ずっと愛してます4
羅衣 作
第7話　壊れかけの絆１


　三浦香織３２歳は、神戸市一等地の一戸建てに住む専業主婦で、女優の黒○華似の容姿を持つ女性だ。
　その日、彼女は駅前で貰ったスポーツジムの無料体験券を使うおうと駅前の歩道を歩いていた。

　彼女の夫、三浦貞彦は同じ年で、神戸にある小さいながらも真珠会社の３代目社長で、工藤○須加似の容姿を持つ男性だ。
　二人は関西○院大学の同級生で、卒業後に直ぐに結婚したのが、他人には分からない悩みを抱えた夫婦でもあった。

　二人は共に子供好きであり、結婚して直ぐに子供が欲しかったのだが恵まれず現在に至る。
　原因は香織が重度の子宮内膜症から生じる不妊であった。
　失意の香織は貞彦に離婚を申し出るが、彼は頑とその申し出には応じなかった。

　彼としては子供は欲しいが、なにより香織を愛しており、彼女を捨ててまでとは考えられなかったのだ。
　しかし結果的には夫婦の夜の関係は途絶え、表面上は夫婦関係は良好であったが、微妙にすれ違う状況で早５年の歳月が流れていたのだった。

　そんな中で家の中で小さい事件が起きる。
　香織が夫の書斎を掃除している時に、偶然小さい書籍棚を倒してしまったのだ。

　書籍棚を元に戻し、書籍を並べるうち不審なファイルボックスを見つける。
　なにげに広げると、彼女が信じられないものが入っていた。
　月刊『ホー○トーク』や夫婦交換、スワッピングと見慣れない言葉が踊る雑誌と写真集の数々。
　彼女には想像だにしない、おぞましい言葉の数々。
　夫に対する急速に広がる不信感。

　不安に駆られて夫のパソコンを起動させてしまう。
　後戻りできないかも知れないと怯えながら、端末内を探ると数十ＧＢにも及ぶフォルダがパスワードが掛かって開けないことを知った。
　ブラウザを立ち上げてお気に入り登録を確認すると、あやしいものは見つけられなかったが、履歴の３日前のものにまた恐ろしいものを見つけてしまう。
　「妻と勃○した男達」という閲覧履歴があり、恐れていたとおり寝取られ専門サイトだったのだ。

　書き込みの形跡もあり、閲覧履歴には募集掲示板も含まれていたのでショックで呆然としてしまう香織。
　夫は自分を見ず知らずの男に抱かせようとしていると感じ、激しい嫌悪感を抱く。
　彼女の中で夫への愛が壊れていく。

　これはとても誰にも相談できない内容であり、夫にも恐ろしくて話すことも出来ない。
　もし話して、面と向かってスワッピングを求められたらどうしようと恐怖が先にたつ。
　以来１ヶ月ほどずっと胸に秘めて、息を潜めて胸が締め付けられる日々を過ごしていたのだ。


　そのような悩みを自宅に籠もって考えていると、だんだんストレスで精神的に疲れてくる。
　昨晩は滅多にしない口喧嘩を夫としてしまう。
　気分転換して冷静になりたい。
　ふと駅前で貰ったスポーツジム無料体験券のことを思い出す。

「そうだ　久しぶりに思いっきり汗をかこう」
「そして冷静に　もう一度　あのこと考えてみよう」
「もし　良かったら　入会しても良いし」

　手ぶらで行ってしまったのだが、スポーツウェアなど全く用意していない計画性のない自分を後悔する。
　店ではいくつかウエア売っているが、結構高い。
　自宅に戻れば仕えそうなウェアはあるが、どうするか迷ってしまう。


「あらっ　あなたは　えっと三浦さん？だっけ」

　突然声を掛けられて、驚いて振り返る。

　そこには同じ自治会にいる山田家の奥様、優衣がいたのだ。
　山田家は、自治会内でもっともでかいお家で、自治会費も通常何十倍提供し、彼女がここ最近ずっと自治会長を務める自治会のボス的女性だ。
　

香織　「あっ　これは　山田さん　こんにちは」
　　　「はい　三浦香織　です」
優衣　「やはりそう　こんなところで奇遇ね」
香織　「いつも　こちら来られるんですか？」
優衣　「たまにかな」
香織　「わたし　初めてなんです」
優衣　「ああ　無料体験？」
香織　「はい」
優衣　「で　なんでここにいるの」
香織　「実はウェア忘れてしまって」
　　　「買おうか　家に取りに戻ろうか」
　　　「迷っていたんです」
優衣　「なるほど　あるあるね」
　　　「それなら」
　　　「ウェア予備あるから貸してあげるわ」
香織　「それは　申し訳なさ過ぎます」
優衣　「気にしない」
　　　「年上の気遣いに遠慮したら駄目よ」
　　　「若い子は図々しくて良いのよ」
　　　「あはぁはぁ」
香織　「それでは　お言葉に甘えさせて頂きます」

　香織は、それまで優衣はお金持ちの怖い奥様だというイメージだった。
　自治会では、あらゆる意見の纏め役であり、右か左をきっぱり決める人だ。
　自治会でお金負担を巡るトラブルが多いが、彼女が介入すると解決してしまう豪腕主婦だと見えていた。
　自治会の高齢世代からも一目置かれている実力者だと思う。
　その彼女から突然寄せられた好意。

　一緒にスポーツジムで汗を流しながら、いろんな話をすると楽しくて仕方ない。
　年上の彼女は、あらゆる事になるほどという答えを提示してくれる。
　香織が負けそうになるほどに体力もあり、若々しく汗がキラキラ眩しい。
　気がつけばジムのトレーナー男性の多くが彼女に注目しているのに気づく。

　年齢を聞いて驚く。
　４６歳だという。
　香織より１４歳も年上なのに、スタイル抜群で光り輝いているのだ。
　実は香織は彼女のこと６歳くらい年上の人と思っていたから、その驚きは小さいものではない。
　彼女は多くの男性の注目を集めるのは慣れているようで、全く意に介さないから、何気ない身のこなしが同性の香織ですらクラクラするほど色香が漂う。
　目の前にいる彼女は自治会で見かける姿とは別人だ。

　楽しい時間が過ぎるのは早い。
　一緒に帰宅しながら、香織はあのジムに入会するも悪くないと思い始めていた。
　そして山田家に立ち寄ってアフタヌーンティーしないかと誘われる。
　正直、彼女とはもっと話していたかったので、快諾してお邪魔することにした。

　山田家は想像以上にでかい。
　門もでかい。
　宅配便を受け取る専用ボックスも完備されている。
　門をくぐると玄関までの距離が百メートルぐらいあるし、車も７台も停まっている。
　どれも高級車ばかりだ。
　入ってなにより驚いたのだ、ドールベルマン犬が１０頭もお座りして出迎えてくれたことだった。
　全てリード無しであり、犬たちが警備を担当しているのだとよく分かる。

　リビングに通されると、その広さに感動する。
　そこで彼女の末娘、舞６歳が出迎えてくれる。
　惚れ惚れするほど美少女だ。
　香織が憧れる女性としての生活がそこにあった。
　ほどなくして現れた長女の環にも圧倒される。
　直ぐにもモデルさんになってテレビに出てもおかしくない美しさだ。
　そんな中で、いろんな話題に話は跳びながら楽しい話題は尽きない。

　正直、香織は監獄だと感じる自宅に帰りたくなくなってくる。
　そろそろ夕食の支度をするために帰宅しないと間に合わない時間だ。
　その様子を察したのか、明日も遊びに来ないかと誘われる。
　内心凄く嬉しくて、快諾して帰宅したのだった。

　それから数日にわたって山田家訪問が続き、精神的に人生の先輩である優衣への依存度が高まってしまう。
　彼女は些細なことでも明快な答えを出してくれるし、夫への不満も共感してくれる。
　思えば彼女には女友達は皆無であり、結婚以来たった１人で家にいたのだった。
　何度かご主人の克也氏とも会い、あまりの格好良さに会うのが楽しみになってしまう。

　そんな関係が数ヶ月続いたある日、遂に香織は優衣に夫への疑念を明かしてしまう。
　優衣は黙って話を聞いてくれる。
　次第に涙が溢れてくる。
　異常だと思う内容を聞いても優衣は冷静だ。
　頭を撫でられ涙を手で拭われる。
　不意に抱き締められる。

　香織も思わず抱きついてしまう。
　夫は久しく抱き締めてくれていないから、人肌が心地よくウットリとしてしまう。
　言葉を発しようとした刹那、彼女の唇を柔らかいものが包んだ。

　優衣にキスをされたのだ。
　初めての女性とのキス。
　彼女はフレンチで許してくれない。
　大胆に舌が入ってくる。
　不思議と抗う気が起きない。
　舌が絡み合ってしまう。
　次第に訳が分からなくなっていく香織。
　フッと記憶が途切れる。

　気がついた時にはベットの上で優衣と絡み合っている自分。
　一方的に責められて喘ぎ声を漏らしている自分。
　自ら発しているとは信じられない粘質で隠微な音。
　なにか他人事のように俯瞰して、自分の状況を見ている自分を感じる。
　そして彼女の股間に見たことがないような異質なものの存在を知る。
　黒く硬くそびえ立つもの。
　香織には名前すら分からない異質な性具だ。

　優衣が男性のように香織にのし掛かってくる。
　硬く異質で冷たいものが、香織の膣口を押し開こうと圧迫してくる。
　久しく男根を味わっていない膣口は貝のように口を閉ざしている。
　優衣は手慣れた様子で、男性のように黒く硬いものに手を添えて狙いを定める。
　彼女がグイッと腰を押し出すと唐突に貝は口を開く。
　
　久しぶりの挿入される感覚に香織は翻弄される。
　メリメリと内臓に響く感覚。
　肢体を押し広げられる感覚。
　ズゥゥゥゥゥンという突き上げられる感覚。
　女だけに許された貫かれる感覚が衝撃的な性感に変わるのは一瞬だった。
　無意識に歓喜の声が漏れてしまう。

　もうなにがなんだか分からない。
　肢体を駆け巡る快感を貪欲に求めてしまう。
　夢中で彼女にしがみつく。
　絶妙のタイミングで奥深くまで突かれて何度も意識が跳んでしまう。
　濃厚なディープキスが心地よい。

　次に気がついた時には全裸で抱き締められている状況だった。
　肢体には心地よい疲労感が漂う。
　満たされた感情が溢れ出る。
　頭では戸惑う状況だが、肢体には女でしか味わえない快楽の余韻が残っている。
　キュンと切なくなる感情が急にこみ上げる。
　女同士しかあり得ない無言の時間が嬉しく感じる。
　背中が軋むほどきつく抱き締められる。

「にぁあん　はあぁぁぁぅぅぅぅにゃあぁぁぁん」



　三浦貞彦は子供が欲しかった。
　長男という立場もあるが、なにより子供好きで家業が無ければ教師になりたかったほどなのだ。
　小さいながら祖父から引き継ぐ家業である真珠卸販売事業は、５０名ほどの社員とパートタイマーを抱える中堅どころの会社だ。
　それなりの伝統もあり、業界では名を知られた存在。
　父が苦労してここまで名を広めた会社を、貞彦は幼少から継ぐことを求められた。

　正直なところ大学卒業間際まで、会社を受け継ぐことを迷っていた。
　それは大学で教職課程を修了していたことからも未練があったことを証明している。
　しかし大学４年生になったばかりの頃、父が病に倒れる。
　余命宣告を受ける悪性腫瘍であった。
　彼には選択の余地は皆無になった。
　姉弟達の人生も、会社の社員達の人生も、自分が守らなくなったのだから逃げることは許されなかった。

　そんな彼を大学２年の夏から付き合っていた彼女、香織が支えてくれた。
　大学卒業後、直ぐに結婚して、以来彼女の支えで頑張ってきた。
　お陰で父が亡くなるまでに大方の引き継ぎを終えて、会社を発展の方向に向けて経営できるところまできた。
　当然プライベートで余裕が出来てくるので、子供を欲しいと２人は積極的に愛し合う。
　もともと２人は積極的に避妊をしていた訳でもないのに子宝に授からなかったのだ。

　香織は生理痛が昔から重い体質だったので、そのあたりが心配になり産婦人科を受診する。
　結果は深刻なものだった。
　子宮内膜症が慢性化しており、着床がかなり厳しいとの診断を受けてしまう。
　治療は受けるが、思うように改善しなかった。
　夫の願いを誰より知っているだけに彼女は絶望する。

　離婚を切り出す香織を貞彦は捨てることが出来ない。
　そもそも今自分が苦難を乗り越えて家業を引き継げたのは香織がいたからこそだ。
　２人の子供も諦めることが出来ない。
　そこで彼は姉弟や家族がいる実家を離れて、２人だけの環境を作り、彼女とやり直すことを実行する。
　それで今の家に移り住んでくる。

　最初の数年間は２人は毎日のように愛し合う。
　そんなある日、貞彦は腰痛で倒れる。
　診断は、椎間板ヘルニアであった。
　その日以来２人の関係は途絶える。
　恵まれない子宝が２人に重くのし掛かる。
　その頃から香織の子宮内膜症は改善の兆しを見せており、医師から妊娠の可能性を示唆される。

　貞彦は日常生活はとりあえず出来ていたが、椎間板ヘルニアは重度であり、もし手術する場合は下半身不随の危険性が高い部位との診断に絶望する。
　次第に貞彦に別の感情が芽生え始める。
　子供が作れないのは自分に原因があるとの想いだ。
　そんな時にネットで、「妻と勃起した男達」という寝取られ専門サイトを見つけてしまう。
　読み進めるうちに激しく興奮している自分に気づく。

　妄想が妄想を呼び、愛する妻が見ず知らずの男に抱かれて妊娠する姿を思い描くようになるまで、それ程長い時間を必要としなかった。
　もともと２人はセックスは嫌いで無かったし、香織も積極的な方で一般的にはエッチな妻だと思っていたほどだ。
　その妻を自分は縛り付け家という監獄に閉じ込めているのではないかという罪悪感に囚われ始める。
　彼は意識のどこかで妻の裏切り、浮気を期待するところもあったのかも知れない。

　そういう流れの中で、香織がスポーツクラブの無料体験で山田優衣に出会い、日に日に明るく元気になっていく様子をホッとする気持ちで眺めていた。
　毎日楽しげに山田家での話をしてくる妻が可愛くて仕方がない。
　山田優衣は自治会で何度か見かけた存在で、そのセクシーさに貞彦ですら憧れてしまうほどの美魔女だ。
　自治会の多くの男性が彼女に従順なのは、その魅力で虜にされているに他ならない。

　彼にすれば、妻がその優衣と懇意にすることに悪い感情を抱くことなどありえなかった。
　まして妻が出会った頃のような若々しさと煌めきを放ちだしたことを感じており、妻への愛を強めつつあったのだ。
　優衣の夫、克也は貞彦ですら憧れるイケメンだ。
　ナイスミドルとは彼のことだと思うほどだ。
　いつしか彼に抱かれる妻を妄想し、夜な夜な射精してしまう有様だ。


　まさにそんな時に香織は優衣に抱かれてしまう。
　優衣の誘惑は日に日に過激さを増し、香織は完全に彼女の手の内に落ちてしまう。
　もちろん優衣は冷静だ。
　この時点で貞彦の性癖や精神状態を完全に洞察していたのだ。
　更に頻繁に岩永健二との合瀬で彼の知識を借りることにも抜かりはない。

　半月ほどして優衣は香織に克也とのセックスを提案する。
　克也が彼女に興味を抱いているというのだ。
　香織は驚くが、再び女の淫欲に火が点った肢体の疼きは確かに存在する。
　夫を愛している気持ちにいささかも損なわれていないし、夫が腰痛で思うような行動もとれないことも理解している。
　なにより夫への裏切りだと理性が警告している。

　夫が寝取られ雑誌やサイトを見ていることを知った時の驚きを今も忘れていない。
　自身が克也に抱かれれば、それは夫が願っていることの実現なんだとの理解は彼女を混乱させる。
　明確に自身の肢体は男性との情交に飢えているとの自覚もあるから尚更だ。
　優衣の申し出は決して強要でなく彼女の判断に任せるというものであるから、このまま放置も可能という点が彼女をむしろ決断へと進ませることになる。

　香織は夫を試したいと考える。
　優衣に相談して、夫を山田家の夕食に招待してからという筋書きで進めることを同意してしまう。
　香織は夫に「止めろ」の一言があるものと期待して、自身の運命を託す決断をしてしまうのだった。


　貞彦は山田家から夕食の誘いに胸騒ぎを覚える。
　次第に妄想と現実の狭間で、徐々に妄想の方が先行して物事を捉えつつある状況に陥りつつあった。
　彼は夢心地で山田家を訪問し、豪華な夕食をご馳走になる。
　山田夫妻は人間的に素晴らしい方で、お話しして勉強になることばかりだ。
　妻がお世話になっていることがありがたく感じるほどだ。
　美味しい果実シャンペンが饒舌にさせるし、つい飲み過ぎてしまう。

　唐突に克也から夫婦交換などの行為をどう思うかとのきわどい質問を投げられる。
　とっさに否定のような言葉が出てこない。
　脳裏に昨晩見たネットの書き込みのことが蘇り、どちらかというと肯定のような言葉を発してしまう。
　その様子をじっと見つめてる妻の視線を感じる。
　急にネット世界で抱いていた妄想と現実の境目が曖昧になっていく。

　山田夫妻は笑顔混じりで楽しそうにきわどい内容も語るものだから、不思議と陰湿なイメージがなく不道徳な内容だと感じられない。
　妻だけが彼を冷静に見つめている。
　彼の脳裏に数日前ベットの隣で自身を慰めている妻の様子が蘇る。
　彼は気がついていたが、妻を慰めてやれない自身が申し訳なかったので、寝たふりでやり過ごしたのだ。

　しかし彼は決してセックス不能者ではなかったのだ。
　肉棒は勃起も普通に出来ていたのだ。
　通常のように正常位などでピストン運動が危険なだけだったので、妻が積極的に協力してくれれば交わることは十分可能だったのだ。
　彼の男として小さなプライドが、自らを性不能者とレッテル貼っているだけの話なのだ。

　その事を優衣に指摘されて、夫を誘惑する方法として夫の横で自慰行為することを提案された。
　自慰行為の経験無い香織は優衣の指導を受ける。
　夫がまだ寝入っていないことは彼女は知っていて、自慰行為を見せつけたのだ。

　しかし夫の殻を壊すことは出来なかった香織は決心する。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2021年5月1日掲載
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