ずっと愛してます5
羅衣 作
第９話　七海


　田原グループからの「会」スタッフである田中大和の妻である七海(ななみ)も、葵や美羽らと同じく人生が激変してしまった女性だ。
　５人のスタッフ妻達の中では、一番多くの夫達と深く関わっているのが七海だ。

　「会」に関わる前は、夫である大和しか男性を知らない潔癖で貞操感意識の高い女性であった。


　夫である大和は、実は結婚前からの夢として、自分だけのものになった妻を自分好みの女に育て上げることを抱いていたのだ、
　その彼が会社後輩として入社してきた清楚で生真面目で容姿端麗な七海に夢中になった。
　必死でアプローチして交際にこぎ着けると、彼女は男性とは結婚しない限り身体を許さない考えだと知る。
　時代錯誤な古風な考えであるが、それがかえって大和に火をつける。

　結果、数ヶ月でプロポーズするのだった。
　大和にすれば彼女のような女性は稀少であり、いつ他の男たちに汚されるか気が気でないので、先手必勝で我がモノにして独り占めしたかったのだ。
　もちろんある意味奥手で、仕事ではテキパキ優秀な後輩なのにプライベートではキスだけで真っ赤になってしまう彼女が可愛くて仕方がないのは本心であった。

　ただ大和にすれば彼女が処女であるかについては半信半疑であったし、もし仮に違っても彼女がビックリする位奥手であるのは事実だったので、彼の密かに暖めていた夢を実現する対象として彼女は正に理想だったのだ。
　大和はかなりの性豪家であり、学生時代から女遊びに明け暮れたタイプで、風俗遊びも二回りほど遊び尽くした果てに急に欲望だけのセックスに空しさを感じるようになったのだ。

　その結果、彼は自分だけの女を育てたいという夢を抱くようになったのだった。
　新婚初夜から大和は妻となった七海の肢体を貪った。
　本当に処女で感動が広がると共に、真っ白いキャンパスに自分好みの絵を描き込むことに夢中になった。
　連日連夜狂ったように妻の肢体を貪り尽くして、妻の開発に日夜精を流す。
　あらゆる体位にとどまらず、彼女が存在すら知らなかったであろう大人のオモチャと称する淫具の数々が彼女の肢体を翻弄したのだ。


　七海にすれば他所の夫婦生活事情などを知るはずもなく、それが普通の夫婦関係なんだと疑いもなく受け入れていたにすぎない。
　ただ男性は家庭ではこれほど肉欲が凄まじくセックスが大好きなんだと知って驚いていたのだ。
　初めは半ば無理矢理不承不承応じていた夫婦生活であったが、次第に肢体に生じた快楽に戸惑いが大きくなっていく。
　昨日より今日、今日より明日、と次第に脳が溶けてしまうのでは思うほどの快楽に夢中になっていく。

　夫が「大人の漫画」だと称して買い集めている「アダルトビデオ」を結婚当初は目を背けて彼に買い集めることを止めてと懇願していたのだが、数ヶ月だった頃には夫不在の時に１人で見て秘部を濡らして夫の帰りを待ってしまうほどセックスに溺れていく。
　気がつけば騎乗位で夢中で腰を振っている自分を正直信じられない。

　どんどん華開いていく快楽の扉に探究心を擽られる。
　潮噴き、ポルチオ性感帯も夫に協力して貰って開発して極めた。
　特に奥のポルチオ性感帯に目覚めてから感じ方が深くなってきて、次第に貪欲になっていくことを自覚して怖くなっていく。
　ただ同時にある懸念に悩むようになっていく。

　結婚して１年、生理期間を除いてほぼ連日連夜まともな避妊もせず愛し合っているのに、一向に訪れない妊娠の兆しに戸惑う。
　２人の間では早く子供１人２人設けて、後は一致協力して子育てしつつたっぷり夫婦で楽しもうという家族計画を立てていたのだ。
　それも子育ては大変だから家政婦とか雇用して、夫婦の時間は確保しようとの話までしていたほどだから、妊娠が遅れると彼女的にも困るのだ。

　２人は共に不妊を懸念して何人もの専門医の診断を仰ぐが、お互い正常との診断でまだ医学的エビデンスはないが相性的なものではないかとスッキリしないものであった。
　七海は子供欲しかったが、もはや夫である大和に身も心もどっぷり依存しており、彼と別れて違う男性となんて考えられなかった


　大和はひとりっ子の長男であったから、子供は設けるありきだったのは事実だった。
　なのに謎の相性不適合という不妊という現実に戸惑うが、自分好みに成長した美しい妻を手放すなんて考えたくもないことだった。
　彼に出来るのは妻と協力して不妊治療に取り組みつつ現実に立ち向かい彼女の中に連日連夜我が分身を放ち続けるだけであった。

　そんな中で企業グループ総帥である田原氏から声を掛けられるのだ。
　たちまち夫婦でHIGH SOCIETY世界の乱れ関係に染まっていく。
　大和は上司の若妻である郁美の妖艶さに溺れていき、それは同時に大切にしてきた七海を解き放ってしまう行為に等しいと気がついた時には手遅れだったのだ。


　七海は健二の腕の中に堕ちていった。
　健二は「会」におけるセックスのプロであったから、女体として成熟しきった七海は格好の餌食となった。
　大和もなかなかの肉棒自慢で、長さ１６．５㎝、太さ４２㎜だったのだが、それを圧倒する黒人並みの逸物を巧み操る健二に奪われてしまうことになるのだ。

　もう七海は男根に貫かれることに期待しかない女に生まれ変わってしまっているから、相手が夫でないということへの拒否感ハードルが極端に低くなっている。
　まして夫婦交換という意味も既に良く知っているし、状況的に自分達は拒否できないのだとも理解している。
　そこに５人妻達の間で噂になっていた健二という上司がビックリする位巨根だという話に興味と期待しかないのは夫には明かせない本心だった。

　健二がガウン姿で現れた瞬間、七海はもう潤んだ瞳で彼を見つめていた。
　彼と目線が合った瞬間、既に発情していた肢体が熱くなって苦しかったのだ。
　その思いが通じたのか、真っ先に彼に抱き寄せられたのだった。
　夫以外の初めての男根は七海の心を一撃で射貫いた。
　明らかに夫のものより極太で堅いモノが七海の蜜壺を我が物顔で押し入ってくる。

　結婚当時は毎夜経験したメリメリっと押し広げられる感覚を懐かしく思う女心を、新たな圧倒的な圧迫感でメリメリと膣を押し広げられる感覚が飲み込んでいく。
　ヒリヒリした痛みがたちまち貫かれる女だけしか感じられない快楽に変わっていき、気持ち良すぎて気が変になりそうになり思わず床のフワフワカーペットを掻きむしってしまう。
　両脚は無意識に彼の身体に巻き付いてしまう。

　ズンズンと奥を突かれ、もう気持ち良すぎて他人の目があると分かっているのだが前後不覚で喘ぎ声が漏れてしまうし、既に子宮口にゴリゴリと亀頭を擦りつけられてしまう感覚にもうなにも考えられなくなる。
　もう七海は一杯満たされて大満足なのだが、彼女が新たに迎えた男根は未だ尺に余裕があるようで更に押し入ってくるのだ。
　子宮がグイグイと押し上げられる感覚に、これまで経験したことない圧迫感に恐怖を感じる。

　不意に今更なのだが、夫以外の男性とセックスしているのだと認識して焦る。
　結婚するまではと頑な迄に守り抜いた貞操感は未だ彼女の中で失われていないのだ。
　自分の肢体は夫だけのものだとの意識はあったのに、状況に流されてこういう事態になっているのだ。
　悔しくて涙が浮かんでくる。
　彼女が築き上げてきた全てがやはり彼女が密かに恐れていた性という世界が崩していくのだと思い知った。

　そんな彼女の逡巡が健二に伝わったのだ。
　不意にキツく抱きしめられると、耳元で優しく囁かれる。

「七海　君は　なにも悪くないよ」
「そして　なにも間違ってない」
「全ては　俺と大和くんが　悪いんだ」
「君を試すようなことしたのは　ごめんね」
「でも　俺達を信じて欲しい」
「七海には　可能性がもっとあるんだ」
「誓うよ　この先色々経験しても　俺達が君を守る」
「ほら　リラックスして　深呼吸して」
「俺の目見て」
「もっと　女であること楽しんで欲しいんだ」

　優しく浮かんだ涙を指で拭われると、七海は初めて夫以外の男性に素の笑顔を見せたのだった。
　再びキツく抱きしめられた瞬間、彼女の最後の鍵が外れてしまう。
　彼女の中で「夫だけ」と堅く決めていたものが氷解していく。
　その刹那、彼女が初めて知る領域まで男根が押し入ってきて、凄まじい快感の津波が押し寄せてきたのだ。

　その後は自分でも後々恥ずかしくなるほど乱れに乱れ逝きまくってしまったのだった。
　ただその経験は七海をオンナに変えてしまった。
　夫の腕の中で十分すぎるほど磨かれて輝いていて彼女が一度扉を開いて解き放たれてしまうと、周囲には海千山千の夫達が勢揃いしていて彼女は暴走していくのだ。
　オンナは一度覚えた快楽を二度と忘れられない。

　それらを手に入れるためなら平気で嘘をつくし、策謀も顔色１つ変えずやってのけるのだ。
　彼女には４人の同じような境遇の妻達がいて、年下だが明らかにセックスの化身のような郁美がいて、彼女が進む道を体現して示してくれるのだ。
　一度タブー視していたことを破ってしまうと、そのことに躊躇する気持ちは皆無になっていくし、むしろ逆にイケナイ感情に身を焦がしていくようになっていく。

　当初は自身でも駄目だと思うほど健二との相瀬に溺れたが、彼から視野を広げた方が七海はもっと綺麗になると言われるまま何人かの夫達と関係すると急激にオンナ丸出しになっていく。
　そして今では関西支部では有名な女性スタッフとなっており、その人気はうなぎ登りなのだ。
　そんな羽ばたいた七海に大和は焦ったのか、かつて以上に妻に愛情を注ぐようになるのは夫婦の摩訶不思議なところだ。


　七海は、あれから２年近く経った今では女として自由だし、もうセックスを純粋に楽しむ余裕すらある。
　したたかに生きて現在の環境を満喫して、田原氏や多くの夫達とも関係があるのだ。
　どっぷり「美あんず」の姉さん格メンバーの１人として、各種行事で活躍しているのだ。
　自身の奔放な性行動に反比例して、マンネリなどどこ吹く風というくらい夫婦生活も従来通り充実している。
　もうセックスを楽しむ生き方が病みつきなのだ。

　ただ七海としては心の残りがある。
　それは１人は子供を生みたいという女としての願望だった。
　正直、お互い性的不能者では無いのに、ここまで数年間にわたって毎夜頑張ってきたし、人工授精も何度もチャレンジしたのに実を結ばないので諦める気持ちがあったのだ。
　既に大和は諦めの言葉を吐いているし、七海さえ居てくれば幸せだと言い始めているのだ。

　「会」の夫達は避妊に対する意識が高くて、七海が避妊薬など服用してないと知っているから事故の可能性が極めて少ない。
　七海としては女として本音に次第に遠慮が無くなり隠さなく成りつつあった。
　夫には申し訳ないが、誰か他の男との子供でも産みたいモードに傾きつつあったのだ。

　彼女としては既にターゲットは決めていたのだ。
　それは健二だった。
　初めて彼女の堅く閉ざされた扉を開いてくれた存在であり、なにより血液型環境が夫大和と合致するからだ。
　ただ彼女としては、もはや盟友である彼の妻である郁美に対して遠慮がある。
　ゆえに今まで秘めた想いを抱きつつ、ずっと封印していたのだが、郁美が妊娠して出産が迫ってくるとその想いが蘇ってくる。

　実は郁美が妊娠する前の昨年に、その想いをやんわりと直接伝えたことがあるのだ。
　七海が予測して覚悟していた反応は無かったのだ。

郁美　「七海姉は　正直過ぎる」
　　　「そんなこと」
　　　「妻としては駄目って言うに決まってる」
　　　「でも同じ女として　そしてこの環境に居て」
　　　「女としてなら　否定なんて出来ない」
　　　「そりゃ　認知云々は無理だと思うけど」
　　　「そんなの無しなら　七海姉の自由だよ」
　　　「むしろ　大和とちゃんと話し合うことが大事」
七海　「郁美さん　ありがとうね」
郁美　「もう　七海姉らしくない」
　　　「分かるよ」
　　　「愛している人の子供宿したいって」
　　　「女として正義だからね」
　　　「あっはい　この話　もう終わり」
　　　「もう私　話聞かなかったことにする」

　それでも七海は郁美が妊娠するまでと律儀に我慢していたのだった。
　そしてその解禁の時が遂に来たのだ。
　都合の良いことに、健二の各種活動におけるパートナー役割の順番が七海に回ってきて、煩雑に一緒に行動するようになったことも大きい。
　もはやオンナは躊躇しない。


　健二はやたら積極的に誘惑してくる七海にご機嫌であった。
　もはや彼ほどになると、七海大和夫婦の家庭的諸事情も知っているし、女の策謀には慣れっこになっている。
　実際に彼が認識していない子供が何人も居ることも気がついているが、あえてスルーしてきたのだ。

　女に子を孕ませるのは男の本懐であり、性調教師として生きる以上むしろ積極的に狙っている行為でもあるのだった。
　ただ認知は決してしないし、我が子として認識するつもりも毛頭無いというのが性調教師としての生き様だし妻である郁美に対するケジメだとと考えていたのだ。
　彼が認知し我が子と愛情を注ぐのは、妻郁美が出産した子だけなのだ。

　その唯一の例外になりそうなのだが、麻輝の存在だ。
　美帆は子供へ執着は一切無いようだが、麻輝は真逆に健二との子供を望んでいる。
　麻輝も美帆も可愛い存在で、彼にとっては大切な存在であるが、この問題は悩みの種だ。
　男である健二には、この手の女達の執着が今ひとつ理解できていないのだった。
　だから七海との関係でも深く考えることが全く無いのだが、結果的に七海にとってはこの上ない好都合となっていくのだった。


　もはや成熟され開発され尽くして華開いた七海の肢体は、健二ですら魅了してしまう。
　「会」長老達が、また逢いたいとねだるほどだ。
　彼ら曰く、抱いて良し、縛って良し、吊して良し、いたぶって良し、舐め尽くして良し、男の願望を全て叶えてくれる肢体を持つ女が七海なのだ。
　七海の寝室で男の魂を喰らい尽くす吸引力は「魔性」を持つオンナ達に勝るとも劣らない破壊力があるのだ。
　育てた健二ですら、もはやタジタジだ。

　健二は郁美と結婚して以来、妻には連戦連敗。
　そして妻と交流している女達の急成長ぶりに徐々に余裕が無くなり、戸惑い焦っているうちに彼女達にお手上げな状態に陥っていたが、もはや妻が作り上げた桃源郷を満喫しているだけというのが実態だった。
　一時は自分が年齢的に衰えてきたからと妥協するところもあったのだが、地方に出張して従来通り仕事をこなす時にはなんら問題なくこなせる自分に違和感があったくらいだ。

　その解釈の間違いに気がついたのが、妻の郁美は例外として絢音が５大老の心を掴んで寵愛を受け始めたことに驚いたことのがきっかけだ。
　５大老全員から気に入られるなんて、後に先にも郁美が現れるまで誰１人いなかった立ち位置なのだ。
　それは麻輝も美帆も成しえなかった評価なのだ。
　それが郁美が現れてから続けて彼女がその立ち位置を占めていて、気がつけば麻輝も美帆も気づかぬうちに５大老全員から寵愛を受けるまでに評価が上がっていたのだ。

　そこで気がついたのだ。
　自分が衰えたのではない。
　彼女達がオンナとして頭ひとつ抜きんでいるのだ。
　改めて郁美の存在のデカさを思い知る。
　同時に郁美を妻にしたことが彼に成功をもたらしたのだと改めて見せつけられた思いだった。
　もとより愛すべき女達が作り上げた世界に遠慮無く便乗出来るのは、郁美を妻とした健二の特権であろう。
　とはいえ彼女達を満足させるには、もはや健二ですら余裕はなくて吸い尽くされるのだ。

　精力はともかく頭は妙に冷静だ。
　騎乗位で絶妙な加減で腰ふりダンスする七海に感動して、既に１発大発射してしまったのだ。
　彼女から飛散する汗がキラキラ光って情熱的な姿がサキュバスの化身のような愛妻の姿に重なる。
　確かに高齢の男にとっては極楽浄土であろう。
　七海は完全にデカマラフリークで、自ら緩急を付けた腰ふりをして煩雑に肢体を激しく痙攣させて肉棒を痛いくらいに締め付けてくるのだ。

　こうも調教という仕事をしてもいないのに、郁美はエロいオンナ達を続々と発掘してみせるものだから性調教師としての矜持は風前の灯火であった。
　いや自分達、性調教師の存在意義が揺らいでいるだ。
　麻輝や美帆の二人ですら、郁美と交流する様になって一回りも二回りも進化して魔女のように「会」を席巻しつつあったのだ。
　彼女たちが別格なのは、女性でありながら既に性調教師という肩書きを持っているのだ。

　肩書きを持つということは、同時に「会」においての役割と立ち位置を持つことを意味する。
　それはオンナとしては制約になるというのが郁美の考えだ。
　だからこそ郁美は七海と絢音の２人には制約が無く自由に行動できるように、いろいろと配慮して根回し続けてきたのだ。
　当初は健二や凌などは彼女達が危険だと思ったし、実際その考えには否定的だったし反対だったのだ。
　しかし郁美の考えは正しかったのだ。

　再びこみ上げる射精感に、もはや苦笑いだ。
　七海は普段は「ザ・秘書」と絵に描いたようなキャリアウーマン風の凜とした美人妻なのだが、ベットでは淫乱で超エロいのだ。
　揺れる美乳を視姦しながら、心置きなく発射してしまう。

「おぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」


　数ヶ月後、健二は七海が妊娠したことを伝えられる。

　なぜかキョロキョロしてしまう。
　健二にとって、そのような出来事は初めてのことではないが、男として胸騒ぎがしてしまう今日この頃だ。

「なんか　こういうのは落ち着かないなぁ」

　思わず意味も無く、仕事で会った田中大和の肩をポンと叩いて「お疲れ」と言ってしまう健二も所詮は１人の男に過ぎないのだった。


つづく
【前頁】/【次頁】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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2023年7月8日掲載
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