| 第四話 弟の決意 「てぃっしゅ〜、てぃっしゅうたあいむ。」 母と姉が寝静まったと見た浩平は、かばんに入れてあったそのDVDをそっと取り出した。 ついでにティッシュの箱も引き寄せる。勉強机には、１６インチのノートパソコン。 名門大学生 一発イキます。くろださき コスっちゃうけど、コスっちゃいやよ ブルマーにTバックで、限界ヌギヌギ カバーには、ブルマーをずらして白のTバックをちら見せしているサキの笑顔。 陽光に照らされて茶髪が眩しく輝き、きつめの瞼には、小さな針のようなつけまつげが反り返るようにくっついている。 上半身はへそ出しの短いちびT。 「たまらんなあ、このカバー、へへっ。」 その日の昼。それは予備校の食堂でのことだった。 「スケベ王子」とあだなのあるサイトウがにきびでいっぱいの顔をにやけさせてDVDを取り出した。 「じゃーーん、これ、浩平のねえちゃんだろ。かわゆいよなーーー。最近、俺、サキちゃんにはまっちゃってもう。イマドキっぽいとことか、ツボだよなあ。言っといてくれよ、熱烈に愛してるんだからよ。 デビュー作、毎晩お世話になってますって。 きのうは、これで３回もやっちゃって、まだ、ひりひりしてるぜ。 いいなあ、浩平、こんなねえちゃんいて。 お前、そういやあ、姉ちゃんオカズにしてるっていってたよなあ。 その気持ち、痛いほど分かるって。俺は一人っ子だからなあ。 で、これ、もう見たんだろ？ やっぱ、家族だし、なんつうか・・・割引もあったりしって・・・」 「ねえよ、みてねえよ。」 浩平の頬が赤くなっている。 「じゃあ、今晩貸してやるよ。部屋にパソコンあるって言ってたろ。 あのな、もうビキニ極小で、全編ヌキどころ満載つうか、なんだけど、特にイイのはさ、この表紙のブルマーヌギヌギするシーンでさ、この締まったお尻くねくねさせながらTバックがローアングルで迫ってくるんだよなあ・・・えへへ。んでTバックのしわが、びみょーでさっ、あそこのカタチがくっきりって・・・。 で、そのあとTバック姿のまま、ベッドでバナナにヨーグルトつけてなめなめするシーンがあるんだけど、お口がヨーグルトで汚れていってさあ、で、さわやか笑顔ってギャップが・・・・、俺、あ、やば、ジーパンの前が、きつ、位置が悪いってか。」 サイトウはスキニージーンズのポケットに手を入れてそこをごそごそやっている。 もう片方の手はDVDを持って、浩平の方へ。 「ほれ、ほれ、見てえんだろ、ホントはさ。」 DVDをゆらゆら揺らす。 ひったくるように受け取ると素早くかばんの奥深くへ。 「赤くなってやんの。浩平、スキだなあ、おまえも。」 １６インチのモニターに映し出されたそれは高画質で、毛穴すらくっきり映し出されていた。 可愛らしい猫の写真がプリントされたちびTは８８センチのふくらみではじけそうだ。そして下はへそ出しで、最近の陸上選手がよく身につけているロゴ入りローライズの紺ブルマー。ローアングルのカメラは、後ろから執拗にサキの尻と股間を追う。サキは尻をくねくねしながら器用にフラフープを回している。 浩平は部屋着のハーフパンツに手を突っ込んで、早くもしごき始めている。 はあっ、はあっ。ねえちゃんっ。 「あ、つかれちゃった。ふう。」 フラフープが下に落ちる。にやりと笑う。挑発的な視線。光沢のある大きな瞳。 ブルマーに手がかかる。腰をくねらせながらゆっくりブルマーを下すサキ。 Tバックが露わになる。 「ね、ねえちゃん、いいっ、いいよお、キモチイイよお、サ、サキっ、サキっ、もう、ほんとっ、キクううううっ！！」 その時だった。部屋のドアが勢いよく開いて、サキが突然入ってきた。 高校の制服を身につけている。 「ね、ねえちゃん、ど、どうしたんだよ。」 パソコンを切り、DVDを隠そうとする。カバーが床に落ちる。 浩平は椅子から床に降りて、カバーを隠そうとする。 「は、コーヘー、やってんだあ、あたしので。へええっ、コーヘーって。 アッハハハハハハっ。涙でちゃうよ、ホントっ、買わなくてもあたしに言ったら、事務所からタダでもらってきてやるのにさあ。 弟があたしのお世話になりたいんですうって。」 「大きい声だすなよお。」 「ママが起きてきたら、大変ね、コーヘー。まさか、弟が実の姉をオカズにオナニーしてまーーーしたなあんって。」 「たのむよお、お、おれっ、ほんと、な、悩んでるんだって。」 浩平の表情が変わった。目が潤み、涙がこぼれる。 肩が震え、頬が紅潮する。 「コーヘー、お、お前、マジになるなよって。」 姉はそばにあったタオルで涙をぬぐってやる。 「コーヘー。」 ギュッと抱きしめる。制服のリボンが浩平の顔に当たる。 そのまま浩平を仰向けに倒すと、今度は逆向きになる。 尻は浩平の頭の上に。 グレーの制服スカートはあまりにも短い。浩平の目に、紺色のブルマーが飛び込んでくる。相変わらず引き締まった形のいい尻。そしてテニスで鍛えた張りのある大腿部。 浩平のハーフパンツとブリーフを勢いよく下す。 先ほどの余韻で、浩平のそれはすぐに元気になってくる。 我慢汁でぬらぬらした先端。 サキのふっくらとしたおちょぼ口が根元までそれを含む。 そしてゆっくりとした大きなピストン運動が繰り返される。 んぐうっ、んぐっ、んんぐうっ、うっんんぐう。 そして右手はブルマーにかかり、ゆっくりとそれが引き下ろされる。 白のTバックは尻に痛いほど食い込み、サキのふくよかな外側のびらびらが一部納まりきれずにはみ出てしまっている。 浩平はTバックに右手の人差し指と中指をさし入れると、姉の敏感な部分をまさぐる。甘い匂いが立ち込め、Tバックが湿り始める。 姉はピストン運動をやめると、今度は尖った舌先で尿道のあたりに小さく円周運動を繰り返す。 「うっ、ねえちゃんっ、サ、っサキっ、それは、それやると、イ、イクッって。や、やめろって、やっ。」 「サキって、サキっていったわね。こうしてやる。」 右手で浩平のそれを握りしめながら、舌先は裏筋をつーっと伝って肛門へ。 「ここ、知ってる？ 前立腺って。これシゲキするとすんごいことになっちゃうから。」 くにゅう、くにゅに、にゅくにゅ 「うんこクセえーーってえの、きったねえ穴っ。」 くにゅくにゅくにゅ 「は、は、あああっ、で、出そうって、だ、だめっ。」 「こーへー、出そうって思ったら、うんちのあたりの筋肉をきゅって閉めろって。射精が止まるから。」 「ど、どしてそんなこと、し、知ってるだっ？」 「リュウタにきまってっじゃん。」 「ふんっ、んーーーーんん、と、止まりそうっと。」 「おねえ、仕返しだっ。」 浩平はサキのTバックを引きずり下ろすと、舌先をサキの一番敏感な突起にあてがい、ころがし始める。 はああーーん、いやあん、はあっ、う、うまいっ。 こーへい、うまいっ。あっ、あっ、あっ。 サキ独特のねばっこい大量のジュースが溢れ出てくる。 眉間に皺が寄って、生意気そうにつんと上を向いた鼻孔がひくひく動く。 浩平は口を大きく開け、サキの花弁にかぶりつく。 そして、ねばっこい汁をすすりこむ。 サキは再び、喉元まで届けとばかりに浩平を飲み込み、ローション代わりの大量の唾液でぬめらせながら、ピストン、ピストン。 んぐうっ、んぐっ、んんぐうっ、うっんんぐう。 んんーーぐ、んーーぐうう、んーーぐううっ、 じじゅっ、じじゅっ。 「あ、さ、サキっ、で、で、でるっ、でるっ。」 不意に浩平の肩が小さな痙攣を起こす。 下腹部がへこみ、鍛えた腹筋が露わになる。 ふううんーーーっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、は、はっ、っ発射っ！！！ 奥へ、奥へと一直線に飛ぶ。 ぐっ、ごっ、ごっくくーーう、くうう、ごっくーーうう、ごっくうう。ぐっく、ぐっく。 飲みつくそう、でも、に、苦いっ。 表情が歪み、眼が細くなる。大量の白濁液が一部、サキの唇からあふれそうになる。 思わず、舌舐めずりしてすすりこむ。 ごっくうん。 左手の甲で口を拭う。 床に倒れこむ。 そして二人に襲ってくる倦怠感と自己嫌悪。 「・・・・・・・・」 「んね、ねえちゃん。おれ。」 「しゃべんじゃねえ。だまってろ。」 姉はうつ伏せになっている。 甲高いがしかし引き攣るような嗚咽。肩が震う。 カワイイ・・・。おねえも女子だもんな。 やさしい気持ちがこみ上げる。 が同時に、浩平は自分に迫りつつある悲劇に身震いする。 「俺・・・、バージン捨てよう。カノジョつくってなんでもいいから、バージン捨てないと。」 つづく。 |
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| 2010.6.24掲載 |
| パルっくさんの他作品（2010.1.9現在） | |||
| 『マムシ酒の宿 女子大生 七発三日』 | 『桃色医院変態診療』 | ||