| 第五話 カノジョ探し カズオの部屋。それはありとあらゆるものが散らかっている。 CD,エロ本、脱ぎっぱなしの洋服、下着、とりわけ眼を引くのは洗濯ロープでつるされた女性物の下着やルーズソックス、ハイソックス、制服のミニスカやリボン。リサイクルショップで買ったというそれらはすぐにカズオが匂いを嗅げる高さに部屋を斜め横断している。 JK姿の女子フィギュアがポーズを決めて小型テレビの上に立っている。 そして、片隅のパイプ椅子にもたれるように脚を投げ出しているカズオ。 そしてその上には、尻を突きだしこちらへ向けながら前後運動しているサキ。 「んん、んーーーん、カ、かずおおーう、は、はっやくイケって。」 「も、もちょ、も、もちょっとシンボ、い、イイとこなんだから、サ、サキって、あ、アナにいれされろって。」 「だ、だめよ、あ、アナは、りゅ、リュータの、ものだ、からっ。」 サキはチアのセパレートユニフォームを着せられている。 上のチューブトップには大学のアルファベットのロゴが入っている。 サキの大きな膨らみで、それらのロゴは歪み、読みにくいほどだ。 下の赤いスコートは露出度満点で、短い上にスリットが大きく入っている。 紺色のアンスコは白のパンティーと一緒に膝まで下されている。 両脚にはカズオの趣味であるルーズソックス。 カズオのそれを尻で挟み、本気汁でぬめらせながら、肛門から膣口までを往復させ続ける。「尻コキ」というそのサービスを風俗からサキに伝授したのはカズオだった。 にゅるっ。にゅるっ、にゅるっ サキの肛門の周りは自分の出す愛液とカズオのガマン汁でベトベトに濡れている。 カズオの１７センチを尻で締め付ける。 カズオはサキの肛門や内側のびらびらを突っつこうとする。 あっ、あっ、ああっ。 ぷーーーううううっ。 「あ、ごめんっ、さっきまでポテチいっぱい食ってたから。」 肛門を刺激され、ついつい。 「えへへ、俺、こーゆーのだーーいっスキだもんね。ああ、くっせええ、サキさん、屁がくせえよ。」 「このお、ドヘンタイ。」 サキはお返しにカズオを自分の両花弁で挟み込む。 そして両側からカズオを締め付け、前後運動。 にゅるっ、にゅるる、にゅるっ、にゅるる。 「サ、サキっ、あっ、だ、だめっ、もーーーだめっ。ふんっ。んっ、ふんっ、っク、ク、クウウウウウウウーーーーっ！！！」 ぴゅっ、ぴゅ、ぴゅっ、ぴゅーーーっ。 カズオはぶるぶるっと身震いし、まるで女の子のような丸顔をくしゃくしゃにしながら、歯ぎしりする。 「やあん、ちっくしょーっ、早くティッシュっていえよ、このドヘンタイっ。」 サキのスコートじゅうに白濁した飛沫が飛び散り、おまけに思わず立ち上がった股間から、ぽたぽたと床にこぼれ落ちている。 バシッ！！ カズオが赤くなった頬を押さえて横に倒れる。 「ご、ごめんっ。」 「バカっ、大事なユニフォームに射精しやがってえ。あした練習んとき、着られねえだろがーーっ だから、あたしはあ、ユニフォームだけはやめってって 言っただろがーー。」 涙目のサキ。 「ご、ごめんなさい、サキさん、ゆるしてくださいってば。」 暫くの沈黙が流れる。カズオはうなだれてサキのグラビアが巻頭に載った「ヤングトップス」のページをめくっている。 ビキニのトップを外し、手ブラでほほ笑むサキ。 サキのここ、そんなに見ないで・・・。 「さきちゃあん、ごめんなさあーいい。」 グラビアの微笑んだサキの顔に涙がポタポタ落ちる。 「いいよ、こっちこいよ。」 サキはカズオを抱きしめてやる。弟にもこんなことしたっけ・・・。 「・・・・・・」 「で、どうしたらいいと思う、カズオ。」 「え？」 「弟のことよ、さっき一発ヤル前に言ったでしょ。」 「ああ、浩平クンのことか。サキのグラビアで・・、って 分かるなあ、その気持ち。」 ティッシュでサキの股間を拭いながら、途方に暮れる。 「あんた、いつもの鋭さがないよ。」 「うーーん、むつかしーなあ。こーゆーのって。おれでもセクシーな姉がいたらそうなるだろーからなーー。」 「浩平の問題だけじゃなくって、あたしも浩平に・・・。」 「抱かれてえってか。」 「うん。」 「あのよ、それって、どっちかが家を出たら。」 「出たら、って出るとすればあたしでしょ、やっぱ。浩平はまだ受験生の身だし・・・」 「ちがうな。サキが出ても、浩平は追ってくるよきっと。」 「うん、そっか。」 「出るとすれば浩平っしょ。あんたにゃあ、セックスの相手は二人もいるんだし。ま、俺はせいぜい尻コキまでだけど・・・。 浩平がカノジョつくって、サキを忘れなきゃこの問題は解決しないって。 家を出て、俺みたいに自分でバイトして、生活費くらい稼ぎながら大学行くんだよ。 で、カノジョつくって、やりまくってりゃあサキのこと忘れられるし、サキもあきらめつくって。あとは、受験にさし障らないように、性欲をコントロールできるかってこだなと。浩平にゃあ、課題かもね。でも、これくらいしか・・・。」 「なるほど。あんたって、ほんと、こーゆーのいいアドバイスくれるのね。」 「エヘヘ、じゃあ、もうイッパツすっか。」 「もうっ、ちゃんと復活してるんだからあ。」 床に押し倒され、チューブトップが上にずらされる。 乳首にむしゃぶりつくカズオ。 -------------------------------------------------------------- 「なあ、どうしたらいい？」 「う〜ん、むつかしいなあ。」 スケベ友達のサイトウになら、なんだって打ち明けられた。 サイトウの部屋にもそのテの雑誌やDVDがいっぱいある。 ごみ箱の中は丸まったティッシュでいっぱいだ。 「お前の部屋も超くっせーって。生臭え。サイトウ、ばっかだなあ。ティッシュ使うから ごみ箱あふれるんだっつーの。トイレットペーパーにしとくんだって。あれなら、トイレに流せるからよ。」 「コーヘー、あったまいい。そうすっか。なんせ、かーちゃんにゃあ、ばればれでさ。で、うちのオフクロ、進歩的つうか、そーゆーことオープンにゆーんだから。」 「あら、クロダくん、いらっしゃあい。」 ドアを開けてその母親が入って来た。トレーにはコーヒーとケーキ。 「二人とも、カノジョくらい作ったら。あ、そーか、ユータはこないだカノジョ、ウチ来たっけ。」 「え、サ、ッサイトー、か、カノジョ出来たってか。」 「大きい声、出すなよお。」 「でね、こないだね、ね、カーさんが突然部屋開けたときにねえ。」 ちょっと睨むような、それでいて挑発するような上目づかい。 「やってたんだあ、クロダくん、こいつ。あそこのベッドで。」 「カ、かーさん、や、やめろって。」 「へ、お前、や、やってたって、な、何っ。」 「いっちょまえにリードしてたんだからさあ。 でもっさ、ちゃあんとゴムつけてたから、カーさんは いいよって。ま、だけどな、時と場所選べよって。 よりによって模擬テストの前の晩じゃあね。 カノジョいないときは、いっつもさあ・・・こいつ。右手も動かすなら勉強だってーーーの。毎晩 さやまりかとか、くろださきのセクシーグラビアでシコシコじゃあ・・・、あ、クロダくん、ごめんなさい。」 「もう、や、やめろって」 サイトウはニキビ顔を更に紅潮させている。 浩平は言葉を失った。甘えん坊の一人っ子を全身から発散させているコイツが、ロストバージンなんて・・・。 母親が出て行ってから、浩平はサイトウの顛末を執拗に聞き始めた。 「で、その英語上級クラスにゃあ、カワイイコがいっぱいいるんだな。」 「ああ、アユもそん中のコでさあ、あ、今度、俺の部屋へ招待したときにお前もこいよ。アユ、すっげ、いけてるんだ。あ、アユなら、友達をお前に紹介してくれるかもよ。なんせ、社交的でさ、いっぱい友達いそうだから。」 「え、お前、でも、俺は邪魔ものって思われるんじゃあ？」 「だいじょうぶって。お前が帰った後、Hすっから。とーさんは、長期出張でいないし、お袋はもう公認でさ。 俺がゴムみせたら、OKって。アユって体操部だったんだぜ、だからよお、すっげえ、カラダ柔らかくてよお、もう すげ、はずかーしーポーズで、エヘヘへ。もう４回めって。」 「ききたかねえっ。」 結局、アユは自分の下宿に浩平とサイトウを招待してくれることになった。 アユの下宿は予備校から徒歩１０分ほどでたどり着ける木造モルタル二階建ての古い一軒家だった。二階の一室をアユが使い、階下の一室を同じく下宿して予備校に通っているマミが使っている。サイトウの情報ではどうやらマミを浩平に紹介してくれるようだった。今日はお泊りで語りあかそうと、着替えも持ってきている。 サイトウも今日はHはあきらめて、浩平の悩みを四人で分かち合おうと言っている。 「マミって、巨乳でさ、しかも少女みたいなぽっちゃり顔でお前好みだぜ。 とっても気の付くコでさ、なんか癒し系で。でもアッチの方もヨサげで、エヘヘ、見るからにスキそうってか・・・もうHオーラがむんむんって。」 「お前、そのマミってやつに浮気すんじゃねえよ。」 「だいじょーぶだっての。アユもそっちはチョー、まいう〜って。」 「んったく。この俺がドーテーなのによお。」 「あ、コーヘー、やいてんだあ。ま、お前の方がどっちかってゆーとイケ面だし、いいカラダしてるし、カノジョいねえのがオカシイっての。」 「そーやって、自分の幸運をほめるんじゃねえ。」 「別にそんなつもりじゃあ。」 話がはずんでいると、もうアユの下宿に来てしまっていた。 「らっしゃあい、」声を合わせて玄関口で二人が黄色い声を張りあげた。体にピッタりして胸元が大きく開いた短めのおそろいTシャツを身につけ、下はぴちぴちデニムのホットパンツ。 二人ともTシャツの上には胸の谷間がくっきりと刻まれ、動くたびにゆさゆさと揺れる。特に右側のすこし潤んだ瞳をしてタヌキ顔のコはまるで小山か丘のような膨らみを持ち合わせている。 ごくり。 サイトウの喉が思わず鳴った。 「み、右側がさくたまみだぜ。」 耳元でささやく。すると左側の茶髪でイマドキギャル風がアユなのか・・・。 瑞々しい二つのフルーツ。どちらも食べごろだ。 つづく。 |
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| 2010.6.30掲載 |
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| 『マムシ酒の宿 女子大生 七発三日』 | 『桃色医院変態診療』 | ||