねるように命じられたのだ。　半ば惰性であるが研修期間終了だと言われると、なぜかホッとする気持ちが芽生える。　お世辞にもお洒落とはほど遠い古めのマンションだったが、指示のあった一室を訪ねていく。　表札に「杉山」との記載があり、優花は違和感がありつつ呼び鈴を押すしか選択肢が無い。　扉が開くと、優花はある意味一番絶望した。　ニヤニヤした脂ぎった中年男の顔が無性に憎かった。　そもそも自分をこのような状況に落とし入れた張本人が、この男「杉山」なのだ。　あっという間に手首を掴まれると、室内に引きずれ込まれる。　嫌悪感しか無いが、優花は声を出したり大きな抵抗をしなかった。　最終課題の内容に不快感しか無いが、理不尽な肉体的陵辱が今回で終わると思えば、もうどうでも良かったのだ。　正直、性的なことを除けば、金銭的にも生活水準も優遇されており充実しているし、今更清純な純潔が取り戻せるわけでも無いから、意に染まぬ時には意識を閉じて無表情になりマグロになるだけだ。　自慢の美乳を不快な中年男に、舐め回され吸われても無意識で漏れる声しか出ない。　次第に夢中になってむしゃぶりついてくる中年男が気持ち悪くなってくる。　なんで若くピチピチした肢体を、こんな奴に楽しまれなきゃならいのだと思い始める。　全身が男の唾液の匂いで臭くなっていく。　腋の下も足の指すら舐めつくされていく。　こうなると髙辻や大神達による調教セックスがマシだと思える摩訶不思議だ。　縛られ吊されて嬲られローターや電マで狂うほど逝かされ、何度も凄まじい快楽の津波に飲まれて意識を失うのが日常だし、挙げ句の果てに浣腸されてアナルを拡張されて、もう男根を受け入れるのも当たり前になってしまった。　今では教えられた女の快楽に溺れて、更なる高みを貪欲に求める感情が抑えられないのだ。　もうウンザリするほどに粘質で長いクリニングスに、次第に肢体が炎上していくから狼狽えてしまう。　中年男の思う壺になり、鋭敏に調教されてしまった肢体が恨めしい。　中年男が黄色いバイブを持ち出した時点で、二度目の絶望感が襲った。　あんな女の敵ともいえる責め具で、翻弄されたら我慢していたアクメの門が開いてしまうだろう。　蜜壺にバイブを擦り付けられると、もうトロトロに蜜を垂らしてしまっていることを自覚する。「あん・・・・・嫌なのに　そんなぁ」「わたしって　こんなに　嫌　そんなの」「あっ！！」　いとも簡単にバイブの侵入を許してしまう自分に一瞬悲しくなるが、異物とはいえ満たされていく悦びに屈服していく。　ヴェイィィィィィィィィィィィィンブィェン♪♪ 　ブィェン♪♪グチュリプゥブィェン♪♪ブィェン♪♪ 　ブィェンヴェイィィィィィィィィィィィィン♪♪ 「えっぇぇぇ！！　これっ動き　ヤバい」「あっあぁぁぁぁぁぁおかしくなりそう　あぁぁぁん」「なんなの　かき混ぜないでぇぇぇ　イヤァ」　ブィェン♪♪グチュリプゥブィェン♪♪ブィェン♪♪ 　ヴェイィィィィィィィィィィィィンブィェン♪♪　　ブィェン♪♪グチュリプゥブィェン♪♪ブィェン♪♪ 　杉山は大興奮だ。　あの日以来、優花のことが忘れられない。　正直、今まで数多くの女性達をスペシャルマンションに送り込んできたが、彼女は稀にみる美女だった。　実際、彼女への「会」の評価は、「Ａ５」ランクの最上級美女認定だった。　スタイル、容姿、バスト、肉付きなど百数十項目が全て最上評価を与えられないと得られない評価であり、いわゆる美女と言われる有名芸能人でも「Ａ４」どまりなんてケースはざらなのだ。　もちろん杉山は初めて出会った「Ａ５」美女だった。　出会った瞬間、杉山は驚喜した。　彼女を欺してスペシャルマンションに案内している最中に、興奮のあまりに大神に連絡を取ったほどだ。　杉山の評価に半信半疑の大神は、遠隔の４Ｋカメラで優花を観て同じく驚喜した。　その瞬間、彼女を迎えるためなら、どんな条件でも提示可能との判断だ。　まだ慎重で迷っている様子を見て取った大神は、直ぐに指示を出した。「もう入居枠が最後の1枠になったと言え！！」「彼女をどんな条件出しても良いから　逃がすな！！」つづく
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2022年1月14日掲載
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