ずっと愛してます4


ずっと愛してます4 羅衣作
第58話　晶子の目覚め２　達也は有頂天であった。　数ヶ月前に打ち合わせで来た晶子を見た時に一目惚れであった。　彼女は確かにベビーフェイスで可愛らしいタイプであったが、実年齢も物腰もしっかり年齢相応のキャリアウーマンであって、過去にはない生まれて初めて大人の女性を好きになったとの自覚があった。　実の妹へ劣情も思いを遂げて、その後には妻との夫婦関係も充実していることが彼の性癖に地殻変動を起こしたのかもしれない。　特殊な環境とはいえ、そんな不道徳な欲望も素直に妻に話すことが許されるからこそ結果的にその夢が妻の配慮によって叶えられるという現実に感謝しかない。　達也はしっかり妻の恋がなぜそのようなことしてくれるのかも理解している。　純粋に夫の倒錯したシスコンが治まる兆しが見えたことを歓迎する気持ちと、彼女自身が真也へ興味もあったからだと知っていたのだ。　性癖の変化は自分自身でも驚いているが、なぜか晶子に惹きつけられるのだから抱いて確かめたいのだ。　妻の願望については、もとより自分自身が妻に他人棒を強要したことから始まった話であり、それについて意見を言う資格は無いと理解している。　だが、だからこそ妻の心情については最大限の気遣いと誠意を見せることを怠らない努力をしている。　過去に犯した妻に対する数々の行いを反省して、残る一生をかけて償うしかないのだ。　妻の背後には最愛の妹である郁美の存在を感じ、妻を幸せにしなければ妹との関係にも影響があると思うから尚更だ。　実兄でありながら郁美の最大の信奉者であるだけに、妹が悲しむ姿は見たくないのだ。　ただそんな思惑はともかく、妻である恋の進化ぶりは凄まじくいつしか彼女は有名な人気妻に化けていて、更に立派な経済人に名を連ねていているのだ。　既に彼女は達也の妻という座が無くても通用するだろう地位を築いていて、むしろ達也の方が彼女を必要としている状況になりつつあったのだ。　そうなると妻との間に子供を設けていないことが最大のウィークポイントになり、「会」の長老達が妻に妙に肩入れすることになるのだ。　そんな状況であるが、妻が作ってくれた機会を有効活用しなければ男として名が廃るのだ。　晶子は大人で一児の母でありながら、未だ自身の女としての魅力に無頓着なところがある。　その彼女を女として変えていくことに、真也がのめり込んで夢中になり過ぎた気持ちがよく分かる。　しかし真也は若さを露呈したのだ。　なにより身重な妻である紗弥への気遣いが不十分だったのだ。　その結果、達也に幸運の女神が微笑んだのだ。　妻たちこそ幸運の女神なのだと知り努力した夫だけが美味しい思いするのが「会」という特殊な環境を制する秘訣なのだ。　お酒混じりで仕事の話だけにとどまらず、プライベートな話題、そして夫婦関係の話まですれば、晶子の状況が手に取るように分かる。　そして急に肢体に芽生えたピンクの炎に戸惑っている姿が可愛くて仕方がない。　あと少しで孵化してオンナに化ける塩梅であり、そのタイミングで待ったをかけられてしまい違う男に美味しいところを奪われる流れに多少同情するが、それが妻たちを味方につけた者が勝ちなのだと思う。　晶子は勉強家で博学なところもあるから会話にも困らないし、既にセックスへの警戒心も頑な拒否感も薄れて大人の女としてプロセス楽しむ余裕があるから、達也としては本領発揮しやすい。　間もなく４０歳という年齢は絶妙でラブゲーム全てに余裕があるから、晶子のような大人の女性が望むリードが当たり前に出来るのだ。　見え透いたキザな言葉も、余裕綽々自信満々に真顔でグラス片手にして放つと立派な口説き文句として通用するのだ。　些細な笑い話でも彼女は笑いながら、達也の腕に掴まりながら反応する。　お酒のチカラで彼女のスキンシップが激しくなる。　第三者から見たら肉体関係がある男女としか思えない距離感だろう。　顔見知りのバーテンダーは、顔色変えず絶妙なタイミングお代わりを勧めてくれる。　達也恋夫婦は既に博多では著名人でありバーテンダーも認知しているだろうが、プロである彼らは徹底している。　晶子はまだ少しお酒の飲み方が分かっていないところがあり、ペースが早過ぎて何度も達也が諭すのだが、ご機嫌な彼女はなかなか落ち着かない。　そんな彼女にミネラルウォーターを出して、一緒にセーブしてくれる仕事ぶりに関心する。　その流れもあって、妻と真也の動きにヤキモキしていたのだった。　達也としては晶子が酔い潰れては楽しみ半減してしまうし、お互いセックスという究極の大人のラブゲームに酔いしれたいだけだ。　ただそんな懸念も妻の行動力が物事を動かしていく。　卒なく妻へのミッションをこなすと、晶子を手早く用意したスイートルームに連れ込む。　晶子は笑い上戸なのか、妙にテンションが高くなっていてなにかとやりやすい。　彼女の衣服を剥いていくとキャハハと笑っているからお構いなしに狩人気分でむしゃぶりつく。　手慣れた手つきで彼女の衣服を剥ぎ取ると、これまた抜群のコントロールでサイドテーブルに積み重ねていくのだ。　既にことが終わった時の後、彼女の心情も考えていて衣服が皺になったりしないようにしているのだ。　ブラジャーを剥ぎ取ると思ったより乳輪が大きくて、乳首も大きい美味しそうなオッパイが露わになる。　もう我慢できず遠慮無く吸い付く。　その刹那、彼女の反応がダイレクトで興奮する。「あぁぁぁん♡　弱いのぉ　そんなに吸わないでぇ」　そんな反応されて怯む男など存在しない。　ますます激しくむしゃぶりつく。　もう気分は加速して自分の衣服は獣のように荒々しく脱ぎ散らかす。　ほんのり感じる塩気が最高のスパイスだった。　彼女は我に返ったのか「シャワー」と連呼し出すが、点火した男は急に止まれない。　ますますのし掛かり手に入れた獲物の味をじっくり楽しみにかかる。　晶子は勢いで彼ともつれる様にベットに倒れ込んで、急に我に返った。　酔った勢いとはいえ、今日一日仕事をして汗をかいた自覚があるから身体が汚れていると感じる。　真也には何度も汚れた体のままで抱かれていたが、やはり嫌なものは嫌だし恥ずかしすぎる。　まして達也とは初めてなのだ。　必死で彼を制止するが、ますます興奮してペロペロ舐めてくる。　追い詰められていくと、彼女中で究極の妥協が生まれる。晶子　「あぁぁぁん　待ってぇ♡」　　　「ねえぇ　一緒にシャワー浴びよ　ねっ？」達也　「ほおぉぉぉ　明かり消さないよ」　　　「それが条件」晶子　「えっ？　・・・・・」　　　「うっうぅぅぅん　わかったぁ」達也　「よし　そうだ　ジャグジー入ろ」　　　「さあ　行こ」晶子　「ジャグジー・・・・・」　　　「すごぉ　浴室広いねぇ」達也　「おっとぉ」　　　「もうジャグジー準備出来てると」　　　「さあぁ　滑るから気を付けてね」　バブルで裸が見えづらいのと、お湯の温かさにホッとしてしまったこともあり、晶子は不用意にリラックスしてしまった。　当たり前のように彼の前に座ってしまう。　無意識に明るい浴室なので裸を見られづらい様に行動してしまう彼女は不用意だ。　彼があっという間に背後から密着してきて、手淫のやられ放題になってしまう。　以前も同様の失敗したのに、またやってしまったと焦るがもう手遅れだった。　もとよりセックスモードにスイッチが入った彼をお預けさせて入浴したので、彼の息が荒いのは当たり前なのだが、その荒々しさが彼女の冷静さを奪っていく。　簡単に秘部に彼の手が忍び込んで、好き放題に手淫される。　既に女の悦びに目覚めている肢体にピンクの炎が点火してしまうと、湯にのぼせたように次第にボーと意識がフリーズして思考停止していく。　背後から弄ばれているのだが、密かに憧れている彼になにをされて受け入れてしまう。　達也は楽しくて仕方がない。　成熟した女体は焦らずたっぷり時間をかけて揉みほぐすと、どんどん上気してピンクに染まっていく。　この時とばかりに首筋に顔を埋めて接吻して、彼女の匂いを楽しむ。　腕の中で辛うじて踏みとどまろうとしていた彼女の理性が崩壊していく。　１度女の深い悦びを知ってしまった女は肢体の欲望には勝てなくなってしまうのだ。　達也は「会」というものが夫たちの願望で作られたものと知っていたが、実は巧妙に妻たちの思惑が反映されたものだと気がついていたのだ。　その理解を当たり前のように実現していく妻である恋の変貌ぶりが証明していく。　バイセクシャルであった恋は、同胞であった亜紀と共鳴して元より惹かれていた郁美への思いを隠そうとしなくなり、あっという間に関係を深くすると人格が化けていった。　不思議とオンナとして急に自信をつけると、周囲の者達を惹きつけ従わせる魅力を発揮しだしていく。　男という生き物は本質的に女という存在無しでは人生を彩り楽しく生きられないし、ある意味女を知って初めて人生が充実するようなところがあるのだ。　だからこそ男たちは古くから女を金銭で買うような行為を積み重ねてきたのだ。　女の肢体には男たちが固執する快楽の全てが詰まっているのだが、ここに大事な視点がすっぽり抜け落ちているのだ。　女たちの意思と感情だ。　女はもとより母体であって身体的な争いには最も脆弱な存在だったから、前時代的に暴力が正義のような時代には為す術も無く我慢して男に従ってきたのだ。　それでも時代が変わり人同志の競争が経済力や知識力という暴力ではなくなったこともあり、女は徐々に自分たちの思惑を行使しだしたのだ。　もちろん長年培った男の庇護を上手く利用することに抜かりがない。　その縮図が「会」というものの有り様だ。　まさにその真っ只中に現れたのが、郁美と亜紀という２人の変革者なのだ。　達也はそれにいち早く気がついていたが、実妹である郁美にメロメロであり、今ではその郁美の盟友と化した妻である恋にすっかり骨抜きにされてしまっていた。　妻たちに迎合することが結果的に勝ち馬に乗ることになると確信していたのだ。　それはここ半年の彼の行動と言動の積み重ねの結果が今日この日の美味しい役得ともいうべきご褒美だ。　ただ妻たちは１つ誤解していることがある。　それは真也がハメを外して晶子にのめり込み過ぎとの認識で、それは紗弥に同情的でもあり彼女たちの嫉妬心も複雑に絡み合っているのだ。　しかし他の夫たちから見たら幸運な真也が羨ましかったし、芸能人に匹敵する容姿とキリッとした立ち振る舞いのキャリアウーマンである晶子はご馳走にしか見えなかったのだ。　「美あんず」は美女かつ才女揃い過ぎて、容姿などに執着する男たちの感情には無頓着な部分があるのかもしれない。　晶子は出会った男が忘れなくなる美女なのだ。　それは採用面接に関わった田原凌が絶賛していた逸話が達也にも伝わっていたことからも明らかなのだ。　今回の流れはそんな妻たちと夫の意識の差が生んだ出来事なのだが、それを達観している者の勝ちなのだ。　達也は、妻への配慮が行き届き盤石な立ち位置を固めた故に、遠慮無くエロエロモード全開で手に入れた女体を食べ尽していく。　ジャグジーの泡に紛れるのを良いことに、やりたい放題手淫で適度に熟した肢体を翻弄しまくる。　やり過ぎて彼女が過呼吸になったりしない様に、まさにギリギリの責め連続だ。　彼女が必死に彼の手首を掴んで制止しようとするが、１度火が入った女体は消火不能だ。　ジャクジーの縁を掴んだ彼女の別の手が虚しく彷徨う様子が彼女の本心を現している。　晶子は達也のテクニックに屈服していった。　初めは必死で閉じていた両脚も気がつけば自ら開いてしまい、彼の手淫を受け入れていた。　お湯の暖かさもあって活性化した肢体に荒れ狂う快楽への傾斜に堕ちていく。　耳元で囁く言葉に侵蝕されていく自分に諦めが芽生え始める。　真也に出会って女の悦びを知って人生観が揺らいでいたのに、今度は達也に早くも狂わされていくことに自嘲しかない。晶子　「あん♡　そんなぁそこぉだめっだめっ　あん♡」達也　「晶子ちゃん　君は　素晴らしいよ」晶子　「だめっそんなにしちゃ　あん♡」　　　「いっちゃうぅ」達也　「もっと良くなるよ　ほらぁぁぁほらぁぁぁ」晶子　「あっあぁぁぁ　やあぁ　入れないでぇ♡」達也　「お湯の中なのに　グチュグチュじゃん」　　　「晶子ちゃんは　エロいなぁ」晶子　「いやぁ　そんなこと　あっあぁぁぁあん♡」　もう理性が快楽に飲まれていくことに抗えない。　耳たぶを甘噛みされたり舐められたりするだけで、思わず吐息が漏れてしまう。　そこに普段であれば笑ってしまうだろう言葉を囁かれるだけで、キュンと反応してしまう自分に驚く。　背後から彼が唇を求めてきて、彼女の最後の羞恥心が飛散した。　自ら体位をよじって彼の唇に貪りつく。　右手は彼の逞しい肉棒を掴んでねだるように掻く。　達也は女が肉欲に負けて堕ちる瞬間がたまらなく好きだ。　それは晶子のように「私は大人の女」と意識が高い女性ほど、その瞬間のギャップに萌えるのだ。　シスターコンプレックスだと自身も自覚していたほどなのに、妹と想いを遂げたあの日以来彼の中で何かが変わってしまったのだ。　一時は何かから逃避するように仕事に集中する日々だったが、妻である恋の変貌が彼を強く揺さぶる。　名家に嫁いできた普通の若妻だった筈なのだが、気がついた時には一族の中での発言力が急に増して状況が一変していたのだ。　それは一族内にとどまらず事業面でも財務部分での影響力が顕著になっていた。　そして恋の交友関係に引きずり込まれるように、彼も色んな出会いをしていくことになる。　その代表的な存在が晶子だった。　仕事の打ち合わせで現れた彼女が気になって仕方がない。　美人で、大人の女で、仕事の出来る女と絵に描いたようなキャリアウーマンなのだが、どこかアンニュイに揺らいでいてご馳走の匂いが漂ってくる存在だったのだ。　直ぐに気になって彼女の背景を調べると、いろいろなことが伝わってきた。　もはや男の野生の勘だろう。　早々に妻に堂々と彼女への興味を伝えて根回しに余念が無かったし、妻の思惑に便乗するチャンスに目敏く立候補したのだった。　紗弥にすれば達也は親類でありながら許嫁的な存在とされた時期もあったから、もとより特別扱いされる様な意識が働きやすい。　そして晶子への配慮する上で、遠隔地居住ということで日常的には会わない存在であることは適度な距離感を実現することを意味する。　そして恋の視点では、達也のシスターコンプレックスをケアする意味でも晶子のような大人の女性は適任との思惑もあったのだろう。　達也は妻の都合の良い立ち位置に居たのだ。　手に入れた女体は、素晴らしいものだった。　凜とたわわに実ったバスト、吸い付くような肌、見事な肉付きのバランス、そして絶妙なアヒル口が印象的な可愛らしいフェイス、その全てが大人の女として完成していて熟れて食べ頃で匂わんばかりの美女なのだ。　一児の母だが、それが肢体の魅力を更に引き上げているのではないかと思わんばかりだ。　もう夢中で肢体を貪るように手淫してしまう。　自然と美味しそうな唇が吸いたくなる。　唇をお互い激しく求め合うと、彼女が豹変した。　股間を弄られて肉棒を確かめるように掻かれる。　そして体勢を翻して正対座位で抱きついてくる。　突然の行動に戸惑っていると、あっという間に肉棒を蜜壺に宛がうとズルュンと咥え込まれてしまう。　ジャグジーの中なのにニュルニュルして、絶妙な締まり具合で不覚にも吐息が漏れて天を仰いでしまう。　女肉に押されて気持ち良すぎて圧倒されてしまう。「うわぁぁぁ　よかぁあ　これは　よかぁぁぁ」　晶子は歓喜に包まれる。　咥え込んだ肉棒はカリがとっても太くて膣口が限界なくらい押し広げられてヒリヒリしたが、肉欲が上回り躊躇いもなく腰をズンと押し下げて一気に咥え込んだ。　圧倒的な存在感のある肉棒にたちまち虜になる。　大きく反り返った肉棒に膣がフイットしてパンパンに満たされる感覚に酔いしれる。　ドンと奥の子宮を押されるが、肉棒は更に押し入ってくるからお構いなし彼に密着するまで腰を押し下げていく。　晶子は、真也にこれでもかと開発されたポルチオ性感帯がもたらすドス黒い快楽に実は夢中になっていたのだが、年下男性に性的に狂わされていくことへの戸惑いなど色んな思いがあり必死に堪えていたのだった。　そんなブレーキは達也相手では皆無だった。　晶子は躊躇いもなくデカチンに堕ちていった。　カリが絶妙な位置を擦る感覚に目が白黒してしまう。　そして子宮口に食い込む感触に酔いしれる。　ドス黒い快楽に目覚めた晶子は、狂ったように腰をフリフリして肉棒を貪り喰らい始めてしまう。「すごぉい　これっ　すきぃ　あっ♡　すてきぃ」「溶けちゃいそう　あっあん♡　いっいぃぃぃ♡」「あん♡　こんなにぃ　いいなんてぇ　あん♡」「おっきいの　いぃぃぃ　あっあん♡　溶けるぅ」　達也は眼前で躍動する美乳にむしゃぶりつく。　腰は彼女の動きにリンクして夢中に突き上げる。　発情した女豹と交わってしまうと、もはや押し寄せる気持ちよさに自制が効かない。　肉棒を包み込む感触に全ての意識を持っていかれる。　伝わってくる熱さが全ての感情を吹き飛ばす。　カリに感じる子宮口の圧迫、カリ首を擦り上げる膣壁による快楽のビブラートが快楽中枢を席巻する。「うはぁっ　きもちぃよか　あっはぁっ♡　おおぉぉ」　大人の風林火山は、始まったばかりであった。つづく
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2023年1月9日掲載
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