ずっと愛してます4
羅衣 作
第54話　大悟２


　大悟はお豆ちゃんの取り扱いを指導されて、即実践して攻めまくったら彼女の肢体が痙攣したことに大興奮していた。
　再びクンニ始めようとしたら、しつこいのは逆効果で駄目よ指導されて、女は難しいと困惑していた。
　代わりに仰向けに寝かされると、彼女が逆に跨がってきて驚く。

　そして瞬時にＡＶで見たシックスナインという体位だと理解した。
　我慢汁ダレダレになった肉棒をフェラチオされて超気持ち良くて、思わず声が出てしまう。
　目の前にはもはや大好きな花園が先程とは違った感じでパックリ口を開いているから、遠慮無く視姦してペロペロと舐める。
　舌先で蜜壺を開くと、どっと口内に愛液が流れ込んでくるから歓喜する。

　一通り楽しむと、再び射精してしまう不安が頭をもたげる。
　ここは素直にお願い作戦だ。

大悟　「はぁはぁはぁ　そろそろしたいです」
　　　「入れたいです」
敬子　「はあぁん　あっそうね　しよか」

　優しく正常位で向かい入れて貰う大悟は、既に余裕がある。

大悟　「あ　ゴムは」
敬子　「あはっ　えらいね　そうね　ゴムいるね」
　　　「でも　今日は大丈夫　特別に生でしよか」
大悟　「えっ良いの？」

　少年の満面の笑みにキュンとなる敬子。

敬子　「うん　今日は特別　心配しなくて良いよ」
大悟　「最高です　ありがとう♪♪」
敬子　「では　手を添えて」
　　　「さっきペロペロしたとこ」
　　　「ヒダかき分けて　グッと」
大悟　「うん」
敬子　「角度気を付けて　あっ　そこ　あっ」
大悟　「ふん」
敬子　「あっあぁぁぁぁぁ硬い あん♡」
　　　「あん♡　おっきぃ　なんかあたる」
大悟　「ぐっと　奥に入れて良い感じ？」
敬子　「うん　あっあぁぁぁぁぁぁうはぁっ！！」
大悟　「うはぁ　気持ちいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♪♪」
敬子　「あっ駄目ぇ　そんな動かさないでぇ」
大悟　「でも　グチャゥグチュウ　いってるよ」
敬子　「ホントに初めてなの？　あん♡　はぁん♡」
　　　「誰に　そんな腰の動き　あっだめぇ」
大悟　「そうなんだ　これ良いんだ　ふん」
敬子　「あぁぁぁん　うますぎぃ　あん♡」
　　　「なんか凄いとこにあたるし　あん　ひぃ♡」

　敬子は少年の腰使いに翻弄されパニックだった。
　亀頭の張り出しが気になってはいたが、絶妙な加減で敬子のＧスポットをモロに擦られ余裕は皆無となった。
　柔道で鍛え上げた少年の体力は底なしであり、柔道仕込み抜群の重心が据わった腰使いは破壊力満点だったのだ。
　的確に女芯をあっという間に打ち抜かれて、才能なのか腰使いの絶妙なリズムで征服されていってしまう。


　大悟は初めての女肉に溺れていた。
　もう気持ち良すぎで、夢中で手に入れた肢体に縋り付いた。
　腰を振れば振るほど、彼女の反応がＡＶ並なので燃え上がる。
　若いがＡＶで体位の知識だけはあるから、夢中になって突く角度を変えて楽しむ。
　彼女の両脚を両肩にのせると、猛然とのし掛かってヒートアップする。

　ドスゥグチャプ！！ドスゥグチャプ！！
「あっあぁぁぁぁぁぁ　すごぉいぃぃぃぃぃぃぃ」
　ドスゥグチャプ！！ドスゥグチャプ！！
「だめぇ　いっちゃう　まってぇ　ああぁぁあ」
　ドスゥグチャプ！！ドスゥグチャプ！！
「ひいぃぃぃぃ　あっっあ♡　いくぅ　いくぅぅぅぅ」
　ドスゥグチャプ！！ドスゥグチャプ！！

　ドクドクと脈打つ猛狂った肉棒。
　熱い迸りを彼女の奥の奥に、たっぷり注ぎ込む。
　若い情熱に圧倒されて逝ってしまった敬子は、呆然と痙攣していた。
　子宮に広がる熱い若い血潮に屈服してしまう。
　ピクピクと未だ脈打つ肉棒を思わず、新体操で鍛えた平滑筋で締め上げる。

　その刹那、再び腰の動きが再開される。
　若い肉棒は更に膨張し、更に太くなり、硬くなってるのだ。
　これにはさすがの敬子もびっくりだ。
　正常位に戻ると一瞬ホッとするが、濃厚なキスされて彼はいまだ血気盛んで満足していないことを知る。
　彼の望むままバックの体勢に応えるが、太ももを伝う精液量に驚く。

　そして後ろから受け入れた瞬間、彼の肉棒に屈服してしまう自分に諦めがある。
　チラッと見た彼の玉袋は、最初と見た時と大差ないというよりむしろ大きく膨らんでいるように見えたのだ。
　いつもながら少年の精力はオンナの予想を超える。
　若さに任せてパンパン突いてくるのだが、妙に壺を掴んでいるのか敬子は喘ぐしか出来なかった。

　彼女が喘いで感じれば感じるほど、少年は自信を付けて成長していく。
　バックで楽しむだけ楽しんで、美乳を求めて背後から彼女にのし掛かり揉みしだく。
　耐えかねた彼女が突っ伏すと、そのまま寝バックになってそのまま楽しまれる。
　気がつけば片脚ずつ拡げられて、好きなように肢体を楽しまれていく。
　ＡＶの知識恐るべしだ。

　突然抱き起こされて正対座位で抱かれる。
　その状態で「好きです」と告白されて、引き続きそのまま激しく愛される。
　逞しいモノに貫かれて抱きかかえられてバストを吸われると女は弱く、彼の愛情が体内に浸透してくる感覚に心が揺らぐのだ。
　少年の純真で真っ直ぐな気持ちは本物であり、女の用意した建前を簡単に粉砕する。


　大悟は気持ち良くて夢中で腰を振る。
　腕の中にある女体は吸い付くような柔肌で、手放したくないし、もう死ぬまで繋がっていたいと真剣に思っていたほどだ。
　肉棒を付け根まで奥深く入れた感触は、十数年生きてきて最高の快感だしずっと味わいたい。

　抱きかかえて再びキスした瞬間、彼は自分の全てを彼女に捧げたいと思ったのだ。
　初めての相手だけど、彼女以上の人に二度と出会えないと確信したのだ。
　本能かもしれないが、いろいろ見聞きする初体験話でもこれほどの感覚は見聞きしたことがないからだ。

　だから理屈もへったくれもなく若さでグイグイと縋り付くだけだ。
　ただひとつ彼が分かったことがある。
　それは男は永遠に理想とする女を追い求める生き物なのだとの理解だ。
　だから男は仕事も頑張るし、出世して理想の女を追い求めるのだ。

　そうでなければあの星の数の程のＡＶは説明がつかないし、男は常に手に入れた女以上が他にいないか探し続けているのだ。
　理想の女、シチュエーションを永遠に求め続けることが、いま実感としてあるのだ。

　童貞の少年だったのだが、敬子は理想を越えた女性なのだと実感したし大満足だった。
　そして想像を超える展開で満喫している。
　だから自分は幸運なんだと自覚し、彼女に固執する。
　彼女を押し倒し再び正常位で無心に愛しまくる。


　敬子は大悟の迸るような情熱に飲み込まれて、彼との交わりに心酔しきっていた。
　絶妙なストロークとリズムで、あそこが溶けそうであり、もうあんあん喘ぐしかなかった。
　若く猛々しいモノに蹂躙される悦びに、まさかと思っていた底なしの扉が開きひたすら快楽を貪るのみだ。

　もう絶倫とかいう生易しいレベルではなく、何度も多量に噴き出す射精しても鋼鉄のように硬い肉棒は猛狂い続けているのだ。
　若竹狩りで出会った少年達も皆凄かったが、大悟は超弩級で凄まじい勢いであった。
　テクニックがどうのこうのとか、肉棒が特徴的でどうのこうとか、巨根だとか、もうその全てがどうでも良いと思うほどの超合金肉棒であった。

　腰の動きは非凡なものを感じるが、決して愛撫が上手いわけでもないし、テクニック的には経験が少なく童貞を失ったばかりの男の子相応であろう。
　若い迸るような情熱がセックスが楽しい盛りで貪欲なオンナと化した敬子を本気にさせたのだ。
　彼の精力の限りを吸い尽くさんばかりに、両手両脚を彼に巻き付けて煽ったのだ。

　少年の全身に歓喜と共に、滑らかで柔らかくて吸い付くような女体へ狂気にも似た欲望が迸る。
　夢中でキスして首筋に顔を埋め女体の匂いに溺れ、狂ったように腰を振るう。
　途中射精しても、腰が止まらない。
　射精すればするほど、脳が溶けてしまうほどの快感が膨れ上がっていく。
　そして彼女の奥の奥にコリコリと当たるものを感じると、更に深く彼女と１つになりたいとその扉を開こうと無心に腰をグラインドさせる。

　敬子は、大悟と自分の肉体的相性が良いのだということに唐突に気づく。
　急に心に広がってくる愛おしいという気持ち。
　情熱的な突き上げが女が意識して作っている壁を崩していく感覚に肢体が歓喜に包まれる。
　子宮か下りてきて体内に広がる衝撃が徐々に強くなっていく。
　内臓を揺さぶられる感覚に女は弱い。
　再び意図せず登り詰めていく感覚に急に怖くなる。

「あっあぁぁぁぁぁぁぁだめぇまってぇあん♡」
「すごおぃひいぃぃそれ以上したらあんあっあぁぁ」
「ひぃぃぃあん♡」

　大悟は唐突に敬子の姿勢を動かした。
　登り詰める直前に中断され、訳が分からず不意に背後を取られ四つん這いにされてしまう。
　若いエネルギッシュな彼に、バックの体勢で無限のように突かれるなんて恐怖しかない。
　慌てて身をよじって挿入を回避しようと抗ったが、超合金肉棒はお構いなく蜜壺を捕らえて押し入ってくる。
　つい先程前までは童貞だった少年なのに女の体の流れを知ってる感じで、天賦の才にビックリする。

　ズゥゥゥンと速すぎず強すぎず絶妙な加減で貫かれるとポルチオ性感帯を直撃されて、思わず喘ぎ声が出て崩れ落ちる。
　そのままピストンが始まると思い、怖さ半分ながら期待してしまうのが女心だ。
　その期待は裏切られる。
　後ろから上半身を引き起こされ背面座位の体勢にされるから、そのまま背後から愛されるだと安堵半分残念な気持ちになるのが我が儘な女心だ。

　残念な気持ちが困惑に揺れる中で、今度は彼の両脚が挟んできて敬子の両膝が閉じられる。
　その結果、ギュッと超合金肉棒を咥え込んだ蜜壺が締まり、その硬さと逞しさが強調されて感動しつつ、彼がなにかしようとしていると察する。
　その耳元で大悟が囁く。

「敬子さん　上半身起こしてぇ」
「えっ」

　困惑しつつ上半身起こそうとすると、彼に両肩を背後から支えられると同時に突き上げられてる。
　その時に彼がしようとしている体位を理解する。

「うそぉでしょ　あん♡」
「そんな硬いのでされたら　あん♡　あっあぁぁぁん」

　大悟は軽快なリズムでピストンして、ネットで見た有名ＡＶ男優が開拓した念願の体位「ロールスロイス」を決めて大興奮だった。
　突きでポルチオ性感帯をジャストミート、引きでＧスポットを絶妙な加減で擦られ、超合金肉棒がビッタリフィットする体位だったのだ。
　ズゥゥゥンと超合金肉棒が更に深く沈み込んだ瞬間、敬子の肢体はあまりの気持ち良さに痙攣し海老反り意識が快楽に飲み込まれた。

　グチュズルハフゥ♪♪グチュズルハフゥ♪♪
「あぁぁん！！あん♡　ひぃいいぃぃあひぃあぁん♡」
「はあっ！！　はあっぅ　はあっ！！　はあっぅ」
　グチュズゥハフゥ♪♪グチュズゥハフゥ♪♪
「あん♡　すごぉはぁっ！！　あひぃ！！あひぃ♡」
　グチュズルハフゥ♪♪グチュズルハフゥ♪♪
「はあっぅ　はあっ！！はあっぅ　はあっ！！」
　ジュルプッパッ！！グチュルプッパッハフッ♪♪
「あぁぁん♡　おかしくぅなる♡　だめぇひいぃぃ」
　グチュズゥハフゥ♪♪ジュルプッパッ！！
「いっちゃう！！　まってぇあっ♡ひいぃあんあん」
　グチュルプッパッハフッ♪♪ジュルプッパッ！！

　少年の暴走は急には止まれない。
　凄まじいピストン突き上げに、敬子は髪を振り乱して乱れて喘ぎまくった。
　全身から汗が噴き出し、白い肌は桜色に染まりセックスフラッシュ現象を起こしてしまったのだ。
　敬子が何度も達して痙攣しても、彼の逞しい両腕は彼女の肢体をがっしり掴んで上下し続けるから、もう逝きぱなしでいつ終わるとも分からない少年の情熱ピストンに圧倒され続ける。
　もう気持ち良すぎて身体が弛緩して、敬子は涎を垂らしてしまう状態であった。
　敬子の体内で熱い迸りが爆発した瞬間、彼女の意識は跳んで真っ白になった。

　射精して満足した大悟は、急に冷静になる。
　腕の中の敬子がグッタリしていることに気づく。
　そして自分はやり過ぎたことを知る。
　慌てて彼女を離して仰向けに寝かすと、そのまま抱きしめた。
　顔を寄せ心配そうに見つめる。
　しばらくすると彼女の瞳が開くから安堵して、ごめんなさいと抱きつく。

敬子　「はぁあはあぁ　すごかったぁ」
大悟　「ごめんなさい　やり過ぎだよね」
敬子　「あはっ　ちょっとビックリしたけど」
　　　「気持ち良かったよ　ふふ」
大悟　「えっそうなの」
敬子　「うん　病みつきになりそう」
大悟　「へへ　そうなんだ」
敬子　「それにしても　あの体位どこで覚えたの？」
大悟　「ネットとＡＶで」
敬子　「なるほどぉ　ネット恐るべし」
　　　「お姉さん　まいちゃった」
大悟　「はい　またして良い？」
敬子　「ふふ　今度ね　今日はお腹いっぱい」
　　　「激しいのは　今日は許してね」
大悟　「えっ」
敬子　「その代わり　普通の体位だったら」
　　　「まだ時間あるから　たっぷりしよか」
大悟　「マジで　やったぁ」
敬子　「正常位からいろいろ練習しよ」
　　　「って　もうギンギンになってる」
　　　「もう　どうなってるの」
大悟　「分からないけど　敬子さんと抱き合ってると」
　　　「もう我慢できないんです」
敬子　「あはぁっ　うん良き　おいでぇ」
　　　「硬いのちょうだい」
大悟　「はい　まだまだ出来ます　頑張ります」
敬子　「すごぉい　かたぁい　あっあん♡」

　敬子は講習という建前で、少年との若さ溢れる超合金肉棒を満喫する。
　複数回中出しを決めた少年は既にガツガツしたところが無くなり余裕があるから、敬子から女目線での体位のポイント解説をそのままインストールされていく。
　実技で交わりながら、どう突いたら女が蕩けてしまうか、痛くて冷めてしまうか、など全て教えて貰う。
　途中お互い汚れた身体をリフレッシュすべく一緒に再びシャワーを浴びるが、敬子は少年の心に完全に住み着いてしまう。

　少年の腕の中でにはＡＶ女優真っ青の美ボディで１度交わるとエロいお姉さんがいて、彼だけに微笑んでくれるのだ。
　少年の心を完全に奪ってしまうのは当たり前の流れであった。
　少年は肉体だけでなく心も全て欲しがるのは当然の成り行きであろうし、１６歳という知識で知る限りの全ての求愛の言葉で抱きつく。
　未熟な口説き文句も情熱的でキスと抱擁が全て覆い隠し、それが敬子の心を揺るがす。
　それでも敬子は必死で踏みとどまり、彼のこれからの人生を狭めないように立ち振る舞う。

　ずっと彼の成長を見守ると約束するし、もっと沢山の女性を知ることを薦める。
　でも女性を心身共に傷つけないこと、いつでも女性の味方でいて愛する男に成長すること、それを果たせばいつでもご褒美上げるし、彼女自身もそれがなにより嬉しいと伝える。
　初めは敬子に固執し他は見られないと主張する大悟だが、彼女に抱きしめられてもっと大人の男になれとハッパをかけられて徐々に変わっていくのだ。
　大悟にとっては、最愛の女性であり、人生の目標であり、人生最高の味方に出会った形になったのだ。

　多少敬子も欺瞞があるのはご愛敬だが、彼には恥ずかしくて言えなかった「身体の相性」ゆえに、彼をずっと手放したりしたくないという本音が隠れていたのだ。
　もちろんそれは夫の徹が美帆と「身体の相性」良いという現実にやはり未だ嫉妬していたし屈折した感情を秘めていた反動だった。
　そして本人は意識していないが、無意識にこの事実がある以上彼が多数の女性と交わっても自身を越える女性がほぼ現れることが無いという確信があるだけに、オンナ特有の独占欲と優越感があったのも事実であろう。

　シャワーから上がると、再び復習と称して前戯から始めて淫らに狂ったように交わる２人であった。



　帰ってきた大悟の変貌に、直子の驚きは小さいものでは無かった。
　一皮どころか十皮くらい剥けて、実姉の直子すらドキッとする爽やかぶりに胸騒ぎしたのは嘘ではない。
　同時に１日で弟を変貌させ成長させた敬子への感嘆と尊敬の念を深くしていたのだ。
　ある意味、直子の目標が敬子であり、憧れが郁美という存在なのだが、未だ自分自身が足元に及ばないのだと思い知らされた出来事だった。

　直子の胸騒ぎは、数日後に現実化していく。
　大悟の変貌は、同級生の女の子達を夢中にしてしまったのだ。
　以前は男友達とつるんでいることが多かった彼が、毎日のように数人の女の子と下校してくることが多くなったのだ。
　大悟は部活で帰宅は遅いことも多いのに、彼女達はわざわさ彼を待って一緒に下校する状態なのだ。
　そして弟は、彼女達を毎日自宅まで見送る男前ぶりを発揮している。

　確かに大悟はもともと高身長で容姿は美形で、更に柔道部のエースだ。
　もともとモテて当たり前の立ち位置だったのに、急に女性の扱いに余裕が出来てフレンドリーで超優しくなったし、男性として懐の深さを感じるのだ。
　そうなると彼は同年代女子が欲しいというものを全て持っているから、少女達は身近な憧れ男子に急激に引き寄せられるのだ。
　ただ大悟の変化は、彼の周囲にいる男の子達にも良い影響を与えていくことになるのだった。

　直子は、後日知る。
　十数人の少女達が弟と身体の関係が出来て、皆彼の女友達にされてしまったのだ。
　大悟は敬子の教えに忠実で、彼女達１人１人と真摯に向き合い誰１人ないがしろにもしないし、常に彼女達の支援者として立ち振る舞い続けたのだ。
　もともと１人の彼女を作らないと宣言した上で、彼女達を攻略していくモテ男ぶりを貫徹してみせたのだ。

　そして姉だけが知る真実は、弟の心にはずっと敬子という存在が生き続けているのだということだった。

　男と女、惹かれ合う者同士が必ずしも結ばれるわけではなく、ずっと密かに思い続ける心と絆。

　そんな出会いが、再び起こってしまったのだ。


つづく
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2022年11月26日掲載
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