ずっと愛してます4
羅衣 作
第36話　 ゆりあ


　源氏名「神戸ゆりあ(かんべゆりあ)」を名乗る西田由梨（ゆり）は、２０歳になったばかりだが、既に地元神戸三宮キャバクラでＮｏ．１の人気キャバ嬢だ。
　彼女の武器は女優広瀬○ず似という抜群の容姿と何度も芸能事務所にスカウトされる程の人を惹きつける際だった歌唱力だ。

　彼女は母子家庭で金銭的に苦労した生い立ちを経て自身の才覚で成り上がる野心満々であり、高校生時代に何度も芸能事務所にスカウトされるほどであったのだがデビューイコール成功で無い世界に興味抱かなかったという経歴の持ち主だ。
　彼女の自己分析では、自分自身には曲を作ったりする才能は無いと自覚しており歌唱力だけでは長く活躍できないと考えたのだった。
　その彼女が選んだ道は、高校時代には自分自身が全国レベルの美少女であると自覚し、それに磨きをかけて確実に成り上がることだ。

　女として成り上がるには、まずは化粧の技術を身につけることが大事と考えた彼女は某化粧品メーカーの美容部員になるべく就職する。
　美容部員は人気の職種であり超難関であったが、そこは身長１６６ｃｍとモデル並の抜群の容姿と幼少からの苦労で培った抜群のトーク力で他を圧倒して合格する。
　元より彼女は給料を得つつ化粧テクニックを身につけるために就職した確信犯であり、欲しい技量と知識を身につけると僅か半年ほどで退職してしまう。
　そして神戸三宮某人気キャバクラに入店すると、二ヶ月後にはＮｏ．１に登り詰めたのだった。

　彼女には目標とする存在があった。
　同じ神戸市長田出身で大阪北新地で伝説のキャバ嬢となった「門○ょう」という女性だ。
　彼女は既に結婚引退してしまったが、彼女が活躍した北新地でＮｏ．１になることを目指していた。
　彼女自身は目標とする存在の女性と同じく、成り上がりお金持ちの男性と結婚して安定的なHIGH SOCIETYを手に入れることが出来れば満足で、それ以上望むことは自身の生い立ちではリスクが大きいと考える現実主義者でもあったのだ。

　そんな彼女も人気キャバ嬢としての生活は、日々大変な努力の積み重ねであったが、男性達との濃厚な駆け引きは楽しくて、その成果として得られる評価と報酬に次第に生きがいを感じつつあったのだ。
　神戸三宮でＮｏ．１を１年以上達成したという実績も結局はローカル扱いであり、西日本トップの北新地では新人扱いにされてしまうので虎視眈々と移籍のタイミングを待っていたのだ。

　彼女には他のキャバ嬢には無い圧倒的な武器があったのだ。
　それは今時の流れで彼女が開設したYouTubeチャンネルだった。
　キャバ嬢チャンネルなのにワンチャンだけが戯れる映像で彼女の歌唱音声しかないという斬新なスタイルで異彩を放っており、現役キャバ嬢シンガーYouTuberとしての顔を持ちじわじわと登録数伸ばしつつあり、既に数十万登録に達していた。
　その結果、彼女の生歌唱を楽しみに訪れる優良顧客が多く関西地区では既に有名嬢だった。
　話題を聞きつけて芸能事務所関係の来店も多いし、芸能人も多い。
　その結果が客単価の圧倒的な高さに繋がっていたのだった。

　既に北新地の複数店から引き抜きの話がきていたが、彼女の野心はローカルからいきなりトップクラスで移籍することが目標で移籍には慎重だった。
　もちろん在籍店からの引き留めの報酬は、地域ではかつて無い条件提示を貰っていたので金銭的には困っていなかった。
　移籍には北新地でも続いて支えてくれる極太客が欲しいのが本心だった。

　成り上がる自信はあるが、地域が違えば客層も異なるので、やはりゼロからでは地の利も無いから成り上がるには数ヶ月は掛かるのが普通だから甘い考えは禁物だった。
　仮にも既にＮｏ．１というプライドもあるからイチからのスタートは避けたいのが本心だ。
　彼女自身の飲酒が解禁となる２０歳が自分が決めた北新地移籍の時期だとも考えていたから迷っていた。
　そんな彼女の元にタイミングよろしく凄い太客が現れた。

　彼女の２０歳バースディイベントで、神戸三宮で未だかつてそびえ立ったことが無いという巨大なシャンパンタワーをたった１人でプレゼントしてくれたのだ。
　ローカルとはいえ北新地有名キャバ嬢に匹敵する子が現れたと、その噂は北新地にも届く。
　彼女は彼に自分自身の夢を話すと、快く背中を押してくれたし応援を約束してくれたのだ。
　噂を聞きつけた北新地からのスカウトが何件が入ってくるし、以前にも増して好条件を提示される。

　しかし彼女が期待した北新地で有力店を何店も経営する有名グループからの誘いは無かった。
　彼女は数々の好条件を捨てて、その有名グループ社長のインスタＤＭを送って一般公募で受けるという選択をする。
　そこは入店は難しいとされる高級店グループであり、彼女が目標とする伝説のキャバ嬢がいたグループだ。
　ローカルといえど彼女ほど実績がある子が一般公募してくることに、先方は困惑したであろう。
　それで合否即答は出さなかったほどである。

　グループは改めて彼女の評判を調査する。
　容姿端麗で気配りと性格の良さで評判の人気嬢で、既に北新地店舗Ｎｏ．１に匹敵するほどの売り上げを上げている。
　なにより他店では移籍金を提示して獲得に動いている状況だったのだ。
　改めて入店希望動機を確認すると、伝説のキャバ嬢の名を挙げてＮｏ．１になってみせるチャンスを下さいと言ってのける。
　その時点で採用は決定するが、口裏を合わせて移籍金を出したいわゆる引き抜きという形を取ることにする。
　これは業界内の他店・外部からの視点を考慮してのことだ。

　とはいえグループ内店舗には、既に各店舗申し分ない売り上げを誇る店舗Ｎｏ．１が揃っている状況で、だからこそ他店舗からの引き抜き戦略をしていなかった流れもある。
　そこに「神戸ゆりあ」の予定外の加入は余計な波風を立てかねない状況でもあった。
　やむなくグループ内で、既に突出した売り上げを誇り現役キャバ嬢から既に経営者にステップアップしたキャバ嬢社長が管理する店への配属としたのだった。
　そこは伝説のキャバ嬢がいた店の跡地に出来た店だ。

　そんな流れであるから突然企画された彼女の移籍イベントに店舗内でも波風が立つが、その規模に皆が驚く。
　いきなりキャバ嬢社長の全盛期に匹敵するシャンパンタワーを立てたのだ。
　既に経営者であるキャバ嬢社長も苦笑いだが、ゆりあの人柄が波風を沈静化してしまうし、入店直後からキャバ嬢社長の妹分的立ち位置を占拠してしまう。
　店内では押しのけられた女の子達は複雑だし、もともと店舗Ｎｏ．１だった子も、他グループから移籍して看板として長らく店を支えてくれた人気嬢だったが、あまりの売り上げ力の差に沈黙せざるを得ない。


　ゆりあを応援する極太客の正体は、徹の父親である山田克也だ。
　克也は、１年ほど前に悠希に同伴して訪れたキャバクラで彼女に出会い極太客になったのだ。
　ゆりあは悠希が注目していた次世代キャバ嬢だった。
　悠希は彼女を倶楽部に引き抜きたいと注目していたのだが、彼女のキャラクターと資質がキャバクラ向きだと判断して１度諦めたのだが、やはり逃したくないと考えたのだ。
　悠希は克也に繋がりを維持するようにお願いしたのだが、克也自身も眩しいばかりに光り輝く愛娘と同年代の彼女を気に入ってしまったのだ。

　克也は娘のような年頃のゆりあを可愛がっていたし、あらゆることの後ろ盾になっていった。
　マンション賃貸するにはキャバ嬢という仕事では、なかなか良い場所を契約することが出来ないのが現実があるのだが、克也の存在でいとも簡単に契約できたのだ。
　ただ克也にすれば道楽であり、彼女を愛人にしたいなどの狙いがあった訳でなく純粋に可愛く思っていただけであった。
　だから無粋に彼女をどうこうすることもなく、お願いされたことに応えるなど父親のような心境で接していたのだった。

　むしろ関係に前のめりになっていたのはゆりあの方だったかもしれない。
　彼女にすれば克也は特別な存在であり、彼とは絶対離れたくないと思っていたし、彼女には記憶が無い父親のような存在でもあったのだ。
　紳士的で決して手を出してこないで、いつも笑顔で彼女を見守ってくれるのだ。
　そんな彼女の感情が一方的な恋愛感情に変わるのはそれほどの時間を必要としなかった。

　ゆりあは多くの男性から告白されるのが日常であり、大金を積まれて求愛されたことも１度や２度ではない。
　本人的は色恋営業スタイルではないのだが、圧倒的に男性を惹きつける魅力が溢れていて一目惚れされやすいタイプであった。
　他ならぬ克也も彼女を一目で気にってしまう程で、悠希が惚れ込んだ男性吸引力は規格外であった。
　そして話して、逢う度に惚れてしまうと男性陣がボヤくほど、物腰の柔らかさと心地よい声質が天然の魔性ぶりを発揮していたのだ。

　彼女の営業力は、なにより歌唱力に代表される。
　カラオケで歌うには高額シャンパンを要求するスタイルだから、日常的に獲得するので客単価が通常のキャバ嬢の十数倍だ。
　アフターで彼女の歌唱をもっと楽しもうとするには、更に複数本高額シャンパンが必要だし、競合すれば本数勝負になるから必然的にヒートアップする。
　実際、未だに芸能事務所から誘いがあるレベルだから１度でもアフターすると中毒性があるのだ。


　そんな彼女にも隠された素顔がある。

　若くして夜の世界で突っ走ってきたので誰も気がついていなかったのだが、実は男性経験が全く無い処女だったのだ。
　星の数ほど口説かれ、何度も抱かれそうになりながらも切り抜けてきたのは、キャバ嬢としての矜持でも全くなく本気で経験が無いからセックス避けてきただけであった。
　高校卒業して以来の２年ほどの疑似恋愛と駆け引きの歳月は彼女をますますハマグリのように固く心閉ざしてしまっていたのだ。
　
　母親は未婚で産んだ、彼女はいわゆる名乗れない父親との子供であり、実の父親を知らずに育ったのだ。
　彼女を女手ひとつで育ててくれた母親は不治の病に冒されて入院生活となっており、キャバ嬢としての収入の大半は母親の治療費で無くなってしまう状況だから、彼女はがむしゃらに仕事に邁進していたのだ。
　そんな中で出会った父親のような存在の克也への依存していくのは自然な流れだったかもしれない。

　実際、母親が入院する病院もかなりハイクラスの所に移ることが出来たりしていたのだ。
　社会は夜の世界の住人を歴然と差別しており、医療の現場でも断られることは少なからずあるのだ。
　母親もクラブホステスであったゆえ、親子共々そういう環境であるから尚更だ。
　その逆風環境が克也の登場で一変した。
　彼も水商売事情に詳しいから、なにかと彼女の周囲に気にかけてくれるから感謝しかない。

　彼女にとって親類縁者も皆無の中で、心の拠り所になってしまった克也に対する気持ちは特別なものだ。
　極太客で異例な支援をしてくれるのに、彼は父親のように見守ってくれるだけであり、肢体を求めてきたり口説いたり愛人になるように求めたりしてくる気配すらないのだ。
　自然と彼女が知らない父親像と重なるが、いつしか彼が憧れの存在になっていく。
　彼の包容力を知ってしまうと、もう彼女には彼を失うなど考えられないし、殺伐とした生活の中で彼との絆を守りたいとの意識に変質していく。

　彼女が休日に行動を共にする顧客は克也だけだ。
　彼が結婚する娘へのプレゼントを買う場面でも、喜んで同行する。
　そんな状況だから彼女の存在は、山田家に露見する。
　この事態にゆりあは狼狽える。
　異変は突然始まった。

　まず克也の妻である優衣が店に現れて彼女を指名してきたのだ。
　修羅場も覚悟する状況だ。
　こういう時には時間の経過が恐ろしく遅い。
　優衣から発せられる言葉は、ゆりあの人となりを尋ねるようなものばかりで攻撃的なものは無かったことが救いであった。

　そんな不思議な優衣の来店は繰り返されて、月に数度の頻度だ。
　彼女は店に数本しか無いレアものの最高級シャンパンやワインしか飲まないから、気がつけば結果的に極太客が１人増えた状況だ。
　なぜ懇意にしてくれるのか分からないし、不安ばかりが増大していく。
　そうこうするうちに優衣が同行者を伴って現れるようになる。

　その同行者が凄すぎるのだ。
　北新地の住人であれば、名前くらいは知っている会社やグループのトップばかりだ。
　そして彼らは優衣を女神のように接遇していて、ゆりあは彼女が女王様なのだと知る。
　務めるナイトグループの総帥が頻繁に挨拶に訪れる理由を納得する。
　自然と同行者からの再来店時の指名はゆりあに集中するから、気がつけば北新地で一番有名なキャバ嬢に登り詰めていたのだ。

　先輩で店の社長を務めるキャバ嬢社長も絶賛し、悔しいし羨ましいけど、掴んだ運は手離すなと激励する。
　キャバ嬢社長としても店の売り上げがグループ内にとどまらず北新地でもトップになったことで彼女自身の評価もうなぎ登りだった。
　総帥からはゆりあを他店に絶対に引き抜かれるなとの厳命がくるほどだが、そこは彼女は楽観視していた。

　もともと入店以来ゆりあに慕われて懇意にしてきて、既に実の姉妹のように仲が良くて腹心に近い存在だ。
　ダントツの売れっ子になっても、常に彼女を立ててくれるし皆が嫌がる立場や仕事も真っ先に手を挙げてくれるから、救われたのは１度や２度では無い。
　キャバ嬢の世界は激烈な競争社会であり、ある意味女社会の縮図だ。
　グループ内規律もあり、日々そういった醜聞が表面化しないように努力する毎日だ。

　彼女もゆりあと初めて会った日を忘れられない。
　配属が決まった日の夜に直ぐに店に現れて丁寧に挨拶してくれたのだ。
　未だかつて、そんな移籍をしてきた子に会ったことも無いし、見たことががない。
　今ではバックヤードのスタッフ達からの人気も高く、彼らへの気遣いも驚くほどだ。


　克也はゆりあの存在が優衣に気づかれた際は、かなり焦っていた。
　妻は奔放なタイプだが、本質はかなり嫉妬深い女だと知っていたからだ。
　もちろんお互い公認で自由に遊んでいる夫婦関係であるが、それでいて夫婦関係は円満であり煩雑に愛し合っているし、２人で外出する際はかなり密着して行動するほどのラブラブぶりだ。

　それでも妻が郁美に対しても嫉妬心隠そうとしない様子を見て見ぬふりをしていたのも事実だ。
　そこにあえて触れないのは、女の感情の摩訶不思議を痛いほど経験しているからだ。
　話に触れると結論の無い方向で話が展開することが明らかであり、それは自爆だと考え無視したのだ。
　今回、ゆりあは娘のような年代であり、実質パトロンのような立ち位置で自分がいると自覚があるから、若い愛人を囲っていると見なされるとかなりヤバいと考えていた。


　優衣はゆりあの存在を知った時は、かなりショックだった。
　やはり若い女への対抗意識は小さいものでは無い。
　優衣の元には動けば、詳細の情報が入ってくる。
　行動派の優衣は直ぐに動く。
　突然、ゆりあのいる店を訪れ指名する。
　怪訝な表情で現れたゆりあの品定めが始まる。
　いきなり克也の妻だと名乗って威嚇してみる。

　ゆりあの反応が彼女の想定と全く違う。
　一瞬戸惑った表情を浮かべるが、動揺すらせず満面の笑みを浮かべて丁寧に挨拶してくる度胸の持ち主であった。
　そこで報告があった夫が純粋に彼女を支援しているだけであり、愛人にしていないということが事実なのだと理解したのだ。
　夫への感謝の念を述べる彼女の笑顔に嘘偽りは一切感じなかった。
　優衣クラスになると女の嘘など同性同士だから、目の動きだけで簡単に見抜く洞察力を身につけている。

　写真を見ただけで美女だと思っていたが、実際会うと親しみやすい笑顔が魅力的な女の子だ。
　そしてなにより礼儀正しい言葉使いだし、スタッフ達への態度も丁寧で彼らからも支持されているのが感じられる接客が実に心地よい。
　優衣は日頃から倶楽部などの夜のお店には出入りする方だから、ホステスなどへの評価は同性だけにかなり厳しい方なのだ。

　優衣から見てゆりあは非の打ち所が無かったし、なにより会話していて相手を楽しませる資質が抜きんでている。
　夫、克也は企業グループのオーナーだが、優衣自身も幾つかの会社代表をしているし、上場企業の社外取締役を務めるという経営者としての顔も持っている。
　その彼女の視点からも、ゆりあは評価が高く欲しい人材だったのだ。
　優衣は夫が彼女を可愛がることを理解し、愛する夫の行動を無言で支持に転じた。
　自分たち夫婦関係ではルール範囲内だと思ったし、むしろ彼女もゆりあを気に入ってしまったのだ。

　優衣はゆりあが夫に対して特別な感情を持っていることも見抜いていた。
　優衣は女として絶対的な自信があるし、克也との夫婦愛を常に男と女の関係に保つことを怠りないのだが、どんなに努力しても埋められないのが年齢の差だ。
　それが未だに消えない郁美への蟠りの理由だ。
　ただ郁美の存在が優衣をオンナとしてステップアップさせる理由にもなったのだ。
　もちろん彼女が認めないようなレベルの存在に夫が目を向けるなど許す気はないのだが、夫がゆりあを見つけてきたことに逆に誇らしい気持ちが芽生えつつあったのだ。

「やっぱり克也　あなたは私の愛した人よ」


　当然だが、優衣の動きは克也の耳にも入る。
　内心は相当焦ったことであろうが、彼は平静を装い続けたし、妻からゆりあの話が出ても余計な発言はしないようにしたのだった。

　すると妻から信じられない言葉をかけられて、苦笑いを浮かべるしかなくなるのだった。

「あなた　彼女に惚れられすぎると危ないわよ」
「注意だけはしてね」
「あなたは大丈夫だけど　彼女を傷つけないようね」
「彼女は まだ原石なの」
「ダイヤモンドになれる子を　色恋で駄目にしたら」
「私　その時は　本気で怒るからね」

　克也は、その言葉の真意を後日に知るのだった。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2022年2月27日掲載
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